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失踪当時の服装は
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失踪当時の服装はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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アメリカの地方都市で女子学生が失踪し・・・というお話。 警察の地道な捜査活動をリアルに描いた、警察捜査小説として有名な作品。今更、私みたいなのが色々いってもなんにもならないので、個人的な感想だけ書き込みます。 232ページに「他にできることは何もない。警察の仕事がどういうものかは、わかっているだろう?歩いて、歩いて、歩きまくる。そして、あらゆる可能性について調べ尽くす。一トンの砂を篩にかけて、ひと粒の金をさがすような仕事だ。百人に話を聞いて何も得られなければ、また歩きまわって、もう百人に話を聞く。そういうものだ」 というセリフが出てきますが、その通りに捜査を続け、最終的に解決する、という警察小説の王道を行く、というかそういうもののひな形を作った作品として、やはり重要だと思います。 以前、兵庫県警で捜査に関わっていた方の回顧録を読みまして、若い人が猟奇事件で逮捕された事件の捜査が大変で、最初の方からその人が容疑者のリストにあったそうですが、マスコミにリークされない様に厳重な箝口令を強いたり、極秘でアパートかマンションを借りて、そこに判らない様に集まって捜査会議を開いたりと大変だったそうです。因みにそういう風に苦労して捜査した理由にその前の重大事件で解決できなかった二つの事件(グリコ森永事件と赤報隊の事件)がトラウマになっていたそうで、大変だったらしいです。今もこの小説やクロフツの作品の様な地道な捜査がやがて解決に実る感じで捜査が行われているみたいで興味深いです。 警察の捜査活動を詳細に描きクロフツの「樽」と並んで重要な作品。是非ご一読を。 | ||||
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古い本なのにきれいでうれ | ||||
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アメリカの女子大で、寮生活を送っていた女の子が、突然失踪し、近くの川から死体で発見される。……この事件を追うのは、探偵ではなく、警察署長フォード。……被害者の日記から、彼女が特定の男とデートしていたことを突き止める。……その際、誰かに日記を見られてもわからないように、自分だけに分かる暗号を使っていて、その暗号にフォードが気づくあたりが、説得力があり、なるほどと思いました。 ……最後まで緊迫感が持続する名作です。フォードと部下のキャメロンの、罵詈雑言の応酬も、緊迫した状況を緩める緩衝材の役割をしているようです。 | ||||
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事件捜査の展開に突然の幸運はなく、ひたすら地道にあらゆる可能性を追っていく展開に同期しました。 | ||||
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警察官もののミステリーの原点となる作品で とても面白い。 | ||||
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古典的な捜査方法ながら緊張感があり最後まで面白く読めた。 | ||||
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行方不明となった女子大生ロウエルを捜索する警察の奮闘を描く。警察署長フォードと巡査部長キャメロンのクールな会話劇を中心に地味であるが現実性の高いドラマが進行し一気に読むことができた。 前半は警察の捜査過程が細かく描かれるが全て徒労に終わる。結果として進展がないためやや冗長であるがこれが現実ということなのであろうか。後半はロウエルの日記を手掛かりとしてフォードの緻密な推理が見事である。ただ終盤はフォードの仮説の陳述がほとんどで解決編が省略されており拍子抜けしてしまった。犯人の肉声を聞くことも無くやや消化不良であった。 たたき上げのフォードと大学出のキャメロンは気が合わず皮肉の応酬を繰り広げるが後半からは互いに認め合って来るのがうれしい。特に私立探偵モンローとの絡みの部分は面白かった。ただ二人の会話は粗野で人間性丸出しの部分があり読んでいて不快なところもあったがこれも作者の偽悪的な意図なのであろうか。 後半のフォードたちの行う尋問や捜査には強圧的なところがあり社会的正義と言う点では疑問である。憶測だけでまだ会ってもいない犯人への憎しみでヒステリックになるというのは公正に法を守る立場の人間としていかがなものか。これも作者の警察組織への批判なのであろうか。 | ||||
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女子学生が失踪したところから捜査が終わる寸前までのお話です。エンディングがない⁈と驚きましたが、捜査を描くことに特化したお話のようです。 捜査を指揮する署長は粗野で部下に始終当たり散らす直情的な人です。最初は嫌な上司にしか見えません。 しかしながら、捜査が進んで大詰めを迎えると、凍える寒さもなんのその、署長自らが深夜にまで及ぶ張り込みをします(部下への八つ当たりも忘れませんが)。 事件解決への熱意に引き込まれ、ページをめくる手を止められなくなります。 最後の場面がなかったのが残念だったので星をマイナス1しました。 | ||||
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気分が出ない。いまや古典に属する本作だが、再会できてよかった。 | ||||
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クイーンの言うところの、作者と読者の知恵比べをミステリに求める、いわゆる本格や古典好きの人にはオススメできません。 この作品は、フーダニットを成立させるための作者からのヒントの提示が序盤にほとんど無く、一見論理的推理で犯人を絞り込んだように見せても、結局はその条件が一度も提示されていないため、警察捜査で明らかになっていくことをただ追うしかないのです。 その意味において謎解きを純粋に楽しみながら読んでいきたい人にはストレスのたまる作品ではありますが、筋立て自体はしっかりしているので、サラっと読む分にはまあそれなりに満足できるレベルではあるかなと思います。 | ||||
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現代、しかもミステリーの系譜に何ら興味のない私が読むと、何がそんなに面白くて名作扱いなんだろうという感じでしたが、警察官が捜査をするさまを丹念にえがいてミステリーとしたのはこの作品がはじめだとか。 そう聞くと、当たり前のことだけれどもだれも目をつけていないジャンルってまだまだあるのかなと思ったり。 個人的には、アメリカのカレッジの様子が知れて面白かったです。 | ||||
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ミステリーの楽しみが味わえる傑作だと思います。ひらめきや情緒が皆無とは言えませんが、この本に捕らわれた時間は、実に楽しいものでした。 同じような本に、 ’ポンスン殺人事件’ /クロフツ・創元文庫 がありますので、よろしかったら、手に取ってください。 比較のレビュー・批評を待ってます。 | ||||
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事件の被害者は失踪した女子大生1人、ストーリーは捜査陣からの「追う側」目線のみでシンプルに展開されます。 捜査責任者のフォード署長は、捜査対象となる容疑者や、証拠物に対して、先入観を持つことなく、調査、分析を進めます。配下のメンバーにも、状況を客観的に捉えるよう、皮肉混じりの表現で命じながら捜査陣を率いていきます。 捜査陣も、フォード署長のやや強引なスタンスに押されて少々バタつきつつも、統制のとれた捜査を行い、犯人検挙に向けて少しずつ狙いを定めていきます。 捜査が進むにつれ、フォード署長たちによる、非常に合理的な考察、説明により事実が明らかにされていきます。もちろん、ひたすらに順調に進むわけではなく、仮説が打ち破られてしまうタフな局面もあります。こういった捜査に関しての記述が大変魅力的で、また、証拠の内容や、容疑者のキャラクターや行動について、読者に対して明確に提示されるため、捜査の進展を納得しながら読み進めることができました。 登場人物の会話もウイットに富んでいて、このシンプルなストーリを飽きのこないものに仕上げていると思います。この会話も冗長になることなく、捜査に関して必要なポイントが巧みに盛り込まれており、切れ味の良さを感じます。 訳者あとがきにも書かれていますが、最後の一文は、警察ミステリにとって、至高の言葉になると思います。この絶妙な一文で、読後は爽快な思いに満たされました。 | ||||
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原題 Last Seen Wearing(原著1952年刊行) 地道な犯罪捜査の過程をサスペンス豊かに描いた警察小説の金字塔であり、五里霧中の状況下から、些細な証拠や証言を元に仮説と推論を積み重ねて行く面白さは論理的ミステリを読む最上級の快楽を感じさせる。本格ミステリのファンにこそ強く推薦したい傑作。 今回の新訳でさらに普遍的な魅力を保ち、再び広く読まれる事は喜ばしい限りだ。 作品の舞台であるマサチューセッツの情景や女子大学にまつわる人々の描写も実に手堅く、作品のリアリティを高めている。 そして地を這う様な試行錯誤の末に辿り着く、最後の一行がもたらすカタルシス。何気無い台詞ながら何度読んでも感動を呼ぶ見事なエンディングだ。 なおウォーには本書の他にも『ながい眠り』(1959年)や『事件当夜は雨』(1961年)といった傑作が目白押しで、中でも『生まれながらの犠牲者』(1962年)は秀逸なプロット、さらに陰影深い人物像と余りに悲劇的な結末が忘れ難い名作。是非お薦めしたい。 | ||||
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いいね!!と致しましたが欲しい本がありませんでした?? ☆評価は5。是非!! 初版カバー付も良いのですが、2版カバー付求!! ありませんので是非!! | ||||
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いいね!!と致しましたが本当に欲しい物は、未入手!! ★評価は5。 | ||||
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本書は警察小説推理小説の教科書というべきお手本である。 実はウォーの他の作品と被っているネタがあるのだが、 そうするしかないネタ、 何度繰り返して強調しても欠点とならない、 素晴しい犯人像が描かれています。 危険な殺人者、 我々がもっとも警戒しなくてはいけない犯罪者は、 この職業に就きたがるのです。 読んで共感汁! | ||||
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本書は警察小説推理小説の教科書というべきお手本である。 実はウォーの他の作品と被っているネタがあるのだが、 そうするしかないネタ、 何度繰り返して強調しても欠点とならない、 素晴しい犯人像が描かれています。 危険な殺人者、 我々がもっとも警戒しなくてはいけない犯罪者は、 この職業に就きたがるのです。 読んで共感汁! | ||||
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作者の代表作。誘拐殺人ものだが、実際に起こった女子大生失踪事件を基にして書かれたようだ。それだけ、事件の捜査状況が真に迫り、事件関係者の憤り等も読者に訴えかけるように書かれているので作品に迫力を与えている。 特に、氷の塊を用いて、もし被害者(が殺されたとして)が川のある部分から落とされたとしたら、どこに辿り付くか実験するあたり工夫があると思った(それとも、実際の捜査でもそうしたのであろうか)。 とかく地味になりがちな警察捜査の描写だが、真犯人に対する事件関係者の怒りが読者に伝わって来て、それに描写の迫真性が加わり、警察小説の白眉となっている。 | ||||
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作者の代表作。誘拐殺人ものだが、実際に起こった女子大生失踪事件を基にして書かれたようだ。それだけ、事件の捜査状況が真に迫り、事件関係者の憤り等も読者に訴えかけるように書かれているので作品に迫力を与えている。 特に、氷の塊を用いて、もし被害者(が殺されたとして)が川のある部分から落とされたとしたら、どこに辿り付くか実験するあたり工夫があると思った(それとも、実際の捜査でもそうしたのであろうか)。 とかく地味になりがちな警察捜査の描写だが、真犯人に対する事件関係者の怒りが読者に伝わって来て、それに描写の迫真性が加わり、警察小説の白眉となっている。 | ||||
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