■スポンサードリンク


それまでの明日



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
それまでの明日
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)

それまでの明日の評価: 3.69/5点 レビュー 91件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.69pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 21~40 2/5ページ
No.71:
(4pt)

お気に入りの作家です

最初の著書からのファンです。今回購入したのはプレゼントです。いいにつけ悪いにつけ昭和の薫りがします。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.70:
(4pt)

楽しかったです。

原さんの本は、今回、2冊目を読みましたが、前回登場した人物がまた登場して、楽しく読みました
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.69:
(5pt)

続くよね?

ううむ、これで完結って空気も感じてしまうのだけど、続き、あるよね?と思いつつも、沢崎以外も読んでみたい気もするし、悩ましいね。作中の人間模様は大きく変わったような、そうでもないような。渡辺が他界していたり、相良の実に人間らしい面が描かれたり。読みやすさは変わらず、一気に読めた。裏を歩きに、再読します。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.68:
(5pt)

提示された謎と共に沢崎自身の謎も擬似的に追う

糸の張り切った緊密な構成になっております。この手のものが好きな方は、キャサリンとかマーロウとかに慣れているなら、上二文字だけの人間の羅列なので、しっかり、ちゃんと読む必要あります。考えてみればアタリマエの話ですが、よくよく練られたストーリーなので、読み飛ばしが勿体ない。結末まで行ってから戻ると切れ味が落ちます。で、追いかけている段階で
追っている男と同じ糖尿病で、鍵を利用して入り込んだ沢崎に見つかるたまたま居た目の見えなくなりつつある無関係の浮浪者に関して(こちらの先読みは外れましたが)
俺ならこうしたなあ、とか、ちょっと更なるトリック盛り込めたのに!とか思いました。で、沢崎シリーズの恒例で、好きなシーンは、いつも、棋譜の全集を読むとこなんですが、
それこそ、これも長く残る(そして本当の一部の好事家だけに)愛される、この作品そのものの構成のように思います。唯一不満なのは、終わってから無駄に変に長い。あんなあれこれ要りますか?(だったら中盤のヤクザどものヒリヒリしたやりとりを長回しすればいいのに、あの辺は最高にしびれる)ギュッとして、かなり薄い本にした方が、ドルジェル泊の舞踏会のような、遥かにカッコいいものになるのに、とか思います。それはいつもです。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.67:
(3pt)

途中までは一気読み

このミステリー国内1位、しかも減らず口の沢崎再登場とあって期待しました。沢崎も歳を取ってずいぶんと優しくなったなぁ、と感じましたが、これは自分も歳を取ったからでしょうか?
料亭、町金、人材派遣と様々な業種が出てきて、3/4までは一気に読めましたが、最後の方の数十ページは、ものすごく長く感じました。あれ必要だったのかな?そこが残念...
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.66:
(4pt)

懐かしい沢崎が帰ってきた

私立探偵沢崎シリーズの6作目で、著者にとって14年ぶりの著作である。

これまで沢崎シリーズをすべて読んできた読者としては読まないわけにはいかない。

14年も待たされたわけだし。

ストーリーは、まあいつもながら少し無理はある。

が、彼のハードボイルドはストーリーそのものよりも、匂いとか雰囲気とか、そういった要素の方が強い魅力を放っている。

その点は、レイモン・チャンドラーも同様であると思っているのだが、本作でも変わらぬ世界を味わうことができた。

元ジャズピアニストだったという著者は、直木賞受賞後に田舎の佐賀県に戻り、前の作品で得た原稿料が無くなるまで次の作品を書かないという生活を続けていると、前作が書かれたころ、つまり14年以上前に読んだ記憶がある。

どうでもいいことだが、前の作品の印税だけで14年もの暮らしが凌げたとはとても思えないのだが、ピアノでも弾いて暮らしていたのだろうかw
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.65:
(5pt)

描き切った理想の女性像

原寮さんの14年ぶりの最新作、変わらぬ懐かしい味わいでした
老舗料亭の美人女将の素行調査から始まるミステリアスな事件。
和製マーロウの変わらぬ探偵ぶりの活躍に堪能しました。
ハードボイルドには女性がつきものだが、どうも筆上手な著者にしてはあまりうまく描かれていなかった理想の美人が登場する。
遅筆で高齢な作者だが熱烈なファンは多い 、次作を期待してます
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.64:
(5pt)

会話が魅力的

原尞の小説を初めて読んだ。今まで読んでいなかったことは非常に幸せなことだった。なぜなら、これからいくつもの原尞の小説を読めるということだから、なんてね。こんな気障なことを言いたくなるくらい面白かった。小説に描かれる事件じたいは、とりたてて興味深いという程のものでないが、何といっても主人公の沢崎が素晴らしく魅力的だ。ユーモアと毒舌、そして禁欲的な人物造形がいい。次の場面で、他の登場人物たちとどんな会話をするか心待ちにさせてくれるのだ。上手い、実に上手い!
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.63:
(3pt)

原りょうとしては残念な作品

やはり、原りょうは「私の殺した少女」「天使たちの探偵」あたりがピークだったのかもしれない。
あの頃までの作品には、ピリッと緊張感がみなぎっていた。ところが「愚か者 死すべし」あたりから、オートマティックに一冊を出そうという意図が強く感じられ、プロットも文体も薄くなってしまった。

今回の作品は、チャプターが細かく分かれ、スピーディに面白くは読める。しかし、スケール感も小さいし、ラストでは家族の人情話めいたオチに正直げんなりしてしまった。

どこまでも非常な男たちを描くのがハードボイルドではないのか。原りょうは時代の流れとは関係なく、書きたいこと書けば良いのに。喫煙の描写が多くたって構わない。以前の文明批評や毒舌はどこにいってしまったのか。ブルーバードに乗らなくなったのは良いとして「知らない車」に乗りかえて車名も最後まで紹介されない。細部にこだわることこそが、バードボイルドなのに…
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.62:
(5pt)

面白い。

やっぱり原さんは面白い。古本でなく新刊で買うべきだったと後悔してます。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.61:
(2pt)

期待していたほどではなかった

あまりに良い良いと書きすぎていたと思う。そのために、期待値が上がってしまった。普通に何も書いていなければ、期待通りだったになっていたと思う。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.60:
(2pt)

昭和のハードボイルド小説

14年間の沈黙を破っての登場ですので、原ファンからの絶賛の嵐は理解できますが、一般的な読者はこの世界観に違和感を覚えながら読む方も出るだろうと予想しています。
寡作作家ゆえ、評価がかさ上げされている感じがしました。作家が心酔しているレイモンド・チャンドラー風の文体が悪いとは思いません。それなら、最後までスピード感をもって突っ走って欲しかった気がしました。

前半のストーリー展開のスピード感は流石です。緊迫のシーンはまるで映像を見ているかのような描き込みで、ワクワクしながら読みました。
後半は一気に読むスピードが落ちました。それは筆者の構想の時間の長さとリンクするものなのでしょうか。

ミステリですから、ストーリー展開については何もかけませんが、後半部分である登場人物が語るエピソードは、前半での人物の印象とは大きく違い、このような描き込みで良いのかな、という疑問まで持ちました。

それと頻繁に登場する喫煙シーンはいかがでしょうか。2010年から2011年にかけての物語のようですが、テレビでも映画でも喫煙シーンについて批判を浴びている中で、小説であえてこれを組み込む意味合いが分かりません。沢崎は禁煙をしている登場人物にまでタバコを勧める始末ですから。
ハードボイルドさを喫煙で演出する手法は古さを露呈します。

ブルーバードもそうですし、携帯をもたない探偵というのも昭和でしかありません。昭和を感じさせる多くの純喫茶の登場もそうです。もっとも昭和の喫茶店でないとタバコも吸えないでしょうから。
平成の世も終わったというのに。これでは40年前が舞台だと言っても通用します。

作家の頭の中で時が止まっているのでしょう。サザエさんはサザエさんという世界観を視聴者が支持しているからのお約束ですが、本作品を初めて読む者にとって、このストーリー展開は2010年を舞台にしていると言ってもなかなか納得ができませんでした。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.59:
(4pt)

やはり原尞

変わらず上手い作家。
寡作である理由はこの質のためであろう。
あと何作、読めるのか。
楽しみにしている。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.58:
(4pt)

読む眼、走る速度がちぐはぐな。

中盤までは疾走していたはずなのにラストでグタグタになってしまった。
原寮という作家は家族について語らなくともいーんとちゃう?などと思ったり。着地点をあそこに持って行かなくてもいーんとちゃう?とため息ついてみたり。
その存在自体が幻のような青年に語らせすぎて、語り部である原先生が父と子について一類型を描ききれずに不時着してしまった。読んでいた私も一緒に足首捻挫した感じが残る。
巧いんか下手なんかわからん原寮先生ですが、ご自身のかっこよさでぶっちぎる。そんなハードボイルド作家、他にいないもんねぇ。
つまり原寮。その名において、一旦世界へ踏みこめば全作購入させられる、大いなる魅力です。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.57:
(2pt)

ネタばれ感想

読みやすく一気に楽しめました。

未読でネタばれ嫌な人はこの後は読まないでください。

が、他の方のレビューにもありましたが、”この世ではとうに絶滅していると思っていたまぎれもない紳士”の正体が24年前にレイプと窃盗をしていて探偵の依頼も作中の実在の人物の名を騙ってしたものというのがなんとも違和感が。
紳士はそんなことしないでしょ。
文句はあるものの楽しめました。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.56:
(4pt)

沢崎シリーズ待ってました。

面白いのですが盛り上がるまで前半の展開がやや遅いのが気になりました。今回のテーマは父性というか父親との絆で沢崎探偵もかなり優しい人物になってました。後半テンポが上がってからは十分楽しめました。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.55:
(1pt)

古臭いのは沢崎ではなく作者かも

ファンとしてはとても残念な作品である。

様々な描写が昭和なのだ。設定が2010年前後であるにもかかわらず。
・海津は人材マッチングの仕事をプロとしてしていることになっているが、平然として「看護婦」という言葉を用いている。
・マンションの管理人や料亭の女将が個人情報に類することを平然と第三者に語る。
・警察官の公務における言葉遣いが時代遅れも甚だしい。また、取り調べ中の被疑者の前でありえない言葉を吐く。
・55歳定年の役員制で退くなんて今時ありえない。

そのほかにも他の評者が指摘しているように「とんでもございません」だの、ありそうもない延々と続く冗長な会話も情けない。ハードボイルド作家としての原寮の資質さえ疑わせる。

デジタルについて行けない老人だけが読み手と舐めきってお話を作っているのなら、どうかこれを最後にして欲しい。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.54:
(2pt)

余りに説明が少なくて・・・

14年ぶりの新作だとか。昔、『そして夜は甦る』『私が殺した少女』に熱狂した身としては、飛び付くようにして手に取った。相変わらず、チャンドラー風の乾いた文章。これ、これ! 

 ただ、今回ばかりは極力説明を省いたその文体が、ストーリーや構成をわかりにくくするという逆の効果を生んでいるのではないかと。実際、読み終えた後も、ミレニアムでの強盗事件が起こった理由とか、そこに沢崎がいることの必然性が判然としない。

 要は消化不良。多くの読者がそうなのではないかと。ラストが印象的だが、それが本作全体に与える効果はそう大きくはないなというのが私の感想。あと、「とんでもありません」(206頁)という日本語はない。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.53:
(4pt)

久々の沢崎シリーズ。賛否両論あるようですが、これはこれで良い作品かと。

14年ぶりの新作。

過去作品と比べると、少しミステリーとして薄いのかなという感じはしましたが、
主人公のゆるさやいい意味での昭和っぽさは活きていて、一気に読める作品かと思います。

最後の最後の結末は少し震えました。。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462
No.52:
(3pt)

昭和臭さ満載

文体の古さもあるけど、やたら意味のないタバコのシーンが散見されたり、とにかく一昔どころか二昔以上前の探偵風味。
今このシリーズ読んでも、違和感が強い。
昔からのファン向けの作品。
ハードボイルドなんだろうけど、このままでは魅力薄い。
それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314462

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!