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熱帯
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熱帯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 101~103 6/6ページ
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才能って枯渇するんですね。中盤以降、電撃文庫かと思った。いや、それ以下。 | ||||
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枕元から無くなることを恐れてひと息に読んだ。 怒涛の伏線回収はあっぱれ。真ん中あたりは多少間延びしたが、最後はまとまっている。 後半のマジックリアリズム的展開は視覚イメージがよく広がったので、アニメ化されたら盛り上がりそうである。 「謎」についての核心的描写がもう少し欲しかったが、そこは自分の『熱帯』だけが本物なのだから、という逃げ方もできるだろう。 読み終わると、最初からもう一度読み始めたくなるので、読者は熱帯に閉じ込められること必定である。よくできた本なのは間違いない。 | ||||
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その昔、他ならないこのAmazonのサイトの中にマトグロッソというページがあって(今は別のサイトに引っ越していますが)、森見がこの『熱帯』を連載していました。最後まで読んだ読者が居ない幻の小説『熱帯』(佐山尚一)を巡っての、『熱帯』に取り憑かれた人間達の謎に満ちた追跡劇。しかしその連載は2011年に中断しました。連載を抱えすぎた森見が心身症を発症して「書けない作家」になったからです。正直な話、森見登美彦の『熱帯』も幻の本になるのではないかと私は観念して居ました。しかし森見は復活し、1−2年に一作というペースで中断した連載を着実に完結させていったのである。今回、完結した『熱帯』を読むことができて森見読者の一人として至福の至りとしか言いようがありません。 本作について語るべき点は多々あって、とても語り尽くせるものではありません。脇筋の「虎」ひとつとっても、森見に絡めて語るべきことは山のようにあります。小説についての小説、あるいはメタフィクションを書こうという作家が必ずと言っていいほどに拘る『千夜一夜物語』にこの小説も拘っているという点で、物語の方向性は明らかなのですが、そこをどう森見の「語り」が捌いて見せるのかが読ませどころかなと思います。ただ、人の想像力/想像力をテーマにして、その想像力に「食べられそうになる」人間がどう立ち直るのかを描いているという点で、これは森見版『果てしない物語』だなと思いました。 | ||||
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