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(短編集)
九マイルは遠すぎる
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九マイルは遠すぎるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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題名とAmazonコメントから期待して購入したが、少し拍子抜けだった。小さな出来事から物語は始まるが、結局教授の推理のみで事実なのか、どういった動機だったのかは曖昧なものだ。短編小説集といった点でもよくなかった。中途半端な終わり方で次の章に行くので内容があまり頭に残らない。ネーミングからは大変興味ある著書だっただけに残念。 | ||||
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遠回りする雛の執筆にあたり参考にしたと目にしたのでその原典を読んでみましたが、自分の好みには合わなかったです。 参考にした部分を知れたり、作り方を学べたりするので、見比べてみるのもそれはそれで面白いと思います。 | ||||
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素晴らしく面白い短編集 | ||||
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昔読んだ名作短編。いわゆるミステリですが、独特の登場人物とその鋭い感性にもとづく推理が痛快な短編で、あっという間に読んでしまうが・・・しばらくすると再読したくなります。 | ||||
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名作「九マイルは遠すぎる」を含むハリイ・ケメルマンのミステリ短編集。 純粋な論理の妙を堪能できる名短編集。白眉はやはり表題作でもある「九マイルは遠すぎる」。たったこれだけの文言から、言われてみればという推論を幾度も重ねて、やがては想像もしない境地にたどり着く、そんな古典の妙を堪能した。 | ||||
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気分転換には、本格推理小説の短篇を読むに限ります。短篇集『九マイルは遠すぎる』(ハリイ・ケメルマン著、永井淳・深町眞理子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)に収められている『おしゃべり湯沸かし』は、タイトルも内容も洒落た一篇です。 「そのとき、下宿中の静けさが、隣人の湯沸かしの鋭い蒸気の音で破られた」。 ニッキイ・ウェルト教授は、この湯沸かしの音から緻密な推理を組み立て、犯人とその動機まで言い当ててしまうのです。その鮮やかな推理には舌を巻くが、捻りの利いた結末も印象的です。 | ||||
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表紙がオシャレで気に入っています。 9マイルは遠すぎるだけ読みましたが、面白いというわけではありません。 イギリスの土地勘がないとイメージしにくい内容でした。 ただ、発想は惹かれるものがあります。 | ||||
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表題作『九マイルは遠すぎる』は、「9マイルは遠すぎる。…雨が降っていたらなおさらだ。」という、通りすがりに耳にしたこの言葉から、それを言った人間がどういう状況でどういう意味で言ったのかを推測し、それによって殺人事件が解決するという話です。…かなり無理がありますが、可能性として全く無いとは言えない、ぎりぎりのところで、出来た話だという感じがします。…だからこその面白さが、あるといえばあります。……他に収録されている短編も、似たような、最低限の情報で事件の全容を推測し、それが悉く当たるという話です。……退屈しのぎにはちょうどいいけど、後に残るものは何もない………実際には、大きな事件だと思ったことが、大したことなくて、なんだ、ただそれだけのことだったのか…ということのほうが、世の中ではずっと多いと思う……。 | ||||
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短編集なので、1話完結の質の良い連続ドラマを見ているようだ。 ポイントは、ニッキーの言葉。あるポイントから、物語がガラリと切り替わる。例えば、「エンド・プレイ」では、「チェスのゲームを見るんだよ」とニッキーが話す。その後は、怒涛の如く結末に向かって、物語が収斂していく。ああ、そうか、そうだな、ああ、それで、そうなっていたのかと頷き、結論と軽いエピローグに読者は着地させられる。そんな物語ばかりだ。 心地よい読後感と味わえるだろうと思う。 | ||||
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ここ暫くで最高でした! 読み易くて面白い!凄いです。 なるほど、こういう作品を 書きたくなるのですねー! | ||||
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ケメルマンのラビシリーズも昔読んだけれど、そちらはあまり面白いと思えず。が、最初に読んだ本書は、大抵のミステリを読み終わると処分してしまう私としては珍しく、以来ずっと手近な本棚に置いてあります。 時代的にはミステリの古典では全くないのですが、破綻やソツのないスマートな内容は今後、古典として残っていいものだと思います。 理屈だけで推理するアームチェア・ディテクティブだから、という部分もあるかもしれませんが、推理のキモとなる部分が時代や国柄などにあまり左右されないため、古びた印象を持たせにくいというのも、いつまでも残るだろうと思う理由の一つです。 そして、探偵役であるニッキィ教授とワトスン役の語り手の友情--利害関係がない、現代日本ではちょっと知性派の芸人コンビにでも当てはまりそうな関係性--も嫌味がなく好印象です。 ストーリーもトリックも決して複雑さはないので、何度も再読することもないのですが...それでも今後とも手元に置いておくだろうと思います。 | ||||
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充分満足しています。 | ||||
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20世紀アメリカの推理小説家ハリイ・ケメルマン(1908-1996)の短篇集。 白眉はやはり表題作。まず思いつきの言葉だけが脈絡もなく与えられて、そこから推論の力だけで或る物語を導出し、最後にそれが現実と結びつけられていく。所与の状況に依存したやや強引な推論が見られるのも確かだが、論理性以外の要素を極力排して純化された無条件的な知的遊戯のこの展開の仕方がなんとも心地よい。 「たとえば十語ないし十二語からなるひとつの文章を作ってみたまえ・・・そうしたら、きみがその文章を考えたときにはまったく思いもかけなかった一連の論理的な推論を引きだしてお目にかけよう」 「序文」に書かれた本作品誕生までの経緯も面白い。なお、有名な文句「九マイルは遠すぎる、雨の中ならなおさらだ」の原文は、次の十一語からなる。「A nine mile walk is no joke, especially in the rain.」 名のみ知っていたこの作品を手に取ろうと思ったきっかけは、2019年7月10日の朝日新聞朝刊に掲載された四コマ漫画『ののちゃん』。作者のいしいひさいち氏に感謝。 | ||||
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ニッキィ教授が活躍する推理小説の短篇集。何気に思い浮かんだ文章”九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、ましてや雨の中となるとなおさらだ”から引き出される論理的な推論がまさかの展開にとても驚いた。 | ||||
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物足りない、物足りない、当然何も響かない。ただ、強引だという評価はこの場合当てはまらないような気はします。多少強引じゃないとこの手の小説は成り立ちません。ホームズしかり。 | ||||
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しかし、そう大絶賛するほどの推理では無く、冷静にみれば強引なこじつけが 否めません。 名探偵コナンとかシャーロック・ホームズのような推理です。 「そういう可能性があるという程度で、断定は出来まい」と言いたい感じです。 が、面白いです。 | ||||
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息子に頼まれて買いました 息子が読み終わったら読んでみようと思います | ||||
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九マイルは遠すぎる は他の作家の作品中でもよく話題として出てくる有名なモチーフである。 安楽椅子もの短編の古典的名作として有名な作品だが、古い作品ということや舞台がアメリカという事もあり、やや今読むとさほど面白いという感じはしない。 やはりこういう安楽椅子もの短編はその国の文化や慣習が密接に絡むこともあって、やや日本人には腑に落ちる瞬間がよく分からないというハンデがある。 | ||||
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最後まで読んで振り返った時に、どんな話なのか覚えていたのは表題作と「梯子の上の男」だけであり、個人的にはいささか退屈で、印象に残らない作品集であった。 確かに、ニッキイは与えられた事実だけから論理的推理を展開するが、その推理はいささか強引だし、わかりにくい(短編なので致し方ないのだろうけれど)。その真相もほとんどが感心するほどのものではなかった。 「九マイルは遠すぎる」は、出てくる地名の地理的関係がわからないので、その推理過程に興味が持てず。偶然耳にした言葉を、聴いたという事実さえも覚えていないというのはいかがなものだろうか。 「わらの男」は、誘拐犯人が指紋を意図的に残した理由が実にわかりにくく、何度も読み返した。 「梯子の上の男」だけは伏線が巧妙で、最後の一文が印象的であった。この短編集では一番面白かった。 なお、私の読んだハヤカワミステリ文庫の192頁4行目(ありふれた事件)で、「叔父のフランクがなにかと力になってくれていたけど、そのフランクが、」の箇所の『フランク』は『ジョン』の誤りのはずだ。 | ||||
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短い文章と状況から多くの推論を引き出すというミステリの王道パターンを最初に世に送り出した作品。 他のミステリによく引き合いに出される為試しに読んでみました。 しかしこの9マイルネタは当事者の状況が大いに関わってくる為、今の私と年代も国も違う今作ではいまいち状況が把握しにくくあまり楽しめませんでした。 そもそもこのネタはそれが正解かどうかより、どう推理するかを楽しむ物だと考えています。 ですので状況が把握出来なければ推理も何もないわけで、推理が出来なければ面白くないのも当然なのですが。 とは言え一度は読んでみたい作品で本屋や図書館にはまず置いていないので、アマゾンで買えて助かりました。 | ||||
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