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Blue
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Blueの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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まわりの大人たちのどうしようもなさとは対照的な、ブルーのある意味でのまっとうさ、いちずさ、けなげさに魅入られます。その裏側に凄惨な非道さとうら悲しい無慈悲さがべったりと粘着しているだけに、なおさら。こうしたキャラクターへの思い入れは『絶叫』以来久方ぶり。個人的にはその『絶叫』と並ぶ葉真中作品の双璧になりましたね。(追伸)ところどころ誤字、脱字の校正ミスが残っているのは残念。二版からはちゃんと直してください。 | ||||
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平成を彩った文化風俗が横糸、読みやすさ。 社会の歪みが生みだす不幸と犯罪が縦糸、求心力。 2つの糸が織りなすクライムノベル。 救いのない出来事が多いのだけれど、犯人の変化に救われて、心地よい読了感が得られました。 可能なら星4.5にしたいかな。横糸がややうるさく感じたので。 | ||||
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とっても素晴らしい作品でした!作者と同じ歳なので、平成を懐かしく思い出しつつ、自分はこの様々な問題の対岸の火事として生き延びられたのを感謝しました。kindle Freeで発刊したてのこの作品に出会えてよかったです。 | ||||
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平成16年の東京青梅市で起きた教師一家惨殺事件。父親、母親、長女、長女の子の4人が刺殺、絞殺され、31歳の次女が家の風呂場で何故か薬物の過剰摂取が原因で死んでいた。 当初、近所からの目撃情報がなく、家にずっと引きこもっていたと見られる次女による犯行かと思われたが、殺された家族の爪には次女とは違うDNAが見つかり、さらには次女の旧友から彼女は引きこもりではなかったとの証言が出る。 警視庁捜査1課の藤崎は事件までの次女の足取りを追う。聞き込み捜査の結果、次女は10代の時点で家出をしており、その際に囲ってもらっていた資産家の男との間にブルーと呼ばれる子供がいた事が判明する。 序盤は藤崎が平成〇年は何があったとか、事件等の出来事を振り返る語りが多く盛り込まれており、平成前半の懐かしさを感じさせるが、若干クドく本筋の内容が間延びしている印象。 帯には「児童虐待、子供の貧困、外国人労働者、格差社会の闇」と書いてあるが、児童虐待問題がメインで他の社会問題はおまけ程度。 自分としてはミステリ色強めのアッと驚く仕掛け等を期待して読んだがそのような小説ではなく、天童荒太や桐野夏生からさらにもっと文学要素を抜いたような感じの小説。 約470ページと長い小説だが、回りくどい表現や情景描写がない上に分かりやすい内容で、特段面白いわけではないがサクッと一気に読むことが出来る。 | ||||
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