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罪と祈り



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【この小説が収録されている参考書籍】
罪と祈り
罪と祈り (実業之日本社文庫)

罪と祈りの評価: 3.12/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

面白いんだけど…

読者を引きつけ続けるストーリー展開で十分面白いんだけど、正義感あふれる警察官にしてはあまりにも簡単に犯罪に(それも積極的に)加担している…っていう思いがずっと残っていて、高評価にはなりませんでした。
もっとやむにやまれない状況を展開してくれたら星ひとつ、ふたつはプラスされたのに・・・。
残念。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.11:
(3pt)

どんでん返しとまではいかず

登場人物たちのエゴが不協和音を奏で、やがてそれは大きな不幸へと集結していく…。
「乱反射」や「慟哭」で受けたあまりの衝撃。
登場人物の思いが浮かび上がってくるような、巧みな描写と展開が今作でも見れるものと期待した。
だが、そんな貫井先生らしさは、残念ながらあまり感じられなかった。
無駄に長い詳細な描写が多く、登場人物の印象が薄くなった気がした。
歴史が深い浅草に先祖代々住まう者同士、もっと繋がりのあるエピソードが欲しかったと思う。
これで最後と言わず、先生には複雑な人間関係を操りつつも、リアルな物語を描いていただきたい。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.10:
(3pt)

つまらなかった

極めて利己的な正義感と、利己的な責任な取り方に共感できなかった。
勝手に自殺されたら被害者はたまったもんじゃない。
被害者の親御さんは、真実を闇に葬られて気の毒だった。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.9:
(3pt)

動機が弱い

誘拐事件を起こす動機が、私には全く理解できなかったが、罪の重さに耐える姿には、共感できた。犯罪は、誰も幸せにしない。だから起こしてはいけないのだという当たり前のことを、改めて認識した。
 また、現在では珍しい、浅草の濃い人間関係も新鮮だった。
 大喪の礼の日を思い出し、懐かしくなった。雨が降って、寒い一日で、静かに昭和が終わった日。私にとっても特別な日だったが、皆にとっても特別な日だったんだな、と思った。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.8:
(3pt)

長い割には、意外性にも動機の納得感ももう一つ

隅田川で元警察官の溺死体が発見される。どうも殴られてから溺死したらしい。この事件を追う
ことになった刑事芦原賢剛は、この亡くなった元警官が自分の友人の父で、自分の親代わりでも
あった濱仲辰司であることを知る。そして、この事件の背景には、昭和のあだ花バブル時代の狂騒が
あったことが分かってくる。何もかも金で片付く拝金主義の時代、多くの人間は浮いた利益で興奮
するが、最後は苦い結末を迎えた時代。ここで起きた前代未聞の誘拐事件がこの殺人に絡んで
いるらしい。貫井らしい社会派推理小説ではあるが、長編の割には、結末の意外感も薄いし、犯罪
そのものの動機付けも納得感が少ない。貫井自身が脱稿後「これを書けたから、もう小説家を
辞めてもいい」と言ったらしいが、それほどの作品ではないと思う。彼の筆力からすればもっと
面白いプロットの作品が描けるはずだ、と思うのも私だけではあるまい。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.7:
(3pt)

昭和時代の悲しい動機

昭和から平成へ変わる時代で、バブルにわいた不動産業界、そんな時代に生きた仲間と、その40年後くらいに、その子供たちを描く2軸でストーリーが進む。きっかけは、元警官の父親の死。事故死ではなく、殺人事件として捜査が進む。父親に何が起こったのか死の理由を子供たちが探っていく。殺人の動機が微妙だが、昭和を時代背景とする小説は、どこか薄暗さや寂しさを感じてしまう。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.6:
(3pt)

動機が弱すぎるというか動機にならない

貫井徳郎の作品ってもっと心揺さぶられる作品のイメージだったのだけど、こんなんだったっけ?
そもそもの事件の動機が意味不明すぎて、最後まで違和感がぬぐえないまま終わってしまう。
期待が大きかっただけに、なおさら粗が目立つのか全く登場人物達の思いが心に響いてこなかった。
作品としては飽きずに読ませる筆力はさすがであるが、ラストの展開も含め腑に落ちない。
著者の作品としては、大きく期待を下回る。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.5:
(3pt)

同じトリックをつかったらダメ

この人の作品は、出来不出来の差が大きい。私はファンの一人なので、あえて言いますが、これは、ダメ。ミステリーでネタバレはルール違反になりますから詳しくは書きませんが、この叙述トリックは、以前にも長編で著者が使っています。事件の背景に面白いネタをもってきたのに、最後のヒネリがこれだけでは。もう一度初心に帰って、『鬼流殺生祭』のような遊びの作品を書いてみてはどうでしょうか。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.4:
(3pt)

バブル期の裏側で。

華やかなバブル全盛期の裏側で重苦しい不穏の音が響く。
かね・かね・かねの時代に翻弄された人々。
昭和から平成へと移り変わるとき。
幼なじみとの絆は正義を求めて。
そのときに事件が起きた。
現在でも未解決事件の真相が明らかにされていく。
罪を背負って生きてきたものたち。
ベールに包まれた心の葛藤が。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.3:
(3pt)

どうなんだろうか

犯人が任意同行される瞬間に明らかになる人物相関図、こういう手法ズルくない?読み手は頭に絵を描いて読んでいるわけで、それを逆手に取られたような感じ。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.2:
(3pt)

読む世代で好き嫌いが分かれる?動機が、全ての行動が不明すぎる!

作者の最新刊、待望の2年ぶりの作品である。作者の作品は、全て読んでいたので、新刊発売はとても待ち遠しかった。しかしながら、やはり作者の読ませる力によって物語を読み進めていく。7章で構成され、主人公はある意味、息子達と父親達の4人が交互に主観となって展開される。なので、父親達の昭和64年から昭和天皇の大喪の礼、息子達の現在、時代も交互する。私自身が、ほとんど昭和の記憶がない年齢のため、歴史でしか正直、わからなく、国民全体の雰囲気など感じたりできない、自粛モードだったというのもそうだったのかである。また、バブルで地上げがあったというのも、土地神話があり土地高騰により全員がバブルでお祭りモードだったんじゃないのか?という浅い認識しか持っていなかった。なので、こんな展開になって犯罪に繋がっていくとは想像していなかった。ネタバレしてはいけないので、詳細は記載しないが、作者の読ませる力で読み進めるが、途中で大体の背景がわかってしまう。しかしだ、1番、肝心の動機がどう考えてもちょっと無理なのではないか?また、特に男同士の友情を帯では盛り込んでいるが、これは誰がための正義?なのか全くわからない。また、他人のためとにここまで人は動くだろうか?誰も幸せにならない過去の出来事、過去を追いかけていくこれまた、幸福ではない息子達。あと肝心のラストが、今後の展開だ。ここを描かずして、漠然と未来に生きていこうというのは警察組織について言及しないのか?消化不良で終わらされ、あとは読者に委ねられた感じが否めない。リアリティを感じない!読後感が悪い。期待が大きかったのか、それとも今年は令和初で多くの作家がミステリーを発売し、そちらが面白いからなのか、よくわからない。私自身、暗くなったのだけは間違いない。もし、昭和という時代に成人している人が読めばまた、その時代の臨場感で面白いと感じれるのかもしれないため☆3であるが、私的には?の多い作品であった。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411
No.1:
(3pt)

悲しいお話。結末の意外性は無し。

貫井先生お馴染みの、登場人物が最終的に1つの糸で巧みに繋がる技が健在です。登場人物それぞれに特徴もあるので読み進める中で退屈の文字はありません。
しかし、この物語の主人公である2人の男性の名前が2人とも難しい漢字を使った特徴のある名前なので、「あれ、この名前の人はどっちだっけ?」と頭の中で相関図を思い出す事もしばし有り。
ストーリーの意外性はさほどありません。登場人物は誰1人として報われません。幸せな結末はありません。
でもやっぱりね、何の罪もない小学生が馬鹿な大人(しかも1人は恋恋慕から計画に加担する警察官。あり得ない)の誘拐計画の巻き添えくらって命を落とすのが不憫で仕方ない。
最後に僅かな希望をもたらす終わり方をしているけれど、これはどの小説にもよくみられる在り方ですね。貫井先生の切れ味ある文章展開でページは次々と捲らせてくれるけれど、最終的に自分の中に強く何かが残ったとか衝撃覚えた、といった事はありませんでした。
罪と祈りAmazon書評・レビュー:罪と祈りより
4408537411

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