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線は、僕を描く



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【この小説が収録されている参考書籍】
線は、僕を描く
線は、僕を描く (講談社文庫)

線は、僕を描くの評価: 4.35/5点 レビュー 130件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 41~60 3/7ページ
No.90:
(4pt)

「失敗してもいい」真面目に生きる人に

「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ。」という新聞広告欄の言葉にものすごく心が揺れて、珍しく本を購入しました。ストーリーは最後まで穏やかで、師の言葉に自分も心が動かされたり、気がつかされたりと、いろんなところで涙がこぼれる、あまり出会ったことのない本でした。私にはじんわりとあたたかくなる、感動の余韻が残る本でした。
水墨画の描写が細かく、実際に物語の中の絵を見てみたくなりました。
線は、僕を描くAmazon書評・レビュー:線は、僕を描くより
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No.89:
(2pt)

内容が薄いかな?

水墨画にとって線を描くことは大切だということはよく分かりましたが、なんだかページ数を多くしたいという感じがして、内容は薄く、変なところを回りくどく書いていると思いました。終始、最後まで読むのにあと何ページあるんだろう?って考えながら読んでいました。
線は、僕を描くAmazon書評・レビュー:線は、僕を描くより
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No.88:
(5pt)

知られざる水墨画の世界を見事な筆力で魅力的に描いた作品

穏やかな文体です。とても静謐な雰囲気を保ちつつ、ストーリーは展開していきました。ほとんどの読者にとってテーマとして描かれている水墨画の世界は未知との遭遇でしょう。筆運びやそこに込められた思いなど、主人公や登場人物の描写や行動を通して、読者は知ることになります。

墨で描かれる水墨画なのですが、そこに鮮やかな色合いが生まれる瞬間の描写に驚きました。筆運び同様、登場人物に息吹を与え、生き生きとした描くことで、読者も知らず知らずの内にその世界へと引き込まれていました。
多くの小説を読んできたはずですが、それらのいずれとも交わらないストーリーと描写ですので、とても新鮮に読み進めました。

作者は水墨画家だそうです。確かにこれだけの描写力はその世界をよく知っている方でないと描き込めないと思いました。線の芸術と言われている水墨画の体験が活きているのは間違いありません。作品に深みと奥行きをもたらしていました。

ある登場人物が、水墨の本質について「挑戦と失敗を繰り返して楽しさを生んでいくのが、絵を描くことだ。」と語っており、心に残りました。生き方そのものですね。それが本書のタイトルに結実しているのを知りました。

既視感のある小説が多い中、本作品は唯一無二の描き方をしていました。それが特に心に残った理由です。当方は美術好き、絵画好きですから、特に印象に残ったのかもしれません。
それでも数多の小説が刊行される中、久しぶりに素敵な作品と出会ったと思いました。
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No.87:
(3pt)

水墨画の魅力が熱く伝わってくる

水墨画の展覧会の会場設営のアルバイトをしている青山霜介が、たまたま水墨画の巨匠(篠田湖山)と出会い、才能を見初められて水墨画の絵師となる物語。最初に、凄腕で巨匠の孫娘である千瑛(ちあき)と初心者の青山が1年後に水墨画で勝負することになり、青山が持っている物事を見るすぐれた目と千瑛の感性が絡まって、二人はどんどん成長していく。最後まで、漫画かよ!と思うくらいのフィクションで、そこが逆に清々しい。青山と千瑛が、湖山を通じて水墨画の高見に上る話は単純ではあるが面白い。水墨画の魅力については伝わった。ちなみに著者は水墨画家。なるほどこの熱量は現場を知っている人だから書けたのだろう。
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No.86:
(4pt)

水墨画の描写がとてもビジュアル的

水墨画という普段見慣れない題材の作品。登場人物も少なく、一気読み対象。
静謐な描写が続き、字を追いながら頭の中に水墨画はイメージできる描写力は見事と思う。人物造形がパターン的かなとも思えるが、この長さの小説では許容範囲でしょう。
むしろ、水墨画の何たるか、描写のしかたなど、知らない世界について書かれているところこそがこの本の魅力と言える。墨の匂い、運筆の躍動、文章で十分にビジュアルに表現ができていると思う。実際に美術館で書を見てみたい、と思わせるほどには、書の魅力を一般の(普段関心のない)人に訴えることのできる本です。読後感もよく、軽く時間をつぶすのにおススメです。
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No.85:
(5pt)

水墨画に興味出ます!

静かに強く心に響く小説でした。
優しい余韻あり!
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No.84:
(1pt)

何を伝えたの?

ご都合主義の中身のないストリー。
水墨画の線は作家の内面を映し出してるとのことですが、それを詠み取れるのは先生と呼ばれる高みを窮めた人のみ。凡人にはわからないみたいです。それじゃ水墨画観ても意味ないじゃん。
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No.83:
(5pt)

素敵なお話。

自然と引き込まれる内容で、思わず涙が出てきてしまいました。あまり本慣れていないわたしでしたが、すぐに読み終えてしまいたくなる、そんな本です
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No.82:
(5pt)

専門的なことを追求するなかで見えてくる真理、それは意外にもシンプルだったことがよかった。
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No.81:
(5pt)

美しかった。

一番記憶残るのが、湖山先生が青山くんを指導する時の会話ですね。
「力を入れるのはだめですか」
「だめではないが、少なくとも自然じゃ無いよ」
生き方そのものだなと感心しました。
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No.80:
(3pt)

水墨画の世界

知らない世界のこと
初めて知る水墨画の世界。

本屋大賞の候補ということで手に取る。
読みやすい文章と、人物設定も悪くない。
真っ白の世界から、線を描くことによって一歩ずつ解き放たれていく主人公。
はじめから才能ありという設定が都合よすぎる感はあるが、
そうでなければ始まらないし、終わらない。
いいと思う。
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No.79:
(3pt)

中高生にオススメ

主人公の成長物語として、若い人におすすめ。
心理描写やなじみの薄い水墨画を題材に丁寧に描かれているのも良い。
ただ伝統芸能の世界が、たとえ才能があったとしてもこんなに簡単に一線級になるわけもなく、その導入部分からしらける部分が強く、最後まで物語が嘘くさい。
もっと時間軸をかけてせめて10年くらいのスパンで展開すれば素晴らしい物語になったであろう。
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No.78:
(1pt)

趣味の水墨画の悪習

話は薄っぺらくてしょうがない。しょぼいラノベレベルだが、水墨画と言う題材が新鮮だったから受けたのか。作者は水墨画家とのことだが、下手過ぎて驚いた。水墨画=精神性に即結びつけているのも、作者が水墨画を理解していない為だろう。武田双雲しかり、日本の伝統芸術を即自己啓発につなげて知らない人を騙すから害悪でしかない。江戸時代より前の画家は皆筆で絵を描くしかなかったのだから、全員水墨画を描けたはず。いちいち精神うんぬん結びつけていた訳はなく、かと言って本書は文人の言っていたような精神性の方向とも違う。古典水墨画を誤解へといざなう、現代趣味の水墨画の悪習を垣間見ることができる一冊だった。
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No.77:
(5pt)

大名作

ひさしぶりに読む手がとまらない読書の快楽を味わった。優れた娯楽小説には、ここまでの力があると再認識した。思い切りのよい構成で、まったくだれるページがない。文体も良い。筆致にドライブ感がある。作者も水墨画家であるせいか、水墨画を描くシーンの描写が真に迫っている。テーマが明快で、葛藤と解決の快感も味わえる。これはすごい。
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No.76:
(4pt)

玄人と素人

(※弱冠ネタバレ)
プロとアマの違いがここにある。

でも、価値のあるものって時代が決める時があるんですよね。

諸行無常っといいましょうか。

ここからが作品感想。
本作まで三作執筆して、今回が実質デビュー作。
すごいとしか思えない。
感情の描き方は個人的には好きです。

両親が亡くなったのは高校時代、思春期真っ只中で反抗期でもあったでしょう。

そんな中で突然の喪失。虚無感は想像できません。心の居場所か存在しない、そんな感じ。

水墨画との出会いが青山くんをどう成長していくのか。

個人的に実写するのなら友人の『川岸さん』は
女優の伊藤沙莉を推します。
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No.75:
(5pt)

オススメです

私は書道をしていたのでこの作品にスッと入っていけました。美しい作品です。
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No.74:
(5pt)

読みやすい

面白かった。
一気に読んだ。
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No.73:
(4pt)

good!

水墨画を小説に取り入れることに真新しさを感じ、純粋に面白かった。
キャラも一人一人個性的で、何より主人公の心情描写が秀逸だった。
引き込まれる文章にストーリー展開、さすがはメフィスト賞ならびに本屋大賞3位。
ただ少しご都合主義が過ぎると思ったのでマイナス1とした。
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No.72:
(5pt)

線は、僕を描く

墨絵の大家に弟子入りさせられ、深入りしていく。
孫娘や他の弟子の影響を受けながら墨絵と共に成長していく様がとても読みやすく此方の興味もそそられ心地の良い小説でした。
人から頼まれて、渡す前に急ぎ読んだか、さらさら読みやすかった。
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4065137594
No.71:
(5pt)

水墨画を描いてみたくなる

珍しく小説らしい小説を読んだ気持ちです。
あらすじばっかりの小説、映画化を目指してるのかな?と思う状況描写中心の小説とちがっていいです。

映像化して欲しくない、文学の中の美しい世界。絵の話なのに変かもしれないけど、湖山先生の絵を描く様子の素晴らしさや千瑛さんの描いた墨で描いたのに紅いバラは小説の中でしか見えないものだと。想像できる限りの最上を読み手が思い描くからいい。

読んだ後は自分も水墨画を描いてみたいななんて思えました。きっと作者さんの思うつぼですね。
線は、僕を描くAmazon書評・レビュー:線は、僕を描くより
4065137594

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