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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全721件 181~200 10/37ページ
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村上春樹さんは読ませる作家さんで本当に大好きなんですけど、 「グイグイ読ませて、ええ!どういうオチになるの?うわ!あと100ページか!こりゃまたラストはそれぞれご想像下さい、パターンかよ! と、もう、これいい加減にしてくんねえかなぁ?こんなんばっかりだといい加減付き合えねえぜ、、、と思いつつ、ずっと読んでしまっている 春樹ファンです。 これはオチ(結末)アリです! もし良かったら、春樹さんファンの皆さん、新作出たら「これはオチ(結末)アリです!」「なしです」レビューしていただけないでしょうか? 私、眼が悪くて、とはいえネタばれはさみしいし、アリ、ナシがわかれば、そのつもりでストレスたまらず読めて助かるなぁ!っていつも思っています。 「羊」「ハードボイルド」読ませる&素晴らしい結末で大好きです。 とはいえ、春樹さんだって人間ですし、読ませて完璧な結末、なんて一読者として求めない。 「読ませる」だけで、発表してくれるだけで嬉しい。 ただ、ぶっちぎるのか、結末あるのか?だけレビューしていただける方いたら、勝手ですけどとても嬉しいです。 | ||||
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読み終わらないうちにレビューすることにしました。鼻に着く形容もほとんどなく、非常に味わい深い文章です。村上春樹さんには、不思議なキャラとか状況設定なしに、ものすごく感動する、涙がとまらないような本を書いてほしいと、思いました。 | ||||
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やはり村上さんの新作は最高に面白かったです。村上さんに会えて(本だけど)よかった! | ||||
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私は結構楽しんで読めました。 長編小説はすべて読んでいますが、この小説は原点回帰と洗練された技術の融合のふたつの側面が興味深かったです。 作者は当初一人称で書いていた物語を作品の幅を広げるため(とどこかで読みましたが)、ここのところは三人称で書いています。この小説は元々の原点である一人称で書かれていました。そこに何だかホッとする私がいました。(私だけ?)主人公に名前が無いのも初期の作品に似ていますよね。 一方で洗練された技術の融合は私が書くまでも無く作者の経験がなせるものです。文章自体はとても心地良く私の中に入ってきました。今の作者が一人称で物語を書くとこうなるよ、というものを見せてくれた、そのような作品に仕上がっていました。 もっとも、その技術の向上により、以前、興奮して読んでいた頃に感じた何かが隠されてしまったようにも感じます。村上春樹さん自身は比喩表現の達人だから巧妙に隠しているのかも知れませんが。それだけが残念でしたが、総じて、楽しく読めました。星4つ。 | ||||
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構成としては「ねじまき鳥」や「1Q84」と同様。 作者インタビューでは「自分でも3部があるかどうかわからない」と答えている事から、現時点では完結しているかどうかも不明。 読後感としては、これで終わりでもいいし、「免色」や「火事の真相」など残された謎の回収があってもいいと思った。 ただ、いちファンとして感覚的に答えるなら、恐らく続編は執筆中だと思われる。 特に「免色」については、多くの「謎」が謎のまま過ぎると思う。 物語のジャンルとしては広義の意味でミステリーとなるのだろうか。 時代設定は2005~2006年(まりえの年齢から推定して)。ただ後半は精神世界を彷徨う話なのでファンタジー色も強い。 その媒体として「日本画」や「石室」が登場する。 自分は主人公と同世代だが、僕の世代でレコードに愛着がある、という設定は流石に無理がある(笑) まぁ、そこは御愛嬌かな・・。 やはり春樹が36歳の若者?を描く以上、そこには60年代後半の古典的な雰囲気を感じる。 それは友人の雨田の描写にも言える。 何とも不思議な話だったか、それでも僕の年齢が抱えている問題等、すごくリンクして面白かった。 御年68にして、まだこの鮮度の文章を書きますか。 もはや作家に年齢なんかカンケーねーな、と思ってしまう。 | ||||
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世界の終わりとハードボイルドワンダーランド、、など過去の作品の焼き直しって印象が指摘されているので、ハードボイルド、、を20年ぶりに読み直してみた。案外読みづらくて、抽象的表現が多く、独りよがりに感じる部分が多かった。 ストーリーも意外に平板で、当事の彼の作品の中では抜群に良くできた作品のイメージが強かったが少し過大評価だった気もする。 さて本作品は、今巷で人気の田舎暮らしや別荘暮らしが舞台となっていて、興味深く読める。しかし、これはカフカやハードボイルドなど度々出てくるモチーフで、彼が流行に迎合している訳でないことはハルキストならご存知のはず。 また、タイトルから連想するような犯罪小説でもない。カフカや1Q84と犯罪小説が続いたけど。 ストーリーとしても面白く工夫されていて、長編ながらも、大人向けファンタジーとして楽しめる内容でした。 彼の作品だといって、過大に期待しなければ、良くできた作品だと思う。 | ||||
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主人公に関係する人々がいろいろ登場しますが、最も印象的でつよく関わってくるのは謎の隣人・メンシキさん。主人公と対照的な人物設定。現実と非現実の境界ギリギリのような環境の中、不思議なことがどんどん起きていくのに引き込まれました。 | ||||
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絵、肖像画というものが伝えることのできる奥深さをいろいろなシーンで、さまざまな言葉を使って表現している。画家である主人公だけでなく、免色渉、秋川まりえが『免色渉の肖像画』、『白いスバル・フォレスターの男』『秋川まりえ』の肖像画を見たとき反応する様子は、村上春樹自身が絵、肖像画というものはこういうものであって欲しいと、肖像画に寄せる想いなのではないだろうか。 村上春樹の小説も『芸術』として読む者に伝わって欲しい。と読みながら思った。 世の中では村上春樹の小説はエンターテイメントとして読まれている。芸術かエンターテイメントかをわかつのは読者次第なのだろうけど、彼の作品はポップでカジュアルで読みやすく、楽しめてしまうために、それだけにとどまってしまい、小説の各所で表現されているメッセージを必要としない読者を持つ多く抱えているように思えてならない。 こういう私も、社会人になりたての頃から村上の作品を手にとってきた理由は、文章の軽快さと、連れて行ってくれる世界の奇抜さと新しさにあったことが思い出される。 でも、いつの頃からか、彼の作品に「ここが伝えたいんだな」とか「この感覚を感じとって欲しいんじゃないだろうか?」と感じ、考えながら読むようになってきていた。 なんとなくだけと、『文学』という敷居は表面的な装いも要求しているのかもしれないと思ったりもする。 『いくら読者が多かろうが、読者の共感を得ようが、ジーンズをはいていたら認めるわけにはいかんのだよ。タキシードを着て出直して来なさい」 こんな具合に。 でも、芸術家は認められる作品ではなく、自分の探求するものを創作するのだから、もしノーベル賞を受賞するためのイロハがあっても、そんなもんに靡かずに、自分の思い描いている小説を書くことの先を見つめていって欲しい。 読み終えたあとそんなことを考えていた。 | ||||
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才能の枯渇か、読み手の老いか。冗長な表現が耐えられなくなってきた。世界観は好きなのだけど。次作は文庫本待ちだなぁ | ||||
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「騎士団長」や「顔なが」のキャラがよいです。 村上さんはこういう「ゆるキャラ」を生み出すのがとても上手。 相変わらずものすごいスピードで読ませる文章で、3日ほどで読了しました。 ただ皆さんもおっしゃっているように、ネタは二番煎じで、かつ自己満足系。 面白いことは面白い本ですが…、もうちょっと頑張ってほしい! 大好きな作家だったので、とてももどかしいです! | ||||
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ここの星1つの何人かの方々と同じように、第1作から本が出るとすぐに買って読んでいたオールドファンです。言いたいことも大体同じですが… (ネタバレあり) ・淡い感情の入った風景描写は相変わらず見所がある ・プロの画家の内面や事情に関するウンチクもまあなかなか良い、でもネット社会の現在では初期作品ほどの優越性はない。 ・政治思想がリベラルサヨクというのは昔からだが、今回は印影のない「戦争画」=プロパガンダ芸術になってしまっている。しかも、南京事件の犠牲者数を現実の0〜30万から勝手に10万水増ししてるところなど、中韓のプロパガンダを見るようで、悪質というよりあまりに拙劣。 ・「騎士団長殺し」を描いた画家が現実にいたら、「そりゃ辛かったんだろうけど、幼稚な人だな」、と評されるだろう。若い頃の願望をベタな画題にしただけだから。 ・白いフォレスターの男の意味が不明。小説に書いてある限りでは、性依存症の若い娘を見守るお節介で親切な親戚の叔父さん、にしか思えず、ムラ社会への批判かもしれないが、ナチにくっつけるのはあんまりだ(笑) なんでフォレスターなの?田舎に多いから? | ||||
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読む前に見た評判が悪かったので、どれほど面白くないんだろうと期待していたら、 いつも通りの村上春樹で個人的には楽しく読めました。 | ||||
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この人の作品は初期の物が圧倒的に良かった。 読み易いが「ノルウェイの森」辺りから俗っぽくなり嫌いになってしまった。 ノーベル賞受賞のカズオ・イシグロ氏に遠く及ばないし、この先受賞出来るとは思えなくなった。 | ||||
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主人公が三十六歳の疲弊した男で,内面的にも若さがとぼしいですが, 中年となった私には,リアルな印象をうけました. また,情景描写や説明が多く,一気に読むには時間がかかるため,一日一章ずつ読みましたが, それなりの量を読んだという達成感がありました. とくに私が興味をもったのは,心の闇みたいなものを,あえてえぐらず止めていることです. おそらく,心の闇をえぐりすぎることは,とても危険なことだから, 話が多少地味になる危険性を冒しても,最後までえぐらせなかったのでしょう. 危険をさける大人の知恵といえますが, 小説になりずらいところを書いていると思います. あと,ネタバレになるので具体的には書きませんが, 主人公はあの絵の意味を勘違いしていると思う!! (だって不自然じゃないですか!) | ||||
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村上春樹さんの長編はなかなかでないので、わざわざ1年買うのを我慢して 読みました。これまで村上さんの小説はとにかくストーリーも文体も好きなので、長編でも1日で読み切ってしまう (それ位読む手が止まらない)のですが。本作は違いました。 過剰なメタファー、話の難解性、村上さんのこれまでの著作やファンなら知っている数々の英米文学への オマージュ。村上さんが過去に何度も言っていたように、「小説は面白いものだけを読めばいい」と 考えるなら、今回の著作は紛れもなく私にとっては「つまならい、あるいは苦痛」な小説でした。 ストーリーや筆者のメッセージが直接的に書かれたものは確かにわかりやすい。 また文体そのものが好きだったり、登場人物が魅力的なら、また小説そのものを楽しむことができる。 しかし今回はどちらでもなかったです。レビューにしばしば登場するように 免色さんはまだしも、登場人物が主人公を始めとしてとにかく現実からずれまくっているのです。 (例えば自分の肉体の話をおじさんにしつこく振る女の子とか) 主人公がなぜか執着する妻も、正直魅力的には描かれていない。 そして文体はいままでの著作とは異なり、メタファーが過剰。 話の展開も難解ととにかく読んでいて楽しくないのです。 なのに星5つ。 何を書こうとしたのか、今回は本当にわからなかった。それが正直な感想です。 些末な部分でつまらないことを指摘することはできるし。 小説の完成度という意味では、とくに下巻はあまり高くないように感じるのです。 過剰なメタファーはなぜ? 登場人物がなぜかみんな地に足のつかないファンタジックなのはなぜ? 二重メタファーは本質主義批判ということでしょうか? 誰も本質を問えない。誰も悪の本質を抹殺することはできない。 誰かを殺しても、その悪はいずれ再び私たちの前に現れる。 そして主人公が閉じ込められ生きることの恐怖を感じたように 私たちもまた水を飲んで空腹を感じ生き延びなくてないけない。 なぜなら私たちはあくまでもメタファーでなく 肉体という実体をもっているのだから。 | ||||
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物語の主人公の顔が、いつの間にか作者の顔とダブってしまう。 主人公のキミ、作者の顔でセックスするのはいい加減にやめてもらえませんか。 ま、しょうがないことなんだろうけど。 | ||||
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かつての売り上げモンスターが巡り巡って出版社を殺す そのメタファーを含んだ小説でした | ||||
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第一部よりもより興味深く、魅了されて読了しました。小説の持つ醍醐味というか、自在な展開に感性が泳がされている快感を味わいました。続いて「遠い太鼓」を読みはじめました。これは又別の面白さを感じています。村上春樹はやはり読者を裏切らない。 | ||||
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昔からずっと村上春樹氏の作品を読んできました。 この『騎士団長殺し』は、残念きわまりない。一言で言って全く面白くない。私が本を読む基準は「面白いか、おもしろくないか。」・・・ただそれだけです。今回の村上氏の作品は、途中で読むのが辛くなりました。濃密な性描写ばかりが鼻につき、気分がわるくなりました。また、、、主人公の生き様にも申し訳ありませんが、現実味が全くなく呆れます。こんなに人生、甘く都合良くいきませんよ。南京虐殺のくだりにしても呆れます。村上氏・・・しっかりしたリサーチをなされましたか。そんなにノーベル文学賞が欲しいですか。小説だから書いて良い・・・そういう問題じゃない。読者を馬鹿にしているのですか。 この書籍は手許に置くこともいやで他人にあげました。本当に残念です。 | ||||
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「ノルウェイの森」で終わっている気がします。 ずいぶん古いですけど。 「ダンス ダンス ダンス」からPCで書かれているんだと思いますが、文体もすっかり変わってしまって冗長です。 走ることを続けられているのと同じように、机に座って書くことを続けられているような気がします。 毎日浮かぶ安易なインスピレーションを、身に付けられている高度な技術で作品にされている気がします。 継続ですけど惰性です。 書きたい「核」のようなものはもう無いのに、作業で書くことを続けられているようです。 それでこれだけの読者がいるんですから、すごい事だと思いますけど、どうにも心は動かされません。 | ||||
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