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ジキル博士とハイド氏



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ジキル博士とハイド氏の評価: 4.02/5点 レビュー 53件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 1~20 1/3ページ
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No.53:
(5pt)

自分の心の奥のどす黒い情念に衝き動かされそうになった時、読むべき作品

書斎の書棚から引っ張り出してきた『ジーキル博士とハイド氏』(ロバート・ルイス・スティーヴンソン著、田中西二郎訳、新潮文庫)を数十年ぶりに再読して、以前とは異なる印象を受けました。

医学、法学の博士号を持つ高潔な紳士ジーキルの家に、いつの頃からか、ハイドと名乗る、人をむかむかとさせる顔の小男が出入りするようになりました。そのハイドは遂に殺人事件まで引き起こします。一方、ジーキルは行方が知れなくなってしまいます。はて?

自分の心の奥のどす黒い情念に衝き動かされそうになった時、読むべき作品――これが、私の偽らざる読後感です。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.52:
(3pt)

読みやすくはない。

読みやすいのかと思って買ったが、読みやすくなかった。

もっとわかりやすい訳を欲するが、

もしかしたら、もとの本が読みにくい文章なのかもしれない。

有名なだけあって翻訳はさまざまだが、どれを選ぶべきだったのか、わからなかった。

内容的には、結末がわかっているだけに、あまりじらされてもな、と思った。

ジキルよりも、ハイドに興味がわく。

ハイドの気持ちを知りたかった。

実際の二重人格も、単純に善と悪で割り切れるものか?

知らないが、ジキルにこそ、胡散臭さを感じる。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.51:
(5pt)

良かったです。

娘に頼まれ購入しました。喜んでいるよかで良かったです。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.50:
(4pt)

『本当の自分探し』に悩む誰かへ

"なにも透さぬマントにくるまっているのだから、わたしの保身は完璧だった。考えてみてほしい、わたしは存在すらしないのだ!"1886年発表の本書は、誰もが知りつつも、かえって読まれない不朽の名作にして、また【人の持つ多重人格性】をいち早く紹介している作品として読み応えがあります。

個人的には、メアリー・シェリーによる『フランケンシュタイン』を読んだ後に【映画イメージとの差】にびっくりした事から、本書に登場し、映画では悪の権化の代名詞的存在のハイドは【では一体、原作ではどのように描かれているのだろうか?】と興味を持って手にとりました。

さて、本書は約150ページの内、前半約80ページでは高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りする謎にして出会った人に強烈な悪の印象を残すハイドが起こした【事件から謎の失踪】を描き、後半の約70ページで関係者やジーキルの【遺した手記】という形で事件の顛末が明らかになる構成になっているわけですが。

刺激的な情報に麻痺した感覚では『小柄で嫌な顔をした』ハイドによる『凶悪な行為』は些か地味かつ迫力不足で、近年のハリウッド映画で【巨大かつ暴力的マッチョ】に描かれてしまうのも、致し方ないのかなあと感じた一方で、ベストセラーとなった本書から数年後の1888年に実際に起きた『切り裂きジャック事件』とハイドを重ね合わせて恐怖におちいっていた当時のロンドンっ子もいたのかな?とも想像したり。

また、SNSの普及により、若い世代においては【用途や相手との関係性に応じて】複数のアカウントでキャラ(人格)自体を『設定として』演じるのが良くも悪くも定着した【全ての人がジーキル博士とハイド氏状態】の現在。もしジーキル博士が今の時代に生きていたとしたら。悲劇的な結末もハイドという『別垢』を設定する事で容易に回避できていたのではないか?と【それを言ってはおしまいな】事を考えてしまったり。

平野啓一郎の提唱する"一つの肉体に複数の人格"【分人主義】に共感したり、自身の多面性から『本当の自分探し』に悩む誰かへ。また、古き良き怪奇小説を探す誰かにオススメ。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.49:
(4pt)

100年以上前の怪奇小説

「ジキルとハイド」といえば二重人格の代名詞であるが、この小説を読む限り、著者は二重人格を強調したかったのではないと思う。

ジキルは自他ともに認める紳士である。だから、彼の心の中に「悪」の感情があっても、世間体を考えると悪いことはできない。ジキルは半ば好奇心、半ば欲望から、自分の中の「悪」だけを取り出した。
はじめはよかった。ハイドになれば、自由自在に悪いことができた。飽きればジキルに戻ればよい。悪いことはハイドが勝手にやったのだから、ジキルは良心の呵責に悩まされることはない。

ジキルとハイドが性格だけでなく、人相や背格好も大きく違うのは、肉体と精神は一体という当時の考え方だろう。ここは重要である。周りはなぜジキルがハイドをかばうのか訝しがるが、ジキルが言うのだからやむをえないと従う。だから、次々に起こる不思議な現象を解決できない。

しかし、ハイドはジキルが思っていたより凶悪であった。最後にはジキルはハイドに乗っ取られる。この小説は怪奇小説という解釈の方が自然だと思う。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.48:
(4pt)

最後の独白が面白い

たまたま目にとまったTHE・古典。
日常の描写からはかつてのイギリス文化が垣間見えて興味深い。
ジキル博士とハイド氏は二重人格の例えに使われるが,
両者の対比・葛藤・闘争に関する考察は,
時代を超えた普遍的なテーマであると感じた。
最後の独白パートはスリリングで手が止まらない。
古典には,語り継がれる価値があるということを実感した一冊。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.47:
(5pt)

古典であるが故に結末はわかっていても最後まで読み切れます。

表題の通りです。
 ジキル博士の遺体が自宅で発見され、いつも行動を共にしていたハイド氏の姿が見当たらない。この状況では誰もがハイド氏がジキル博士を殺害して逃亡した。と思いますよね。
 ところがジキル博士の日誌を読んで、皆、愕然と恐怖にさいなまれたことでしょう。
 ジキル博士が人体改造、精神改造の実験を行っており、自らが実験台になってハイド氏に変身して、ロンドンの夜を徘徊して、恐怖をばらまいていたことが明らかになります。
 そして運命の瞬間。ハイド氏がジキル博士に戻る薬を飲んでも元に戻れなくなります。世をはかなんでハイド氏は自殺します。そうしてやっとジキル博士に戻ります。
 今だとこの話は古典として誰もが知っている話なので、読む人は少ないでしょう。
 でも中編で長い小説ではありませんので読み損ということはありません。
 追加すると本編の作者は、「宝島」の作者でもあり、そちらのほうで有名かもしれませんね。
 お話に付き合っていただきありがとうございました。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.46:
(3pt)

言わずと知れた。。。

名作過ぎるのが仇なのでしょうか、期待でハードルを上げすぎた為か、「ふ~ん、こんなものか」といった印象です。
意外と短くすぐ読み終わりました。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.45:
(5pt)

読みやすい

古典によくある拡張高さがなく、現代でも十分に読みやすい文でした。薄い本ですが、ドラマチックで内容のあるものだと思います。さながら映画を鑑賞しているような気分になりました。

岩波文庫は表紙に写真を載せていますが、これが本を手に取るたびに想像力を一層引き立ててくれます。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.44:
(4pt)

久しぶり....。

むか~し読んだが、もうその本が無く、内容もはっきり思い出せなく
気になったので頼みました。
包装もきれいですし、何より、本の内容が面白かった。
久しぶりに読むと、とても新鮮でした。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.43:
(4pt)

えげつない人間の悪

人は誰しもジキルとハイドの2面を持っている。
ハイドの描写の醜さ、えげつなさには目を覆いたくなるほどだが、人間にはハイド性が多かれ少なかれ備わっており、
どんな拍子でジキルからハイドになるかは人それぞれ。
読みながら性悪説、という概念を思った。
ただ、理性や良心でハイド性を無意識なりにも抑えているだけで。

あらすじはわかっていたものの、表現の凄み、スピード感、緊迫感のある構成で、一気に読むことができた。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.42:
(5pt)

名作古典です

kindle版が出ていたので久しぶりに読んでみました。
読み返してみると当時のロンドンの描写が素晴らしいですね。
自らの二面性の悩みは過去現代問わず通じるところがあると思います。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.41:
(5pt)

古くさくない

古い作品であるのに古くささを全く感じませんでした。 ジーキル博士が悩んでいた善と悪の二面性は少なからず誰にでも持ち合わせていると思います。 そして、多くの人は悪の部分をうまく抑えていきています。 ジーキル博士の持つ悪の割合が特別人並み以上に高かったのか、それとも悪を抑える力が弱かったのか。 人は自分の悪事が露見しない状況になれば悪を行使してしまう弱さを持っているのではないか。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.40:
(4pt)

人は善と悪を抱えたまま生きていけるか

【あらすじ】
弁護士アタスンは、極悪な小男ハイドについて知る。その男は、彼の友人ジーキルの遺産相続人であった。アタスンはジーキルに尋ねるが、放ってくれと言われる。その後殺人事件がおこり、犯人はハイドであることがわかる。ハイドとは何者か。ジーキルとハイドはどのような関係があるのか。

【感想】
「ジキルとハイド」という喩えは古今東西の物語に登場するが、意外とその原作は知られていないのではないだろうか。何故ハイドなる人間が生まれたのか。それは最終章のジーキルの陳述書に記されており、この部分が物語の核となる。結論はよく知られているが、ハイドはジーキルの悪の側面が表に出てきたものである。誤解されがちだが、ジーキル=善、ハイド=悪ではない。ジーキルは確かに善人であるが、内側には善と悪が混合されている。これも誤解されているが、ジーキルは二重人格者ではない。二元的な性格をもっているのである。言い換えれば内面的二重人格者である。この善と悪が内側で争うこと、これが人類の災いではないかとジーキルは考えた。ならばそれらを分離できるようにすればいいのではないか。実験の結果、彼は悪の性格のみを持った人格、ハイドを生み出すことに成功したのであある。しかし結局はジーキルとハイドが内面的に争う結果となり最後は悲劇的な結果となる。

注文をつけるとしたら、表紙にネタバレを書くのは如何なものか。有名な話だからという事だと思うが、知らない人も多い。

人間は誰しも善と悪を両方持っている。悪の部分を持つことに罪悪感も持ちながらも、それらにどうにか折り合いをつけて人間は生きていかなければならない。ジーキルは悪を抱えたまま善人として生きていくことに耐えられずハイドを生み出してしまった。そこまではいかなくても悪を抱えてしまうことに苦しむ人は少なくないだろう。だが完全に分離させることはできないと気付く。月並な言い方だが善を善として、悪を悪としてうまくコントロールしながら生きていくしかないのだろう。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.39:
(5pt)

ジーキル博士とハイド氏

読みやすい単行本を探して居たのでとても気にいっている。良かった。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.38:
(5pt)

ネタばれしていても楽しめます

「ジキルとハイド」という言葉は今まで何度か耳にしたことがありますが、実際に物語を読んだことが
なかったので拝読しました。
カバーのイラストを見ればもとより、タイトルを聞けばどんな展開になるか大方察しがつくと思います。
私自身もむろん、「二重人格」だということを知りながらページをめくっていましたが、人間の心理を衝いている
素晴らしい内容だったので楽しめました。
二重人格になってしまった経緯こそが、この物語の大切な要素だと思います。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.37:
(4pt)

Thanks

Really great story, happy to get it in Japanese!
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.36:
(5pt)

二重人格の恐ろしき殺人者。

昼間はジキル博士として研究にいそしんでいるが、夜になるとハイド氏として冷酷な殺人者に豹変する。ジキル博士とハイド氏という言葉は二重人格の代名詞のように現代で使われるようになったが、その元となったのがこの作品である。何度もドラマや映画化されたこの作品を小説という形で改めて読むと、二重人格の恐怖が夜な夜な伝わってくる作品である。
ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫)より
4488590012
No.35:
(5pt)

さすが名作。

この本は一度読んでおいた方が良いと思います。薄い本ですが内容は濃いです。一言で感想など言えないほどに…。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010
No.34:
(3pt)

ちょっと疲れた

良いといえば良いのですが、ちょっと難しく読みづらいところもありました。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)より
4102003010

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