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線は、僕を描く
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線は、僕を描くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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映画を観た事で原作を読む機会を得た。 著者が実際に水墨画を描いている事が本書の説得力に繋がっている。僕自身は水墨画を描いた事は 無い素人であるので、上手に著者の語りに乗っていくしかない。著者の語り自体は、若干若書きだとは 感じたが、水墨画を語る部分においては実に心地よい。 僕は本書を読んで水墨画を描きたいとは思わなかった。但し、本書で水墨画を学んでいく主人公の様 に何かを「学んでいく」こと自体には憧れに近い感情を持った。では学ぶべき対象は何にすれば良いのか。 それに対する答えはおそらく無限にある。但し、選べるものは最終的にはひとつだけなのだろう。著者に とって、それが水墨画なのか文学なのかは現段階では僕には分からない。 一方で僕にとっては何が対象になるのか。漠然とした対象物は見えているが、まだ決めきれるわけ ではない。但し、早く決めていく事も必要だろう。残された時間もあまり無いだろうし。 | ||||
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以前、映画を観て興味がでて購入しました。 まだ全て読めてないですが、映画とは違った感じで楽しめそうです。 | ||||
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水墨画の展覧会の会場設営のアルバイトをしている青山霜介が、たまたま水墨画の巨匠(篠田湖山)と出会い、才能を見初められて水墨画の絵師となる物語。最初に、凄腕で巨匠の孫娘である千瑛(ちあき)と初心者の青山が1年後に水墨画で勝負することになり、青山が持っている物事を見るすぐれた目と千瑛の感性が絡まって、二人はどんどん成長していく。最後まで、漫画かよ!と思うくらいのフィクションで、そこが逆に清々しい。青山と千瑛が、湖山を通じて水墨画の高見に上る話は単純ではあるが面白い。水墨画の魅力については伝わった。ちなみに著者は水墨画家。なるほどこの熱量は現場を知っている人だから書けたのだろう。 | ||||
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知らない世界のこと 初めて知る水墨画の世界。 本屋大賞の候補ということで手に取る。 読みやすい文章と、人物設定も悪くない。 真っ白の世界から、線を描くことによって一歩ずつ解き放たれていく主人公。 はじめから才能ありという設定が都合よすぎる感はあるが、 そうでなければ始まらないし、終わらない。 いいと思う。 | ||||
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主人公の成長物語として、若い人におすすめ。 心理描写やなじみの薄い水墨画を題材に丁寧に描かれているのも良い。 ただ伝統芸能の世界が、たとえ才能があったとしてもこんなに簡単に一線級になるわけもなく、その導入部分からしらける部分が強く、最後まで物語が嘘くさい。 もっと時間軸をかけてせめて10年くらいのスパンで展開すれば素晴らしい物語になったであろう。 | ||||
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"筆に濃墨を含ませて、根元を逆筆で作り、韮の葉っぱのような鋭い線を葉先に向かって作っていく。真っ白な紙に墨のアーチができる。真っ白な空間に、ポツンと一枚の葉が浮いている"2019年発刊の本書は水墨画を題材にして主人公の成長が描かれた、王道的青春物語。 個人的には、関わらせていただいている【読者による文学賞】の選考作品として手にとらせていただきました。 さて、そんな本書は喪失を抱えた大学生の青年が偶然出会った水墨画の世界に魅せられ、様々な人と出会う中での成長と再生が描かれていくのですが。多少なりと文化に関わる立場としては、水墨画という非言語芸術分野の鮮やかな描き方は素晴らしいと感じました。 また一方で、物語としては予定調和的で、私個人としては物足りなかったのですが。漫画化が決定しているように物語の主人公に感情移入して読むたい人には満足度が高いのではないか。とは思いました。 水墨画好き、あるいは爽やかな青春物語が好きな人にオススメ。 | ||||
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貶しているようだけれどもそうでもない。ここのレビューに抽象的な表現の連続で〜とかいう低評価レビューがあったが、あれば取り敢えず気にしなくてよし。ああいうレビューは自分の感受性の程度を明かにするだけですな。 とはいえなにやら文体も揺れを感じるし、それほどには評価しないけれども、楽しく最後まで読みました。とだけ。 | ||||
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両親を失い、闇に閉じこもっていた大学生が水墨画の大家に出会い、光を取り戻していく青春譚。 水墨画の世界は興味深く、ストーリーにうまく馴染んでいる。 しかし登場人物の描写もストーリーも非常に単純。 これは水墨画の技法である「減筆」を反映させたのか?とはいえ、語られていないことからの余韻は無いかな。 | ||||
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水墨画をテーマにした面白い着眼点とは思います。水墨画の奥が深いのもわかります。その分、人物像が霞む印象。読んでいると大筋が見えるし、なにせ人物像が浅い。本当の人間関係というのはもっといい意味でも逆でも奥深いと思われる。 あと日頃から身近な草木の命たちに愛着を持つ私には、そこまでわからなかったの?という辛口の感想です。 | ||||
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久しぶりに引き込まれて(一気呵成という程ではないが)読み終えた。 ストーリーや主人公とが文体にマッチしていて、違和感なく、読み進んだ。一語一句洩らせないほどの緊迫したストーリーではないので、流し読みしながら読み終えた。 まさに墨絵のように静かに流れるように展開する話で、水墨画、心理的に引き籠っていた主人公など、それにマッチするような設定で、よく練られて書き上げられた作品だと思う。 ただし、この文体や話の展開が好きな人には、★5つだが、そうでないと愚作という人もあろう。なにせ、少女マンガ的な世界なので… | ||||
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水墨画のことをまるで知らない私にも、専門用語や流儀、そして文化芸術としての立ち位置などまじえ楽しく読めます。まるで主人公に同化して追体験しているような気分になりました。 話の中には冗長な部分があり、もっと内省的なものとして「水墨画」的に減筆されていても良かったかも、と思います。 読んだあと、自分を写し出すために描いてみたいなと感じます。 | ||||
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