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碆霊の如き祀るもの
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碆霊の如き祀るものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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このシリーズは全部読んでますがやはり徐々に劣化かなと。 これまでは怪異に思える事件がその地域に住む人々の心理や村の風習などとそれなりに結びついて必然性があり起こるべくして起こったと解釈でき(これが無いとバカミスまっしぐらです。)、ホラーとミステリーがうまく融合していました。しかも解明されるトリックもそれらと上手く融合していました。 ところが今回は、村に伝わる怪異と起きた事件の必然性というかトリックが上手く融合しておらず、事件だけみるとバカミスとなっているように感じます。作者が怪異をむりやり作り、それと事件をムリクリくっつけようとした感じを受け、わざとらしさが出ました。 結果としてホラーとしてもミステリーとしてもイマイチ。完全にバカミスでした。 しかし、個人的には一つ目の密室は好きです。またシリーズのファンなのでそれなりに楽しめたのも事実です。 | ||||
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待ちに待った刀城言耶シリーズ!という事でかなり期待大で読みました。 僻地の村々に伝わる謎の因習といった、民俗要素が好きな人にはおススメです。 頭の中で地理や情景を補完して読まないと、位置関係が??となると思います。 また、見えない何かを想像させる、ぞっとするような描写はお見事としか言いようがないです。相変わらず怖い! ただ、始まりから終わりまで、引き込まれて読んだ…読んだんですが女性編集者にイライラし通しで、彼女の登場シーンは辟易してけっこう読み飛ばしてしまいました。 今回は押しの強い某方が出なさそうで安心していたんですが、魅力的な主人公に対してサブが煩すぎると感じてしまいます。 本当にこのシリーズが好きなんですが、2人の出てくるシーンだけが辛い…でも好きだから読む…の堂々巡りです(笑) | ||||
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冒頭の、舞台となる地でそれぞれ異なる時代に起きた怪談が既に恐い。 ただ、言耶達が登場してからの本編が ちょっと薄いと感じたかな。 とりあえず、祖父江偲の存在が邪魔です。 短編なら出てきていいのかもですが、 長編で最初から出てきて最後まであの言動は キツすぎます。 言耶・偲・秀継の3人組のやり取りなんて殆どラノベですよ…。 次作ではサブキャラに戻ってほしいなあ。 ラストのアレはゾッとしましたよ…。 | ||||
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久々のシリーズ最新作ということで楽しみにしていました。大好きなシリーズです | ||||
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久々に「これぞ三津田作品だ!」と満足出来る本でした。 最近出版された『忌物堂鬼談』、『魔邸』が個人的に楽しめなかったので(前者は三津田作品にしては珍しくグロ過ぎ。グロいの苦手。後者は何か浅い。グダグダ。)、今回久々に本格的な三津田作品を読めてとても嬉しかったです。 読み始めて2,3ページで「あ、これはもう最近のちょっと微妙だった三津田作品とはレベルが違う。絶対面白い」と確信。 それから1ページめくるのが、読み終わるのがもったいないと感じるほど。 それくらい面白かったです。 舞台は海辺にある秘境とも言える村。 背後は山。畑を作る土地もない。 正面は海。遠浅で岩礁だらけの為まともな漁は出来ず、獲れるのは不味いと評判のタコくらい。 そんな貧しさで溢れた村で、代々起こってきた恐ろしい出来事。 語り継がれる【碆霊様】という、神とも化物ともとれる存在。 海にも山にも現れる、不気味な化物。 碆霊様を祀る大きな岩礁、死者が流れ着く洞窟、死者を葬るだけの島、何か不気味なものを祀った竹林の宮。 これでもかというくらい、怪異・不気味さが散りばめられた村です。 三津田作品特有の「これは全て人間がやったことなのか…?」という不気味さは健在で、言耶が辿り着いた推理は正しいのでしょうが、それでもやはり、人間ではないものの力が働いたのではないか。 そう思わせる不気味さがすごかったです。 本当に久しぶりにものすごく面白い小説を読めた、と大満足です。 少しでも流し読みするのがもったいなく、一行一行丁寧に読み、村の地形などをなるべく正確に想像しながら読みました。 絶対に住みたくない、というか訪れたくない村ですね(笑)。架空の村とはいえ。 最近の三津田作品、ちょっと微妙だな~と思っていた方も、この作品は絶対に楽しめると思います。 三津田作品ファンなら、必読です!! | ||||
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刀城言耶シリーズの長編は6作目。断崖と絶海に閉ざされた村で、当地に伝わる怪談になぞらえた連続殺人が起こる。 なぜ怪談になぞらえたのか、動機の不在、さらには密室の謎、「碆霊信仰」の正体。疑問が出ても解決はせず、事件の進行に伴い、雪だるま式に謎が増えていく。しまいには計70(!)にまで膨れ上がった疑問を抱えたまま解決編に突入。 そこからはいつもの刀城言耶シリーズらしく、仮説のトライ&エラーを繰り返し二転三転しつつも、少しずつ真相ににじり寄っていく様は圧巻ではあるが...... 連れていかれた結末は予測の範囲内に収まり、これ後一捻りあるのでは? というモヤモヤを抱えたまま終了。首なし、山魔、水魑、厭魅といった過去の作品と比較してしまうと、迫力不足であることは否めない。それらの作品が放つ息を忘れてしまうほどの密度をこの作品にも期待すると、少しがっかりするかもしれない。 後、ラストは安定の三津田カラーで安心。 | ||||
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このシリーズも9作目。正直マンネリ化してるかなという杞憂は見事に裏切られた。開かれた密室連続殺人事件の真相。そして貧しい村が守りとうそうとしたある重大な秘密。秘密の露見を恐れる勢力による前代未聞の陰謀とは。。。本格推理ものの面目躍如といったところか?お腹いっぱいになると思います。ただ過去の作品に比べても今回は漢字の読みにくさが際立った感じがあり、特に人物名をここまでする必要があるか?という点や、できれば簡単な島の見取り図があれば読者の間口が広がるのにと思い星四つとします。なお物語の核になるお話が、比較的最近?リメイクされたホラー映画に似ていることを指摘してレビューを終わります。ジョン(笑) | ||||
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