長いお別れ

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評判

長いお別れの評価:

4.36/5点 レビュー 290件。 A ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全547件 441〜460 23/28ページ
No.107
(5pt)

チャンドラーの最高傑作

20年前にチャンドリアンの道を歩ませてくれるきっかけとなった一冊です。今ではマーロウの歳を過ぎても、かれのような誇りのかけらも持てずに生きている。
この作品ではマーロウよりテリー・レノックスの魅力が光っている。彼だけでなく、留置所の警官に至るまでの描写がすごく良い。チャンドラーの英文は格調高く緊張感があり、難しいところも有るが大変参考になる。
でも、清水さんの翻訳のマーロウの方が大人で私は好きだ。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集)より
4150002606
No.106
(5pt)

かぶれました

いわずと知れたハードボイルドミステリーの古典である。ミステリーとは限らない、いろんな小説や映画の一人称で語る主人公は、フィリップ・マーロウ私立探偵のプロトタイプである(らしい)。今回初めて「実物」を読んだ。マーロウは今まで読んだハードボイルドの主人公たちの誰にでも似ているようで、実に男臭く、クレバーで、似ていなかった。この文章に接して、この文体にかぶれなかったら、本好きではない。マーロウの粋なセリフをいつか自分も呟いてみたいと思わなければ、男の資格はない。日本のどこかの評論家が「チャンドラーの小説は優れた独身中年小説だ」といっていたが、肯べなるかな。42歳。いい女に「結婚に反対する理由がなにかあるの」といい寄られて彼はいう。「100人のうち2人にとっては素晴らしいことさ。あとの98人にとっては形式に過ぎないんだ。」かっこいい。こんなセリフを吐いてみたいものだ。むりだけど。
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4150002606
No.105
(4pt)

私のマーロウ初体験記録

もしあなたの目の前にめったに見られない素敵な女性が目に入ったら、あなたはどう観察しますか?もし、話かけられたらどうしますか?もし、頼みごとをされたら?もし、誘惑されたら・・・・あなたは?
若い・中年・老年関係なく、みじめに逃げちゃいますか?どうします?
心おきなくマーロウを体験してみてください。年齢に関係なく、個性に関係なく、スタイルに関係なく、この本を読んで自分風ににマーロウをアレンジできたらきっと毎日が変わるかな・・・・
ストーリーよりも「マーロウ」を感じてみたい人、お薦めです。
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4150002606
No.104
(5pt)

タフでセンチメンタル

何よりまず文体がすばらしい。
 マーロウのスタイル(生き方)が小説のスタイル(文体)そのものとなっていて、何度読み直しても飽きることがない。むしろ読み直すたびに新しい発見があったりする。「長いお別れ」はチャンドラーの作品群の中でもやはり出色です。 女性の扱い方とかも好きですね。真似したいけど到底無理。失望しつつも嫌いになれない、というのがマーロウの女性観といったとこでしょうか。彼流の優しさだけでも参考にしたいですね。事件の陰には必ず女が隠れている、なんて言うけど、『長いお別れ』もまた「女」なくしてその魅力を語ることはできません。 とは言えこの小説は何より男の友情の物語。タフでセンチメンタルなマーロウがこの小説で行き着く場所はどこなのか? ロ!バート・アルトマン監督の映画『ロング・グッドバイ』も観て下さい。結末は違いますが、こちらも感動です。
 
 
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4150002606
No.103
(5pt)

最高っす!!

チャンドラーの代表作になると思いますがそれだけの価値ある作品です。あまりにも有名な"ギムレットには早すぎるね"とテリーが言うシーンではやられてしまいました。セリフもとにかくかっこいい!現実では使えない言葉が沢山でてきますがもうかっこいいの一言です。数あるハードボイルド作品の中で個人的にはNO.1にあげさせていただきます。とにかくおもしろいっ!!
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4150002606
No.102
(5pt)

チャンドラーにさよならを言う方法

もう何度目になるだろう。読み終えるたびにタメ息が出る。僕は永年ミステリというジャンルを読んできたが、読んだ本が増えていくにつれ、チャンドラーに影響を受けた(であろう)作家がまた増えていく。久し振りに読んだマーロウは、相変わらず蒸気機関車のように軽口をたたき、行動力がある。そのレールは決して妥協しないし、冷ややかでもある。現代の作家なら、その生い立ちやトラウマまで詳細に書き込まねば、作家も読者も納得しないだろう。それくらい彼はミステリ界に屹立する金字塔的人物なのだ。どんな作家のどんな主人公がどれほど素敵なセリフを吐いたとしても、それは所詮マーロウの亜流でしかない。僕はその亜流がどれほど素晴らしくディフォルメされているのかを基準にしてミステリを読んでいる。
この世界にはいったい何人のマーロウが誕生したのだろう。それを基準に僕の読書は成立している。
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4150002606
No.101
(4pt)

推理しがいのある面白い本。

この小説はある殺人事件とそれに関係して破綻していく男の友情が
描かれているのですが、実にさまざまな人物が登場し、又それらが
複雑に絡み合い、我々読者を混乱させるのですが読み進めていくうちに
以外な結末が待っている。
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4150002606
No.100
(5pt)

名訳には必ず名原文が存在する

翻訳本(ハヤカワ文庫)を読んだのは随分前のことです。その際にも、一見冷笑的でありながらその実リリカルな文体と内容に感銘を受けたことを覚えています。
 原書を購入したのは、仕事で英文を読む必要に迫られ、勘を取り戻すためにチャンドラーに挑戦してみようと思ったからです。 しかし読み進むうちに当初の目的など忘れ、一気に読みきってしまいました。私のようにそれほど英語が得意でない者でも、翻訳を読んで感動した人なら必ず読破できると思います。作品をもう一度見直すためにも、チャンドラーファンは「読むべし」です。
 
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4150002606
No.99
(5pt)

ハードボイルドを文学に高めた最高傑作

まさにハードボイルドを文学に高めた最高傑作だと思います。
長い秋の夜にカクテルグラスを片手に読みたい、そんな一冊です。
男同士の言葉少ない会話の中にちりばめられた名台詞はあまりにも有名です。
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4150002606
No.98
(5pt)

畢生の大作

チャンドラー最長の作品にして最高傑作。フィリップ・マーロウとテリー・レノックスとの友情は、ミステリーの枠組みをあっさりを飛び越えて、読者の胸に迫ってくる。
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4150002606
No.97
(5pt)

ハードボイルド最高傑作

世界のハードボイルド小説の代表作でもあり、カクテルのひとつ「ギムレット」を世界的に有名にした作品。登場人物のそれぞれの生き方、男の友情が描かれ、そして意外な結末がまっている。 名場面にいろどられる数々の名台詞はあまりにも有名。 読んだ人は少なくとも2、3日、本書のハードボイルドな世界に感化された話し方になる。
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4150002606
No.96
(4pt)

ギムレットが飲みたくなる

この本を読むと間違いなくギムレットが飲みたくなる。それもローズ社のライムジュース50%でジンを割ったもので。しかしローズ社のライムジュースはなかなか入手困難で、ハワイなどでしか入手出来ないらしい。というわけで私はいろんなライムジュースで試行錯誤したものの、いまだにテリー・レノックスの言う本当のギムレットの味をわからないでいるのだ……
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.95
(4pt)

ハードボイルド私立探偵の代名詞、フィリップ・マーロウ

ハードボイルド私立探偵の代名詞ともいえるフィリップ・マーロウが一人称で語る本書は、レイモンド・チャンドラーの代表作であると共に、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」’55年度ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)受賞作である。この“準古典小説”『長いお別れ』が村上春樹の訳出により『ロング・グッドバイ』として甦った。この新訳版は’07年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門で第9位にランクインしている。それが、私が初めてチャンドラー作品を読むきっかけとなった。当然、清水俊二の旧訳も読んでいないので、レビューに多く見られるような新訳・旧訳の比較はできないので、作品自体の感想になる。本書でマーロウは、テリー・レノックスに友情を抱き、彼が犯したとされる妻殺しを信じようとしない。そして、ベストセラー作家ロジャー・ウエイドとその妻アイリーンと知り合うようになり、ロジャーがレノックスの妻の不倫相手のひとりだと知るのだが、ロジャーもアイリーンも死んでしまう。調査の結果、これらの愛憎の果ての血なまぐさい事件の真相を知るのだが、マーロウは、常にタフで、頑固で、機知に富み、孤独で、やくざで、金には淡白で、ロマンチックである。彼が語る一人称叙述は、余分な心理描写を省いて、その目に映る情景を切り取るように語られる。また、物事に一家言を持っており、そのこだわりも語られる。そのあたりを原文にあくまで忠実に、省くことなく翻訳したということが、村上春樹の長い「訳者あとがき」(これがまた名文であり、本書の価値を一層高めている)にあるが、読んでいてもまだるっこしいところはなく、不思議とストレートに胸に入ってくる。本書は、さすがにMWA賞受賞作だけあって、そのキャラクターが多くの読者を惹き付ける、紛れなき存在感を身につけたヒーロー、フィリップ・マーロウが主役の、その時代を背景にしたロス・アンジェルスを舞台にした男女の愛憎や二転三転するプロットと、変わらぬ男の友情を描いた、改めて清水俊二の訳による『長いお別れ』も読んでみたくなるような傑作である。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.94
(4pt)

ハードボイルド

ハードボイルドになじみのない世代にとってハードボイルドとはこういうことを言うんだなとゆーよーな主人公フィリップ・マーロウ。その言動は常にシニカルでタフでかっこいいとも言えるが、普通に考えるとちょっとかっこつけ過ぎじゃないのと思ってしまう。しかしどこまでもハードボイルドに徹し、呆れかえるほど皮肉が飛び交うこの作品世界ではそう言ってしまうと成立しなくなってしまう。ちょっと非常識な位徹底したハードボイルド。それこそがこの作品なのだろう。好き嫌いは結構分かれそうだ。基本的にはミステリーなのだが、主人公のハードボイルドな語り口が文学的で、謎解きうんぬんよりその世界観に読者は魅かれていくのだろう。作者レイモンド・チャンドラーはフィッツジェラルドに傾倒しており、その影響を大きく受けていると訳者・村上春樹は指摘する。その村上氏自身、そのフィッツジェラルドとチャンドラーに影響を受けていると自ら告白している。村上氏の小説の主人公はハードボイルドな感じはしないが、そう言われてみれば確かにマーロウのようにタフな精神構造の持ち主だ。700ページにおよぶ分厚い作品だが、非常にスムーズに読める。鞄に入れて持ち歩くのが少々重いのがたまにキズw
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.93
(4pt)

甦ったのは?

人は愛する者達を突然失った時どう立ち直れるのか、訳文の巧みさもあって、胸を打つものがある。チャンドラーのミステリー小説この作の前の「さよなら、愛しき人」と一緒に読むとテーマがミステリーというだけの純文学の一端みたいに思える。独特のスタイルで惹きつけられてとにかく面白い。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.92
(3pt)

台詞の切れ味の悪さ

十年ほど前に清水俊二訳で読み、感動し、それから原書を手に入れ、それを繰り返し読んできた。そして今回、村上春樹が訳したということで読んでみた。あとがきはとても楽しめた。とても気持ちが伝わる。しかし肝心の翻訳は、少々がっかりしてしまった。地の文はともかく、台詞に原文の切れ味が感じられない。そして台詞はこの作品の中で、極めて重要な役割を担っている。この村上訳に対する何人かのレビュワーの言う通り、台詞は清水俊二訳の方が優っていると思う。村上春樹の作品に対する思い入れはとてもよくわかるが、残念ながら彼の文体は(Raymond Carverの文体とは対照的に)Raymond Chandlerの文体とはあまり合わないような気がする。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.91
(5pt)

時代を背負う作家が描く、頑なに自身のプリンシプルを守る探偵フィリップ・マーロウの最高

第1次世界大戦に従軍し、石油関連企業の副社長まで上り詰めたレイモンド・チャンドラーが1953年に18歳年上の病床の妻の側で書き上げた本書は、資本主義が崩壊し始めた2009年にも十二分に通じる多くの示唆を内包していました。例え窮地に陥ろうと、損をしようと、自分のプリンシプルに何処までも忠実に行動する探偵マーロウの生き様は読者に共感と憧憬を抱かせます。そして、訳者あとがきで「小説というものを書き始めるにあたって、僕は多くのことをチャンドラーから学んだ」と村上さんが語るように、マーロウの生き様に読者は少なからず村上作品の主人公のそれを重ね合わせることになります。米国社会の闇の実相。ミステリとして十分な仕掛け。我々が無意識の内に憧れる、金や他人に左右されずに自分の信念に忠実に生きる純粋なマーロウの行動。そして、ある種の人だけが経験できる魂の交流の物語。それらが一部冗長であるものの見事に描かれており、村上さんをして二つ返事で翻訳に従事させた超一級の小説です。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.90
(5pt)

軽い

『ロング・グッドバイ』が発売したときに購入し、その世界に酔った。今回『さよなら、愛しい人』を読んで改めて読み返そうかと思ったとき、この軽量版を知った。2冊目にちょうど良い。人へのプレゼントにも良い。表紙のセンスも絶妙。大好物だ。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.89
(3pt)

村上作品を理解する助けになった。

初めてレイモンド・チャンドラーを読んだ。ハード・ボイルドの私立探偵物としては、筋立て謎かけに妙味なく単調で読むのがシンドイ。チャンドラー好きの人は、恐らく主人公マーロウの魅力にゾッコンなのだろう。アメリカ人の憧れの男性像の一つかもしれない。一匹オオカミで、自分の価値観で行動し、どんなことがあっても自分のスタイルを守る。徹底的な反権力で服従を嫌う。人生に充足しているというよりは、喪失感からかげりが漂う。村上作品の『羊をめぐる冒険』、『ダンス・ダンス・ダンス』の情景が次々にマーロウに重なっていく。チャンドラーなくして村上作品の主人公は存在しないのかもしれない。ただ、マーロウの「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」、「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」といった決めゼリフは、ジェネレーションが若すぎてシビレルことができない。時代は、ハンフリー・ボガードが格好良かったあたりだろうか?
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.88
(5pt)

フォア!

本書を読まずして、小説は語れぬ。ブラッドベリイに影響を与えたと言う作家の最高傑作。ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に通ずる、至極の逸品であります。これぞ、まさしくゾンビ小説であるのであります。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103