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我らが少女A
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我らが少女Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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発送が早く商品も非常にきれいでよかったです。 | ||||
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2019年9月刊。超久しぶりにこの人の小説を読んだ。何しろ私はSNSアカウントのプロフ欄にも「❤開高健、平野啓一郎、高村薫、ピエール・ルメートル」と記すくらいこの人の作品が好きなんだが、かなりのご無沙汰であった。これは毎日新聞に2017年8月から1年間連載されたもの。 さすがの髙村ワールド‼であった。この1週間どっぷり浸った。ここでは、あの合田刑事はなんと警察大学校の教授に出世?している。そして、ある女性(少女A)が同居人男性に殺害される事件と、その12年前の絵画教室教師の老女殺害?事件の繋がり~その二つの世界を紐解いていく中で浮かび上がってくる様々な登場人物のリアルと内に秘め続けてきた思い。彼女の硬質で重厚な文体、始終くすんだような心象風景に包まれる独特の「警察捜査の世界」~この人の小説を味わう醍醐味でもあるが、久しぶりにこういう重厚な作品を読むと、それがいかに「読む者にもエネルギーを要求するか」を実感する。まあ、それだけ私が加齢によって「読書体力」が落ちているとも言えるが。なので「読了感」もまたひとしおであった。そしてストーリー云々とは関係なく、この読後感はちょっと「レディ・ジョーカー」を読んだ時に近いものがある。あれも「ある少女」がキーになる小説だ。一方、モンストだのポケモンだのゲーム関連の描写がふんだんに出てくるのは私にはサッパリ分からない。髙村薫さん、ゲーム好きなんか?ちなみに作中の若者たちが叫ぶ?歌う?ブルーハーツの♬~リンダリンダ~♬は私も好きだ~(*^^*) | ||||
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故・上田朱美(宙返り女)のことをもっと知りたい、という(友人たち、家族たちと同じ)気持ちで、彼女の身近にいた「記録者」浅田忍(おそ松くん)の脳内回路に気持ちよく振り回されながら一気に最後まで読んでしまいました。懐かしさと寂しさと。 | ||||
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これが女王様の作品か? 読んている途中で疑問符か付き、無理して最後まで読んだ。 執拗に出てくるドラクエは何の伏線だったの? レディジョーカーを再読して中和しよう。 | ||||
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読み応えのある物語です。時間をおいてまた読むことになるでしょう。これだけの物語を書ける作家はなかなかいませんから。一人一人の人物像がリアルに浮き上がり、物語の結末が気になってしょうがないスピード感も秀逸。決してハッピーエンドではないが、心に長く残る余韻は心地よいといってもいいと思います。 | ||||
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黄金を抱いて跳べ マークスの山などから 本当に久しぶり高村薫の作品に触れたけど、 なんだこれは、意図してるものが、分から ない。こちらの感性が堕ちたのか?作者の 筆力が落ちたのか。残念だった。 | ||||
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12年という「歳月」こそが主人公かもしれない。その厳然としてある時間、空間の縛りの中で、影絵のように動く不確かな人間たち。記憶の不確かさ故の哀しみ・・。読後、ずっしりと残ったものがある。曖昧で、覚束ない、不確かなはずの「少女A]がそこに「居る」という感覚である。いとおしく、手を伸ばして確かめたい、という感覚であった。 | ||||
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西武多摩川線多摩駅と野川公園を含む狭い場所に事件の関係者の熱い視線が注がれる時期が突然終わる。合田と事件を取り巻くほとんどの人たちは去っていったが、合田がここに確かにいたのだという懐かしさと去って行った寂しさが冬の武蔵野の風景に重なる。合田シリーズを全部読んで最後の2つが自分の記憶だったかのように錯覚する。 | ||||
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突発的に起きた殺人事件の被害者の素性を発端として、過去に起きた殺人事件の被害者家族や、そのとき高校生だった関係者たちのその後と、当時、事件を解決できなかったことに慚愧の念をもつ警察官が根気強く捜査を継続していく状況が丁寧に描かれていきます。最終的に容疑者が二人とも事件や事故で死んでしまうのですが、死者の尊厳を保つため、真実に近づきながら、うやむやにしておこうとする関係者の心情描写が素晴らしいです。小説としては、すっきりと落ちない結末となるのですが、深い人間描写で飽かずに読ませます。 | ||||
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説明通りの商品で、大変満足しております。 また、迅速に発送頂き、ありがとうございました。 | ||||
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購入して良かったです‼️ | ||||
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ショップレビューでコメント記述中に指がすべり中途半端になってしまいました。大変に気持ちの良い取り引きだったので追記させて頂きます。サイトの字数制限の為だと思われますが注文前の質問に丁寧に対応あ頂き有難うございました。表記を上回る[新同品]でした!この本を手にする時には[長崎夢屋]さんの事が頭をよぎる事でしょう。初版第一刷の新同品を手にする幸運わに巡り会えた事に感謝し、あらためてお礼申し上げます。PS:ショップレビューの修正、上書きの方法ご存知でしたらご一報いただければ幸いです。 | ||||
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高村薫さんのブンガク路線の作品です。 高村薫さんは当たり外れが大きいのですが、これは「ハズレ」。 ブンガク的といえばブンガク的ですが、ダラダラと心中思惟的な記述が続き、結局のところ何なのよ…見せ場は?みたいに思うだけ。 「いや、それがいいんだ」というインテリぶりたい人のための作品という感じですね。 事件としては、同居男性に殺された女が、どうやら未解決事件の美術教師の殺人事件に関与していそうだ…というような話。殺された女が「少女A」で、それにかかわる人物がでてくる。 ただ、なんか決着がついているような、ついていないような、わけのわからん終わり方で、なんなんだろうね、という感じです。 高村さん、こんなん書いて、楽しいんかね。 楽しいんだろうなぁ…。読まされる方としたら、時間の無駄でした。 | ||||
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合田シリーズを読み始めた頃、まだ若年だった自分にとって登場人物たちは対岸に位置するというか、少ない経験や拙い想像力で感じることがせいぜいだった。 年齢を重ねて今本作を読み、あらゆる年代、性別の登場人物たちの内面がせまってくるようで、読む手をとめてしまうことが度々あった。作中で合田が少年少女の気持ちに思いをはせて放心したり、心を痛めたりするような感じだ。特に今作では、女性の登場人物の内面の描写にひきつけられた。これは、自分の一個人としての経験値ももちろんあるとは思うのだが、著者の変化もあるように思う。 本作が扱うものの複雑さは、緻密な構成に支えられたこの群像劇の複雑さそのまま、世界の複雑さ、人間の複雑さそのままのように感じる。そして、複雑にみえて今日我々が抱えている社会問題について明確に描かれているものもあると自分は受け取った。 痛快なストーリー、涙を誘う感動の物語、そんなものに貫かれた人生はどこにもない。それでも、終盤の展開は白眉。なんともいえない高揚とも絶望ともつかない不思議な心地で本を閉じた。 | ||||
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こんなのかぁ、残念。最近読む本がたまたまだと思いますが、令和になってから、昭和や平成を題材にした懐かしい感じのする小説に当たっています。この小説も、平成を舞台にしてるから、そのときに流行ったゲームや携帯や曲とかが目障りなくらい登場。肝心のストーリーは、拍子抜けです。なんなだろう。 | ||||
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梱包はとても丁寧で綺麗でした。購入した本も想像していたよりも状態が良かったです。 | ||||
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普通の作家が絞り出して1冊に2~3ページ書けるか書けないかという言葉を選んだ描写を全てのページで実現してみせる。流石は髙村薫。 見事な描写に、「もう結末なんてどうでもいいや」と読み進めると、本当に肩透かしを食らわせる。流石は髙村薫。 | ||||
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高村さんが学生時代を過ごしたであろう野川公園周辺の土地柄や独特の雰囲気を伝える風土記のような内容。同時に10年の時代の変化も併せて描いた高村版「コールドケース」的なところもあるかな。リアリズムかもしれないが謎解きの面白さは少なく、結末も味気ないなあと思った。普通の人の人生は何にもないまま終わるみたいなことって、本当かもしれないが教えてもらわなくても十分知ってるし。調べたことは全部書かないといられないかのような冗長な描写に耐えて頑張って最後まで読んだけど、満足感は少なかったです。 | ||||
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合田シリーズは全部読んでいます。 ファンなのですが、初期作品の「マークスの山」「レディジョーカー」が好きな者からすると、初期にはあった真相に至るまでの登場人物や物語全体のヒリヒリとした緊迫感やドラマチックさが新作が出る度に失われていく事が残念です。 代わりに犯人や周辺人物の心情を深掘りし内省的な作品に変化し、それはそれで素晴らしいのですが、うーん。「太陽を曳く馬」から作品のカラーががらりとシフトチェンジした感が否めません。ラストで合田は本庁に異動になったので次作こそ昔のような血湧き肉躍る警察小説を期待したいです。 今作の感想 話を読み切るまで違和感が取れなかったのだが、ある意味地味な事件を警察はこれほど丹念に調べるだろうか? 被害者は老人1人、事件内容も、事故か他殺か断定できないレベル。 これが、死亡したのが幼児とか、異様な死に方だったとかなら分かるが、たった1人の平凡な老人、地味な死に方でもこんなに警察は時間と労力をかけるものだろうか?と読書中気になって仕方がなかった。もし本当なら日本警察を見直すけれども。 | ||||
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合田シリーズの最新刊が出ていたと知って、世の中自粛ムードでもあるしじっくり家で読書するか、と手に取りました。 ごく限られた地方都市の中の、ごく限られた人間関係の中で起こった事件。 携帯やSNSで繋がった乾いた関係、でもそれを下らないものと切り捨ててしまう訳ではなく、暖かい繋がりにもなり得る様子を描いた2017年のクリスマスの描写や、普通だったら有り得ないような二人の女性の間に芽生える友情など、高村さんの人間観が表れているようで胸が熱くなります。 読後感はモヤモヤすると言えばするんですが、凄く良いものを読んだな〜っていう充実感もあるのが凄い(笑 脳トレ番組でよくある大きなモザイクのかかった画像のモザイクが段々細かくなっていって、徐々に全体像が現れてくるような高揚感がたまりません。 人は思いもよらない状況の中で、傷つけ合うこともあれば分かり合う事も出来る、それがこの事件の意味なのかな、と思いました。 (私は読書する時、その本が映画化されたとしたら主題歌はこれかな?とか考える癖があるんですが、この本だったらカーネーションの「田園通信」しかないな、と思いながら読んでいました) | ||||
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