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刑事マルティン・ベック 消えた消防車
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刑事マルティン・ベック 消えた消防車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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シリーズ第5作。タイトルからもっと大規模な組織犯罪を考えていたが、消えたのは違うタイプの消防車だった。本作は(冒頭2つのエピソードを除くと)劇的な事件で始まり、劇的な事件で終わるのだが、その間は例によって淡々と、じりじりと捜査が進む。 ところで、このシリーズは刊行された10冊全体で1つの物語になるという解説がずっとあったので、新訳も10冊になるだろうと思い込んでいたら刊行はこの5冊で終わりだという。それってあんまりだと思うので☆1つ減点。 | ||||
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全て持っています。何度も何度も読んだのでボロボロになり、中古でもなかな手に入らないので、助かりました。この方の訳も好きですので、全部この訳者さんです。 | ||||
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何しろ面白かった、シューヴァル、ヴァールーの刑事マルティン、ベックシリーズは大好きです、事件解決への面白さはさることながら、刑事等の人物像がスート入ってきて、読後感がとても良い。本当にいい作品でした。 | ||||
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つまらないタイトルで恐縮です。 コロナ禍で読書時間が増え、いつか通読したかった刑事マルティン・ベックシリーズ日本語5巻(後の5巻は日本語化されないのですね涙。評価者の皆さんがカドカワに憤っている気持ちに激しく共感)を読みました。どれも素晴らしい読後感。男性の美学的ヒロイズムやヒロインへのルックス依存が無いのが良いですね。アメリカの探偵・刑事ものはハリウッドで誰がキャスティングされるか想定して描写しているようなものが多くて鼻白むので、、、 スウェーデンらしく?フリーセックスな姿勢が事件との因果関係にも出て来ますが、モラル警察の目線が皆無。人として認めてる感じが素晴らしい。また美人=魅力的、ではないところも好きです。金髪青い目だけが美の基準でないところ、色々な感覚や考えを否定せずに受け入れることを前提としているところ、犯罪ものを読んでると思えない日々の生き方を愛しむ目線。 もちろん刑事ものとしての本筋も素晴らしいです。特にこの「消えた消防車」は、なかなか生者をたどれず、点と点が結ばれるまでのひとつづつの旋律が音楽でいうとアコースティックな感じの線の細さなのに、重なり合ってくるとガツンと重低音。 皆完璧でなく、同僚にイライラもするし、家族とうまくいかなくて孤独を感じるし、でも自分なりの精一杯を仕事に向けている。 ちっぽけな犯罪者にも5分の魂があり、下っ端くんも頑張ってる。ユーモアもあって、ずっこけポイントがそんなクライマックスで来るか!という笑える驚きなど、飽きない工夫が随所に。(タイトルもダブルミーニングで可愛いです) ミレニアルシリーズとは違う、社会を俯瞰的に見るための刑事もの。刑事ヴァランダー好きはもちろん、本好き皆が楽しめるシンプルなのに重層的な作品です。 | ||||
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相変わらず翻訳の問題があるが、これは、そこまで気にならなかった。許せんところもあるが、まあ言うまい。 これは、凄いなあ。 素晴らしく楽しんだよ。 | ||||
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ペール・ヴァールーとマイ・シューヴァル共著によるスウェーデンの警察小説マルティン・ベック・ シリーズの第1作目の『ロセアンナ』と第4作目『笑う警官』を、先に読み終え、第5作目の『消えた消防車』(1969年)を読むことにした。 マルティン・ベック・ シリーズの面白さは、なんといってもストックホルム警察殺人課の個性豊かな刑事たちが、それぞれの特性を発揮して事件解決に邁進するところである。 著者たちは、この物語を主人公であるマルティン・ベックだけを、目立つようにプロット構成していないところに、このシリーズの特徴があるように思える。 本編で例を挙げれば『笑う警官』で殉職した新人刑事のオーケ・ステントルムの後釜として殺人課に配属されたベニー・スカッケ刑事が、主任警視の命をうけて火事を通報した公衆電話を特定し、公衆電話のある地域半マイル四方を隅から隅まで戸別に聞き込を根気よく続け、ついに犯人と思しきフランス人が間借りした部屋を見つけることができた。 その部屋に残っていた指紋から、この事件の黒幕を推測することができたのである。 『笑う警官』でも登場して捜査に貢献したマルメ警察のペール・モーソン警部の働きもこの『消えた消防車』で重きをなしている。 エイナール・ルン刑事が息子にねだられて買い与えた玩具の消防車が忽然と消えてしまったのを、家宅捜索の名人であるモーソン警部を豪華な夕食で自宅に招き、この消えた息子の玩具の消防車を探し出してもらうエピソードなど微笑ましく読ませてくれる。 400ページもの長編警察ものを読み進むには多少根気がいるが、60年代のスエーデンの国情なども垣間見ることもできて興味を惹くのも魅力になっている。 残りページが少なくなり、どのようなエンディングが待っているのか気になってくるのだが、あっけなく数ページで事件を収束させる著者たちの手際の良さに脱帽してしまったのです。 この物語の犯罪テーマが自動車泥棒なのだが、訳者の「あとがき」で記述されていたのは、当時のスエーデンにおける自動車盗難発生件数はヨーロッパ一といわれるほど多かったそうである。 このシリーズ 全10作を読む気はないが、あと一作『バルコニーの男』を読もうと思いながら本書を楽しみながら読了しました。 評者は、あえて高見浩氏の訳本を選んだことを付記しておきます。 | ||||
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このシリーズ刊行の合間は長いけど、大好きな作家だから非常に喜んで読んでいた。中止になったのは残念で角川書店にはメールで意見を述べたのに、何の返事も返ってこなかった。 | ||||
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面白く好きなシリーズだったのに、シリーズ打ち切りになったそうで、残念です。再開してほしいです。 | ||||
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今までの4作品も良かったが、こちらはさらに良かった。残りの5作も読みたかった… | ||||
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40年近く前に10作全部読みましたが、あらためて新訳で読むことができて感動していたところ、シリーズ5作目で打ち切りとはショックが大きすぎます。続刊を強く要望します。 | ||||
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これで打切りは酷すぎる、 高見浩氏の翻訳シリーズを読んでから約半世紀経って本シリーズを読んで、全く古さを感じなかった。世界はちっとも良い方向には向かわなかった、と思った。 この中止はある種詐欺行為だ。KADOKAWAは 直ちに翻訳権を無償で他の出版社に譲渡すべきだと思う。 | ||||
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角川書店ともあろう大出版社がこんな事でいいでしょうか。「笑う警官」の新訳後書きで全10作の刊行を明言されていたのではないですか。おそらくそんなに売れなかったからでしょうが、他の方も書いているように宣伝がされてないですよ。毎月の角川文庫の新聞広告打たれてるのに何でその中に載せてくれないんですか。扱いがほんと酷すぎです。角川で出せないのなら、版権譲って創元推理文庫か早川さんでお願いしますよ。ほんとこれで終わるなんてありえないです。作家さんにもかなり失礼ではないですか。 | ||||
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高校生の頃、旧訳シリーズを全巻夢中で読みました。 新訳も毎回楽しみにしていたのにこれで休止なんてひどすぎます。 翻訳ミステリが売れない実情も分かりますが、これから更に深みが出て面白くなってくるのに・・・ 是非、残りの作品も刊行してください。 宜しくお願い致します。 | ||||
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マルティン・ベックシリーズ新訳 えっ、これでお終い? ひどい、ひどすぎる。益々面白くなってきたのに! ならば残りの5作品、創元推理文庫で是非続きをお願いします。 | ||||
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今日、偶然大型書店でこの本を見つけてすぐ購入。 シリーズの中でも特に好きな作品の一つです。 学生の頃から旧訳で読み、全て大切に保管しています。 スウェーデン語からの新訳は新鮮でもあり、同時に私は旧訳の日本語がしっくりきますが、この名作シリーズをぜひ、今だからこそ若い方にも読んで頂きたいのです。 50年前に書かれた古典ミステリーと呼ばれもしますが、今読んでも古臭さを感じず、テンポもよく一気に楽しめます。 角川書店が今回で新訳出版終了と知って、ショック。 もっと宣伝して、残り5刊もぜひ翻訳、出版してください。 宣伝が小さ過ぎます。 | ||||
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10作のうち、前半5作で休止なんて、ひどすぎる。 巻を追うごとに、面白くなってきてて、これからがもっと期待できるのに。 角川さん、ここでやめずに、是非続きを刊行してください。年1回のペース、遅いなぁ、ともいながら、心待ちにしていたので、 訳者・解説者共々書かれていたように残念です。 続きの刊行を切望します!! | ||||
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五十年 前といえど おもしろ い ものは、おもしろい。 ちかごろの、ナントカ賞を とった やつ より ずっとヨイ とおもう。 おすすめする。 | ||||
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「笑う警官」以外、本屋に行っても取り寄せ不可。古書店を何度か覗くが見当たらない9作の「マルティンベックシリーズ」。知人がたまたまそれを持っていることがわかり借りて読んでいたら、昼休みに入った店に忘れ、結局出てきませんでした。読み終えたいし、知人に不義理はしたくないが、さりとて古書店で見つけることは困難。このサイトのおかげで問題は一挙解決です。以上の経過を件の知人に話したところ、「そこまで無理しなくてもよかったのに」と笑われましたが、大助かりです。紛失しないうちに読み終えて知人に返却するつもりです。 | ||||
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シュヴァルー&ヴァールー夫妻、名連作マルティン・ベック・シリーズ折り返しの第5作目!などと大袈裟に振りかぶることもありますまい?文句なしにここにはペンによって創造されたキャラクターが、呼吸し、闊歩する「小説」の醍醐味がある。プロットやミステリの完成度では、誰もが認める「笑う警官」、記念すべき1作目「ロゼアンナ」、後期の「密室」「テロリスト」に及ばない、という評価もあるかもしれないし、そのとおりかも?でも、僕がこのシリーズ、この作家が好きでたまらない点はその「ユーモア」にある。その勇気ある「可笑しさ」を存分に味わえるのは今作「消えた消防車」ではないかな?読者を笑いに誘おう、という目論見でもなく、自虐の乾いた笑いでもない。人が殺され、休む間もなく働き、特に賞賛されるでもない殺人課の面々。彼らを創造した作家夫妻は見抜いている。「それでも、それでも・・・まだ、彼らには(私たちには)笑い飛ばす勇気があるじゃないか」そんな作者の声が聞こえたら、貴方もスウェーデン警察マルティン:ベック殺人課主任警視チームの、非公認ではあるが、一員だ。手放しで、誰にでも薦められる数少ない小説のひとつ。グンバルト・ラーソン警部に惚れたのは今作から!という方も少なくありますまい? | ||||
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シュヴァルー&ヴァールー夫妻、名連作マルティン・ベック・シリーズ折り返しの第5作目!などと大袈裟に振りかぶることもありますまい? 文句なしにここにはペンによって創造されたキャラクターが、呼吸し、闊歩する「小説」の醍醐味がある。 プロットやミステリの完成度では、誰もが認める「笑う警官」、記念すべき1作目「ロゼアンナ」、後期の「密室」「テロリスト」に及ばない、という評価もあるかもしれないし、そのとおりかも? でも、僕がこのシリーズ、この作家が好きでたまらない点はその「ユーモア」にある。その勇気ある「可笑しさ」を存分に味わえるのは今作「消えた消防車」ではないかな? 読者を笑いに誘おう、という目論見でもなく、自虐の乾いた笑いでもない。人が殺され、休む間もなく働き、特に賞賛されるでもない殺人課の面々。彼らを創造した作家夫妻は見抜いている。 「それでも、それでも・・・まだ、彼らには(私たちには)笑い飛ばす勇気があるじゃないか」 そんな作者の声が聞こえたら、貴方もスウェーデン警察マルティン:ベック殺人課主任警視チームの、非公認ではあるが、一員だ。 手放しで、誰にでも薦められる数少ない小説のひとつ。 グンバルト・ラーソン警部に惚れたのは今作から!という方も少なくありますまい? | ||||
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