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歪んだ波紋



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【この小説が収録されている参考書籍】
歪んだ波紋

歪んだ波紋の評価: 3.75/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1~20 1/2ページ
12>>
No.32:
(4pt)

一般人には少し難しめ

読み応えはありました。
ヤフーニュースの見方やみ〇ねや等の番組、全て歪んで見えます。特に最近のメディアの出来事が、既に想定内だったのでは…
作者の背景描写が想像をかき立ててくれるので私は好きです。
歪んだ波紋Amazon書評・レビュー:歪んだ波紋より
4065123518
No.31:
(4pt)

記者の目線

予定より早く到着して ありがとうございました。
塩田さんの記者として目線が 毎回楽しみに読んでいます。
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No.30:
(4pt)

巧妙な構成で描かれるメディアにおける捏造

誤報、虚報、捏造。今や多くの人間が特にマスメディアにおいてこういった行為が蔓延っていると
信じて疑わなくなった。元新聞記者の著者もこういったメディアの裏の顔にスポットライトをあてて、
大いなる警鐘を鳴らしたのが本書である。まず、この本の構成が巧妙に出来ている。冒頭の
「黒い依頼」で地方新聞での交通事故の報道が描かれる。ここにおいて、被害者をはねた車は
被害者自身の車、つまり犯人は妻であるという誤報。この後、4編の「短編」が描かれ、それぞれ
大手メディアの誤報や捏造だ。だが、読んでいくうえで、この合計5編がすべて関係しており、
これは連作、いや一つの物語であることを読者は知ることになる。なぜ捏造をする
のか。現代のマスメディア全体を否定しようとする活動家たち。いや、それだけではなかろう。
今、国民、全世界の人間にとって、マスメディアは決して信頼に足る組織ではなくなっている。
ここに本当の意味での深刻な危機感を抱くメディアの人間はどれぐらいいるのだろう。現場を
知っている作者だけに面白い作品となっている。
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No.29:
(2pt)

残念でした

塩田氏の著書はだんだん面白くなくなってきている。盤上のアルファから同氏の作品を読み漁り始めファンを自任していますが「罪の声」以降の作品が面白くない。報道の問題が題材の作品としては各素材が小さすぎる。新聞記者出身の著者にはもっと読者が驚くような題材を期待したが・・中山七里の「セイレーンの懺悔」のほうが読み応えありで「残念」です。
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No.28:
(3pt)

十分面白いのだが

筆者の作品はどれもしっかりネタが仕込んであって面白いのだが、
後半から結末に向かって、余白をもたせずに書きすぎてしまう気がする。
説明されすぎて想像の余地がない。

筆者の主張をそのままキャラのセリフに託しているようなところも気になった。
登場人物がたくさんいる割に、その思考は多様でなく、筆者の分身がいるように読めた。
登場人物の名前と中身が一致せず、いちいち「この人誰だっけ」と前に戻った。
しかし戻るほどの関連性はなく、ただ同一人物というだけ。
ここまで無理して関係を持たせなくてもよかったのではないか。

でも予想以上にダイナミックな話になって面白かった。
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No.27:
(5pt)

記者志望

真実とは何か。どこを切り取るのか。誰が切り取るのか。あなたの目で見たものは真実か。
1日で読み切りました
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No.26:
(1pt)

長編じゃなかった

長編小説読みたくて買ったのに、違った。連作、とか書いといて欲しいものです。特に講談社は時代錯誤な反エコなラッピングし始めて、ただでさえよく分からないのだから。講談社文庫に手が伸びなくなる
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No.25:
(3pt)

いまいち

[罪の声」があまりにおもしろかつたので、この作者の作品を欠かさず文庫になり次第依光図けているが、この作品も面白なくはないのだが、なかなか、作品の中へ入れなかつた。
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No.24:
(5pt)

迅速丁寧な対応で受け取りました。

大変丁寧で受け取った商品にも満足しています
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No.23:
(5pt)

「情報社会」の今を考えるきっかけ

「罪の声」で圧倒され次の作品を読んでみたいと手に取った作品でした。さすが元新聞記者をされてだけあって「情報社会」の誤差がもたら色々な問題を4つのテーマにした作品は一気に読むことが出来ました。普段何気なくさまざまな情報を耳にしていますが、考えさせられる一冊でした。ドラマにもなりましたが、ドラマと原作は別物だと思うのでもう一度じっくり読んでみようと思います。
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No.22:
(1pt)

買わなんだらよかった

面白なかったなあ、興味無かったんやけど、こんど、ドラマに、なるって、きいて、私の、大好きな、juice=juiceが、でるって、きいたから、じぁあ、読もうと、思い、安かっんで、ただそれだけの為に、買ったら、安物買いの銭失いになったなあ。
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No.21:
(3pt)

誤報にまつわる物語

誤報にまつわる物語なのだが、すでに現実社会でも起きていると考えると背筋が凍る思いだった。

ただ、本書で描かれている物語は、誤報に関してもなぜか当事者意識に欠けるような主人公が多くて、誤報だったらどうしようといった緊張感がない展開で、あまり引き込まれなかった。

最終章では、今までばらばらだった物語が一応関連も見せるのだが、それもちょっと不自然なつながり方のように感じた。

実名で攻撃される恐怖や誤報で社会生命を奪われる可能性がある社会であることを改めて認識させられた。また、ネットでは匿名のため、深く考えずに情報を拡散する人間が増えると、簡単に個人の人権も侵害できてしまうというのも怖かった。
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No.20:
(4pt)

清張へのオマージュ


 5つの短編のタイトルを並べると、

    黒い依頼
    共犯者 
    ゼロの影 
    Dの微笑 
    歪んだ波紋

どこかで見たようなタイトル。そう、松本清張の小説の名前が浮かぶ。
社会派ミステリーと呼ばれ、独自の視点から社会や歴史に斬りこんだ松本清張への
リスペクトが溢れた塩田武士の連作集である。それぞれの短編の共通のテーマは
「フェイクニュース」。舞台は新聞社(地方紙、全国紙)だったり、テレビ局
だったり、ネットメディアだったり。誤報や虚報がいろんな人にもたらす悲劇を
えぐっている。それぞれは独立した短編として楽しめるが、最後の短編でじつは
全編がひとつの輪につながって、メディアの裏面にひそむある秘密を暴露すること
になる。(それを匂わせる布石がそっと各短編のなかに置かれている。)

 塩田は新聞社出身だからこの手の話は得意なんだろう。説得力もあり、故に
2019年の吉川英治文学新人賞を受賞している。ジャーナリストは本来いかに
あるべきかについても文中の登場人物に塩田は熱く語らせている。

 私のように斜に構えて、新聞などはどうせ大本営や警察権力から流れてきた
ガセニュースばかりだろうとか、ネットニュースはなかばエンタメ、なかば宣伝
なのがあたりまえと思っている人間には、最後の種明かしはストンと腑に落ちな
かった。まあ、ジャーナリストや評論家不信の私の場合が特殊ケースだと言って
しまえばそれまでだけど。

 それと、どの短編も出てくるジャーナリストがみんな疲れているのが気になる。
皆ぎすぎすしている。肌もがさがさ。平成が終わってもこの重苦しさは続くの?
真実を伝える仕事をしている人が押しつぶされそうになっているというのもなあ。
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No.19:
(4pt)

「記者は現場やで」、、、、そして映画化希望!

4つの短編が5番目に集約されていく。が、スケールが大きくなった。
ここで登場してくる相賀の好きな音楽が、ブラ四である。セルジュ・チェリビダッケ指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団演奏、1986年10月東京文化会館における公演のブラームス交響曲であった。プーラームスの渋さ、というよりは、派手さのなさが、まさにこの相賀を象徴している。華麗さや名声を求めるのではなく、「記者は現場やで」という最後の一言に収れんされた。マスコミ人としての理想がいつかのまにか、一番肝心な事実確認を怠らせた。その原因は、どこよりも早く抜きたい!!という野心ではないだろうか。最近、CNNのアンカーのインタビュー記事を読んだ。そこには、トリプル-ソースと記載されている。自分は1つ記事は3か所の別の情報源から確認していると読んだ。そういった姿勢こそが信頼できる仕事の進め方ではないだろうか。そして、マスコミに続く第5の権力、、、大衆からの情報発信がすでに大きな力となっていることも認識した。映画化してほしい。配役がいろいろと浮かんでくる。舞台は関西よりも関東がいいかもしれない。
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No.18:
(2pt)

著者の表現したいことが伝わってこない

「罪の声」がとても(小説として)面白くてこの本を手に取った。5つの短編が最後につながるというよくある手法で、最後の締めくくりに期待したのだが、”策士策に溺れる”というべきか、なんとも無理やり感のある小説だった。
メディアの誤報というテーマはしっかりしているものの、締めくくりが悪すぎた。何も心に残らない小説だった。
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No.17:
(4pt)

著者ならでは渾身の作品かと思います

マスメディアの誤報・虚報、捏造、隠蔽などにかかわる連作集。全て設定が非常に凝っていて、鮮やかな結末の作品もあり、かなりサスペンス高密度の社会派ミステリー。且つ、各話が人物を通じて繋がっていることが徐々に分かるという面白さと楽しさがあります。

新聞社勤務の筆者らしく、報道の苦悩や問題点を踏まえた内容で、緊迫感を保ちつつ最終話に突入しますが、その背後にある大きな真相は、決して荒唐無稽な小説の中だけの話とは思えないところが、報道の在り方や危うさ脆さを考えさせられます。
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No.16:
(4pt)

「誤報」を取り扱った5つの短編連作集

元神戸新聞社の記者だった塩田武士のマスコミ関係者の描き方の深さが小説の濃さにつながっていました。

全国紙の大日新聞、地方紙の近畿新報、そしてウェブニュースのファクト・ジャーナル、それぞれマス・メディアに所属する記者が複雑に絡み合いながら「誤報」の真実に向き合う過程を描いています。
バブル紳士の代表格ともいえる「安大成」への取材が通奏低音のように5作に流れており、それが書き下ろしの「歪んだ波紋」に収斂させていく手法は見事なものでした。

ネットのフェイク・ニュースに対して、ある登場人物は、「友だちとか会社の同僚みたいな、意外な裏切り者が炙り出されることも少なくないと思います」と語らせていましたが、確かにその危惧を覚える展開でした。
何が真実で何が誤報なのか、テレビ界の「やらせ企画」同様、ますます混然一体となってマス・メディアは混乱していくのではないでしょう。
そんな業界に警鐘をならした「黙示録」のような小説でした。
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No.15:
(5pt)

情報発信する怖さ

フィクションですが、フェイクニュースが作られる過程や作ってしまった人の心情がリアルに描かれていました。
情報を扱うことを生業とする人は一度読んで、自分はこの世界に踏み入れていないか自問自答して欲しいです。
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No.14:
(4pt)

情報が溢れている現代について考えることができる良作

誤報に関することを様々な視点から見ることができ、考えさせられる一冊でした。

また、複数の誤報の物語から、最終的に一つの場所に集約していく感じは、
ある意味リアル世界の闇と同じなのかもしれないと感じました。

情報が溢れている今、真実の見極めや、発信・拡散する責任の重さを問う作品で、ぜひ一度読んでもらいたいと思える一冊でした。
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No.13:
(5pt)

フェイク・ニューズについて考えさせられる小説

短篇集『歪んだ波紋』(塩田武士著、講談社)に収録されている『歪んだ波紋』は、フェイク・ニューズについて考えさせられる小説です。

「新聞記者時代、三反園は日刊の忙しなさからノルマの処理を優先し、紙面を整えることばかり考えていた。本すらまともに読めない日々が続き、そんな自分に段々と嫌気が差していった」。

「出来る限り無料、もしくは安価で、硬軟のバランスが取れた分析力の高いニュースサイト――それが三反園の理想だった」。

大手新聞社・大日新聞東京本社の社会部デスクから独立系のネット・ニューズ媒体「ファクト・ジャーナル」の編集長に転じた三反園邦雄は、ある日、近畿新報の元役員の安田隆から、一緒に組んで、世間をあっと驚かせるスクープをものにしようと誘われます。

そのスクープとは、戦後最大の経済事件と言われた「イノショウ事件」や火災で大惨事となったホテルの跡地買収を巡って暗躍し、そして、保釈中に失踪し、刑期の途中で韓国の刑務所へ移送された、「最後のフィクサー」と呼ばれた大物事件師・安大成に独占インタヴューし、掲載しようというものです。「安大成が起こした数々の事件の裏側については、もちろん知りたい。今明らかになっている事実は、検察側が描いたシナリオとさほどの距離がない。たった一人であっても、当事者しか知らない出来事に触れると景色が一変することはよくある話だ。しかし、三反園の興味の対象は、事件の中身よりも『安大成』という人間そのものだった」。

独占インタヴューは成功し、「ファクト・ジャーナル」の記事は各方面に大反響を巻き起こします。

ところが、何と、この記事はフェイク・ニューズだったのです。そして、このフェイク・ニューズを陰で仕掛けた者たちの驚くべき狙いが明らかにされていきます。
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