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虚像のアラベスク



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【この小説が収録されている参考書籍】
虚像のアラベスク
虚像のアラベスク (角川文庫)

虚像のアラベスクの評価: 3.75/5点 レビュー 8件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

驚愕とおかしみ

2018年に出た単行本の文庫化。
 「ドンキホーテ・アラベスク」と「グラン・パ・ド・ドゥ」の2中篇が収められている。
 いずれもバレエと関わりのあるミステリで、ただ、それにしては信じられないような展開を見せて、侮れない。
 とくに「グラン・パ・ド・ドゥ」には唖然とされられた。
 ともかく、どちらも驚きに満ちたストーリーであり、強烈な印象を残す。
虚像のアラベスクAmazon書評・レビュー:虚像のアラベスクより
4041058732
No.4:
(4pt)

久々の芸術探偵もの。楽しめました。

神泉寺瞬一郎、通称<芸術探偵>の活躍シリーズの一環として発表された書き下ろし作品です。

目次をみると、
「ドンキホーテ・アラベスク」
「グラン・パ・ド・ドゥ」
「史上最低のホワイダニット」
と3編が並んでいます。

最初の2編は、中編小説で、最後の1編は、短編小説。
最初の2編の題名は、バレエ関係用語。と、いうことで、本作品で題材となる「芸術」は、「バレエ」です。

第1編は、「脅迫もの」。
日本では著名なあるバレエ団が、創立15周年記念公演として、「ドン・キホーテ」を予定していたところ、《「ドン・キホーテ」の公演を全て中止にしろ。さもなければ、公演中に舞台上でとんでもないことが起こるだろう》という脅迫状が届いた。
この公演には、欧州委員会委員長が観劇予定となっていたことから、厳重警戒体制が執られる撮られた。
シリーズお馴染みの海埜警部補が担当となり、これまで難事件を解決してきた甥の瞬一郎とともに、捜査を開始した…。

例によって、題材となる芸術、「バレエ」の蘊蓄が満載で、その芸術の奥深さを読者は知ることになります。
もちろん、それがただの蘊蓄ではなく、物語の後半、真相に向けての展開にしっかりと関連してくるところは、このシリーズの定番といったところでしょうか。

これに対し、第2編は、これまでの<芸術探偵>の作風とはちょっと違い、ある意味では、異色作かもしれません。

第3編は、副題に、「読まない方が良いかも知れないエピローグ」とあり、これまた変わり種の作品。
ある種のジョークと思って、真剣に読まないと、楽しめると思います。

最後に、私は、本書を読んでいて、著者のある作品との関連性に気づきました。
それは、両作品とも完読していないと気づけないもので、本作品内には、その関連性のヒントめいたことには一言も触れていません。
著者お得意の、「気づいたなら、楽しんでくださいね」という作戦でしょう。
こういう仕掛けがあるから、著者の作品は、目が離せません。
虚像のアラベスクAmazon書評・レビュー:虚像のアラベスクより
4041058732
No.3:
(5pt)

ネタバレされる前に読んで! 第2段 (笑)

1話目は、こういうミステリもアリか~と思いました。
で、2話目は、バレエの世界の筈なのに、あっちこっちでひっかかり、バレエの話じゃないんでは? と思いつつ読みましたが…、まさかアレとは!
これ以上、何を言ってもネタバレになります。とにかく面白かったです!
虚像のアラベスクAmazon書評・レビュー:虚像のアラベスクより
4041058732
No.2:
(4pt)

バカミス ここにあり!

うーん、まぎれもないバカミスです。
題名も、装丁も、一話目の「ドンキホーテ・アラベスク」もすべて、二話目「グラン・パ・ド・ドゥ」のバカミス落ちのための伏線です。
書いた作者もバカなら、読んでよろこぶ自分もなんてバカなんだ。
ただ、バカミス耐性が無い人が 読んでしまうと、激怒のあまり、本を投げつけたくなってしまいます。その際は、くれぐれも、人や動物、ガラス等のこわれものをお避けになることを、ご忠告いたします。
それと、レビュー中で、バカ落ちのネタバレレビューがありますので、お気をつけください。
★ひとつ減は、エピローグにとんでもない動機を期待しすぎた自分のせいなのですけど、もはやあれくらいでは、私のバカ度は満足できません。
虚像のアラベスクAmazon書評・レビュー:虚像のアラベスクより
4041058732
No.1:
(5pt)

初心者には最適カナと…

私はバレエとは無縁ですが面白く読ませて頂きました。読んだ時期が平昌オリンピックのアトだけに、何となくフィギュアスケートと被ってしまい何度も頭の中を修正しながら読みました。
これからバレエを始める人や専門の人にも面白くて詳しい説明のある作家の出来と思います。第二作目は少々ユーモラスな…今始まっている大相撲大阪場所とも混同しそうな感じでしたが…
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4041058732

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