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熱帯
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熱帯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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初めての森見登美彦長編、最高! 迂回で分からない部分がありますが、二回目を読む必要があるかと思います。 | ||||
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「太陽と乙女」に収録されている著者が書いた「千と千尋の神隠し」についての文章を読めば、本作品が「千と千尋の神隠し」であることが解る。 ただ、好き嫌いは分かれると思う。 | ||||
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前半部分は引きこまれるように読み進んでいたのですが、途中から何とも言えない世界に・・・。 「夜行」はあまり好みでなく、四畳半、夜は短し、たぬき、怠け者は大好きです。 これも「夜行」と同じ流れと感じたのですが、後になればなるほど整理がつかず、また読みたくなってくるような不思議。 図書館で借りて読んだのですが、Kindleででも購入して読んでみようかしらん。 あと、千一夜物語が無性に読みたくなってきます。 いずれにせよ、森見さんは鬼才ですね。 | ||||
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いろんな物語のカケラが中途半端に捨て置かれていく…という意味においてこんなの嫌いだと言う人がいてもそれは仕方がない、とも思う。 でも個人的には、そのカケラの一つ一つに刻まれた輝きが眩しくて、むしろ沢山の輝きを残してくれたことに感謝したい気持ちです。 実際の旅行でも変なところに迷い込んでしまいたい派ですが、そんな気分を何度も味わえる、上質な冒険譚だと思いました(くどいですがあくまで個人的に)。 | ||||
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現実のストーリーからどんどん入り込んでいく。 途中でちょっと見失ってしまったなと感じたけど、 総じておもしろかったです。 | ||||
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千一夜物語をモチーフにしたミステリー小説です。 重なっていく物語の数々に、現在地がどんどん分からなくなっていきます。 秋の夜長におすすめの一冊です。 | ||||
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作者の得意な点を踏まえつつ苦手な要素にチャレンジした作品のように思います。 森見登美彦作品に登場する不思議な、時として不気味な部分をうかがわせる箱庭的な街、あるいはそこでの対話が好きです。今回は京都のみならず東京や奈良の町の描写もあり、森見登美彦の町や不思議な会話が現れ、非常に楽しめました。また、今回は入れ子式の物語構造で技巧を凝らしており、そこも引き込まれます(読者の認知に負担をかけてしまうという意見もわかりますが、適度な範囲だと思います。喫茶店での会話はとても印象に残りました。) 森見登美彦の主人公はしばしば箱庭的街の裏側に迷い込んだり探検したりするわけですが、これまでは裏側も不気味・不思議なものの延長線上にある箱庭的世界だったような気がします(裏の京都とか四畳半とか)。これに対し、本作品では単に不気味なものではなく一定の「世界」で、かつ世界の論理を説明しようと試みているように感じました(ペンギン・ハイウェイもそうかもしれませんが)。世界の論理は神秘というか不気味さを奪ってしまうと思うのですが、今回は論理がぎりぎりまで解き明かされなかったこともあり楽しめました(ただし、そもそもなぜ主人公が世界の論理についての正しい解を見つけないといけないのかは若干わかりづらいです。)。 他方で、作者が苦手なのかな?と思ったのは、①箱庭的ではないもっと広い「世界」の描写(例えば、島の商店街が今一つ印象に残らず。わざとそう描写しているのかもしれませんが、、、)②アクションというか自然・身体の描写(例えば、砂漠の暑さが京都の暑さとどう違うのかが感じられず、、)で、それぞれについて普段の描写がきめ細かい分、解像度の粗さみたいなものが浮いてしまっている印象を受けました。また、③(①②を解決しようとすると分量がもっと長くなってしまいかねないのでジレンマだと思うんですが)①②が気になることで逆に叙述が冗長に感じられる部分がちらほらありました(そこも含めて森見作品の「味」な気もしますが。。)。 森見登美彦作品は大体読んでいるのですが、頻度はまばらなもので誤解などがあればすみません。参考になれば幸いです。 | ||||
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この物語は、誰も最後まで読んだことの無い「熱帯」という本を巡る話です。 「熱帯」を読んだ数人は学団というグループを作り、話し合いを通して、果たして「熱帯」とはどのような物語だったのかをまとめようとしています。 作中では様々な版があり、由来のわからない物語を多数含む「千夜一夜物語」を「熱帯」になぞらえ、「熱帯」の持つミステリアスな雰囲気を際立たせています。 この物語の白眉は、自分がいままで読んだ本のすべてが「熱帯」に関係しているように思えてくる点です。私はこの本を読むにつれて、本作に特に描写の無いサンテグジュペリの「星の王子様」を筆頭に様々な作品が頭の中に浮かんでは消えていきました。 タイトル自身が「熱帯」であり、森見先生自身の内心描写も含め、作中作のような不思議な入れ子構造もこの独特な没入感に拍車をかけていると思います。 不思議な読書体験をしたい方には是非お勧めです。 | ||||
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最後まで面白かったが、途中までのおもしろさが凄くて期待度が上がり過ぎた。ここだけじゃない、もうひとつだけじゃない、世界が、人生がある。そんな話、かな? | ||||
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森見登美彦さんの本を手に取るのは「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」以来10年ぶり。 あの明治の文豪風の文体?は健在でした。 本当の姿を知る者はひとりもいないと言われている謎の本「千一夜物語」をモチーフにしているこの物語。 作中に出てくる「熱帯」も謎の本ということで、何でもありの不思議ワールドが自然と許せる雰囲気があって。 そこがいい意味でズルいなあと思いました。 不思議ワールドといっても「熱帯」「千一夜物語」「佐山尚一」「学団」「沈黙読書会」など、キーワードが、一連のストーリーを繋いでいます。 そのキーワードがどう関連して次に展開するのかというところは、ドキドキワクワクしながら読みましたが、この奥にあるテーマみたいな部分を読み取りきれずでした。 作中の「熱帯」は、 汝にかかわりなきことを語るなかれ しからずんば汝は好まざることを聞くならん という書き出しで始まる物語で、その文も一つの大きなキーワードになっています。だから人それぞれの「熱帯」という物語がある、みたいなテーマなのでしょうか。 こんなに奇妙で不思議な物語のモチーフになっている「千一夜物語」って、どれだけ不思議なんだろう。 今は「千一夜物語」に興味を持っています。 | ||||
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好みが分かれる作品だと思います。 ネタバレありで大まかな構成を書くと、1章が『熱帯』という不思議な本を探す森見の話、2章が『熱帯』について語る女性の話、3章が『熱帯』の謎に迫った男性の話で、この3つが第1部のような位置づけになるかと思います。 4章では場面が一転して、『熱帯』の作品の中の話が展開されていきます。5章でも引き続き『熱帯』の作品内での物語が進行しつつ、終盤に『熱帯』が誕生した経緯が描かれています。この2つの章が第2部という感じでしょう。 最期に後記として作品内の『熱帯』の作者に関する話が描かれています。 このような構成ですが、本作は1部の多くの謎が解けないまま2部に向かっていきます。これが好みのわかれるところかなと思います。 僕自身は、読んでいて途中少し退屈してしまった場面もありましたが、終盤の畳み方が好きで、読んでよかったと思いました。 万人受けする構成ではないと思いますが、好きな人は読後に強い満足感を得られるような作品だと思います。 | ||||
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森見登美彦は京都×ファンタジーの印象が強い人が多い。しかし、エッセイ等を読むと現実と地続きのところからどんどん物語が膨らんでいくのも森見登美彦あるあるだと思う。その膨らんでいく物語と彼が得意なファンタジー、そして千一夜物語がとてもうまく絡み合った作品だった。途中まで大風呂敷を広げすぎて大丈夫か?と不安になったが、そこからまたぐんぐん現実側に戻っていくのが爽快だった。 | ||||
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前作『夜行』に続いて、傑作ではあるけど森見氏の中では異色。 低評価レビューの内容を見るに、 『夜は短し』や『有頂天家族』のようなエンタメを求めてる人は手を出さないほうが良いと思います。 そういう狙いの本じゃなさそうなので、がっかりしちゃうと思います。 怪談話や民俗的な御伽噺のような構造を嗜める人、雰囲気を楽しめる人には本当におすすめです! | ||||
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厚さもかなりあって普段本を読まない方には本当に最後まで読めない本になってしまいかねないので本に慣れている方にお勧めします。 私としては森見登美彦作品の中でもかなり上位に入ると思います。 ただ、四畳半や夜は短しのような作風とは違い、ザ・ファンタジーなので好まない方もいると思います。 東京、京都、アラビア、と不思議な雰囲気の世界に入り浸れるので私はとても好きです。 こうゆう世界って今は無くなってしまったなと悲しい気持ちになりました。 | ||||
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暫く バックの中に入ってました 面白いといって 車の中でも読んでました 最近の中で夢中になって読んだ本でしたよ | ||||
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森見登美彦の作品として読んだのは、「夜は短し歩けよ乙女」に次いで2作品目。「夜は」が青春+ファンタジー小説なら、これはミステリー+ファンタジー小説。「熱帯」という小説について語り合う「沈黙読書会」。メンバーの誰もが熱帯を途中まで読んでいて、誰もが最後まで読み通せていない。現物がない状況で、各人が覚えているストーリーをまとめていく読書会。しかし、序盤は同じだが、中盤になるとそれぞれ異なる内容を覚えている。謎の書物を求めて京都に向かうメンバーの池内。いつの間にか熱帯の世界そのものに取り込まれていく。森見は奇才です。このようなストーリーを思いつくとは。 | ||||
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読み終えたけど、結局読めなかった | ||||
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古本ですが良品でした。内容も問題なしです。 | ||||
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見えている世界が次々に変わっていく。 夢を見たときに、行ったことない場所や、現実では起こりえないような設定にも順応してしまう感覚に近いと感じた。 私が普段使わない単語も多くて勉強になった。 | ||||
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大作でしたが一気に読めました。 小説を愛好することについて改めて考えさせられる内容です。 何を書いてもネタバレになるような、ネタバレしようが無いような、誠に不思議なストーリーです。 虚構と現実、存在と思考、などについてボンヤリ考えることがお好きな方にはとてもお勧めです。 | ||||
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