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巨大幽霊マンモス事件
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巨大幽霊マンモス事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本作における主人公・二階堂蘭子の役回りは安楽椅子探偵である。 市井のミステリ好きが集まり、会員の1人から提示された謎を巡って皆が推理を披露し合ういう趣旨の殺人芸術会の例会に今回持ち出されたのが、はるか昔ロシア革命も間もない時期に起こった「巨大幽霊マンモス事件」という次第だ。ところが、蘭子以外の面々は碌な推理もせずに早々の白旗。全くの役立たずで、これでは蘭子の引き立て役にすらならないだろう。殺人芸術会という設定自体が無意味ではないか? アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズで個性あふれる会員各氏がそれぞれにもっともらしい推理を並べて丁々発止とやり合う様とはえらい違いで、しかも『黒後家』はそれを短篇で易々とこなしているのだから、申し訳ないが作者の力量の違いとしか云えない。 実は、途中で長い物語を読むのが面倒臭くなってさっさと「解決篇」を先に読んだのだが、その内容がまた…。明かされるトリックはしょぼいし、なかにはトリックですらなく「ただの自然現象でした~」というものまで。勘弁してよ。 二階堂黎人は今年でデビュー30周年だそうだが、旧作の多くが既に絶版(電子書籍のみ)になっている所以も分かる気がする。 | ||||
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