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エンプティー・チェア
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エンプティー・チェアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 21~40 2/3ページ
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上巻のラストで思わぬ展開になってどうなることかと思いましたが、いやはや…。 下巻は上巻以上に意外な展開になって、先が気になって目が離せませんでした。 ライムとサックスの師弟対決は、 頭脳のライムと行動力のサックスといった感じで見ごたえがあります。 やはり、経験と洞察力に勝る師匠の方に軍配があがったようですが、 サックスもなかなかのものでした。 結局のところ彼女の勘は当たっていたのだから。 二転三転する物語に油断出来ない。昆虫の豆知識が楽しかった。 | ||||
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いつもながら Lincoln Rhyme シリーズは,フーダニットとして傑出している上に,実に緻密に組み合わされたピースから出来ている。 (以下,ネタバレはしていません。 読んでも大丈夫です。) Rhyme は捜査中の事故のために四肢麻痺で,首から上と 左手薬指だけが動く犯罪学者だ。 Rhyme は微かな希望を実験的手術に託して Sachs, Thom と共に南部へ飛ぶ。 手術の予備検査期間中に地元の保安官がやって来て,凶悪事件の証拠品を見て貰えないかと嘆願する。 手術の順番を半年も待った Rhyme は渋るが,Sachs はまだ数日あるんだから,見てあげたらと言う。 Sachs は Rhymeに手術を受けさせたくないのだ。 その理由は切ない。 Rhymeが手術を受ける決心をした理由も切ない。 この小説にはかすかな基調低音としてラブストーリーも流れている。 Insect boy と呼ばれている,家族全員を交通事故で無くし,社会に適応できず,昆虫だけに興味を持っている少年 Garrett が居る。 彼が川の近くで男を殺し,発掘作業をしていた女子大生 Mary Beth を誘拐した。 更に,その現場に花を捧げに来た看護婦までも誘拐したと言うのだ。 Mary Bethの家族が懸賞金をかけたたために,密造酒を造っている ごろつき達も Garrettを追い始める。 Sachs が保安官代理達を率い,Rhyme の証拠品の分析から Garrettの居所を突き止め逮捕する。 Garrettは Mary Beth があの場所にいたら殺されるから保護したのだと Sachs に繰り返す。 彼の瞳を見つめるうちに,Sachs はレイプ殺人事件の被疑者とされている Garrettを逃がすという重罪を犯して,Mary Bethを救うために,Garrettと行動を共にする。 保安官代理達が SachsとGarrettを追い,居所を突き止めたところで,ごろつき達が銃を撃ち,それをSachsが撃ったものと勘違いした保安官代理が Sachs に飛びかかる。 その衝撃で撃ってしまった弾が別の保安官代理の額を打ち抜いてしまう! でも誰も信じてはいけない。 この小さな郡には,巨大な金の流れがあった。たくさんの殺人が隠されていた。 魑魅魍魎が跋扈していた。 わたしは,この小説の舞台である南部の沼沢地の雰囲気が好きだ。 Great Dismal Swamp という不気味な地名がすごくいい。 | ||||
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手術に訪れたノースカロライナの町での活躍。いつもと違い、分析道具が整わず、有能な分析助手もいず、且つ土地勘がないという全くのアウェイ状態の中で犯罪分析を進めていく。足りない部分を補う形で色々な登場人物が登場するが、アメリアの直感的な判断が重要なポイントになる。物証重視のリンカーンの姿勢とは反する形だが、このアウェイ状態の中では、通常とは異なる展開をする。この関係で、アメリアの内面的な部分が多く語られ、この小説の大きな特徴になっている。 | ||||
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テンポは良いし、『まさか!?』の展開はあるし、ラスト近くでのどんでん返しも相変わらずで、 前二作(ボーン・コレクター、コフィン・ダンサー)同様に楽しめました。 個人的には、昆虫の生態と犯罪科学を繋げながらの展開が特に◎。 昆虫ってすごい! | ||||
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裁かれる罪と、善意と悪意、その正当性と現実社会のうつろさをドラマティックすぎるほどに描いた挑戦作。ライムシリーズの中でも「やりすぎじゃない?」的な一作だが、私は個人的に、法と人類史への挑戦的意欲作として好きです。 | ||||
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不思議だなと思った。四分の一を過ぎたあたりで先が読めたのだ。しかしそれなら、残りの頁数が多すぎるではないか。 半分まできてちょっと待て、次の展開が読めなくなってきたではないか。 そしてそこから、いよいよジェットコースター・サスペンスの醍醐味が味わえる。後半はあざといほどのドンデン返しが有り、息もつけないという比喩がぴったりで、いやはやリンカーン・ライムシリーズは健在である。 | ||||
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四肢が麻痺した科学捜査官”リンカーン・ライム”ものを、「ボーン・コレクター」、「ウォッチ・メイカー」の二作を以前に読んでから、私の好みではないから避けていた。 過日、児玉清さんがジェフリー・デーバー氏へインタビューしているTV番組を観ていたら、氏の作品に取り組む苦労話が興味深かったので、とりあえず「エンプティー・チェアー」を読んでみることにした。 上巻で町の嫌われ者の昆虫に異常な興味をもった16歳の”昆虫少年”を描写するために、よく此処まで昆虫のことを調べたものだと感心しながら読んだのだが、児玉さんとのインタビューで、氏が物語のディテールに対し執拗ともいえる拘りを持っていることを強調して話していたことを思い出して納得してしまった。 下巻では、犯人である気味の悪い“昆虫少年”を逮捕したが、尋問するうちに少年の無罪を信じたサックスがライムの信頼を裏切るような衝動的ともいえる少年との逃走劇を開始する。 著者が児玉清さんのインタビュー番組で語っていたように、ストリーの過程で結末へ向かって矛盾のない布石が必ず、其処此処にちりばめられていた。 結末に向かって次から次へと隠れていたスズメバチ(本書を読んでいただければスズメバチが何か判ります。)が現れるのは、いくら矛盾のない布石が置いてあったとしても、隠れていたスズメバチが少し多すぎないかと思ってしまった。 ”サックスが刑務所なんかに行くものか!”、と、先を読めているのだが、ハラハラ、ドキドキさせる作者の意図に嵌って読んでしまった。 先に読んだ二作品より、今作を面白く読ませてもらったのは、児玉清さんのインタビューで、作者の緻密な作品構成への拘りなどの苦労話を思い出しながら読み進んだからかもしれない。 | ||||
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次から次へとたたみかけるような物語の展開で、最後の1ページを読むまで安心ができませんでした。コストパフォーマンスの高い小説でした。 | ||||
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1作ごとに全く違った展開を見せてくれるのが、このライムシリーズですよね。 本作では手術のためにノースカロライナを訪れていたライムとサックスに保安官ジム・ベルから捜査協力の依頼が舞い込みます。 このジム・ベルは前作【コフィン・ダンサー】で活躍してローランド・ベル刑事の従兄弟です。 町一番の問題児ギャレットが引き起こした誘拐と殺人事件の捜査への協力をする事になったライムとサックスなんですが、全く知らない土地という事もあってニューヨークでのチーム捜査のように捜査は捗らないんです。 それでもライムの知識とサックスの行動力でギャレットを包囲していくのですが、ここからがジェフリー・ディーヴァーの真骨頂。 全く予想もしなかった展開にページをめくる手を止める事が出来なかったです。 特に中盤から後半にかけては、まさにジェットコースター・サスペンスというに相応しい展開です。 リンカーンとサックスが追うものと追われるものに別れて対峙するので、ファンとしてはちょっと辛い部分もあったけど、夢の対決でもありました。 最後の1ページまで息を抜けないのですが、そこに至るまでの伏線が見事でよく練られてるなって感心します。 読み終えるのが寂しくなるぐらい面白いので是非読んでみてください。 | ||||
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本シリーズはNYが舞台になっていますが、本作品ではライムの手術のためノー スカロライナ州に訪れている設定になっています。動けないライムがNY以外で活躍 するのはシリーズ初になりますが、さすがディーヴァー、ノースカロライナ州の 歴史と本作品でキーのひとつとなる昆虫の生態に関しての綿密な取材を基にディ テールが書き込まれています。本シリーズはノンスットプ・ジェットコースター・ サスペンスと冠されますが、圧倒的なディテールがストーリーの奥行きをもたせ ています。ストーリーだけ追う分には読み飛ばして支障はないのですがシリーズ 愛読者には各作品のディテールも楽しみの一つとなります。 またライムとサックスの関係もシリーズを重ねるごとに変化しており、今回は サックスのある意味屈折したライムへの感情がシリーズに厚みをもたせています。 タイトルの『エンプティ・チェア』とは容疑者に対する精神科医の心理的アプ ローチの手法(実在するかは不明)として描かれていますが、もうひとつライムの ストーム・アローの電動車椅子にもかけられています。どう関わってくるかは 読んでのお楽しみとしておきましょう。 | ||||
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いやいやいや、とてもおもしろかったです。最後のページをめくるまで。こんなに最後の1ページをめくるまで(最後になるほどよりいっそう強く)楽しませてくれる本にはなかなか出会えない。毎回ラスト100ページあたりからぐわーっと盛り上がるもんだから、最初のほうがちょっと退屈に感じてしまうくらい。でも読み終えれば、その退屈に感じる前半部分にこれでもかと伏線がてんこもりなんだよなぁ…ボーンコレクターを手にしてから、このライムシリーズを次々に読んでます。猟奇殺人を扱うばかりでなく、毎回毛色の違う事件と背景で楽しませてもらえる。今回は自分には全くなじみのないアメリカ南部の湿地が主な舞台ともなり、想像するのも難しいんだけど勝手に映画「ニューワールド(コリン・ファレル主演)」なんかの開拓時代のイメージ?とにかく、圧倒的な自然って都会育ちには脅威です。そして排他的な田舎も。その小さな街を覆い尽くす影。どんな猟奇殺人なんかよりも恐い事件かも、なんて最後はかなりぞっとした。こういうの実際にあるんだろうなって映画「エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ主演)」なんかを思い出したりもして。それでいてさわやかな読後感。うーん、お腹いっぱい。いったい次はどんな事件で楽しませてくれるのか…今作が最高傑作と呼ぶ声もあるのがちと心配ですが。笑 | ||||
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読む前から面白いだろうことはわかっていました。 ところが前半でアレ?と肩すかし。 舞台がニューヨークではないせいか、全体的に牧歌的な雰囲気がただよっていてまったり。 犯人らしき人物も、いつものような残虐なシリアルキラーではない。 ところが後半から、思いも寄らない展開に! どんでん返しはあるのが当たり前のディヴァーですが、 あのサックスがそうきちゃう?!そして師弟対決?! 途中まである人物に同感していたのに、(なんだかそうでもないかもしれない・・・ ああ、きっと全然違うんだ、これはやばいかも。いや絶対やばい!)と 気づいていくときの怖さ。 そして事態は取り返しのつかないことになっていき・・・ 最後の数ページでもまたどんでん返し! いつものシリアルキラーも怖いけど、こんなふうに登場人物自身にふりかかる 危機ってのがいちばん怖いかもしれないです。 登場人物の内面にも踏み込んだ作品だった気もしたし、 ライムが今までになくかっこよく見えました。 しかし、ほんとにどうなることかと思いました。 読んでる間中、心中で叫んでました。「うそー!」「なんでそんなことしちゃう?!」 「マジで?!」そして「お前かーーー!!」 | ||||
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リンカ−ンライム・シリ−ズの3作目。今回もアメリア・サックスとのコンビで難事件に挑みます。 舞台が南部の湿地帯と言うことで、前2作とは雰囲気が変わりますが、緊張感はさすが! 途中、少しだらけるところもありますが、中盤以降はその文体にひきつけられ、もう逃れることが出来ません。 さすがのどんでん返しに、最終ペ−ジを閉じるまで安心できず、はらはらの連続。 次作に期待がかかります | ||||
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2002年度版このミス10 11位。 2001年文春ミステリーベスト10 3位。 <リンカーン・ライム>シリーズの第3作の本作品の見所は、リンカーン・ライムとアメリア・サックスの師弟対決だろう。連続女子学生誘拐犯の容疑者の少年に純粋な心を見いだし、少年を逃がすアメリアと、リンカーンとの追跡劇は、なかなか面白かった。 もちろん、作者の特徴である「どんでん返し」と「科学捜査」の面白さも随所にちりばめられた好作品である。 また、他のシリーズ作品と比較して、アメリアの内面にフォーカスがあたっている部分が多い印象を受けた。 他の<リンカーン・ライム>シリーズは、「ボーン・コレクター」「コフィン・ダンサー」「石の猿」「魔術師」「12番目のカード」。シリーズ次回作は「The Cold Moon」。 | ||||
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3年前から、半身浴のお供に、どっぷりミステリーやサスペンスにはまった。 とっかかりはP・コーンウェル、A・カーヴァなどの女性作家。 ある日、ふと、「映画、見たことあるけど、原作はないな」と手にした「ボーン・コレクター」 読んで驚く。 面白い過ぎる。 単行本は重いし高いので、文庫本になるまでひたすら、じりじりしながら待つ。 続いて「コフィン・ダンサー」。 それからJ・ディーヴァーの作品を漁った。 「悪魔の涙」は最高傑作だと思った。 そして今回、寝れない。 夜、半身浴をしてから、洗髪したりしている間がもどかしい。 髪を乾かす暇を惜しんで読んでしまう。 そして寝る時間を惜しんで読んでしまう。 読み終わったら爽快感と、同時に「次の作品の発売はいつ?」と苦しい気持ちになる。 まず、テンポがいい。 面白い作家で、最後にはどんでん返しがあるのが分かっているので、 いろいろな可能性(布石)をチェックしながら読みつつ、推理。 この作家にいたっては、当たることがない。 よく犯人を先に出してしまう作家もいるが、まったく分からない。 現時点で、濃厚な容疑者は「昆虫少年」。 しかし、どうなんだろう? 前半しか読んでいない。 こんなに早く容疑者が分かり、そいつが犯人…ってことがありうるだろうか? | ||||
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<リンカーン・ライム>シリーズ第3弾。 ’01年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第3位、「このミステリーがすごい!」海外編第11位。 今回の事件は、脊髄再生手術のために、アメリカ東海岸南部のノースカロライナ州を訪れたライムが、地元保安官の要請を受けて、猛暑の中、町一番の問題児‘昆虫少年’が犯したとされる殺人事件と連続誘拐事件の捜査をおこなうというもの。付添いはアメリアと介護士のトムだけで、ライムは現地の保安官補たちや臨時の鑑識助手の協力の下、不十分な状況で取り組まなければならない。 それでもライムは、例によって、肉眼では見えないような微細証拠物件を手がかりにして、試行錯誤の末、被害者の女性ふたりの監禁場所に着実に迫ってゆく。その科学捜査の過程は本書の、いやこのシリーズの読みどころである。 そして、少年の無実を信じるアメリアがとった捨て身の行動から、思いがけず、“追う”リンカーン・ライムvs“追われる”アメリア・サックスという、師弟コンビの対決が起こってしまう。 さらに、アメリアが誤って保安官補を射殺したり、監禁された女性が何者かに襲われたり、衝撃的なエピソードがつぎつぎと続く。 物語の大半は逃避行と追跡行で占められているが、ラスト100ページを切ったあたりからは、がぜん目が離せなくなる。壮絶な銃撃戦、重傷を負うトム、ライムがたどり着いた真相、アメリアの裁判、そして何よりも最後にページを閉じるその時まで、「これでもか」と展開される“どんでん返し”の連続は、一気読み必至であり、読者に息つく暇を与えない。 本書は、前の2作とは趣が異なり、主役をも凌駕しかねない強大な敵との対決という構図ではない。しかし、スケールの大きさでは決して引けをとらない。ライムが暴いた真相は、町全体を揺るがしかねないほどのものだった。 | ||||
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大好きなリンカーン・ライムシリーズの3作目。相変わらず最後までどんでん返しの連続だけど、こりゃこじつけ過ぎ感が否めない。私は虫が苦手だけど、少し彼らに対する見方が変わりました。でもやっぱりこのシリーズはNYが舞台の方がいいかな。 面白いは面白いんだけど、全2作と比べたらいまいち。 | ||||
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リンカーン・ライム・シリーズ第3弾です。今回はライムのホームグランド、ニューヨークを離れノースカロライナの田舎が舞台です。敵は地元の森や湿地帯を知り尽くしている「昆虫少年」。昆虫の習性を巧みに利用して罠をはってきます。対するライムとアメリアのコンビは苦戦を強いられますが、事件は思わぬ展開を見せはじめます。話はどんでん返しに次ぐどんでん返しで、最後は本当にどうなることやらと思ってしまいました。いやあ、相変わらずおもしろいっす。 | ||||
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シリーズ3作目。今回はニューヨークを離れ、アメリカ南部の街が舞台。これまで2作では、ボーンコレクター、コフィンダンサーという強力な敵とライムやサックスの戦いだったが、3作目では趣向を変えて、田舎臭い南部の閉鎖的な街での事件で、敵の正体ははっきりしない。 サックスは窮地に陥り、介護士のトムも銃弾を受けてしまう。これまで室内に籠もってひたすら証拠物件を分析し事件を解きほぐしてきたライムだが、車いすで屋外へ・・・ 好みで言うと、私はコフィンダンサーという強敵との息を呑む対決を描いた前作がベストだけど、ランズデールばりの今回作も案の定、最後まで作者に引きずられてしまった・・・こういう本に読書の醍醐味を感じます。 ところで、1作目のレビューでも触れたのだけど、作者はトレッキーなのか?はたまた偶然か、1作目ではライカー副長とドクター・クラッシャー、2作目でジョーディー、3作目ではスポックという名前が出てくる。次作「石の猿」にもスタートレックの登場人物が現れるのか・・密かな楽しみです。 | ||||
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'Insect Boy'と呼ばれるギャレット・ハンロンが、女性を誘拐。出来るだけ早く見つけ出さなければ、殺されてしまう確率が高くなる。われらがリンカーン・ライムとアメリア・サックスがいつもどおりの大活躍。そして、いつもどおりのどんでん返し。読んでいると、残りの頁数で何かどんでん返しがあることがわかるので、どういうどんでん返しがあるか、つい考えながら読んでしまう。予想が当たったりはずれたりで、これがまた楽しい。今回は、アメリア・サックスが絶体絶命のピンチに立たされ、ああ今回でこのシリーズからアメリア・サックスは退場するのかと思ってしまったのだが・・・。このシリーズは、これで3作目(1作目:ボーン・コレクター、2作目:コフィン・ダンサー)だが、これまでのところ、どれも筋が良く練られており、はずれがない。お勧めです。4作目(ストーン・モンキー)もぜひ読みたい。 | ||||
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