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ファーストラヴ
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ファーストラヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 81~100 5/8ページ
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女の子は男性からの視線ひとつで深く傷つき、でもイケメンの俺様男子に翻弄されるのは大好きで、これまたイケメンの旦那は自分の夢を捨てて妻のために家事にいそしむ。 はいはい随分都合の良い世界ですね。 | ||||
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・最後の、どんでん返しになりそうな展開、法廷でのやり取りが特に夢中になった。「え?」「え?」という気持ちでページをめくる手が止まりませんでした ・個人的には、迦葉(カショウ)という弁護士の人柄に惹かれました。現実いたらモテるキザなタイプ。 ・文学慣れしていない私でも読める、平易な文章、テーマもワイドショー的なものでとっつきやすかったです。 ・あくまでフィクションですが、幼少時の経験がこんなにも本人の思考に影響するのかと知り勉強になりました。 ・キーワード: 恋愛、性的虐待、子供の全否定、心理学 | ||||
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さっぱりとした短文の中の重い意味を込めた本に感じました。 じわじわと、少しずつ剥がされていく内容と繰り返し出てくる拘置所、カウンセリングルームなど、日常と犯罪の非日常の境目の隔たりが薄く描かれており、ドラマのようで流石だなあと。 しかさ、ドラマティックでは決してなく、身近な誰しも少しは経験したような、経験しようになったような、そういった人がそういえば身近にいるな…と思うような、そういった危うい性との関わり方を考える一冊でした。 迦葉さんもいいですが、我聞さんの大人な包容力に感激でした。 性とのかかわりの優しさが、我聞さんにはありました。 紳士か… 本屋さんのキャッチコピーは所詮煽り文句なので、違和感があっても気にせず読破しました。 じわじわと読める本です。 | ||||
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想像するよりそんなにすごい事は起こらないなぁと思いました とはいえ、残虐性があればいいというわけではない。 迦葉と由紀の事を我聞さんはわかっていたという所は良かったけど、 迦葉とのドキドキがある結末というのもありだったのではと思いました。 親友が持っていたという交換日記の内容が出て来なかった所など不満が残る点も色々ありました また、母親が何故ここまで娘環菜に辛く当たるのか納得出来ませんでした。 またタイトルから、恋愛ものだと誤解する人が多いのではと思いました | ||||
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無駄の無い文章なのに、感情や状況が伝わってきました。印象に残る一冊となりました。 | ||||
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私には全く面白くありませんでした。登場人物、内容、結果どれも読後感が良くありません。 | ||||
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話題になっていたので、楽しみにして読んだが、正直おもしろくなかった。 最後に向けての盛り上がりがあるのかと期待したがそれもなく。うーん、よくわからない。 | ||||
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読み終えてみれば、えっその程度のことなのか?と思う面もある。しかし、いじめにしても過労死にしてもパワハラにしても、それまで社会で正面から問題にされなかったことが見直されることで、問題意識が一変し、社会常識が正されていったことはたくさんある。 虐待、性的虐待、親子の愛着形成などは、これから少しずつ社会的合意と相互理解が進まなければならないのだろう。 | ||||
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被告人となった聖山環菜の家族関係をめぐる物語なのだが、環菜の面会を通して、臨床心理士の真壁由紀と弁護士の庵野迦葉も、それぞれ過去の出来事と向き合っていく。 物語は由紀の視点で進んでいき、少しずつ環菜と父親、それを取り巻く周囲との関係が明らかになっていくのだが、それと同時に虐待とは何か、愛情とは何かを考えさせられた。 父親の言うことに逆らうことができない環菜が、拒否を表す手段として自傷行為を繰り返し、母親はそれを助けてくれないというのはどれだけ心細く感じただろう。 由紀が環菜との面会で語った、「愛情とは尊重と尊敬と信頼だと思っている」という言葉には共感できた。 我聞と迦葉の兄弟の関係も好きだった。迦葉のことを大事に思う我聞と、我聞のことを尊敬している迦葉。由紀をめぐる3人の関係性にも注目しながら読んだ。 最後は読後感もよくてすっきりした終わり方だったのもよかった。 | ||||
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そういう意味で「ファーストラヴ」だったのか、という驚き。ミステリーの部分で途中で止めることなく読み切ることができました。とはいえ読み終わってみれば、そこまで面白いストーリーではなかったか、という気もします。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。冒頭から加害者と被害者が明確となり、動機が何かをずぅーーーーと調査し、解明していく。最後の裁判の記述では、ここまでの描かれてきたこととは別の事実が判明したりと、何が真実なのか最後まで分からない。人の心理は分からないし、犯罪の動機も分からないものだ。 | ||||
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練られた作品だと思いますが、結果的に見通しの良すぎる作品となり、再読したいというほどではなかったので★3としております。 --- ・父殺しの真相究明を通じ「家族に起因する心理的外傷と再生」を描きます。正直、最近、こうした「家族に起因する心理的外傷と再生」的テーマがインフレ気味な気がします。 ・容疑者が「アナウンサー志望の美人女子大生」。類似のトラウマをもつ「臨床心理士」が迫る設定が直線的、かつ、一昔前感があります。枝葉ですが。 ・精神的外傷を扱うとどうしても「ロジックでわりきれない、個体性の強い、アンタッチャブルな心の闇」とかで片付けられ、心の中になんともいいようのない澱が残ることが多いのですが。本作は極力その状態を作らないよう配慮されています。超越的な帰結にせず「全てに理由=救いがある」を地道に描く姿勢を感じました。 ・また、全体的に、一つ一つのエピソードに拘泥し、描きすぎることなく、密度を極力均一にして、物語の頭からお尻まで、スピード感を落とすことなく、読み切られるよう、気を使って設計されていると思います。 ・成熟した作品ですが、整理されすぎて、手垢のようなものが少なく、再読したいとまでは至らなかったです。 | ||||
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親子関係や恋愛関係において「そう思う私がおかしいのではないか」とか「そんなことをした私が悪いのではないか」とか自分の思いや感情を閉じ込めてしまう癖のある人が、自分を大切にし精神的に自由になれるきっかけとなる本になるのではないかと思います。 名前のついていない不快感や閉塞感に第三者が理解や分析を加えることで、説明ができるくらい言語化ができると、客観視ができるようになる。それほどまでに向き合い受け入れてもらえるということが、本人にとっては救いになるのだと思いました。 | ||||
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アナウンサー志望の殺人事件容疑者とその家族、弁護人、書籍化の為に面談を行う臨床心理士とその家族。 幾人もの人物がそれぞれの思いで動き、物語は紡がれます。局アナ志望の美人女子大生という見出しで語られるであろう事件の闇との対話。 主人公との過去との比較もあり読了まで飽きることはありませんでした。過去の闇に打ち勝つのは一人では難しいことを感じました。 男性からカテゴライズされ苦しむ内面が、身勝手な雄に翻弄される苦悩が伺えました。 | ||||
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読み進めるのが苦痛になるほど、久々につまらない本を読んでしまいました。 ディスる気はありません。個人の感想です。 私だけなのかと思いましたが、星1か2の方は概ね同じ感想をお持ちなようですね。 それにしても、直木賞ってなんなん? | ||||
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「動機はそちらで探してください」という宣伝文句に興味を惹かれたが,そもそもそれは小説のなかのセンセーショナルな報道の一部. 小説のなかでは,センセーショナルな報道を元に,手記を出版しようという動きが出て,事件の背景を探り始める. 最終的には事件の真相がだいたい分かるのだが,正直その真相では出版しても販売に結びつかないと,まとめ方の方向性の変更を指示される. 真相は真相で重要なテーマだとは思うが,小説のなかでも方針変更を指示されるようなに,あまり面白くない売れない真相なので,謎解きや結論の爽快感を望む人は読まない方が良い. センセーショナルな書き出しで始め,それを本の宣伝文句にも利用するということに,担当編集者のアドバイスがあったとすると,出版社の編集力と販売戦略の勝利. 宣伝文句に踊らされて読んだら,がっかりという形になってしまったので,読後に気分がもやもやする. | ||||
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ハードカバーしか見当たらなかったのでハードカバーを購入しました。 ずっと手元に置いておきたい大切な一冊となりました。 | ||||
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直木賞受賞作品&性虐待をテーマに描いたミステリー法廷劇作品です。 今作で扱われる性虐待は、刑法上は犯罪にならない虐待ですが、刑法上の性犯罪の主の強姦ではなくとも、ここまで被害者の魂と肉体が破壊される事を描いた点がまず素晴らしく、 加えて性犯罪被害の傷や後遺症の重さの統計では、始まりが幼少期被害の方が重くなりがちであり、加えて家族や親族が加害者となる方が重くなりがちだと個人的には感じているので、上記の犯罪を描いた点も素晴らしく思いましたし、 小説の性犯罪被害者としては描きにくい『性感覚を破壊され歪ませられた後、性行為に近付く(依存)タイプの被害者』を描いた点も素晴らしいです。 ただ、今回の犯罪は強姦までは至ってない=家族や親族からの強姦犯罪というのは世間の認識よりも遥かに多い現実を伝える事が出来ない点は唯一残念でありますが、今作品は続編も作れる描き方となっているので、家族や親族からの強姦犯罪まで描いた続編も書いて欲しいなと願うばかりです。 それでも僕のように個人的な体験を経て『性犯罪を憎み世界から無くしたい』者からすれば、世間的にタブーとされたり重い内容だからと敬遠されがちな性犯罪被害の実態を正しく少しでも多く知ってもらう事は大きな願いなので、 今作品は強姦まで至ってないとする事によって一般の読者にも他の性犯罪テーマ作品よりは読みやすくなりましたし、 量もこの種の作品にしては少なく読みやすいですし、ミステリー要素や法廷劇要素もきちんと盛り込みラストもこの種の作品にしてはきちんと救いまで至った読後感の良い終わりでしたし、 個人的には性犯罪被害テーマ小説としては『最大限に読みやすく分かりやすく、法廷劇ミステリーとしてもスリリングに仕上げ救いへ至る良いラスト=きちんとエンターテイメント性も備えつつ性犯罪被害の実態の入門書としては最適な神作品』に感じました。 ちなみに今作の補足として、 性犯罪によって性感覚が破壊されて歪ませられた場合、大きく分けると、 異性や性行為から遠ざかったり避ける=逃げるパターンと、愛情がなくても異性や性行為そのものに溺れる・依存=近付くパターンに分かれます。 基本的に理解されにくい近付くパターンが今作品では描かれており、理由として『(自分の魂が傷付けられた)性的なものなんて大した事じゃない』と思いたかったからと書かれていましたが、 他にも代表的理由として『(性犯罪で心身共に壊れて無価値になった)自分の価値を唯一感じられるのが性的な事だから』という場合もありますし、勿論上記と異なる場合もあります。 被害にあったにも関わらず、自ら被害行為へ近付くパターンの被害者が理解されにくいのは分かりますが、そうなる事も有り得る程に『性犯罪が与える性感覚の破壊と歪み』が甚大で恐ろしいものだという事が少しでも伝わって欲しいと願うばかりです。 ちなみに近付くパターンへ至った僕の亡き婚約者は、(直接的な加害者ではない)父親を深夜に出刃包丁で刺し殺そうとしたものの、父親が空手の達人だった事から危うく事前に取り押さえられて犯罪を未然に防がれたという事がありました。 また、性的興奮の要因として男性は視覚情報によるものが最も大きく、今作品のような性犯罪作品でも映画や漫画にしてしまうと、一般男性の場合は感じたくないのに余計な性的興奮を少しでも感じる可能性があり、少しでも性的興奮を感じてしまうと伝わって欲しい真実の伝わり方が低下する恐れもあるので、今作品が小説という媒体なのも素晴らしいですし、中でも注目を浴びやすい直木賞に選ばれた事は更に素晴らしく、審査員の英断には心から拍手を送りたいです! 今作品が少しでも多くの方に読まれて、読まれた方が少しでも幼少期・家族加害の性犯罪に関して、理解を深めてくれたり考える時間を持って下さるよう心から願うばかりですし、 偶然にも今作品を誕生日の複数の楽しみの締めとして読めた事が、幸せの極みでした! 重さはありますが、性犯罪被害テーマ小説としては『最大限に読みやすく分かりやすく、法廷劇ミステリーとしてもスリリングに仕上げ救いへ至る良いラスト=きちんとエンターテイメント性も備えつつ、性犯罪被害の実態の入門書としては最適な神作品』となる本書を、直木賞記念に良かったら読んでみて下さい。 | ||||
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直木賞受賞作品ということで注目し、概略を読んで購入しました。 心理ものが好きなこともあり、環奈や由紀、かしょうの思いが心に刺さり、最後は涙が止まりませんでした。読み終わったあと、何とも言えない心地よさが残りました。特に、あらゆる世代の女性に読んでほしい作品だと思いました。 | ||||
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この物語は、男性に傷つけられる事が当たり前だった女性の父親殺しにスポットが当てられ物語が進みます。彼女の人生に何があったのか?この発言の真意は?と謎が謎を呼び、読者にページをめくらせます。 それと同時に、主人公の真壁由紀はじめ、登場人物の気持ちの描写や発言に違和感を感じる部分が序盤から非常に多く感じました。 端的に言えば、メンヘラという事です。 加害者女性だけでなく、主人公とそれを取り巻く人々もどこか精神的に弱く、脆いです。 理解できない言動や行動が多く、男も女もメンヘラ気質です。 正直、構ってちゃん達の傷の舐め合い物語くらいに甘く評価しておりました。 この認識で読み解いていくと、ある一文に出会います。 「そんな言葉は、使うものじゃない」(P207) これは加害者女性が、真壁由紀の夫の弟への評価として真壁由紀に伝えた言葉です。 メンヘラがメンヘラの知り合いのメンヘラに少し傷つけるための言葉としてメンヘラと言って、こう返したわけです。 甘くみていた自分でも207ページも読み進めれば、登場人物の過去を知り、こんな精神状態になっても仕方ないという考え方に変わりました。 しかし、心のどこかで登場人物らを少し引いた目で見てしまう自分がいました。 その中でこの一文に出会い、本当に家庭環境や過去の経験から弱った人たちは苦しく、悩んでいて、もがいていて、時の流れに溺れている。なによりも本人はメンヘラなんて一ミリも思っていないんだと気付きました。 メンヘラなんて言葉は普通以上に生きてきた人間から出てくる言葉であり、その人を見ない上っ面だけの言葉、もしくは同じような人間が同族嫌悪で傷つける言葉なんですね。 主人公らは普通以上には生きてきておりません。それは本人ではなく環境や周りの人物に原因があります。 特に女性は男性に弄ばれ、傷つく事が多いと痛感しました。傷ついた女性の気持ちは私含めどんな男にも一生分からないでしょうが、男性の性的な視線は女性にとってどれほど影響を与えるかが分かります。 女性が悦んでるなんて思う男は自分の快感のためだけにしか生きてないんだと痛感しました。そう見えるのは女性が男性に合わせて生きてくれているからと言うだけのこと。 そしてそれは、人を殺します。 何を伝えたいか分からなくなってしまいましたが、とにかく男に読んで欲しいです。 旦那の弟もこのレビューにおける「メンヘラ」な人物でしたが、一旦置いて女性への認識を再度確認する意味で、登場人物の女性を人間として深掘りし、見て考えみるのもいいのではないでしょうか。 | ||||
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