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Blue
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Blueの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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| どんなに駄目な母親でもブルーは、好きで愛されたいんだと感じ切なくなった。 | ||||
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| 新聞や雑誌では分からないような最近の事件、裏社会の細部まで掘り下げるフィクションです。無国籍の子供達が多数存在すると言う事実に、その背景に向き合って読みました。 | ||||
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| 平成という時代を振り返っている。 駆け抜けてきた時代がフラッシュバックする。 激動の昭和とは違う。 駆け抜けた平成は概ねは安定した平和であったように感じる。 そんな中でも、国内経済はバブル崩壊、ITバブル崩壊。 それに、東日本大震災、阪神大震災をはじめ災害の数々。 陰湿ないじめ、虐待。 表向きが平和な半面、闇は深く闇の中に渦巻いていったように感じる。 声を大にして言いたいことは言えなくなったように思う。 心の叫びがここにある。 本文には引力と斥力がよく出てくる。 互いに引き合う力と、反発し合う力。 親と子の関係。 ブルーは美しき湖のごとく。 遠くを見るまなざし。 本書は令和の時代に幸せへの期待と願いを込めているような。 | ||||
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| 私はロストケアのお陰で新聞やニュースよりも、より生々しく正確に介護現場の問題点を知る事が出来ました。絶叫を読んだ時、初めて寝食忘れて本を読むという事を体験しました。ブルーは▪▪▪。ブルーは本当に心を抉られるような思いで読んでいました。私も小さい子供がいるので、正直自分の勝手な感情に任せてヒステリックに声を荒げる時があります。私も含め誰しも、虐待する親になる可能性はあると思います。でもこれから先、自分勝手な感情で子供にきつく叱りそうになった時、きっと私はブルーを思い出します。ブルーが私の抑止力になってくれると思います。親はバレなければ我が子に家という狭い空間の中で、どんな残虐な事も出来ます。その恐ろしさを一生忘れずに抑止力にしたいです。 | ||||
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| 平成15年のクリスマスイブに起こった一家4人殺害事件。 警察が捜査を続ける中で「ブルー」と呼ばれるひとりの男の存在が浮上する。 平成が始まった日に生まれ、平成が終わった日に死んだという彼は一体どんな人生を歩んだのか――。 小説の構成的には著者の傑作である『絶叫』に近い形が取られている(あの刑事も登場!)。 合間の「For Blue」という章の存在によって、読者はある程度、捜査がどう進むのかなど、先を予測しながら読み進めることができる。 この「ある程度」という見せ方の案配が、葉真中顕という作家はいつも本当に、絶妙にうまいんだよなあと再認識。 また、『世界に一つだけの花』、ゲームボーイ、オザケン、チーマー、アムラーといった音楽や文化、アイテムがたくさん出てくるが、これらが「平成」とその時代を生きた人たちといった背景を表すのにとても効果的で、個人的には読書スピードがどんどん上がっていくような疾走感があった(世代じゃないという人にはむしろうるさく感じるかもしれないので、あくまで個人的には)。 「家族」や「愛」といった当たり前だと思われている存在が、実はちっとも当たり前ではないということ。 元号が変わっても平成同様に貧富の差もあれば、格差はますます広がる可能性が高いということ。 つまり「ブルー」のような存在は実在するし、これからも生まれ得るということ。 小説世界と実社会が地続きに感じられる圧倒的リアリティはさすがの一言。めちゃくちゃ面白かった! 最後に「ブルー」=「青」にとことんこだわったブックデザインがとても秀逸! こういった「見た目」の楽しみも本の魅力なので、そういう点でも素晴らしい作品だと思う。 | ||||
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| まわりの大人たちのどうしようもなさとは対照的な、ブルーのある意味でのまっとうさ、いちずさ、けなげさに魅入られます。その裏側に凄惨な非道さとうら悲しい無慈悲さがべったりと粘着しているだけに、なおさら。こうしたキャラクターへの思い入れは『絶叫』以来久方ぶり。個人的にはその『絶叫』と並ぶ葉真中作品の双璧になりましたね。(追伸)ところどころ誤字、脱字の校正ミスが残っているのは残念。二版からはちゃんと直してください。 | ||||
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| 平成を彩った文化風俗が横糸、読みやすさ。 社会の歪みが生みだす不幸と犯罪が縦糸、求心力。 2つの糸が織りなすクライムノベル。 救いのない出来事が多いのだけれど、犯人の変化に救われて、心地よい読了感が得られました。 可能なら星4.5にしたいかな。横糸がややうるさく感じたので。 | ||||
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| とっても素晴らしい作品でした!作者と同じ歳なので、平成を懐かしく思い出しつつ、自分はこの様々な問題の対岸の火事として生き延びられたのを感謝しました。kindle Freeで発刊したてのこの作品に出会えてよかったです。 | ||||
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| 平成16年の東京青梅市で起きた教師一家惨殺事件。父親、母親、長女、長女の子の4人が刺殺、絞殺され、31歳の次女が家の風呂場で何故か薬物の過剰摂取が原因で死んでいた。 当初、近所からの目撃情報がなく、家にずっと引きこもっていたと見られる次女による犯行かと思われたが、殺された家族の爪には次女とは違うDNAが見つかり、さらには次女の旧友から彼女は引きこもりではなかったとの証言が出る。 警視庁捜査1課の藤崎は事件までの次女の足取りを追う。聞き込み捜査の結果、次女は10代の時点で家出をしており、その際に囲ってもらっていた資産家の男との間にブルーと呼ばれる子供がいた事が判明する。 序盤は藤崎が平成〇年は何があったとか、事件等の出来事を振り返る語りが多く盛り込まれており、平成前半の懐かしさを感じさせるが、若干クドく本筋の内容が間延びしている印象。 帯には「児童虐待、子供の貧困、外国人労働者、格差社会の闇」と書いてあるが、児童虐待問題がメインで他の社会問題はおまけ程度。 自分としてはミステリ色強めのアッと驚く仕掛け等を期待して読んだがそのような小説ではなく、天童荒太や桐野夏生からさらにもっと文学要素を抜いたような感じの小説。 約470ページと長い小説だが、回りくどい表現や情景描写がない上に分かりやすい内容で、特段面白いわけではないがサクッと一気に読むことが出来る。 | ||||
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