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ファーストラヴ
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ファーストラヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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映画は見ていませんが、よく流れる予告を見る限り、こちらは随分あっさりしたものだな、という印象。あらすじよりも人の気持ちの機微に焦点を当てている内容だから余計に地味に感じられたのかもしれません。 わかりやすいモンスターみたいな犯人でもなかったし、主人公のトラウマもそれくらいで?というもので…多分、実際のところはそういう細やかなことで人って病むのだと思いますし、逸脱し過ぎていない至極常識的な理由は、非常にリアルと言えばリアルなのでしょうが、こちらはフィクションなので、出来れば分かりやすい大味な理由の方が、鈍感な私のような読者でも主人公に感情移入できたのになぁとは思いました。 | ||||
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さくさくは読めるけど、所々でどっちが話してるのか分からなかったりで何度か行ったり来たりしました。あと、そんなに殺すほどのことなのかな?って感じ。もっと奥深いのかと思ったけれど、それでも充分少女の心には傷を覆うには十分だったって事なんですかね? あと北川景子役も、弁護士役の人とそんな重たい関係か?って感じ。途中涙しながら謝罪するシーンも今更感。 全体的にぼんやりした感じがしました。 | ||||
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散々もったいぶった割には、えっそんなこと?と思う箇所がいくつかありました。 それから、迦葉君。読めません!毎ページふりがな振って欲しいです。(笑) なんていうか、序盤はグイグイと物語に入り込めたので、余計に途中からの中だるみというか散りばめられた伏線がトロトロと回収されていく感じが残念でした。 ただ、環奈がずっと初恋だと思って大切にしてきた思い出が、実は大人に搾取されただけだったことに気付いたときの、環奈の「なんだったんだろ。」という呟きは、なかなか心に刺さるものがありました。 | ||||
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自己愛が前に出てしまっていて苦手な作家が新境地をひらいたというので読んでみたが、やっぱり苦手だった… 心理描写が深刻さを匂わせているのに実際はうすくその割に容貌が美しいという描写が多すぎて辟易 でもあらすじは面白いから映画にしたら面白いと思う | ||||
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臨床心理士である由紀は、父親殺しの女子大生環菜を取材し、本を書いてほしいと執筆依頼をされる。国選弁護士である庵野迦葉とは義理の弟でもあり、小説の序盤から由紀と迦葉には過去に男女関係で何かしらひと悶着があったんだろうなと想像させる伏線がありつつ、それでもお互いに協力しあいながらメンヘラ状態である環菜の心理を読み解いていく。 環菜は小さいころから両親との関係性が良好ではなくて、画家の父のために裸体の成人男性とともにデッサンモデルをやったり、家出をした環菜を拾ってくれた男性の家で、小学生でセックスをしたりと普通じゃ考えれない少女期を過ごす。その中でも自傷行為でなんとか自我を保っていた環菜がその後の男性恋愛でも不安定になってしまうのは容易に理解することだろう。 この小説は無垢な少女は異性の性的視線でも精神的虐待を受ける可能性があるんだと示唆している。厄介なのは少女にはそれが何の意味を持つのか理解ができていないことなのだ。主人公である由紀の父親も少女愛好性癖があり、由紀自身も物心がつく前から父親の視線に、いつも得体のしれない危機感を感じていた。そして大人になってはじめて認識できる性的虐待もある。 ほかにも由紀と母親とのすれ違いにも共感した女性読者もたくさんいただろう。母親の愚直なまでに鈍感で自己中心的な思い込みには辟易しつつも、実は母親なりにも娘の幸せを願っての行動だったりするのだ。それをずっと理解しようとせず、もう取り返すにはあまりにも長い年月の経過を、由紀は想いを馳せ泣いたのだろう。マレーシアへ移住する前に寿司をたべようと誘ったのは、由紀なりの償いなのかもしれない。 由紀と迦葉との関係性も非常にリアルだった。学生時代の、こういった男女の友情以上恋人未満の関係性は非常に繊細で脆いものなんだと思う。若いからゆえに敏感に傷つき、傷つける。 ドロドロした人間関係には女性作家ならではの着眼点があって、男性読者である私には非常に興味深く、新鮮に感じれた。ただ、エンターテインメント性としては少々、インパクトが薄いように思える。裁判の丁々発止の場面をもう少し掘り下げて、かつボリュームを増やせば、より完成度を高めた小説になったのではないだろうか。著者はリアルな少女の、性的虐待を描写したかったのだろうか。 | ||||
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ドラマで放送されているのを、見て原作が読みたくなり購入しました | ||||
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最後になにかどんでん返しを期待する方には合わないかもしれません。 自分の中でなにか変わるような、自己啓発本です。 たださすが映画化されるような話の内容だなと思いました。 | ||||
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導入部が長過ぎて、話の筋がぼやけてしまったのが残念です。発送、題材は良かったのに勿体ない。 | ||||
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想像するよりそんなにすごい事は起こらないなぁと思いました とはいえ、残虐性があればいいというわけではない。 迦葉と由紀の事を我聞さんはわかっていたという所は良かったけど、 迦葉とのドキドキがある結末というのもありだったのではと思いました。 親友が持っていたという交換日記の内容が出て来なかった所など不満が残る点も色々ありました また、母親が何故ここまで娘環菜に辛く当たるのか納得出来ませんでした。 またタイトルから、恋愛ものだと誤解する人が多いのではと思いました | ||||
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そういう意味で「ファーストラヴ」だったのか、という驚き。ミステリーの部分で途中で止めることなく読み切ることができました。とはいえ読み終わってみれば、そこまで面白いストーリーではなかったか、という気もします。 | ||||
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練られた作品だと思いますが、結果的に見通しの良すぎる作品となり、再読したいというほどではなかったので★3としております。 --- ・父殺しの真相究明を通じ「家族に起因する心理的外傷と再生」を描きます。正直、最近、こうした「家族に起因する心理的外傷と再生」的テーマがインフレ気味な気がします。 ・容疑者が「アナウンサー志望の美人女子大生」。類似のトラウマをもつ「臨床心理士」が迫る設定が直線的、かつ、一昔前感があります。枝葉ですが。 ・精神的外傷を扱うとどうしても「ロジックでわりきれない、個体性の強い、アンタッチャブルな心の闇」とかで片付けられ、心の中になんともいいようのない澱が残ることが多いのですが。本作は極力その状態を作らないよう配慮されています。超越的な帰結にせず「全てに理由=救いがある」を地道に描く姿勢を感じました。 ・また、全体的に、一つ一つのエピソードに拘泥し、描きすぎることなく、密度を極力均一にして、物語の頭からお尻まで、スピード感を落とすことなく、読み切られるよう、気を使って設計されていると思います。 ・成熟した作品ですが、整理されすぎて、手垢のようなものが少なく、再読したいとまでは至らなかったです。 | ||||
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起こったことだけを見て判断するのか?その背景も考えて判断するのか・・・? 本当のことは当事者しかわからないということ、また物事にはいくつのもの側面があることを改めて考えさせられました。 文章は読みやすく、話が進むにつれていろいろな事実が判明してくるため読んでて楽しいと思います。 「誰が本当のことを言っているのか」と混乱する楽しみがありました。 | ||||
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この物語には少なくとも2つの、いや、3つの男女関係が描写されている。 何れの男女関係が表すものとして、最近の若い女の子が弱くなった事と、最近の男が凶暴に、威圧的に、そして迦葉のように身勝手になったという事だ。 瀧井朝世氏が指摘していた内容とは別の面で怒りを感じ、不快な気分となった。迦葉を見て明智健悟を思い出した。 読み進めていくうちに環菜が痛々しく見えてしまう。 ラストのラストではハッピーエンドとして締めくくられているが、最近の男女の変化を意識せずにはいられない、考えさせられてしまう、といった作品だったと思う。 | ||||
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私自身あまり考えたことがない 知らない分野のことが展開されていて 興味もあり どんどん読めた 想定内の結末が嫌ではなく 結構満足できた | ||||
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父親殺しの女子とそのコの半生を著作にしようとする臨床心理士の交流を描いた作品。虚言癖があるという被告人の心を紐解こうと、主人公は彼女の半生を振り返っていく。 登場人物誰もがイタんでいるのですが、そのイタみ方にさほど説得力がない。ミステリとして読んでしまうと弁護士や臨床心理士がプロっぽくなくてしらけてしまう。伏線らしくもありながら回収されなかったりと不満が残る。まぁ、ミステリではないのだろうけど。 うがった見方をするならば狡猾な少女の物語ですが、いわゆる恋愛小説であり美談なんだろうなぁ。【直木賞】 | ||||
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迦葉も聖山一家も由紀も、程度は違えど、こういう人は、いる。…と、思えるんだが、どうしても我聞だけは「この世に生息しているとは思えない」。と、思った トイレでの由紀と環菜のやりとりシーン、かなりそっくり同じものをどこかで読んだ覚えがあるんだが、島本氏の著作だったか、他の誰かの著作だったか、どうしても思い出せない。 ↑が大変に気になっている。誰か分かる方いましたら教えてください | ||||
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タイトルが被害者と加害者の関係性にもかかっているのかなと思いながら読み進めていたので少し物足りない読後でした 主人公と夫、義弟の危うさや歪んだ愛情を含んだ関係性の描写はとても好きでした | ||||
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