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夜のフロスト



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のフロスト (創元推理文庫)

夜のフロストの評価: 8.50/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

㊟ 通勤電車で読んではいけません(笑)

下品な下ネタ連発のフロスト警部。何だこれってのけぞるミステリです。爆笑の連続ですが、デントン警察は流感の猛威に半数がダウンするという非常事態のなか雑多な事件が頻発します。
行方不明の女子学生、中傷する内容が書かれた手紙があちこちにばらまかれ、老人を狙った切り裂き事件まで起きる。新任のギルモア部長刑事はこ汚い恰好のフロスト警部の下で頻発する事件に引っ張り廻される。
ジャンルで云えばバークリーの『毒入りチョコレート事件』に代表される多重解決になるようだ。人手不足のデントン警察でも事件は待ってくれない。日勤、夜勤と眠る時間もなく事件の捜査に当たるフロスト警部。
署長のマレットに睨まれながら、チンポコだのお股だのと下品なジョークをまき散らしながら次々起こる謎めいた事件に奮闘する様子が描かれる。
とにかく下品なジョーク満載なので、吹きだすことは間違いないから、通勤電車などで読むのはやめましょう( ´艸`)
けっこうな厚さの文庫本ですが、このような内容なので途中で飽きるとかダレルといった心配はありません。軽い内容かと思わせますが事件そのものは残虐です。
カーチェイスありドタバタありとフロスト警部の活躍がこれでもかと書かれています。 しかし、これまでこんなミステリを読んだ経験がありません。
一つの新発見です。ユーモアミステリというのはありますが、それとも一線を画していると思います。デントン警察の面々もみんな素敵です。良いキャラクターばかりです。
読んでいてひとつ気が付いたのは、彼らは飲み物といえば紅茶なんですね。コーヒーを飲むところが一度も出てきませんでした。イギリスってそうなんですかね?
残念なことに作者は亡くなっているそうです。でも他にまだありますから他のフロスト警部のものも読んでみようと思います。
くさくさしている気分の時はこのミステリが何よりの特効薬です。ゲラゲラ笑ってミステリを楽しみましょう。 !(^^)!

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(8pt)

「フロスト日和」から始まって

とうとう最後の小説になりました。
最初「フロスト日和」を読んだ時は、こんなに面白い警察小説があったとは!
と、びっくりものでした。
そのあと、作者がもう亡くなっていることを知り
一年に一冊?ずつ大切に読んできました。

どの小説も繰り返し読みたいぐらい!
事件なんてどうでもいいなんてことは言いませんが
フロスト氏の発言・行動。そして思慮深さと温かさ。
人間味あふれるフロスト氏に感謝です。

ももか
3UKDKR1P

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