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路上のX
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路上のXの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 1~20 1/4ページ
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リアリティがすごいです。 また、桐野氏の描く少女に舌を巻きました。 だからこそ余計に痛くてやり切れない思いが募ります。 読む手は最後まで止まらず、夢中でページを綴りました。 そして、私たち大人に重たい課題を残し、ずっと読後感が抜けない、そんな一冊です。 | ||||
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NHK「クローズアップ現代」で桐野夏生さんを取り上げた回で紹介され、ずっと気になっていてようやく読みました。 渋谷を彷徨う、家に帰りたくない少女たちの事情が語られる前半は、ドキュメンタリーのようなリアルさで、読んでいて胸が痛くなりました。 一方で、大学生の家の場面からは小説としての面白さが加速し、3人の少女、それぞれの逞しさと危うさ、協力と反発、孤独感などの描写が巧みで、読み応えがありました。 全体としてとてもショッキングな内容ですが、思い切って読んでよかったです。今後は渋谷、新宿を深夜に彷徨う少女たちへの印象が変わりそうです。 | ||||
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読み始めると、「〇〇24時!」的なドキュメント映像を見ている気分になり、グイグイ読み進めたが、では「これは本としてはどうか?」と意識を切り換えると、とたんに薄っぺらく感じてしまいました。 モデルとなったJK達はいたのでしょうけど、なんだか底が浅い。 そして、結末も、、、、、浅い。 | ||||
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いろいろな思いが交錯して、何から書いていいか分かりません。 衝撃的でした。これを読むのは、覚悟が要ります。 特に、東大生を監禁する下りは、猟奇的な雰囲気が漂い、気分が悪くなり、読むのをやめようと思ったくらいです。 よく取材され、よくここまで書かれたと思います。 さすがは桐野先生。 いわゆる親ガチャ。 子供は親を選べません。 そういう運命だったと、片付けてしまうには、人生はあまりに長く、あまりに過酷です。 この子達の為に、行政は、世間は、自分は、何ができて、何をするべきでしょうか。 大人はもちろん、真由や、リオナと同世代の方々にも、是非読んで欲しいです。 | ||||
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桐野夏生先生の作品は久しぶりに読みましたが、本作の路上のXは居場所を失った少女達の話をリアルに描かれていて非常に引き込まれました。今の日本の歪さを表しており、社会のあり方、福祉のあり方、誰もが居場所が必要であり、そんな社会が必要だと感じました。一寸先は闇でいつ真由やリオナ達のような状況に陥るか分からない世の中で、やり直しできる環境がないと、益々不幸な人が増えてしまうように思います。誰もが生き生き,生きている、そんな世の中になってほしいです。 | ||||
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居場所がない女の子たちの物語。ろくでもない話ばかりで読んでて暗くなる。概ねありそうな話ではあるが、東大生を監禁するのはやり過ぎだと思う。ラストはスッキリしないが、女の子たちは自力で何とかしなければならないのが現実だろう。 | ||||
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差別主義者が書いた少女の性的搾取小説 性的消費するな | ||||
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内容は自分の知らなかった世界をのぞかせてくれるようで素晴らしかったです。道ゆく人、子どもたちに関心を寄せてあげる必要性に気づきました。 が、解説が蛇足すぎ。とにかく男のせいにしたい活動家の呪詛。男だけが加害者という読み込みもあまりに稚拙で本編がチープに感じさせられてしまう。もちろん男の欲望が8割以上の責任があろうし唾棄すべき存在だが、主人公らを巻き込もうとする女性も登場していたし、ただ遊ぶ金欲しさに身を委ねるというケースも現実にはあるだろう。性の全てを男性のせいだと決めつけてしまうことで視野が狭くなっている己を振り返るべきだ、と怒りを覚えてしまった。こんな素晴らしい本なのに。残念。 | ||||
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「・・・やつらを酷い目にあわせてやりたいけど、それも何か虚しいんだよね。だって、復讐したって、自分が汚されたっていう事実は消えないんだもん。それって、どうしたらいいんだろう」(p220) 三人の少女たちが、それぞれの家族や家庭の持つ苦しい境遇の中で困難に直面し、頼るもののない中で生きるために苦闘する姿が描かれる。 子供は、親を選べない。では、恵まれない家庭に生まれたら、子供はどう生きればいいのだろうか。家にも帰れない、経済力もない、頼れる人もいない。そんな状況で自分はどうやって生存するだろうか。(あるいは死を選ぶのだろうか。)読みながら、生活に困窮する若者が増えているという最近の報道を思い出し、苦しい気持ちになりました。 | ||||
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JK と言うイメージ、あまり良くなかったですが私の知らない世界があり偏見でした。「悪いのは貴方たちではない」と言ってあげたいです。桐野夏生さんの深い愛情をこの小説にも感じます。 | ||||
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同じことを何回も説明くどくて文章がひどかった。いつもはうまいのに。jkたちもおとなたちも誰一人にも共感も応援もできずしかも殺人もないからとてもつまらなかった。幸せな家庭と言われていた親や親戚たちがつまらないことしかしゃべらず、桐野さんてはみ出た人の描写はうまいけど普通の?常識的な?一般人を書かせるとわざとすぎるだろうってくらい紋切型で洞察力も思いやりもまったくない。真由の母親がクズなのはもちろんだがありえないとも思ったがいるのかもしれないな。ヤンキーの親はいきいきとしてた。ともかく読みにくかった。ルポを小説風にした感じ。ラーメン屋の描写はそれほどないけど、麺をゆでるにおいとかすえたにおいとか客の落としたわりばしとか机のべたつきとか想像できておもしろかった。うどんやの女はとってつけた登場で白けた。真由がもっと沈めばいいのにと思いながら読んでた。最後はふーんって感じ。がっかり本。 | ||||
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初めての作家さんでしたが、読みやすく知らない世界を引き込んでくれました。 ただ終わりがとても唐突でこのストーリーの運びでこのように終わるのは残念です。 | ||||
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現実の話だとしたら驚きです。私だったら真由やリオナやミトのようなマネはできない。ひとりで生きていくことができない場合福祉にすがるしかないと痛感しました。ただ、真由やリオナやミトの携帯代はどうなっているのだろう?というのが疑問でした。 | ||||
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NHKの「クローズアップ現代」で作家・桐野夏生を特集していました。興味深そうなので、番組で紹介していた作品を一冊購入してみました。表現力豊かで、社会描写も結構リアルです。過酷な現実にもてあそばれながらも、ある意味、極限を必死に生きていこうとする少女達の姿が印象的です。 | ||||
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内容はグロテスクより数段劣ると思います。 他の方が書いているのでここでは触れませんが、個人的に気になったのは巻末の解説のほう。 「現状を見て見ぬふりをする大人も少女たちにとって加害者の一人と言っても過言ではない」と書かれていますが、社会問題に対する関心は人それぞれ自由なので、沈黙は加害者だと簡単に決めつけないでほしいと思う。 性的搾取について、買う側について多くの大人にもっと考えてほしいという点には同意しますが、長時間労働や環境問題により多くの関心を持つ人もいます。 懸念されるのは、仮にたくさんの人が声を上げるようになって厳罰化されたとしても、売る側は今度は地下に潜って同じことをするだけで、より劣化した環境で、今よりもっと危険な状況に置かれるようになるかもしれないということです。お先真っ暗なことを言うようですが。。 読んでいて辛くなってくる本でした。 暗い気分の時に読むと多少病むかもしれません。 | ||||
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街でたむろする少女たちの生活背景を自分は何も知らなかった。落ち着いて生活する場所もお金も無い少女たちを金もうけの道具にしている男たち。このことを知ってからテレビ等で新宿に集まる少女たちのドキュメント番組を見ると、その社会的構造が実感を持って見えてきた。本当に不運な子供たちにどうしてあげられるのだろうか。小説の中では少女たちは困難の中でたくましく生きていこうとしている。 | ||||
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読み進めながらいかに自らが「無関心」によって間接的に人を傷つけてきたか、という思いを抱いた。自分が経験したことがないことへの無関心さ、人を表層で判断してステレオタイプ的にジャッジする思い上がりが自分の中にあったことへの気づき、自らも何か行動を起こすべきという思いを持った。これは文学の重要な役割のひとつだと思う。桐野さんの取材力と伝達力に敬意を表します。 | ||||
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女子高校生が大人の勝手で振り回され、汚い社会のどん底に落とされるなんて、許されない事だと思う。真実が知ってショックを受けました。 多くの人が知って問題化すべきだと思います。 ありがとうございます。 | ||||
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桐野夏生の作品の多くを読んだが、いまのところこれが一番気に入っている。読後しばらくは真由たちのことが頭を離れず、「ちゃんとご飯を食べているだろうか」などと思わず心配してしまうありさまだった。 作者がこの作品で発した一番のメッセージ(作者がそれを意図したかどうかわからないが)、この子供たちの悲劇に最大の責任を負うのは親である、ということではないか。 | ||||
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桐野夏生の作品は時々読んでいる。はっきり言ってコレは駄作です。 好きな作家なので最後まで我慢して読んだが、時間の無駄だった。これが東京で彷徨っている女子高生の話なのか? ありそうな話ではあるが、あり得えない。共感出来ない。 桐野夏生もそろそろネタ切れか? もっと違った題材を書いて欲しい。 | ||||
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