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悪い夏
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悪い夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 61~80 4/6ページ
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私達は正義は勝つ、いや勝って欲しい、良い人は救われる、いや、救われて欲しいという、意識が無意識にある人が多い。 それは、生まれてから今日まで、育ってきた環境下で見聞きしてきた、メディアや本、様々なものに起因している。 もちろん、この物語はフィクションではあるが、ある意味生々しい物語の側面はあるところに面白みがあります。 | ||||
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色々な人の人生が線で繋がっていくのが面白かった フィクションですが現実的でリアル | ||||
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生活保護を軸に展開するストーリーを読み進めるうちに、善悪・正義とは何なのか、そして、他人事が自分事になると、いかに人は脆く危ういものなのかと背筋が寒くなる秀作だと感じました。 | ||||
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よくある複数視点の構成でとても読みやすいのですが、中身は薄くクオリティーは低めです。 | ||||
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帯の惹句に違わず、クズとワルしか出て来ない。こういう救いのない話は好きです。一気読みしました。面白かったけど、いくつか疑問。 本筋にはあまり関係ないけど、矢野っていうばあさんが、戦没者の娘だって自分で語っているけど、だったら恩給受給資格あるだろって思うけど違うのかな。ケースワーカーが聞き流すのも変だし。例えば私生児だったとか、なんらかの言い訳があればいいのに、著者は制度を知らないのかなと思ってしまう。 古川って女性も、ご主人亡くなって、なんで遺族年金もらえないんだろう。例えば、ご主人が年金未納者だったというのならまだわかるけど。ご主人の描かれ方はちゃんとした人だったようだし、疑問が残る。悲惨な境遇を作りたいのはわかるけど、雑ではないか。 奇想天外なストーリー展開は許すけど、生活保護がテーマなんだからその基本設定の部分はちゃんと描いて欲しい。やや興覚め。それを補うだけの筆力はあったと思いますが、星は3つですかね。 | ||||
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展開がポップで飽きなく最後まで楽しめた。 だけど、最後の最後がドタバタ劇みたいで今ひとつ残念かな〜 | ||||
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登場人物たちの心境の変化がこまかく描写され、それぞれの理論や世界の中で生きていく様が興味深かった | ||||
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作中のどの登場人物の人生も生きたくない。救い部分のとても少ない話でした。 でも読む手が止まらず夜ふかしして一気読みしてしまいました。 いくつもの悲惨な人生が一夏に凝縮されています。個人的にはとても現実的な内容と感じました。 | ||||
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どうして最後があれなのか…。 もったいない。 | ||||
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期待はずれです! | ||||
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誰だってその立場になる可能性がある というメッセージも含まれてるのかと思ったけど、引きずりおろしかたがあまりに無理矢理な感じだった。最後までは面白かったのに〆がグダグダでちょっと残念。 | ||||
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生活保護受給に関わる問題点は、改善すべきとも腹立たしくとも思いますが、ノワール小説としてのエンターテインメント性は充分でした。 やや展開にスピーディーさに欠けるかと感じましたが、主人公が完全に道を外されてからは、ドタバタコメディのようなラストまでは一直線でした。 | ||||
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初めの方はグイグイひきこまれたが、途中からごった煮感が非常にいなめない。最後の方は、やっつけ感がいなめなかった | ||||
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すごく面白い作品なのに残り5分の1で残念な感じに。。。 途中まで良いだけにもったいない。作品の終わらせかたって難しいんだろうなと感じた。 最後がっかりするのを分かったうえで読んでみてもよいかも、娯楽として。 | ||||
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どうしようもない展開がひたすら続き、読み手に余裕がない時には読まない方がいい。 社会問題を提起している、というよりは目も当てられない展開を読者が傍観している気分になる作品。 類似を題材にした『護られなかった〜』には考えさせられる余韻があったが本書にはない | ||||
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標準的なノワール小説。みんながいうほどクズとワルしかいないわけではない。 むしろこれは誰もが持っている汚いものを表に出しているだけで、心のどこかでは共感してしまう。 誰もが認めたくないことだが。それを読みやすくわかりやすい展開で書いているから、 気づかずにすっと入ってくる。 最後の落ちは皮肉ととらえるか、希望ととらえるかは人ぞれぞれだと思うが、実際の生活も 同じようにわかりやすいハッピーエンドではないからこそ、腑に落ちる終わり方だと思う。 ノワール小説って少し気になる、社会の汚い部分を少しのぞいてみたい、今の生活が少しつらい、 どろどろしたきつめの小説ばかり読んで少しおなか一杯の人にはノワール小説の一休みとしては ちょうどいい。 | ||||
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この作者の本を初めて読んだが まずは端的に面白かった そして、主要登場人物全員がちょい悪 中にはかなりの悪もいるが(笑) 個人的には群像劇は好きで登場人物をいろんな視野で見る事が出来る ただ終盤のドタバタはコメディってぽくて笑えた あとは各登場人物のその後、10年後くらいを書いてFinしても良かったかも | ||||
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ロクでなしのロクでもない物語。作者の<あとがき>に<近くにいると「悲劇」に見えるものが、遠くからは「喜劇」に見える」とある。<普通じゃない奴ら>という意味では喜劇かもしれないものの、笑えるかどうかは嗜好の問題だろう。<読中感>も<読後感>も良くない。「旋律のノワールサスペンス」と銘打ってあるとおり、趣味の悪い<暗黒小説>と言える。 舞台は架空の都市で、生活保護制度とその不正受給を軸に物語が展開する。これをテーマにした小説は珍しくないが、この作品では、この制度と不正受給は物語の<ツール>でしかない。その意味でこの小説のテーマは<社会問題>ではない。 市役所の社会福祉の担当者たち、不正受給者たち、それを利用するヤクザ、薬物。一応ストーリーはあるが、「これでハッピーエンドなんてあり得ない」と予測するのは普通の感覚だろう。 こういう<救いのない物語>は精神衛生上良くないと思いますが・・・ | ||||
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横溝正史ミステリ大賞優秀賞(大賞は該当なし)だけどミステリー要素はどこにもなかった。「鼻血が出るほど興奮した」など派手な宣伝を真に受けてガッカリした。 | ||||
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この著者の「正体」を面白く読ませて貰ったが、本書「悪い夏」も一気読みさせて貰った。文庫の 帯にあるように、「クズとワルしか出てこない」状況で、ジェットコースターのようにどんどん事態は悪化して みんな破滅していく。奥田英朗の「邪魔」や「最悪」に似た雰囲気の作品だと感じる。千葉県の 生活保護給付者のケースワーカーである守。真面目一本のこの青年がはまる罠。周りに群がるクズと ワルたち。この作品に救いはない。ただ、私にとって所詮他人事であるこれらの事件は「喜劇」だ。 出てくる人物はすべて自分が悲劇的な人生を送らされていると思っているだろうが、余りにも 不器用な生き様は「喜劇」的でしかない。多分、この「ノワールサスペンス」は映画化されるとすれば、 結構コミカルな趣向で作られるんだろうなと思ってしまう。ただ、罪なく真面目に生きようとしている 人間も登場して来るが、やはり破滅の道に向かっていく。哀れとか言いようがない。いずれにせよ、 一気読み必至の作品である。 | ||||
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