■スポンサードリンク
路上のX
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
路上のXの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「グロテスク」なども該当すると思うが、桐野夏生の小説には社会問題を綿密な取材に基づいて描かれた作品がある。本書もそうした類だが、JKビジネスを単なる好奇心や興味で行っていると言うより、そうせざるを得ない境遇に置かれてやむなく・・というケースが多いのだろうと本書を読んであらためて認識した。親の保護下にあった自分が生きて来た環境からは想像すら出来ない家庭環境に置かれた女子高生達の悲哀が割と明るく描かれているが、実際には深い悲しみが本書の底流にはあると思う。コロナ禍により貧富の差はさらに拡大している昨今、格差社会の実態を知るためにも一読の価値はあると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
jkビジネスと言う言葉もこの本を読んで、初めて知った、巻末の開設によると、著者がモデルであるだろう少女にインタビュー仕手書いたらしいので、リアルな物語に、なっている・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代社会の苦しさ、生きづらさを的確に切り取り、掘り下げる作者のファンです。今回は、少女達が主人公で、家庭の崩壊や虐待虐待の連鎖、男友達の裏切りなど、苦しい話が続いた。しかし、そのなかで心を育て、絆を深め、抜く抜く姿に、最後は私の気持ちも救われた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いかにもインテリ作家が想像で書いた女子高生という感じが常に漂っていて気になって仕方がなかったです。女衒という単語を知っている現代の女子高生は果たしてどの位いるのでしょうか。「リアルワールド」の段階でも相当違和感がありましたが、あちらはまだ進学校に通っている学生という設定なのでギリギリ許せました。こちらはきちんと教育を受けていない女子校生という設定のため現実感の欠如が際立ちます。流石は直木賞作家なので、読ませる力は尋常ではないのですが、オチらしいオチがなく、突然話が終わったのには驚きました。上下巻の上だけ買ってしまったのかと思いました。元々はっきりとしたオチをつけるタイプの作家さんではないですが、この本は全く意味不明な所で終わるため読後感が非常に悪かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分自身も同じような10代後半から20代前半を過ごしたので興味を持ち読んでみたが、まったく面白くなかった。これほど何も感情を動かされない小説は初めて読んだ。 登場人物のキャラ設定も急に乱暴な言葉遣いをしたと思ったら年寄りみたいな喋り方になったり、物語も誰かから聞いた話の可哀想な上っ面の部分だけをすくって並べただけのような薄っぺらい内容。 渋谷の女子高生といえばこんなんでしょ?というような。これを書いた人が一番女子高生を軽蔑してるのでは、とまで感じた。 物語としても出来事すべてが何も深掘りされず、中途半端に全部とりあえず逃げて終わり、最後まで読んだがなんの価値も感じなかった。 自分がこのような生き方の当事者だったからなのか?読んでも当たり前のことしか書いてないし、それに対して何のメッセージ性もなく、心を動かされることもなかった。 面白いと思って読めるのは、よほど世間知らずの真面目な男性だけではないでしょうか。何も面白くないですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読んでしまいました。女の子らは被害者。これは大人達の問題ですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ、3分の2ほどしか読んでいませんが、それでも、中身にどんどん引き込まれて、主人公とその周りの人々がどうなるのか、ドキドキしています。ハッピーエンドでないのが、桐野夏生さんの小説に多いですが、これはどうなるのでしょう?どこか主人公に取りつく島があれば、と願いながら、読んでいます。きっと彼女のような人はこの世界に沢山いるのではないかと思います。でも、大抵はこういう話は覆い隠されていて、見られいようにしているのだと思います。格差社会が是正されたら、彼女のような身の上の人は減るかもしれません。人間がどん底に落ちていくのは、本人の自己責任というよりも、社会の在り方にあるような気がしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桐野夏生さんの世界でした。知る事のない少女達のどん底の世界。容赦なく利用する大人達。そして、路上で芽生える友情。 負けるな❗と願いながら読了しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池袋のリアル書店で新刊文庫でサイン本が置いてあった。 人も読書も一期一会なので即購入。 凄い小説に出会ってしまった… もともと貧困問題には関心があり社会科学系の本は読んではいたが、小説のアプローチでないと表現できない事があると改めて認識。 ただ注意点は、リアル過ぎるので自身が貧困、ネグレクト、性的虐待等にトラウマがある人はココロに余裕がある時に読みましょう。 桐野夏生のサインはやはり万年筆で書かれていて美しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代社会の闇の一端を覗き見ているような、リアルな表現力に脱帽しました。 不条理な世の中にやるせなくなります。世の中のどこかに同じような世界に生きる若い人は私が知らないだけでたくさんいるんだろうなと思いました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫本だと勘違いしてましたが、発送も早くすごくきれいな状態で届きました。どうしても見たかった新刊なので。通常1700円半額以下で買えてよかったです。また、おねがいします。家庭環境の複雑な高校生の苦悩や悩みがまざまざと描かれてて面白かったす。JKのアルバイトお気楽なのかと思ってましたが、過酷なのだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好きな作家 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10代後半のまだ保護者を必要とする家庭に恵まれない少女達が何人か登場しそれぞれの親がどんな人か?精神状態や児童一時保護所にも触れていて興味深かったです。 桐野夏生さんの洞察力は凄いです。同じような少女が憑依して描かせているのでしょうか?と思うほどです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
路上生活をする少女たちの実態が生々しく描かれていた。 育児放棄や虐待、レイプ、JKビジネスなど、普通に生活している高校生とは無縁の世界に入り込んでいく主人公の真由には同情してしまう。 物語に登場する3人の少女の中でも、リオナの境遇は特にひどかった。何度も再婚するうえ娘を信用しない母親、暴力を振るう義理父の中でも必死に生きる術を身につけ、一人でも生きていくためにJKビジネスの世界にはまっていく。 個人的には、秀斗のマンションでの生活の場面が好きだった。ドMという独特の趣味が垣間見れた。 お金が欲しくて切羽詰っている子どもを利用した大人のビジネスがまかり通ってしまう世界があることを痛感する物語だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子高生の思考を言葉にするのは相当難しいんじゃないかと思う。 村上龍のラブ&ポップのような一人称の手法もあるだろうが、 知性ある大人が社会的な客観小説として書くには知性や語彙のさじ加減が相当困難じゃないでしょうか。 これは元々の頭の良い少女二人を主役に据える事で見事にクリアしています。 生きる事、生活する事の厳しさはときには女子高生のように考えてみないと分からないという事もあるでしょう。 筆者はファッションや音楽が分からない作家では決してなく、ここでは敢えて回避されて書かれてます。 辛さや残酷さを淡々と受け止めながらも芯がぶれないでいられるように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯文引用“幸せな日常を断ち切られ、親に棄てられた女子高生たち。ネグレクト、虐待、DV 、レイプ、JKビジネス。かけがえのない魂を傷めながらも、三人の少女は酷薄な大人たちの世界をしなやかに踏み越えていく。こんなに叫んでも、私たちの声は届かないの?” 男は勿論、女も屑ばかり登場する桐野らしい傑作。 渋谷でホームレス生活する元JKと中卒のナンチャッテJKの物語。 JKものというより少女ホームレスもの。 レイプされた過去が標準装備されているが、記憶してるのが辛い地獄の体験なので、本人も具体的な事は思い出せず、詳細なレイプ場面はない純文学である。 レイプ犯への直接的復讐の方法を参考に汁! 賢い女犯罪者の少女時代を描いたノワールシリーズへと発展して欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これはグロい。 現代社会の闇が凝縮されたような小説です。 日常がとても微妙なバランスの上にあるのかも?と思う一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
虐待やDV、ハラスメント等の弱い者いじめは 最終的に「力が弱く経済力の無い者」に回って来る。 小さな子供がそうだけど、 男の子は思春期以降は身体が大きく力が強くなる。 (個人差はあるけど女子よりは強くなる) でも、女の子は真面目に生きようとしたら力が弱く経済力も無いまま。 義務教育以降なら働ける、というのは正論ではあるけれど 保護者の後ろ盾がない未成年が働くことは 環境に恵まれなければ簡単に搾取の対象になってしまう。 だけど女の子は性的に自分を売ればその時は経済力ができる。 危険と隣り合わせではあるけれど。 虐げられている子、居場所のない女の子が性的に自分を売る事を ただただ非難するのは、結局それも弱い者いじめの延長でしかないのでは… と思わせる内容の本だった。 親や保護者が経済的に自立する年齢まで きちんと後ろ盾になる覚悟を持つのはもちろんだけど そうでない子には社会的に保護する制度をきちんと作って、 使いやすく整備し、それらを提示したうえで、ようやく 「性的に自分を売ってはいけない、他に安全に生きて行く方法が こんなにたくさんあるのだから」 と言えるのではないかと思った。 救いの無いラスト、と他のレビューにあったけど 現状ではそうなるよね、と思うラストだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本を読み終わった後インタビューして書いたように中書で凄く感銘しましたので中学生の孫娘に読んで見てわと正月に来るから薦めるつもりです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
JKと呼ばれる子たちの日常が読みやすくまとめられている。ニュースなどでたまに聞いたりするけれど。知らない世界。一部の男性のどうしようもない性向、所業、本当に理不尽。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!