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(短編集)

あなたに似た人



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あなたに似た人の評価: 4.34/5点 レビュー 70件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

いまにも破裂しそうな巨大風船を前にしているような

20世紀イギリスの作家ロアルド・ダール(1916-1990)の短編集。

ミステリというが、謎解きではない。かといって「奇妙な味」というのも雑な分け方であるように思う。皮肉っぽい余韻を残した読後感が多い。英国的といってしまえば、なおさら粗い括りになってしまうか。読んでいて惹き込まれていく作品もあるが、その先が切り捨てられたまま投げ出されている印象であり、読んでいて不全感が残る。そうした不全感自体が魅力に転化しているというわけでもない。

「味」「プールでひと泳ぎ」「皮膚」はそこそこ面白かった。

「誰かが巨大な風船を膨らませていて、今にも眼の前で破裂するのがわかっているのに眼がそらせない」(p249)という表現が作中に出てくるが、ここに収められたダールの作風を言い表しているようにも読める。
あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
415071259X
No.3:
(1pt)

気分が悪い

某ランキングでの「5位」を見て読んでみた。
他の方もレビューに記しているが「毒気」が全面・前面に出ていて極めて不快。後味の悪さではピカ一というか最低と言うか。。。
筒井康隆や星新一が嫌いでない方はどうぞ。
あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))Amazon書評・レビュー:あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))より
4150712514
No.2:
(2pt)

毒が強すぎて

短編の名手と言えば必ず名の挙がる、ロアルド・ダールの短編集。収録作品は以下の通り。「味」、「おとなしい兇器」、「南から来た男」、「兵隊」、「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」、「海の中へ」、「韋駄天のフォックスリイ」、「皮膚」、「毒」、「お願い」、「首」、「音響捕獲機」、「告別」、「偉大なる自動文章製造機」、「クロウドの犬」正直言って、個人的にはあまり好きではない。何と言うか、毒が強すぎて、気持ちが悪くなってくるのだ。だがそれでも、ダールがたぐいまれなる着想と筆力の持ち主である事は、文句なしに認める。ギャンブル・ネタが多いが、その中でも「南から来た男」は誰もが口をそろえて認める代表作。あまりの緊迫感に、読んでいて胃がキリキリと痛くなった。「おと!!なしい兇器」は、推理クイズにもよく出てくる、非常に有名なトリックの原典。今では手垢がついた感のあるトリックだが、これを最初に思い付いた事は賛嘆に値する。
あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))Amazon書評・レビュー:あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))より
4150712514
No.1:
(2pt)

毒が強すぎて

短編の名手と言えば必ず名の挙がる、ロアルド・ダールの短編集。収録作品は以下の通り。
「味」、「おとなしい兇器」、「南から来た男」、「兵隊」、「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」、「海の中へ」、「韋駄天のフォックスリイ」、「皮膚」、「毒」、「お願い」、「首」、「音響捕獲機」、「告別」、「偉大なる自動文章製造機」、「クロウドの犬」
正直言って、個人的にはあまり好きではない。何と言うか、毒が強すぎて、気持ちが悪くなってくるのだ。だがそれでも、ダールがたぐいまれなる着想と筆力の持ち主である事は、文句なしに認める。
ギャンブル・ネタが多いが、その中でも「南から来た男」は誰もが口をそろえて認める代表作。あまりの緊迫感に、読んでいて胃がキリキリと痛くなった。
「おと!!なしい兇器」は、推理クイズにもよく出てくる、非常に有名なトリックの原典。今では手垢がついた感のあるトリックだが、これを最初に思い付いた事は賛嘆に値する。
あなたに似た人 (1981年)Amazon書評・レビュー:あなたに似た人 (1981年)より
B000J7DCK4

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