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罪の轍
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罪の轍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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奥田英朗の作品は大抵好きだけど、この作品は途中からイライラしながら読みました。不幸な生い立ちは可哀想ですが、この結果はやるせない。 やるせないしイライラする中で、たまにまともな人や優しい人が出てくるとホッとするのが救いです。 読み返しはしないと思います。 | ||||
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今の時代に、この物語をエンターテインメント小説として作品化することの意義はなんでしょうか。 「ミステリーの最高峰、ついに文書化!」の帯は、いくらなんでも出版社のやりすぎでは? | ||||
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奥田英郎は、インザプールや町長選挙の頃からよく読んでいたが、最悪やオリンピックの身代金辺りから作風を変え、社会の陽の当たらない人々を多く書くようになったと思う。それはそれでいいが、この小説もミステリーかと思って読んだけど、小説全体に救いがなく、読んでいて暗い気持ちになった。社会派と褒め称えているレビューも多く見受けられたが、私にはただ重いだけだった。彼の路線変更を非難するつもりはないが、私には昔の軽妙で洒脱な作品を書いていた頃の奥田英郎が懐かしく感じるのである。 | ||||
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人生には色々な分岐点があります、僕自身もあのときに別の判断をしていればどのような人生であったであろうとよく考えます。 | ||||
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なにさまだよという、レビュータイトルにしてしまいましたが、普段あまり小説を読まなくなった自分も何故か奥田英朗氏と吉田修一氏の新刊は目が離せなく読んでいます。今回、奥田さんのシリアス系の小説でしかも自分の好きなまだ日本が戦後から高度成長していく時代を背景にしたものと知って楽しみにしておりました。 あまり小説を読まなくなったもので、レビューするのもおこがましいのですが、好みとしては、もう少し時代の描写が欲しかった。私自身まだ生まれていなかったこの時代、ー人々の距離が近くて、物事がずっとシンプルで、躍動感があって、希望があって、でも同時に汚くて、暴力が今よりもずっとありふれたもので、あと、ビートルズを生で感じられたそんな時代になぜかひどく興味があるので、もっとそういった時代の描写を読んで、この時代にひたりたかったです。「オリンピックの身代金」のほうがその点では良かったです。 あと、ネタバレになりますが、なぜ、最後あんな中途半端な青森での逮捕劇になったのか。読む側の読後感をもっと痛快にするならば、せめて、父親との対峙場面まで描いてほしかったです。加害者がそういう境遇になった発端を作中ずっとチラつかせながら、そこを消化不良で濁さないでほしかった。犯罪の背景にそういった恵まれない環境がある切ない事件だというのなら、なおのことそこはそのままにせずに加害者に対峙の場面を与えてほしかったなと。 でも、やはり読んで良かったです。奥田さんの次回作もまた手に取ると思います。希望としては、無理な願望とは重々承知ですが、こうしたシリアス系の社会派小説に、少しどんでん返しとはいわないまでも読者を引っ掛けるような技工を組み込むことが可能であればなと思います。 | ||||
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読み初めは少し退屈でしたが、話が動き出してからは流石の奥田英朗、目が離せない怒涛の展開でした。窃盗や空き巣に罪悪感を感じない青年と、正義感の強い刑事、そして向学心の強いドヤ街の旅館の娘。この3人を中心に空き巣から殺人、果ては幼児誘拐にまで発展する犯罪の連鎖が語られる。 善人という立場の2人も、時と場合によっては忌み嫌う相手とも組むし嘘もつく。悪人の立場の青年にもそこに至る事情がある。この辺りがポイントか。 気になったのは、犯行が重大化するきっかけがハッキリしないことと、ミキ子の自分勝手な同情心に違和感を覚えること。よって星は4つにしました。 | ||||
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奥田さんの文章は読みやすいので約1000ページすぐに読めた。最後の逆転を期待してたけど、うーーん、もう一捻り欲しかった。犯人役が四千等身の後藤で映像化して、話題のテセウスと同様、犯人変えても面白いかも。 | ||||
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文中で執拗に「新宿署」の表記が繰り返されるが、「淀橋警察署」から現在の「新宿警察署」へ名称変更されたのは1969年(昭和44年)で、この作品の時代設定である1963年(昭和38年)時点ではまだ「淀橋署」です。「帰京」を「帰郷」と誤変換された個所もありましたね。校閲・校正担当者はちゃんと仕事をしているのでしょうか。 | ||||
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奥田英朗は「空中ブランコ」の作者としか知らなかったので正直驚いた。作者のユーモアが好きで、分野の違う話題作のこの本を読んだが見事な筆力に圧倒された。ただ、ミステリーをあまり読まないので冗長な感は否めなかった。貧困ゆえの虐待と犯罪はは松本清張を思い出し、この小説がヒットするのは最近の日本が終戦後の状況に戻っているのではないかと感じている読者が多いからではなかろうか。 | ||||
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587ページ、実に読みごたえがありました 臨場感もあり面白かったのですが、長い… オリンピック前の日本はこんな感じかぁと良く分かりましたが長い… せめて最後にあかされる動機が、もう少し感情移入できるものならなぁと思いました | ||||
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刑事ドラマ、人間ドラマとして読むと良いのですが意表をつかれた!予想外の展開!まさかの結末!等の 面白さは一切ありません。 当初の見立て通りに話が運び終結しますので何となく物足りなさを感じます。 | ||||
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あまりに内容が暗くて今のこの混沌とした時代に読む気がしなかった。 | ||||
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重苦しさのあるヒューマンドラマ。ミステリー 筆力の高い作者の作品にふさわしい、じっくりと読み込みたい1冊になっていました。 プロットについて、個人的には、疑問があります。なぜ、「誘拐」という話になってしまったのか、そして、周りがそれに賛同してしまったか、そこに、不自然さ、無理を感じました。 | ||||
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この作品は最初から差別用語などが多く読み続けられるのか不安を感じる内容だった。それでもなんとか最後まで読むことができたので、作品全体としては良くできていたのかもしれない。 そして大勢の刑事たちの注意すれば防げたはずのチョンボを殊更に繰り返し発生させ強調する傾向には本当にそういうことが何度も起きるのだろうかと疑問に感じたし、複数の重要ポイントで出た「キーワード」に気づくタイミングが遅いうえに気づいた刑事に対して周りの刑事が大袈裟に反応する愚鈍な展開はイライラさせられた。 著者の奥田英朗氏の知的能力をこの作品で私なりに評価してみると、現在の多くの発行部数の多い作家たちの作品の知的展開のスマートさと比べると、残念ながらあまり知的能力のレベルが高そうに感じられなかった。 | ||||
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…面倒臭かった。 誘拐事件ってのがメジャーになったのは「電話機の普及」ってのは割と目からウロコで、操作手順、マニュアルがない状態での捜査ってのがこれだけ穴ぼこだらけのモノになりえるんだー…の方は興味深かった 「電話を引けば自動的に電話帳に載る」ってのも、うわあそういうモンだったんだ。と。そういや同級生の電話番号を探すのに電話帳を繰った事を思い出した。同級生本人の名前では載ってないが、世帯主と1文字被る名前で当りを付けて掛けてみると大体正解だったなあ… …自分の時代の「子ども」はこれ程「純真」ではなかった気がする。「警察に話を聞かれる」は、もう本人的に大冒険の武勇伝。同級生の交通事故現場に居合わせて、事情聴取された生徒は翌日教室で大興奮で「俺見ちゃった」をご機嫌で吹聴して「ヒーロー」になっていたがなあ ちなみに、大変に物理的に重かった…。両前腕が少し筋肉痛気味 程々に楽しみました | ||||
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面白い本は出だしで決まると思っていますが、この本はそれに当てはまりページが止まらなくなりました。が、100ページ辺りで、ん?と違和感が。刑事側の主役、落合昌夫が先輩刑事と立ち寄った、先輩刑事ひいきの蕎麦屋で、天婦羅がサービスで出されるのだが、昌夫は潔癖な性格で天婦羅には手をつけず食事をすませるのだが、少し物語が進むと、自分の情報源にしている暴力団経営の麻雀店では出されたソーダ水は飲むという矛盾が見えた。 敢えて人間味をだすための作者の意図なのか?場面を演出する方に重きを置いたためキャラに矛盾が生じたのか? とりあえず最後まで読んで見てもう一度評価しようと思う。 | ||||
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暇つぶしには良いかも知れませんが、読了したあとに何も残りません。 村上春樹さんの作品もそうですが、あえて言えば、大昔に夢中になった ドラゴンクエストをやり終えた後と同じような虚しさが残る作品でした。 ただ作品を組み立てるファクト(?)の緻密さには敬意を抱きましたが、 ネタ元は「吉展ちゃん事件」でしょうからそれほど苦労はしてないかも。 | ||||
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