■スポンサードリンク
家康、江戸を建てる
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
家康、江戸を建てるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 101~120 6/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
写真や図がなく、不満である。著者の想像の産物の小説と言われても仕方がない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パソコンも機械も何もない。泥沼状態から江戸を創り上げた昔の人の知恵は力は、凄い‼️ 歴史の楽しさに触れる一冊となった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説 というより、 あらすじ に会話が挟み込まれたような奇妙な読み物。 時代小説のラノベ化か。 いま時代小説が流行っているらしいが読んだことがないので、いまどきの時代小説がどうなっているかわからない。 だいぶ前だが学生のころ、 司馬遼太郎 の著作を7割がた読んだ。 松本清張 の時代小説は全部読んだ。 他は知らぬ。 本書は、 キンドル で読んだ。 紙の本を手にとったら、薄いのに余白が多くスカスカだったので心配だったが、キンドルで文字ポイントを大きくして読むにはちょうどよい。 電子書籍向き。 改行というのは、そこで詩的情感をたっぷりとるためのものであり、多用するものではない。 司馬遼太郎的な文体の弊害を感じる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歴史モノではあるが時代劇的ではありません。 司馬さんが御存命であれば、オレこういうの書きたかったんだよなあ・・・と おっしゃったかもしれない。と、ニヤニヤしながら読みました。 秀吉さんに連レションしながら東海の豊かな旧領と引き換えに家康が得た関東。 地面は流れ込む川と海岸線により常にぬかるみ歩けばいつも腐れ雑巾のよう。 目立つ山も森もなく萱と蒲などの丈高の草がビョウビョウと生えるばかり。 だからこそ既存の権威も縄張りも一切ない描き放題の広大なキャンパスといった 具合でしょうか。 この本では家康も大河ドラマで観るような尊大で計算高い権力者というよりも どこか巨きすぎる玩具を手にして悪戦苦闘しながらも微笑まずにはいられないという どうにも50過ぎのおじさんには”うんうん、よーくわかるぞ、ソノキモチ” といった体に映ります。 やっぱり男子ってのはこういう町つくりとか昔っから大好きなんですねえ(スマホゲームも然り) 成るほど、そういう訳か、と言うことで、残念ながら女子は美人受付嬢もくノ一忍者も出てきません。 この連作に出てくるのは男子ばっかり、しかも大抵は土木担当役人やら小判職人やら 石切の親方だったりで、みんな池井戸作品の工場のおっさんの役者さんがぴったりナイスな キャステイングです。 ですが、このやんちゃでクソ真面目なオッチャン達の奮闘ぶりがすこぶる面白く、また、 うらやましくもなり、読了するとなんとなくしんみりしつつも僕もガンバロウ、と元気になるという 良く出来た本でございました。 なんかこの辺が司馬さんとかNHK歴史ヒストリアっぽい空気感が漂っていますが決して悪いものじゃありません。 毎回一つのエピソードが読み終わるたびにカラフィナさんたちのstoriaが聞こえて来ます。 ほかにも江戸、東京の薀蓄も面白く、水道橋の名前の理由、小判になぜ光次のマークがついてるのか 井の頭公園の由来や青梅街道はなぜ出来たか、とか何気なく目にしている現在の東京のあれこれが この時代の江戸つくりに繋がっていることが判ってタメになりました。 もう終わっちゃったけど中学生あたりの自由研究とかにはなかなかツボにはまって良いテーマかと思した。 よーし、来年の息子の為にネタとして採っておくことにしよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
例えば一軒の家にも土地の歴史がある。さまざまな自然現象が土地の地味を変え、あるいは人の営みが土地の形を変え、今自分が家を建てる時にはさらに土地を掘り、土を入れ、基礎を作り、様々なユーティリティのための配管を施す。そこに住むため、雨風をしのぎ、安全を得るために建物が建つ。江戸という巨大な家を建てるために奮闘した人々の物語。家康の政治的な決断、基礎の材料を命がけで算出する山師たち。暮らしのためのインフラを工夫を重ねて整備する職人や官僚。軍事から民事へと変わりゆく時代を支える貨幣経済を創出する人々。 そしてここに描かれない無数の人物たちも創り、作り、造った町は増築を重ねやがて世界一の都市圏へと拡大してゆく。 長いスパンでは壮大であり、また日常の連続で積み上げられる歴史を見事に切り抜き、編みあげた一作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Kindle版を購入。 江戸期のインフラを支えた職人たちの、オムニバスストーリー。 能吏たちの裏側に存在した様々な職人たち。その姿を通して、当時の官僚政治の一端を想像させてくれます。 家康の人物描写に関しては正しいのかどうかは分かりませんが、一つの読み物として満足のいく1冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸という都市がどのようにして出来たのかが、初めてわかった気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家康本人ではなく、江戸に移った時にそれぞれの専門分野で活躍したプロたちのお話です。 全体として荒れ地から今の東京の基礎を作っていった姿が見えて面白い。 家康本人の描写はあまりありませんが、人の才能を発掘して自分の目的を達成する糧にした人なのかという風情はうかがえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家康が江戸を「建てる」とした題名が良い。 ほぼ何もない荒涼とした関東平野を 利根川の流れをかえ 貨幣のシステムを構築し 飲み水を確保し 石垣を築き 天守を建てた。 物語は、家康の目的にそって職務をはたした それそれの職人たちが主役です。 その結果、当時の地球上で一番の人口が集中していた 「江戸」という都市が出来上がった・・・と そしてその遺産の上に「東京」があるのだと、改めて感じいりました。 ちょっとした漢字にルビがふってあるのも親切です。 中学生はもとより、小学校高学年からでも読めると思います。 夏休みの読書感想文にもお勧め! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても興味深い内容でした。 スマホ片手に、色々な名所を歩き回りたくなりました。 心に響く作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家康も秀吉も秀忠も、出てくるし、存在感もあるんですが、脇役です。 現れては消えていく「仕事」を成し遂げる男たちも、また脇役です。 主役は「江戸という都市」です。 貨幣経済、シンボル、治水、不可能と思えた都市計画が着々と 家康のビジョンに従って実現していきそして現在の東京まで たしかにつながっているのです。 夢を信じた人々のそれぞれの挑戦の記録です。一歩ずつの前進。わたしたちは結果を知っていて、だからこそ胸を強く打たれて読み終わるのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者は土木、都市開発計画を勉強されたことと思います。一般の作者では、土木分野に係る専門分野の記述はしません、小説として書いてるので。家康が江戸に来て、都市生活に必要な水の確保のため、水道用水路を開発した。土地が湿地帯では人は住めない、都市生活はできない、そのため、渡良瀬川から利根川の水路を東京湾に流れていたのを、太平洋に水路を変えさせる巨大土木事業を家康は江戸の原っぱに300年後には世界第一の巨大都市に発展した基礎を整備した。こうした江戸開発のインフラ整備を現代的視点で土木技術による土地地盤の強化、生活に必要な水確保のインフラ整備を書かれている。歴史の史実に照らして書かれたこの本が文学賞などより,遥かに優れていると感動した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベストセラーで買ってみた 都市化が水運だったという話が書いてある ただし全部、家康の指示か?よく分からない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
秀吉の命で国替えをさせられた家康の眼に初めて映った江戸は灰色の土地。 町づくりを一から始めることは大変なことだが、それだけやりがいもあっただろう。 勿論、大変なのはそれぞれの普請を命じられた者たちだけど。 利根川の東遷、貨幣鋳造という面での豊臣との戦い、上水道の整備は特に面白かった。それぞれの普請を命じられた者たちのドラマも楽しく、また地名にまつわる歴史も興味深かった。 江戸は永遠に普請中。今も東京は普請中で、東京という街がある限り変化しつづけるのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸それは、徳川家康が築いた都であった。 しかし、徳川家康一人によるものではない。 家康の考え・イメージに基づき、悪戦苦闘しながらも、実現に向けて尽力した者達によるものである。 永く・先の見えない闘いであった。成功の果実を手にするのは、孫の代であったことも稀ではない。 しかも、彼らの多くは歴史の教科書に載ることはなかった。しかし、果敢に挑戦した。それは、戦国という巨大な壁を超え、人々の安寧の都を築く闘いでもあったであろう。 彼らが築いた江戸の功績・恩恵は、現代の東京まで連綿と受け継がれている。静かにではあるがはっきりとである。 本書は、川・貨幣・水・石垣・天守の観点から、江戸の建設に立ち向かった男たちを描いた物語である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全五話で面白い。 江戸の治水や利水、慶長小判、築城などの江戸時代草創期のエピソードを綴ったものである。 徳川家康が治政だけでなく、西方を除けば海や一面の萱原を現在の東京に結び付くインフラにも大きな構想を持って 臨んでいた事がわかり興味深い。東京と江戸の時空がとても近く感じられる佳品 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「第五話 天守を起こす」には、史実との乖離があって、小説だからと看過し難い誤りがある。慶長の天守の建設予定地が「本丸御殿のさらに奥。・・・北桔橋門のすぐ内側」というのは、著者の創見つまり独断であって、実際は白書院と黒書院の中間地点辺りにあったことは幾多の江戸史研究の示すとおりである。現在のように「北桔橋門のすぐ内側」に移設したのは秀忠であり、家康没後6年以上を経てからであった。従い、家康が慶長天守に登って、「手前に視線を寄せれば、北桔橋門のまわりの石段がだいぶん積みあがっている」光景を見ることはなかったのである。だから第五話全体が、嘘くさい安直なフィクションに堕している。 さらに、秀忠が「天守は不要」という見解を抱いていたことも初耳であった。もしそうなら、なぜ彼は自ら元和天守を築いたのか・・・?この単純な疑問が残るが、この小説にその理由や説明を求めるのは、ないものねだりというものだろう。 歴史小説の醸し出すドラマのリアリティは、著者の独りよがりの空想とかアヤフヤな考証などではなく、些細な史実によってのみ支えられているという初歩的原則を忘れてはなるまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただの広大な低湿地帯に江戸という世界に名だたる大都市が出来ていく様を新しい切り口で魅せる。 家康が秀吉から関東八州を与えられるところから物語は始まる。 すべては家康の意向で進められていくとはいえ、実際に命を削ってカタチにしていくのは現場を率いる職人たち。 土地の安定に必要不可欠だった川の流れを変える大規模な工事、人々の暮らしに欠かせない水路や通貨の整備、威光と防衛の要、江戸城の普請工事。 それらに人生をかけ、ときには一族何世代にも渡って家康の命に応える、その職人たちの血と汗。 今生きているこの東京は彼らが築いた基盤の上にあり、家康が建てた街なのだと改めて思い知る。 江戸が出来ていく過程で整えなければいけないモノはほかにも沢山あったはずで、そう思うともっと読みたい!と感じたので4点です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今に繋がる歴史的な巨大都市プロジェクトといえば、桓武天皇の平安京遷都、秀吉の京都改造、そして家康の江戸の街づくりあたりだろうか。この本、家康がほのぼの描かれているのがいい。幕前・幕初のころが舞台になっているせいか、その他の登場人物にすがすがしさを感じる。東京の基礎を知る意味でも、読んで損はない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的に、家康はあまり好きではないけど 本を読んで見直したかなと思います。 買って損はないです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!