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魔術師(イリュージョニスト)



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魔術師(イリュージョニスト)の評価: 4.21/5点 レビュー 77件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 41~60 3/4ページ
No.24:
(4pt)

これは面白いです。

 序盤の語り口はやや敷居が高い。
 伏線を張るための説明が多く、手品やサーカスに関してのある程度の知識がないと、何を説明しているのかすら解らない。
 が、中盤から後半にかけて、物語は一気に加速し、鮮やかな魔術に魅せられる。
 場面転換の度に「もっと読ませてくれ」と思ってしまう。
 ヒロインの愛情表現も実にキュートで素敵だ。
魔術師 (イリュージョニスト)Amazon書評・レビュー:魔術師 (イリュージョニスト)より
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No.23:
(5pt)

ますます快調

 シリーズ第5作目は、捜査の手からするりと脱出するイリュージョニストと、リンカーン・ライムチームの攻防です。 このシリーズ、私は「超」手強い犯人が登場するボーンコレクター、コフィンダンサーが好きで(特に「コフィンダンサー」がよかった)、犯人が強力であるほど作品が魅力的だと感じるのですが、今作のイリュージョニストも、なかなか手強く狡猾な犯罪者で、作品もノンストップストーリーに仕上がっています。 当初、リンカーン・ライムシリーズと呼ばれたシリーズも、いまではリンカーン・ライム&アメリア・サックスシリーズと記載されるように、アメリアの魅力も一段と増しています。 次作を早く手にしたいと、ミステリーの喉が渇きました。
魔術師 (イリュージョニスト)Amazon書評・レビュー:魔術師 (イリュージョニスト)より
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No.22:
(5pt)

ボーンコレクターの原点にもどった

化学捜査官リンカーンライムの第5作である。率直にいっておもしろい。2段組の500ページだから、相当な長編だと思うが、それを感じさせないジェットコースターストーリーが展開する。今回はボーンコレクターの原点にもどって殺人鬼との対決。その殺人鬼は魔術師である。彼は、エフェクトとメソッドを巧に使い分ける。エフェクトは観客の目に映るもの、メソッドはマジシャンがその裏で行なっているもの。これはストーリー全体に満ちていて、最後までだまされることが展開される。登場人物の複数のストーリーが複雑に絡み合い、それはミスディレクションによるミスディテクテーションを誘い、次につながっていく。最後に唐突に犯人が捕まるが、”生首に聞いてみろ”のような強引さはまったくない。シリーズものとして考えるとアメリアサックスの警官としての成長も見て取れる。例えば、彼女は言う。”何より大切なのは、戦うための度胸ではない。戦うべきときと戦わずに流すべきときをわきまえることだ。”ミステリー好きだったら是非読んで欲しい作品だ。
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No.21:
(5pt)

お腹いっぱい

職人の技、堪能させて頂きました。お腹一杯。ご馳走さまでした。 一通りの書評は出ているので、ちょい横道へ。 ディーヴァーの前作品群や、ミステリーを読み込んでいる人は残りのページ数から「まだどんでん返しがある」のを読み取れるでしょう。  で、ポイントは。「誰が?」と「どこで/どうして/どのように?」。 思わせぶりな、サブキャラのあの人やあの人。大丈夫。たぶん上手に騙してくれます。 ミス・ディレクションの連続打ち上げ花火。極上。 
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No.20:
(4pt)

シリーズ最高?

前作ストーンモンキーは私達東洋人にはいま一つ珍しさが不足していたような気がしましたが、今回はシリーズの王道。時間限定の犯人とライムの知恵比べ!やっぱこうでなくっちゃ!犯人にやや凶悪さが足らんものの頭の良さと技術はボーンコレクターの犯人を凌ぐかも。残りページ僅かでのビックリも健在。お高めのお値段でも損はないです。それにしてもライムがスコッチを飲むシーンはおいしそうでいいですねえ!
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No.19:
(4pt)

是非,映画化を・・

今度の犯人は,魔術師です。イリュージョンです。消えます消えます。(笑)次々に起こる見せ場の連続,展開の起伏の波に乗せられて,最初にもたげる,マンネリ気味かなぁ,不安の思いも,見事に消し飛び,夢中でひきこまれました。
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No.18:
(5pt)

作者の魅力を遺憾なく発揮した好作品

「リンカーンライム・シリーズ」は「ボーンコレクター」以降、全て読んでいるが、やはり他のシリーズものの例に漏れず、一作目をこえるおもしろさは感じることができず、「そろそろ終わりかな?」と思っていた。しかし、その考えは、この作品については通用しなかった。
イリュージョンのテクニックを使い、次々と殺人事件をおこす「魔術師」と犯人の先回りをして犯罪を防ごうとするリンカーン・ライム、この知恵比べによる攻防が、長い作品にもかかわらず、緊迫感を保ち続けながら続く。この知恵比べの他にも、リンカーンが解き明かす「古典的なマジックのトリック」も興味深く読むことができた。
「ノンストップ・サスペンス」と称される作者の魅力を遺憾なく発揮した好作品である。
本作品は、2005年版このミスで2位、2004年文春ベスト10で3位を獲得した。
このミス巻末の解説を、同じく2005年版このミスで1位の法月倫太郎が書いているのも、興味深い。
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No.17:
(4pt)

シリーズ物のマンネリズムもまた楽し!

今や「このミス」をはじめ海外ミステリー部門のベストランキングに毎年顔を出す常連作家となっているジェフリー・ディヴァー。四肢麻痺の科学捜査官という驚きのデビューからリンカーン・ライム・シリーズもこれで5作目。確かに期待度が大きいだけに、イリュージニストを登場させても物足りなさは感じます。余談ですが、ライムとサックスの科学捜査にしても、今やTVで「CSI科学捜査班」を毎週見てるものといたしましては、稚拙に感じられてしまうから困ったもんです。しかし、今作も上下2段の500ページを一気読みさせてくれるストーリーテラーとしての実力はさすがです。シリーズ物になってくると、ついつい前作を凌ぐ・凌がないになってしまいますが、例え前作を凌いでなくとも、あるいは1作目の驚きやワクワク感が失せようとも、主人公のライムとサックス以外の登場人物にも愛着が湧いてきて、すぐに続きが読みたくなります。また今作は、恐らく書いてる本人も楽しんで書いてるかな、と思わせるのは、ついつい主人公のライムやサックスよりも、イリュージニストの卵のカーラが登場するときのほうが文章がイキイキしてくるあたりに感じられました。(と、私の勝手な思い込みですが・・・)翻訳ミステリーの出版点数も多い中で、当然ハズレも多い中で、老若男女を問わず読めるシリーズですし、もしこれから読んでみようかなと思っている方には、やはり1作目から通して読むことをお勧めします。
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No.16:
(5pt)

マジシャンの知恵比べ

Lincoln Rhymeシリーズの最新作。今回の犯人は、高度なマジックの技術を持っており、殺人現場から忽然と消えてしまう。RhymeとSachsのコンビは、マジシャンの卵の女性の助けを借りながら、犯人を追い詰めていく。犯人の騙しのテクニックとその裏をかこうとするRhymeたち-シリーズの他の作品と同様、犯人との知恵比べが大変面白い。今回は、犯人が騙しの本職の上、Rhymeの側にもマジシャンがいるので一層気が抜けない。また、相次ぐどんでん返し、お決まりの最後のどんでん返しも健在で、500ページ以上の長さを全く感じさせず、終始読者を楽しませてくれる。このシリーズのファンは勿論、始めての人にもお勧めできる。英語は比較的容易。
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No.15:
(4pt)

連続するミスディレクションにだまされるか?

この小説はミスディレクション(誤導)がテーマ、と言ってもいいと思う。犯人のそれ、リンカーンのそれ、そして言うまでもなく著者のミスディレクション。ライムシリーズは反則ぎりぎりのミスディレクションがこれまでも用いられて来た。今回の「魔術師」ではその回数が半端ではない。それは犯人の用いる魔術(イリュージョン)そのものがミスディレクションにほかならないから。超絶的なスキルを持ったマジシャンが犯罪を行えば、という設定は最高に魅力的。ライムの知力がいかに敵に拮抗し、凌駕するかという中盤の展開もこれまでのシリーズ同様楽しめる。ただ、いかんせん読者側の逓減、ディーヴァーのプロットへの慣れというのが如実に感じられたのも事実。ジェットコースターのようなスピード感がすべての小説ではあるのだけど、ミステリとしてみれば物足りなさを感じてしまう。ということでマイナス一点。
魔術師 (イリュージョニスト)Amazon書評・レビュー:魔術師 (イリュージョニスト)より
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No.14:
(4pt)

う~んまただまされた

今回の作品は映像や聴覚でだますマジックというかイリュージョンが様々なところで使われるので、正直文字でよんでいるのはしんどいときもありましたが、プリンセステンコーってすごいんだー、などと感心したり、普段はしらない世界をのぞきみれて楽しかったです。正直今までの作品と比べると犯人がわかったときの驚きは少なかったし、何で最初方のの殺人とかが必要だったかもわかりませんが、やっぱり二転三転して驚きました。でも、その展開に整合性をもたせた結果、いきおいで展開をすすめる豪快さみたいなものは減ったきがします。とはいえそろそろまんねりかなーと思いつつ読んでいたくせにあっさりだまされてしまったので次回作がでるのを楽しみにしています。第二段以降とかは映画化しないのでしょうか・・・?
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No.13:
(4pt)

ディーヴァーこそイリュージョニストだよ。

ミステリの仕掛けがどうの、タネ明かしがどうの、ってよく言われるけれど、
それ以前にディーヴァーは人物の設定と描写がしっかりしてますよね。
単なる謎解きだったらこんなに感情移入して読めないし、のめり込めないもの。
心臓をわしづかみにされるような場面は少ないけれど、
あたかも手品師の指の上をひらひらと行き来するコインのように、
読者は翻弄されてしまいます。
というか、私はされるのが好きなんですけど。
証拠物件とともに様々な人生をあらわにしてくれる手法が、ライムの魅力を倍増しています。
次なるイリュージョンも、待ち遠しいです。
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No.12:
(5pt)

展開の速さはいつも通り

今回はリンカーンも手玉に取られるやり口で、さすがのリンカーンも脇役(奇術師の見習い)が必要になるという設定で、従来のパターンとはいささか趣が異なっていますが、相変わらずのわくわくどきどきの展開で、十分楽しめました。英語も今回は専門的な用語が少なく、比較的初心者でもどんどん読み進められると思います。ペーパーバックを読みたいけど途中で挫折するのでは、と心配の向きにはお薦めの一冊です。
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No.11:
(5pt)

シリーズ5作目

やはり、すごいと思う。シリーズ5作目となり、今回の犯人は魔術師、まさしく消えるのです。ライムとサックスが翻弄されながら、犯人逮捕への協力者としてカーラの登場である。今回はこのカーラの存在がとても大きいし重要である。カーラが犯人のトリックを見抜く場面では読んでいるほうもなるほどと思い感心させられる。毎度の事ながら展開が速く、読者を飽きさせないところはさすがである。シリーズ物にありがちな弱点を感じさせないところはお見事でした。次回も期待します
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No.10:
(5pt)

シリーズ5作目

やはり、すごいと思う。
シリーズ5作目となり、今回の犯人は魔術師、まさしく消えるのです。
ライムとサックスが翻弄されながら、犯人逮捕への協力者として
カーラの登場である。今回はこのカーラの存在がとても大きいし
重要である。カーラが犯人のトリックを見抜く場面では
読んでいるほうもなるほどと思い感心させられる。
毎度の事ながら展開が速く、読者を飽きさせないところはさすがである。
シリーズ物にありがちな弱点を感じさせないところはお見事でした。
次回も期待します
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No.9:
(5pt)

奇術師へのオマージュ

プリンセス・テンコーまで登場する作品ですが、「奇術師(プリースト)」へのオマージュのような気がしてなりません。「消された男」の原題はイリュージョニストのことでしょうが、prestigeが元々奇術師を表す意味などにも言及しており、「奇術師」を意識しているように思えます。NYの警察が手玉に取られる中、ライムは事件解決に向け活躍しますが、今回の緊迫感は今までにはないモノです。
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No.8:
(5pt)

奇術師へのオマージュ

プリンセス・テンコーまで登場する作品ですが、「奇術師(プリースト)」へのオマージュのような気がしてなりません。
「消された男」の原題はイリュージョニストのことでしょうが、prestigeが元々奇術師を表す意味などにも言及しており、「奇術師」を意識しているように思えます。NYの警察が手玉に取られる中、ライムは事件解決に向け活躍しますが、今回の緊迫感は今までにはないモノです。
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No.7:
(5pt)

シリーズ最高の興奮!

今回の敵はタイトルどおりイリュージョニスト。読者であり、イリュージョンの観客でもある私は、魔術師に騙され、ライムに騙され、ディーヴァーに騙されます。でも、その時間のなんと幸せな事でしょう。読み終わった瞬間から、次回作が待ち遠しくなります。いつも、魅力的な脇役でも楽しませてくれるディーヴァーですが、今回は協力者となる女性イリュージョニストの活躍も必見!
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No.6:
(4pt)

最後まで犯人の真の標的が分からないという設定にハラハラ

これが現時点の Lincoln Rhyme シリーズの最新作です。今回は犯人の Magician が次々と繰り出す「気をそらす (Misdirection)」技術に翻弄される Lincoln の姿を強調し過ぎるあまり、Lincoln の影が少々薄くなっている感があります。目の前に犯人(Conjurer: 手品師)がいるのにあっさりと逃がしたり、捕まえても体の中に埋め込んで隠しておいた小道具でアッという間に逃げられてしまうというような感じで警察の威信は全くありません。この話の中に Amelia Sachs の巡査部長への昇任試験がからみますが、史上第3位という高得点で試験を終えた Sachsに思いも寄らぬ運命が待ちかまえています。今回はどちらかというと、Lincoln Rhyme が脇役という感じで、Jefferey Deaver お得意の五転六転するプロットを転がすのは観客を魅了することが仕事の魔術師の役目になっています。毎回同じ筋書きの水戸黄門式のプロットではなく、いろんな視点と角度から Lincoln Rhyme と Amelia Sachs の物語を書き続けてくれるので、飽きるということはありませんね。
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No.5:
(5pt)

誤導のための何重もの複線、何度も曲がる変化球のようなプロット

日本語訳2004年10月15日(原作2003年)発売、ジェフリー・ディーヴァーの最新作にしてリンカーン・ライム・シリーズの最新作。リンカーン・ライム・シリーズの第5作にあたる本作は、『石の猿』を執筆中に「どうしてもライムに解決させたい事件」のインスピレーションが浮かんでしまったエピソードで有名な作品でもある。本作のインスピレーションのきっかけは彼のWEBによると、ビジネス・パートナーの息子とニューヨーク名物の「ビッグ・アップル・サーカス」を見に行ったことかららしい。そこで彼は早変わり芸人のショーに圧倒される。これが本作のイリュージョニストの原形となった。彼の頭脳の中で、このように一瞬にして姿を変える犯人と逆にベッドに縛りつけられてほとんど動けないライムとの対峙から派生するプロットが一瞬して生まれ出たに相違ないことが想像できる。彼は当初のそのインスピレーションにマジシャンに対する一層の研究・知識を加え、誤導のための何重もの複線、何度も曲がる変化球のようなプロットに仕上げている。それは、まるで一流の魔術師(イリュージョニスト)が完璧に彼の演技で観客を思うがままに翻弄し、誤導させるかのように、読むものをいつものジェットコースターな筆力で、ぐるぐる回転させてくれる(●^o^●)。いつも違う手数で決して読む者を飽きさせないその筆力。サービスでちょこっと『悪魔の涙』のパーカー・キンケイドを登場させたり、プリンセス・テンコーのくだりも出てきたりと、ファンを実に大切にしている。ジェフリー・ディーヴァーこそ真の魔術師(イリュージョニスト)、余りの面白さに他のことが全く手に付かなくなる僕らこそ『The Vanished Man(不動にされた男)』である。傑作!
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