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(短編集)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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20世紀イギリスの作家ロアルド・ダール(1916-1990)の短編集。 ミステリというが、謎解きではない。かといって「奇妙な味」というのも雑な分け方であるように思う。皮肉っぽい余韻を残した読後感が多い。英国的といってしまえば、なおさら粗い括りになってしまうか。読んでいて惹き込まれていく作品もあるが、その先が切り捨てられたまま投げ出されている印象であり、読んでいて不全感が残る。そうした不全感自体が魅力に転化しているというわけでもない。 「味」「プールでひと泳ぎ」「皮膚」はそこそこ面白かった。 「誰かが巨大な風船を膨らませていて、今にも眼の前で破裂するのがわかっているのに眼がそらせない」(p249)という表現が作中に出てくるが、ここに収められたダールの作風を言い表しているようにも読める。 | ||||
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某ランキングでの「5位」を見て読んでみた。 他の方もレビューに記しているが「毒気」が全面・前面に出ていて極めて不快。後味の悪さではピカ一というか最低と言うか。。。 筒井康隆や星新一が嫌いでない方はどうぞ。 | ||||
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短編の名手と言えば必ず名の挙がる、ロアルド・ダールの短編集。収録作品は以下の通り。「味」、「おとなしい兇器」、「南から来た男」、「兵隊」、「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」、「海の中へ」、「韋駄天のフォックスリイ」、「皮膚」、「毒」、「お願い」、「首」、「音響捕獲機」、「告別」、「偉大なる自動文章製造機」、「クロウドの犬」正直言って、個人的にはあまり好きではない。何と言うか、毒が強すぎて、気持ちが悪くなってくるのだ。だがそれでも、ダールがたぐいまれなる着想と筆力の持ち主である事は、文句なしに認める。ギャンブル・ネタが多いが、その中でも「南から来た男」は誰もが口をそろえて認める代表作。あまりの緊迫感に、読んでいて胃がキリキリと痛くなった。「おと!!なしい兇器」は、推理クイズにもよく出てくる、非常に有名なトリックの原典。今では手垢がついた感のあるトリックだが、これを最初に思い付いた事は賛嘆に値する。 | ||||
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短編の名手と言えば必ず名の挙がる、ロアルド・ダールの短編集。収録作品は以下の通り。 「味」、「おとなしい兇器」、「南から来た男」、「兵隊」、「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」、「海の中へ」、「韋駄天のフォックスリイ」、「皮膚」、「毒」、「お願い」、「首」、「音響捕獲機」、「告別」、「偉大なる自動文章製造機」、「クロウドの犬」 正直言って、個人的にはあまり好きではない。何と言うか、毒が強すぎて、気持ちが悪くなってくるのだ。だがそれでも、ダールがたぐいまれなる着想と筆力の持ち主である事は、文句なしに認める。 ギャンブル・ネタが多いが、その中でも「南から来た男」は誰もが口をそろえて認める代表作。あまりの緊迫感に、読んでいて胃がキリキリと痛くなった。 「おと!!なしい兇器」は、推理クイズにもよく出てくる、非常に有名なトリックの原典。今では手垢がついた感のあるトリックだが、これを最初に思い付いた事は賛嘆に値する。 | ||||
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