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(短編集)
あなたに似た人
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【この小説が収録されている参考書籍】
あなたに似た人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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希望通りの商品でした | ||||
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good | ||||
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ブラックユーモア。残酷さを笑いと上品さで包み隠す。「笑ゥせぇるすまん」と似てるところがありますが、「笑ウ〜」が日本のサラリーマンのペーソスなのに対して、こちらは一流の上流階級が持つスノッブさと同時にその空虚さが際立っています。 そんな短編集の中でも他と一味違うのが、作品「兵士」で、戦争を終えて帰還した兵士の主観により描かれた残酷な世界が展開されます。砲声に身を屈ませ、飛行機の音に怯えながらも、自分がおかしいのか、果たして妻のせいなのかもわからず、周りからからかわれ、知らない間に妻が別の女に代わっています。 作者ロアルド・ダールの妻でアカデミー賞主演女優賞をとったパトリシア・ニールの自伝を先日読みましたが、彼女から見たロアルド・ダールは相当な気難しい屋の反面、家族に降りかかった様々な不幸にも立ち向かう勇敢さも持ち合わせています。 ロアルド・ダールの人物像を思い浮かべながら読むと、さらに面白いかと思います。 | ||||
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ハヤカワは好きな作品が多い出版社でもあり、番組でカズレーザーさんがおすすめしていたので、 彼のような感性を持っている人が読むお話とは?と興味がわいて買いました。 好きなタイプのストーリーでした! 本はたくさん読みますが、ジャンル分けがいまだに下手なので参考になりませんが、 星新一さんなどの系統ではないしょうか? 同じ作品を何年も何度も読み返す、観返すので、後でいくらでも読み返して、その度に考えられる作品だったのでこれも好ましいところです。 ウミガメのスープみたいなのは好きなくせに、わかりやすいストーリーと明快なオチがないとダメな旦那さんには不評でしたが・・・ | ||||
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多分、エンターテイメントの小説の技術では、ピカイチ。 なんてことのないストーリーを、ここまで、わくわく、ドキドキの物語に仕上げる手際、技術には、驚かされた❗ 凄いの一言。 小説を読む醍醐味を感じさせる一冊。 | ||||
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「南から来た男」のライターを使った賭け勝負は記憶に残ってます。。 海外の本なので邦訳になると、どうしても文章に、ん?と違和感を抱くこともありますが… kindle版じゃあなくて文庫本で買いたかったぐらいです(泣) | ||||
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カズレーザーさんがおすすめしていたので 読んで見ました。星新一さんを思い出す不可解な、時々理不尽な感じを覚える短編で、面白かったです。 私は好きです。続編も読んでいます。 | ||||
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母から、「おおむね面白かったが『兵士』だけが何度読んでも全く面白くない、さっぱり意味がわからない」と相談を受け、私も読んでみることに。 タイトルに『兵士』とあるように、これは帰還兵の話ではないか?と、当たりをつけて読んでみる。 すると、トラウマと闘う、まともでない、しかし本人はいたって『まとも』と思い込んでいる主人公の姿が浮かび上がってくる。 時代的にベトナム戦争に借り出された兵士の話なのだろうが、今なら認知症当事者の思考とその介護者の困惑の物語として、もしくはモラルハラスメントの加害者と被害者の物語として置き換えて読んでみても興味深いと思う。 このように説明したあと、再読した母の感想は「主人公があわれでかわいそう」というものに変わったことも付け加えておく。 | ||||
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短編集 カタカナの固有名詞の多さにちょっと混乱しました 時代背景や文化の違い、翻訳などから意味がよくわからない所も どんどんと盛り上がっていってどうなるんだーって思ったら、拍子抜けするようなオチが多々 直接的に残酷な描写はないですが人間の静かな狂気や感情みたいなものにぞわっとしたりする話も 個人的にギャロっピング・フォックスリーがしょうもなさすぎて(褒)好きです | ||||
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とても、読みやすい短編です。 | ||||
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どゆこと?笑ってなる、はっきりしない結末がなんとも言えず面白かった。 | ||||
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兎に角、南から来た男が最高❗️ | ||||
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日曜日の朝のTV(シューイチ)で話していて、おもしろそうだと思って買いました。おもしろくて一気に読んでしまいました。 | ||||
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王様のブランチでカズレーサーさんが紹介していたのが気になり急いでAmazonで探しましたが、電子版のみで書籍として欲しかったので割高でしたが購入しました。新品だったので本は綺麗で満足です | ||||
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思わず読み込んでしまう素晴らしい内容です。ありがとうございました。 | ||||
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新訳が出ているようですが、エッセイで馴染みのあった田村隆一の旧訳を読みました。新訳が出た事情は知りませんが、旧訳でも古びてる感じはないし、特に問題ないと思います。やはり傑作の誉れ高い「味」、「南から来た男」が素晴らしい。個人的には「クロウドの犬」も気に入った。しかし他の作品はちょっとうーんという感じかな。まあ収録作全部が傑作だなんて短編集なんて滅多にあるものではないでしょうが。 | ||||
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思いがけない結末を書くことを得意とするダールの珠玉の短編がたくさん収められています。どれも楽しく読めます。おススメの本です。 | ||||
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当時テレビ東京の深夜番組で放送されていて とても奇妙なお話だったなあというのが第一 印象でした。今もベータに録画したものを所有 しております。 さてこの本に掲載されている15編の中に登場 する人物は決して異常ではなく、読者にもこう いった側面があるのではないだろうかといったア イロニーとして捉えている。 筆者が扱うテーマは、賭博に打ちこむ人の心の 恐ろしさ、人の想像力の恐ろしさという2つものに 集約されている。この本を読んであなたが 満足できたら、それはあなたが登場人物に ''似ている''ことになるのです。 | ||||
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ただただ、面白かったの一言。各短編の書き出しを読み始めると、もう、最後まで読みたくなってしまう。本当に、オススメです。 | ||||
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古い段ボールのなかに見つけた本書ロアルド・ダール著『あなたに似た人』を、再読することにした。 奥付を見ると2003年9月15日三十八刷と記してあった。 ダールがこの短編を発表したのを調べたら1953年(昭和28年)であった。 80年代にテレビで放映していたロアルド・ダール劇場「予期せぬ出来事」という番組は観た記憶があるが、評者は彼の他の作品を読んだ記憶はない。 この短編集を読んでゆくとすべて賭けに関わる話である。 「味」という短編は、作家のコリン・ウィリスンがワインについて書かれた最高の物語の一つであり、何度も読み返していると巻末で訳者の田村隆一氏が引用していた。 このじつに嫌らしいワイン専門家について、著者が読者の溜飲を下げるようなエンディングは秀逸である。 本書中でもっともよく出来た短編であると星5進呈。(この作品だけは脳裏に刷り込まれていたから読み進みながら記憶が蘇っていたが、他作品はすべて忘れていたから情けない)。 「おとなしい凶器」は、氷柱を凶器にした物語を読んだことはあるが・・・、骨付きマトンを捜査する刑事に食べさせる未亡人が微笑むエンディングに星4進呈。 「南から来た男」は、気味の悪い恐怖物語である。 エンディングで夫人の指を描写するところなどは残酷すぎるような作品であるが、星4進呈。 このほかの昨品もほとんど賭けがテーマになっていて「皮膚」までの作品は、まあ星3くらいの作品のように思えた。 「皮膚」は、入れ墨がテーマなのだが、このような話が本当にあるのでは、と思わせるリアル感が伝わってくる作品であり星5進呈。 「毒」「お願い」もプロット構成もよく星4進呈したい。 「首」は、執事が鋸と斧を両手に持ち、ご主人様どちらを?と言うくだりの描写がなんとも言えない恐怖を齎す作品であり星5進呈。 「音響」という作品は、草花や樹ににも命が宿るというありきたりなテーマで星3進呈。 「告別」は、復讐は報復を受けるという結末を迎える恐ろしい物語だが、まあテーマがあまり好きになれなかったから星3進呈。 「偉大なる自動文章製造機」には、この作品を書いた時代を考えると、著者ダールの未来を予言するような思考に驚かされてしまった。 今では「AI」が小説を書く実験が現実に行われているからであるが、まあダールの想像したように上手くいくと評者には思えないが・・・で、星4進呈。 「クロウドの犬」は、1~4までの章に分けれられ一話完結のようにしてあるが、すべての物語につながりがあることを読者は読み進みながら知ることになる秀作である。 それにしても著者ダールは、ドック・レースを知るためにどれほど取材したり資料を集めたのだろうか、と驚きながら読み終えた作品であった。 「味」に次ぐ傑作だと星5進呈したい。 巻末で訳者の田村隆一氏が、映画『摩天楼』でゲーリー・クーパーの相手役をしたのがパトリシア・ニールだと書いていた。 評者は、もう半世紀以上も昔になるが、古い映画を上映する映画館で、この『摩天楼』(1949年制作)を観た記憶がある。 ゲーリー・クーパーと不倫関係だったパトリシア・ニールが、その後本書の著者ロアルド・ダール夫人になった話は、オールド映画フアンなら知っているだろう。 | ||||
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