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線は、僕を描く
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線は、僕を描くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 101~120 6/7ページ
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ハートフルな心の再生物語。 空虚は一本の線に。 読み進めるごとに、墨の香りが届いてくる。 そして、水墨画が色彩を伴って、奏でるように活き活きとして見えてくる。 心を描いていく。 心の中と向き合っていく。 そして、見つける。 眼下には力強い生命が広がっていく。 閉じ込められていた心の扉が徐々に開かれていく。 一本の線が未来へとつながっていく。 | ||||
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昨日から読み初めあまりにも面白くそのまま朝方まで読み続けた。 読みながらまったくの素人である主人公と共に水墨画の世界に入門したような気持ちになり、次第に(まったく知らなかった)水墨画の奥深い世界に触れ襟をただすような気持ちになる。 優れた青春小説であると同時に、何度も噛み締めたい深い言葉にため息をつく芸術小説でもあった。 作者の砥上裕將さんは実際の水墨画家で、この小説はデビュー作だという。 読み返す度に新たな発見があるような(奇跡とさえ言いたくなる程の)傑作だと思います。 | ||||
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とにかく主人公が持ち上げられまくります。世界は主人公の味方、という感じで物語が進むのがどうしても自分には合わなかった。 作者が水墨画に夢を持ちすぎなのでは?という点も気になりました。 いくら業界で有名でも水墨画の先生を大学生が知ってるものでしょうか? | ||||
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「読めば分かる」←「見れば分かる」 日暮れ屋さんシーンを減筆したのもなお良い。 | ||||
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両親を事故で失い、真っ白になって、何もない場所に閉じこもっていた大学生の青山君。飄々とした爺さんで、実は大芸術家・水墨画の達人の篠田先生に、ひょんなことから内弟子にスカウトされて。とてつもない美人ちゃんと勝負する事になったり、つぶらな瞳の友人古前君に振り回されたり。 水墨画の上達とともに、すこしずつ動き出す青山くんの世界と心が、とてつもなく美しい水墨画の描写とともに、とても素敵に描かれます。 なんといっても、水墨画の表現が秀逸。言葉にならない美を、言葉で表現する。夢中で一気読みでした。 | ||||
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墨の筆がさーっと紙の上を流れていく美しい情景が、読みながら目の前に広がりました 主人公の心に光が差し込んでくる変化が嬉しかったです 卓越した文章で、水墨画の美しさを改めて教えていただきました | ||||
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誰でも「人並み外れた才能があればなあ」と、一度は思うだろう。特に10代では。それは成績かもしれないし運動神経かもしれない。あるいは、歌唱力や容姿とか。またはピアノの腕前や絵の描写力でも。 しかし、多くの人間が夢やぶれて平凡な人生を送る、と誰もが思い込んでいる。はたしてそうだろうか。野球をやっている少年は、誰よりも速いボールを投げ遠くに打球を飛ばせなければ才能がないと感じてしまう。可憐な少女は何度もオーディションに不合格になって才能がないとあきらめる。でもそれは自分がこれをやりたいと思ったジャンルで芽が出ないというだけのことではないのか。あるいは時期尚早。もう少し努力を続ければ花開いたかもしれない。 本書の主人公・霜介は、交通事故で突然両親を失った大学生。叔父夫婦の援助と保険金で生活の心配はない。けれども、事故のショックから立ち直れず「内側にあるガラスの部屋」に閉じこもる。そんな彼を無理矢理外へ引っ張りだしたのは、自称親友の古前であり、彼が持ち込んできたアルバイトによって関わることになった水墨画だ。その水墨語により霜介は才能を見いだされ大きな賞をもらうまでになる。 彼の才能は、「内側にあるガラスの部屋」の外の世界に関わろうとする勇気をふるったことによって開花した。実は、そうしたチャンスは誰にでもやってくるのではないだろうか。ただ、それに気がつくかどうか。 作者は水墨画家だそうだ。だから、絵を描くときの描写はすばらしい。しかし、それだけではない描写力が見られる気がする。それはアーティストが「ゾーン」入ったときの集中と高揚。最近読んだ本の中では、原田マハ『ジヴェルニーの食卓』、恩田陸『蜜蜂と遠雷』あたりにその興奮を覚えた。さらに感じ入ったのは「孤独」の描写。他人には理解しがたい「孤独」というものをどう描くか、という課題は結構きついと思う。それを多少ぎくしゃくした感じはするが、努力して描いていると思う。美少女絵師・千瑛とのからみは、おそらく編集者との打ち合わせの中から出てきたのではないかと思うが、この先、表現がこなれてくることを期待する。 とにかく、水墨画家がこれほどの筆力を持つことに感心する。それこそ、どんな才能を持っているのかは誰にもわからないではないか。海堂尊や知念実希人のような人は他にもたくさんいるんだろうなあ。私にはどんな才能が眠っているのだろう。そろそろ起きてきもいいぞ。 | ||||
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ほとんど中身がない。 人物設定も会話のセリフも中途半端。 情緒的な言葉を並べ立てているだけで読んでて飽きました。 | ||||
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水墨画の世界、作者の世界観、惹かれました。水墨画が見てみたくなりました。 | ||||
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とにかく内容は薄い 作者自身が専門家ということで水墨画の描写は丁寧だが、それ以外に特筆して良い部分はない 登場人物の話し方も違和感が多く、行動原理も理解できない部分が多い ページ数は半分で十分 | ||||
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水墨画のことをまるで知らない私にも、専門用語や流儀、そして文化芸術としての立ち位置などまじえ楽しく読めます。まるで主人公に同化して追体験しているような気分になりました。 話の中には冗長な部分があり、もっと内省的なものとして「水墨画」的に減筆されていても良かったかも、と思います。 読んだあと、自分を写し出すために描いてみたいなと感じます。 | ||||
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私は水墨画を習っておりますが、ストーリーを通して 水墨画の世界観 がとてもわかりやすく伝わり 感動しました。 水墨画の目指すもの、難しさ、精神性などが、リズミカルな文章の中に そこかしこに描かれ 水墨画を描かれる方へは もちろん、水墨画の見方としても とても参考になると思います。 私の師である 水墨画家 藤原六間堂 先生の教えや 描く姿が 重なります。 (師は、中国で修行され斉白石の門下生であり三鼎の一人といわれた 藤原楞山先生 のご長男です) 作者がどなたに水墨画を習われているのか、どんな資料から導かれているのか 大変気になります。 絵の世界を文字で伝える表現力も素晴らしいと思います。 ストーリーは、夢物語な感じですが グイグイ引き込まれ、久しぶりに 小説で涙が出ました。 水墨画界に新しい光がさしたようで、嬉しいです。 | ||||
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人との繋がりを水墨画を通して感じ、解放されていく主人公の姿と周囲の人達の人生がやわらかく、要所では厳粛に表現されていて読み始めからすぐに作品にのめり込みました。 エンディングもそれぞれの成長がとても気持ちの良い "繋がり" の大切さを気付かせてくれるそんな一冊でした。 | ||||
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自分の仕事においてしているのではなく、させてもらっている、ということを思い出す作品でした。よかった。心を扱った作品。 | ||||
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文章が瑞々しい。という感想を初めて抱きました。 少年の成長物語、と言ってしまえばありきたりですが、こんなにも瑞々しく豊かに描けるのか…と驚きました…。著者の次回作にも期待です。 | ||||
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水墨画の世界がとても綺麗に表現されていてその情景が浮かび上がっていました。 実際の水墨画が見たくなりました。 | ||||
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心温まる素敵なお話しでした。 中でも、翠山先生とのシーンが一番、印象的で、感涙しました。 水墨画に無知な自分でも、その世界観に入っていき、水墨画の作品を観に行きたくなりました。 | ||||
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私たちには普段ふれる機会の少ない水墨画というジャンルを分かりやすく描いているのと同時に、心に傷を負った主人公が水墨画に出会い、無心に取り組む事で、自分自身と向き合い、自分自身を取り戻していく経過が丁寧に描かれている点が素晴らしい。 | ||||
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繊細な水墨画が見えてきます 深いです | ||||
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すべてをシャットダウンしてガラス越しに見ていた外の世界に少しずつ、つながっていく様子が丁寧に書かれていて面白かった。水墨画が見えるような気がした。 | ||||
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