ひとつの祖国
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ひとつの祖国の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦後、日本が分割統治されるという設定に驚いたが、読み進むうちにあり得ないことでもないかなと思い始めた。運命に翻弄される一条の姿に自分自身を重ね合わせて、何とか逃げ切ってほしい、明るい未来を掴んでほしいと、いつの間にか感情移入してしまい、最後まで一気呵成に読み進む。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第二次世界大戦でソ連に占領された東日本とアメリカに占領された西日本。その後統合されたけど、経済格差は凄いしなにかと東日本人は差別される世の中。自衛隊員の西日本人と大学出たけど肉体労働しかない東日本人の幼なじみの二人。東日本人のほうは巻き込まれてテロ組織に加わることになり、それを追う立場の西日本人。 話がどんどん展開していき、現実の社会と同じだったり違ったりで面白い!…と思った。途中は。 いろいろあってテロ組織を抜けて逃避行が始まり、米軍まで絡んできたところで気がついたら残り30ページ。え?ここからどう話たたむの?と思ったら全然まとめずエピローグ。これで続きがあるのなら次の巻へのヒキってことで疑問符いっぱいでも許せるけど、これで完なんですよね? 作者の構想がここまでだったとはとても思えない終わり方。久しぶりに「は?!ここで終わり?嘘でしょ?」となりました。元は連載のようだけれど、打ち切りですか?だとしたら、書き下ろしで続きが出るものと思いたい。本当にここで終わりなら、フラストレーションが溜まるので読むことをお薦め出来ないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好きな作家なのに、著者らしさがなくて違和感。 社会派でもないし、エンタメでもないし、どうした。 特にラストの展開が紙面の制約があったとか何らかの理由があったのかと思わせる尻すぼみ。 親友だった設定も生かされていないし、海外の関わりも、テロ組織も全部中途半端。 本当にどうしんだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今の時代に、革命を目指す過激派の物語を書こうと思ったことに敬意を表して星一つプラスするが、作品そのものは星一つが限界。繁栄する西日本に対して、貧困にあえぐ東日本という設定にムリがありすぎるのは まぁSF小説だと思えば受け入れるとしても、過激派の活動がアホまるだし。あげくの果てに、人間から闘争心を奪う薬を開発する?それって、普通 御しやすい民衆を作ろうとする政府側が開発するのであって、革命家が開発するか?んで、なぜかアメリカや中国よりも化学は進んでる?過激派が??そもそも、「人が他人を見くだしたいと思うから争いが生じて貧富の差が拡大する」ってなんちゅう理論だよ。争いの基本はシンプルに欲望だろ。原始においては生きるに必要な食糧をめぐって争いが生じ、現在においてはさまざまな消費欲を満たしたいという思いが富の争奪を生む。他人を見くだしたいというのが人間の欲望の中心だと考えているとしたら、作者の精神は相当歪んでいるね。 物語は、過激派はネットをハッキングしていろいろな情報を入手するけど、公安以上の権限を与えられた自衛隊にはそれができていないとか、もう ご都合主義も行きつくとこまで行ってる感じ。最後に主人公を国外逃亡させたのは、もしかして続編でも書くつもりか?絶対 やめとけ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
統合されたが以前分断時代の格差が残っている日本をテーマにした社会派作品。主人公一条の心情がよく描写されていて、共感しやすく途中までは楽しく読み進められた。不安を感じたには終盤に入ってからだ。一条の逃亡生活も佳境を越え、親友辺見も彼のもとに近づきつつ、MASAKADOも彼を追う。まさしくこれからどうなるんだと思ったところで残りページ数を見るとたったの50pだけ。え?このページ数だけで話持ってくの?無理でしょ。いや作者には何か意図が張るはず!。無かった。事務作業的に終幕を迎えた。辺見の努力も、MASAKADOトップの謎も、聖子が時折見せる表情についての説明も、何もなかった。取り残された感覚だ。あと300pくらい増やしていいからもっと書いてほしかった。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|