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夜のフロスト



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のフロスト (創元推理文庫)

夜のフロストの評価: 4.47/5点 レビュー 32件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21~32 2/2ページ
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No.12:
(5pt)

hardはいつ?

次回作がまだ邦訳されないので、読み返しています。読み返すほどにおもしろさが増すのは、やはり同時進行させているドラマに破綻がないからでしょう。とてもごちゃごちゃしているのですが、収束し始めると、すとんとまとまります。デントンの町は事件の中でこそ光り輝くのかと思ってしまいます。テレビシリーズよりも活字の中のフロストが大好きです。
夜のフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜のフロスト (創元推理文庫)より
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No.11:
(4pt)

これまでの3冊の中ではイチオシ

既刊2冊も楽しみましたがこれが一番笑えました。下品で馬鹿馬鹿しい中にも冷めた人間観察眼なんかも見え隠れしていろんな角度から楽しめます。本国イギリスではドラマ化されているそうですが忠実な映像化は無理ですね。主人公の汚さなどは小説の中だけで十分です。(それに俳優がイメージと違うので残念ながら観る気がしない。)毎回、主人公フロストのもとにつく(つかされる)ワケありの男性達はフロストとうって変わって「あ~こんな人いるいる!」っていう感じで興味深い。推理小説にしては厚いですが読み始めると一気に読めちゃいます。
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No.10:
(5pt)

面白い

おもろい。読むべし。警察小説っていうと、なんとなくうさんくさい感じ。でもね、フロストのキャラは別格です。とくにこのフロストはホンワカしてます。シリーズでもちょっとづつ違うフロストの描写を読み分けるのも醍醐味かな。
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No.9:
(5pt)

いい加減だけど暖かいフロスト

フロスト警部、汚くていい加減で優しくって・・・いい味出してます☆イギリスの片田舎の町で次々と起こる怪奇事件。フロスト警部の前には次から次へと事件が舞い込み、その都度中途半端に片付けていく。(片付けてさえいないか?!)「あれ?なんか片付けなければいけない書類があったような。確かこのあたりに・・・」デスクの上に山盛りになった書類をゴソゴソひっかきまわしていると、マレット署長が怒り心頭でやってきて・・・。始終そんな感じです。そのいい加減さ、好きです。でもそんなフロスト警部ですが、時々すごい洞察力を発揮して難事件を解決していき・・・(いくような、いかないような)・・・ます。結構立て続けに事件がドンドンドン、っと現れ、それがスピード感溢れる構成で濃厚に語られていくので、読んでいてとても充実感を感じます。訳もお上手だと思います。また作者の描写するうらぶれたデントンの町の様子はとてもリアリティがあり、そこに住まう悲喜こもごもの人生を背負った人々の哀愁なんかがず~んとせまってきます。そしてそこで見せるフロストの彼らへの愛情。町の人からなんだかんだいって好かれているのが頷けます。もうそれを読んじゃうと、ますます警部のこと好きになっちゃいます。
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No.8:
(4pt)

悪運の強い男・フロスト警部

いつもいつも土壇場で救われる男、フロスト警部なのである。そんな失敗したらちょっと終わりだよね~と思っても、助かってしまう。そんな彼は今回はちょっとハードな事件に遭遇する。老女をかたっぱしから切り刻んでいく快楽犯である。今回のストーリーはちょっと事件が全体的にえぐいのですが、そこは彼のキャラクターでなんとか乗り切っています。出世しか考えていないギルモア部長刑事と、彼のコンビもいいですね。途中でフロスト警部が「毎日つらい局面に出会うので、ジョークを言って、気分を変える」みたいなことを言っているのが印象的でした。彼の内面がちょっとかいま見えます。
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No.7:
(5pt)

Everything will be all right with him!

What a miserable life our Frost leads!However, I don't feel sorry for him, because I know everyting will be all right with him in the end of the story.I like happy-ending stories, and so I like this seiries of Inspector Frost.
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No.6:
(3pt)

下品な刑事コロンボ

フロスト警部シリーズで既に有名だそうですが、そんなこととは知らずに読んだのですが、フロストのやや下劣なギャグには多少は笑えましたけれども、大部分ついていけず、それでも上司のマレット署長との軽妙な兼ね合いはどこか漫画「こち亀」の両さんと大原部長のようなおかしくも笑えるテイストには懐かしい感じがして、そこはとても面白かったです。フロスト紹介に比喩されていたドーヴァーもメグレも全く知らないので、私は其のうだつの上がらない野暮ったいよれよれの格好からの思わず大好きな刑事コロンボみたいだと思いました。だからこそ、うだつのあがらない刑事コロンボみたいなフロスト警部からポンポンでてくるお下劣な雰囲気やギャグにはややひいてしまいました。事件そのものは色々な事件が複数混在して私は最後までどこか風体の上がらないフロストが最後はずばりと名推理を働かせて複数の事件のつながりを見事一本に纏め上げていくのかと思いきや、どこかでつながっているに違いないと最後まで思い込んで読み進めていった私には、そうとはならなかったのは拍子抜けしました。でてくるパートナーらしき若手刑事ギルモアもお下劣な雰囲気に反発していたのが最後にはフロスト警部の名推理に認め合って敬意を表するのかなと思いきやどれもかしこも予想と反することばかりで戸惑いました。でも刑事コロンボみたいな刑事小説はもう出てはこないのだろうと思っていた矢先にその下品なジョークにはひいてしまいましたが、似たようなうだつのあがらないよれよれの格好のフロスト警部のような刑事小説が出てくるのは何となく嬉しいです。マレット署長とのおかしな兼ね合いもどこか懐かしくて面白かったですし、今後のフロスト警部シリーズが楽しみです。
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No.5:
(2pt)

困ったときのフロスト

結論から言うと、僕はこのシリーズがあまり好きではありません。でも全冊読んでしまいました。買いだめした分が読み尽くされると、本屋へ行きます。すると「このミス」で評価されていたフロストが目に入るわけーまあ、評判だからネ、と買ってしまうのです。そして貪り読む…フロストものには、ー主人公からしてそうですがーそういう中毒性があると思います。こちらはフロスト中毒ーだって今夜はここらへんにしておくか…って本を閉じるタイミングがないのです。一方のフロスト当人も同じー一度事件にハマると際限ということを知らないーイギリス人ってこういう自虐的なところがあるんでしょうか。D・フランシスの登場人物や、イアン・ランキンのリーバス警部など、僕の好きなこの地の作家はみんなこの手の主人公をこれでもか!って感じで働かせます。お話しは込み入っているようで案外単純、相変わらずのお下品トーク、そういうところはホントに相変わらず。狭いーであろうデントンの町にこれでもか!と事件のタネをまき散らせるけれど、結末は実にあっけらかん。なんなんだろうね。ローレンス・ブロックのリリカルな文章の余韻など何処へやらー好きでもないフロストのあくどいジョークの最後っ屁の香りを残してー
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No.4:
(3pt)

夜のフロスト

フロストのシリーズは、なかなか下品でいつも楽しい。今回もフロストが八面六臂の大活躍。自己中心かつ職務熱心さのあまり、ペーパーワークから必死の思いで逃れつつ、摩訶不思議な難事件を見事に解決していく爽快感は、上司に恵まれない中間管理職には必見!?
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No.3:
(4pt)

ワンパターンもこれだけ中身があれば

 フロスト・シリーズも三冊目ともなれば、もうすっかりおなじみのキャラクターやシーンがいくつも登場する。そういうものを楽しめるかどうかがこの本の印象を左右する。 とはいえ、これだけ次から次へと事件が起こって、それに――かなり強引とはいえ――最終的にはすべて解決をつけてしまうというのは、このシリーズの特徴だろう。フロストという愛すべき主人公の他にも、デントン警察署のいつもの面々の描き分けもきっちり行われていて読ませる。 ミステリとしては長い小説だが、最後まで飽きさせずに読ませる。
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No.2:
(5pt)

Frost, a philosopher

Frost is a philosopher. When he says he would “tell the buggers what they want to hear, then make your excuses later,” I am tempted to be his apprentice. His humor and wit alleviate the stress of policemen at Denton Division, who are struggling to cope with the shortage of manpower from the raging flu.
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No.1:
(5pt)

計算しつくされた、ごった煮事件簿

■ イギリス、11 月。月曜日付でデントン市警に異動になったギルモア巡査部長は、昇進の野望を胸に秘めつつ、マレット警視と上司であるアレン警部の待つデントン市警に到着した。ところがそこで彼が見たものは、えび茶色のよれよれのマフラーを巻き、ボタンの取れたテカテカのスーツに結びっぱなしの垢染みたネクタイをしめた、とても警部とは思いたくない警部、フロスト。そのフロストによると、ギルモア巡査部長の上司になる予定のアレン警部はデントン市を席巻するくそったれインフルエンザ ウィルスとただいまベッドイン中で、彼の担当事件はフロスト警部に廻されたという。悪い予感は的中し、ギルモアはこのどうしようもなくだらしない「警部」の下で働くことになってしまうのだった。だがデントン市警のマンパワーが手薄になったのを見はからったかのように、次から次へと凶悪事件が発生。フロストの強引なペースに巻き込まれながら、不眠不休の一週間をスタートさせたギルモアの運命やいかに――。■ 物語の一週間の間に起こった事件の多いこと多いこと。デントン市は相変わらずの犯罪多発地帯です。しかも、それが全てこの一週間たらずの間に解決されてしまうのだからフロスト警部の八面六臂の活躍には舌を巻くほかありません。とくに最後のシーン。「いったん読者をフロスト警部と一緒に恐怖のずんどこまで突き落とし、それを 180 度コンバートして『なるほど!!』の解決に導く」といういつもながらの見事な手腕です。どうやらこのシリーズは共通して、「一番重要な事件は一番最初に提示され、間の細かな事件を相互に連携させながら一番最後に解決される」という構成になっているようで、一見ごった煮的にみせかけておきながらその実、見事に緻密な計算が背後にあるのです。ううむ。毎回毎回同じような事件ばかりなのに、こうも面白いのは何故なのでしょう。不思議です。
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