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熱帯
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熱帯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 1~20 1/6ページ
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初めての森見登美彦長編、最高! 迂回で分からない部分がありますが、二回目を読む必要があるかと思います。 | ||||
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新品の本を買ったのに、帯がシワシワで、少し 破けていた | ||||
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「太陽と乙女」に収録されている著者が書いた「千と千尋の神隠し」についての文章を読めば、本作品が「千と千尋の神隠し」であることが解る。 ただ、好き嫌いは分かれると思う。 | ||||
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前半部分は引きこまれるように読み進んでいたのですが、途中から何とも言えない世界に・・・。 「夜行」はあまり好みでなく、四畳半、夜は短し、たぬき、怠け者は大好きです。 これも「夜行」と同じ流れと感じたのですが、後になればなるほど整理がつかず、また読みたくなってくるような不思議。 図書館で借りて読んだのですが、Kindleででも購入して読んでみようかしらん。 あと、千一夜物語が無性に読みたくなってきます。 いずれにせよ、森見さんは鬼才ですね。 | ||||
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いろんな物語のカケラが中途半端に捨て置かれていく…という意味においてこんなの嫌いだと言う人がいてもそれは仕方がない、とも思う。 でも個人的には、そのカケラの一つ一つに刻まれた輝きが眩しくて、むしろ沢山の輝きを残してくれたことに感謝したい気持ちです。 実際の旅行でも変なところに迷い込んでしまいたい派ですが、そんな気分を何度も味わえる、上質な冒険譚だと思いました(くどいですがあくまで個人的に)。 | ||||
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他の人のレビューにも多いが、後半はあまりスリリングな展開なくダラダラと妄想ファンタジーが続くので読むのがつかれた。でもラストは悪くなかったので、途中の中だるみが惜しい。それがなければめくるめく展開で一気に駆け抜ける感覚が味わえたのに。 | ||||
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四畳半や有頂天は微妙。夜は短し、夜行、宵山、きつねが好きな者です。 夜行が好きであれば楽しめるだろうと聞いたので買ってみましたが、レビューにもちらほらある通り、後半から急にくるファンタジーは読んでいて退屈でした。それまではとても面白かったし、終盤や締め方も好きなのですが…。 繰り返し読もうという気にはなりませんでした。 | ||||
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夜行を読んで以来、久しぶりに単行本を手に取ってみた。 叡山鉄道や芳蓮堂、鞍馬、神社、森見ワールドの数々のアイテムが点在していて、そこに新たな視点が加わったと感じた。満州や奉天は司馬遼太郎の影響か、バグダードの西方の商人は興味深い。 著者の本をいくつか読んだが、京都の町に潜む得体の知れないもの(当時は)の正体は何だろうとずっと思ってきた。きつねのはなし、太陽の塔、四畳半神話大系の中にさえ京都の不可思議さを感じた。 夜行を読んで5.6年が経っているが、見えないものは必ず表に現れてくるナと思う。 現実と非現実の狭間で苦悩するのは著者自身かと感じた。この熱帯が完成することで、著者は新たな世界を獲得した様な気がした。森見ワールドの次回作を楽しみにしたい。 | ||||
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現実のストーリーからどんどん入り込んでいく。 途中でちょっと見失ってしまったなと感じたけど、 総じておもしろかったです。 | ||||
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もともと作者の本が好きでしたが、残念ながら才能が枯渇してしまったとしか言いようが無い。 途中まではとても面白くて、私の勘違いかなと思いましたが、異世界に入ってからはひどい。aがbした。そしたらcがdした。が永遠と続いていて、これは小説と言っていいのかと悩みました。 | ||||
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千一夜物語をモチーフにしたミステリー小説です。 重なっていく物語の数々に、現在地がどんどん分からなくなっていきます。 秋の夜長におすすめの一冊です。 | ||||
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作者の得意な点を踏まえつつ苦手な要素にチャレンジした作品のように思います。 森見登美彦作品に登場する不思議な、時として不気味な部分をうかがわせる箱庭的な街、あるいはそこでの対話が好きです。今回は京都のみならず東京や奈良の町の描写もあり、森見登美彦の町や不思議な会話が現れ、非常に楽しめました。また、今回は入れ子式の物語構造で技巧を凝らしており、そこも引き込まれます(読者の認知に負担をかけてしまうという意見もわかりますが、適度な範囲だと思います。喫茶店での会話はとても印象に残りました。) 森見登美彦の主人公はしばしば箱庭的街の裏側に迷い込んだり探検したりするわけですが、これまでは裏側も不気味・不思議なものの延長線上にある箱庭的世界だったような気がします(裏の京都とか四畳半とか)。これに対し、本作品では単に不気味なものではなく一定の「世界」で、かつ世界の論理を説明しようと試みているように感じました(ペンギン・ハイウェイもそうかもしれませんが)。世界の論理は神秘というか不気味さを奪ってしまうと思うのですが、今回は論理がぎりぎりまで解き明かされなかったこともあり楽しめました(ただし、そもそもなぜ主人公が世界の論理についての正しい解を見つけないといけないのかは若干わかりづらいです。)。 他方で、作者が苦手なのかな?と思ったのは、①箱庭的ではないもっと広い「世界」の描写(例えば、島の商店街が今一つ印象に残らず。わざとそう描写しているのかもしれませんが、、、)②アクションというか自然・身体の描写(例えば、砂漠の暑さが京都の暑さとどう違うのかが感じられず、、)で、それぞれについて普段の描写がきめ細かい分、解像度の粗さみたいなものが浮いてしまっている印象を受けました。また、③(①②を解決しようとすると分量がもっと長くなってしまいかねないのでジレンマだと思うんですが)①②が気になることで逆に叙述が冗長に感じられる部分がちらほらありました(そこも含めて森見作品の「味」な気もしますが。。)。 森見登美彦作品は大体読んでいるのですが、頻度はまばらなもので誤解などがあればすみません。参考になれば幸いです。 | ||||
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物語の中で物語が展開するという構造は面白かった。 ただ、ロビンソン・クルーソーを何度も登場させておきながら、途中からの無人島の冒険はデフォーの描くリアリティとは全く別物だった。あれだけ、何度も言及して同じ無人島へと発展して期待もしたが、ただ無人島で有名な作品を登場させていただけだったようで拍子抜けだった。 1Q84のように、現実のようなファンタジーの構想だが、魔女や魔王の世界観から第3章までと第4章からの流れが完全に切り離されてしまう。 ストーリーや構造はすごく綿密に作られているのに、中編2話を読んでいる感覚で残念だった。 | ||||
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この物語は、誰も最後まで読んだことの無い「熱帯」という本を巡る話です。 「熱帯」を読んだ数人は学団というグループを作り、話し合いを通して、果たして「熱帯」とはどのような物語だったのかをまとめようとしています。 作中では様々な版があり、由来のわからない物語を多数含む「千夜一夜物語」を「熱帯」になぞらえ、「熱帯」の持つミステリアスな雰囲気を際立たせています。 この物語の白眉は、自分がいままで読んだ本のすべてが「熱帯」に関係しているように思えてくる点です。私はこの本を読むにつれて、本作に特に描写の無いサンテグジュペリの「星の王子様」を筆頭に様々な作品が頭の中に浮かんでは消えていきました。 タイトル自身が「熱帯」であり、森見先生自身の内心描写も含め、作中作のような不思議な入れ子構造もこの独特な没入感に拍車をかけていると思います。 不思議な読書体験をしたい方には是非お勧めです。 | ||||
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最後まで面白かったが、途中までのおもしろさが凄くて期待度が上がり過ぎた。ここだけじゃない、もうひとつだけじゃない、世界が、人生がある。そんな話、かな? | ||||
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森見登美彦さんの本を手に取るのは「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」以来10年ぶり。 あの明治の文豪風の文体?は健在でした。 本当の姿を知る者はひとりもいないと言われている謎の本「千一夜物語」をモチーフにしているこの物語。 作中に出てくる「熱帯」も謎の本ということで、何でもありの不思議ワールドが自然と許せる雰囲気があって。 そこがいい意味でズルいなあと思いました。 不思議ワールドといっても「熱帯」「千一夜物語」「佐山尚一」「学団」「沈黙読書会」など、キーワードが、一連のストーリーを繋いでいます。 そのキーワードがどう関連して次に展開するのかというところは、ドキドキワクワクしながら読みましたが、この奥にあるテーマみたいな部分を読み取りきれずでした。 作中の「熱帯」は、 汝にかかわりなきことを語るなかれ しからずんば汝は好まざることを聞くならん という書き出しで始まる物語で、その文も一つの大きなキーワードになっています。だから人それぞれの「熱帯」という物語がある、みたいなテーマなのでしょうか。 こんなに奇妙で不思議な物語のモチーフになっている「千一夜物語」って、どれだけ不思議なんだろう。 今は「千一夜物語」に興味を持っています。 | ||||
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好みが分かれる作品だと思います。 ネタバレありで大まかな構成を書くと、1章が『熱帯』という不思議な本を探す森見の話、2章が『熱帯』について語る女性の話、3章が『熱帯』の謎に迫った男性の話で、この3つが第1部のような位置づけになるかと思います。 4章では場面が一転して、『熱帯』の作品の中の話が展開されていきます。5章でも引き続き『熱帯』の作品内での物語が進行しつつ、終盤に『熱帯』が誕生した経緯が描かれています。この2つの章が第2部という感じでしょう。 最期に後記として作品内の『熱帯』の作者に関する話が描かれています。 このような構成ですが、本作は1部の多くの謎が解けないまま2部に向かっていきます。これが好みのわかれるところかなと思います。 僕自身は、読んでいて途中少し退屈してしまった場面もありましたが、終盤の畳み方が好きで、読んでよかったと思いました。 万人受けする構成ではないと思いますが、好きな人は読後に強い満足感を得られるような作品だと思います。 | ||||
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京都に行くまでが最高に面白かったです。 尽きることのない物語を延々と錯綜させて、広大な幻の世界を体験させようとする試みのようですが そもそも一話一話がつまらないし、単純に話を広げすぎて収集がつかなくなったよう。 伏線も回収されず、物語の明確な結末もないものを「夢見のように終わらず繰り返される」風にすることで、逃げているように思えます。 千夜一夜物語ってそんなんじゃないでしょう。 前書きで、筆者がスランプ然とした内容が書かれていますが この後半の収集つかなさの言い訳だったのかしらん。 | ||||
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森見登美彦は京都×ファンタジーの印象が強い人が多い。しかし、エッセイ等を読むと現実と地続きのところからどんどん物語が膨らんでいくのも森見登美彦あるあるだと思う。その膨らんでいく物語と彼が得意なファンタジー、そして千一夜物語がとてもうまく絡み合った作品だった。途中まで大風呂敷を広げすぎて大丈夫か?と不安になったが、そこからまたぐんぐん現実側に戻っていくのが爽快だった。 | ||||
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ずっと気になってた本で、文庫化待ってました!! 表紙の写真も大好きなカメラマンさんで最高だと思ってましたが… 『夜は短し~』『宵山万華鏡』『夜行』『きつねのはなし』『四畳半~』『新走れメロス』など読んできて、わりと好きな作家さんでしたが後半ほんと長すぎてしんどかったです。 視点や時系列変わってるのもわかりますが、結局前半との繋がりは?!とか、魔女は?!!とか、白石さんは?!!!とか。 回収しきれずもやり。 んーーー。 熱帯の世界になったあたりからちょっとグダグダだなぁと感じました。 四畳半~の時も後半グダグダだったから、あんまり長編向きじゃないのかな??? 宵山万華鏡が一番好きです。 | ||||
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