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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 21~40 2/19ページ
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主人公は椎名(しいな)。大学に入ってアパートに引っ越してきた。そのとき、隣に住む河崎と知り合いになり、なぜか本屋を襲って広辞苑を奪おうという計画に加わることになる。そして、実際にモデルガンを手にして本屋の裏口に立つ。まだ引っ越してから2日後のことである。 この事件の2年前。河崎の恋人だった琴美とその同居人、ブータン人のドルジがペット殺しをした若者たち3人と出会う。 その3人は、一度は見逃してくれたのだが、再び追いかけてきて自分たちの仲間に入るのと、被害者になるのとどちらを選ぶかなどとぶっそうなことを言われる。 ドルジの予想外の活躍でその場は逃げることができた。 しかし、3人から逃げたときに、パスケースを落としたようだ。そこには琴美の住所が書いてあるので、琴美たちのところに3人がやって来るかもしれない。落としそうなところを探したが、見つからなかった。しかし、その後寄ったバッティングセンターで、琴美とドルジは河崎に出会う。ドルジは河崎を気に入ったようだ。 そして現在に戻ると、椎名と河崎が話をしており、河崎はやはり本屋を襲うと言う。しかし、河崎は最初の予定より1日早く椎名のところに来て、今から書店を襲うから手伝えと言ってきた。否応なく事件に巻き込まれる椎名。 伊坂幸太郎らしく、舞台は仙台である。ということは、主人公が通った大学は東北大学だろうか。話が進むにつれて、2つの物語はつながってくる。ペットを虐待する話などが入っており、決して読んでいて気分の良い小説ではない。 しかし、さすがにこの著者らしく、意外な展開が待っている。そして、終盤には真相が明らかになっていく。このあたりの展開は、伊坂作品らしい。ラストも納得のいくものである。賞を取っただけのことはある小説だった。 | ||||
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交差して淡々とストーリーが展開。両方とも日常と非日常が交差する少し不思議な話。それが見事に最後交差するが、交差の仕方は読めなかった。。 度々出てくるブータンの価値観、考え方が内容に深みを与えている。1日でのめり込めるように読んでもいいし、気軽にダラダラ読んでもストーリー性を失わず読める本。 | ||||
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伊坂作品は、だいたい好きですが、この作品は好きではありません。 理由は2つです。(ネタバレにならない範囲で) 1.文章のみで表現することに由来するトリックがあること。 2.悪者に背景がないこと。 私の理解力が低いのかもしれませんが、読後感は良くありませんでした。 映画も観ましたが、解消しませんでした。 | ||||
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全体的に読みやすかったです、叙述トリックには、驚かされましたが全体的にちょっと終わり方が薄かったので、そこがちょっとなーと思いました | ||||
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とにかく、動物虐待のシーンが、よく出てきて、苦手なので、読み進むのが、大変でした。 途中で、何度も、読むのをやめようかと思ったほどでした。 苦手な方には、お勧めできません。 最後の方で、驚かされるとのことで、何とか、読了しました。 内容は、確かに面白いし、現在と二年前の出来事が交互に書かれていて、最初、関連がわからないのですが、だんだん、点と点がつながっていき、えっ?そうなの?と驚かされます。 でも、私の場合は、動物虐待のシーンの苦痛の方が勝ってしまいました。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの本は大好きで結構読んでいる。特に好きなのは、グラスホッパーからはじまる3部作。そのような、いわゆる伊坂ワールドを感じる本とは、少し異質な印象を受ける一冊。 タイトルや序盤のストーリーからは予想がつかない展開に後半向かっていく。全体としては、さっぱりとした青春小説で、やや伊坂作品に期待するスパイスは物足りない。 あと、出版社の問題だが、もう少し字を大きくしてくれると読みやすい。 | ||||
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全員つまらない思想を抱いています。時折来る思想の「アピール」がかなりキツく、共感できない人にとっては全く面白くないでしょう。 最後の締め方だけは好きです。 | ||||
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もっと驚くような展開があるのかと思ったら全くない話だった。おすすめの本とあったので期待しすぎたのかもしれませんが私はおすすめしません。 | ||||
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やっぱり伊坂幸太郎面白いですね〜。大学に行ったら、結構伊坂ファンがいて嬉しくなりました^_^ 映画も良かったです。小説読んで、話を忘れかけた頃に映画を見るのがおすすめです。 | ||||
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全く期待はずれ。何でこれがミステリー?なのかとか、この作品で何を表現したいの?、読者に何を楽しませたいの?とか全く不明。残念ながら、この著者の作品は自分には合わないことが多々あり、もう読まないんだろうなぁ。 | ||||
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作者が言っていた「地上から数センチか浮いてるような物語をかければいい」という言葉の意味を感じられる作品 ミステリーと思ってトリックを期待するとがっかりするかもしれないけど 物語としての地力は十分にあるので先入観を抱かず読んだら十分楽しめると思う。 全体的にテンポがいいので2時間程度で読み切れると思う。 個人的にとてもおすすめな作品で | ||||
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2003年11月25日に発行された 伊坂幸太郎のベストセラー小説。 2007年に映画化作品公開。 伊坂作品は別作品で途中放棄しているが、 本作は完読した。 ミステリー小説によく見られる、 とにかく描写が希薄で、 イメージ喚起力が無く、 一人称のモノローグもどちらかといえば素っ気なく、 文章そのものには魅力を感じられなかったが、 現在と過去の物語を並行させるのと同時に、 その隙間にトリックを潜ませる企みは、 素晴らしいと思った。 本作は第25回吉川英治文学新人賞受賞作 ということもあり、既に評価が定まっている 作品だから言うまでも無い事ではあるが、 読んで損は無い作品であると思う。 もっとも、犬猫の動物虐待が主要モチーフであり、 そんな記述は一行も読みたくないという 人には勧めない。 (実際、ある種の気持ち悪さが残るので) また、映画作品も良くできているのでお勧めだ。 順番としては小説を読んだ後に映画が良い。 若い男女の心の交流が良く描けている。 この点は小説の足りない部分を上手く 補完しているとさえ言えるような良さがある。 もっとも、原作のトリック処理については なかなか難しい部分もあり、その辺は それぞれに一長一短があると思う。 | ||||
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オチが来るまで退屈 | ||||
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井坂作品はこのパターンが多いのですが、いくつかのシーンが一本の線に繋がるところが本当に爽快感があります。 今作はそれに加えて、作品全体の少し寂しげな雰囲気が本当に大好きです。 | ||||
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現在と2年前の物語が交互に語られる趣向。一見意味不明なタイトルも含めて、隠されていた謎が徐々に明らかになるのは上質なミステリーの味わいだ。主人公である大学新入生が、奇妙な隣人に誘われて「広辞苑」を強奪するために本屋を襲撃すると言う、わけのわからぬ導入から、徐々に2年前の物語と交差を始めるが、なかなか真相が見えて来ないもどかしさに、どんどん興味をそそられた。 一番普通っぽい主人公以外のキャラ造形が面白く、一つ一つのエピソードを実に楽しく読む事が出来たのは作者の腕か。そして奇妙な隣人に関する最大の謎が明かされ、2つのストーリーが重なり合ってからの展開は正に圧巻。なるほどこういう意味だったのか、と伏線が回収されるのに素晴らしい快感を覚えるミステリーの醍醐味を味わった。 個性的なキャラ達の人生を切り取って、ミステリー仕立てで巧みに読ませる感動的な傑作と評したい。 | ||||
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amazon内容(「BOOK」データベースより)以下、 引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。 初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。 彼の標的は―たった一冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 注目の気鋭が放つ清冽な傑作。 第25回吉川英治文学新人賞受賞作。 * だらだらと書かないでくれと何度思ったことか。とくに序盤から。 331ページ。中盤あたりからだいたい分かってくるけども。 面白かったとは思うが、最後はもうどうでもいいかと(笑)。投げた。 心苦しいさまではあるが、わりかしさっぱりと終わった。いいのだろう。 出てくる登場人物に好感もてたし、 何でそんな発想やねんと言いたくなるのが面白い。 本屋大賞内にも入ってたんですね? まあわかる。時間があったらじっくり読みたい。 じらじら(じりじり&イライラ)しながらね。 | ||||
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アニメ、 "デュラララ!"を見終わった後に読み、 この本のある登場人物が折原臨也にとてつもなく似た雰囲気なので、 かなり楽しめました。 | ||||
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「引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!」 ――この売り文句だけ見ると『陽気なギャング』と同じような奇想天外ストーリーに見えなくもないが、実際のところはかなり重くて切ないストーリーなので注意が必要。 しかし完成度は極上の一言に尽きる。『重力ピエロ』のようにはじめはよく分からない展開に頭を悩ませつつ、後半になるにつれて謎と伏線が次々に紐解かれていくストーリー構成は必見だ。安定の伊坂さんワールドである。 本作は、タイトル回収の技術も目を見張る出来になっている。 『アヒルと鴨のコインロッカー』 おそらく十人中九人が首をかしげるタイトルだ。残り一人は日本語をよく知らない人だ。事実、「アヒル」も「鴨」も「コインロッカー」も物語の後半までは名前すら出てこない。 しかし安心してほしい。この理解不能なタイトルも、分かりやすく、かつ納得できる形でしっかりと回収される。それも極めて重厚な読後感とセットで。僕は思わず「あぁ、なるほど!」としおりをぶん投げてしまった。この一瞬の爽快感を味わうためだけでも、購入する価値のある逸品だ。 くわえて今回は、ミステリーとしての完成度も高いと感じた。 いまいち判然としない、河崎たちの人間関係。これがある告白をきっかけに、するりするりと解明していく。 「隣の隣」という言葉の裏を突く斜述トリック。 群像劇スタイルだからこそできる、過去と現在をリンクさせた構成。 河崎とドルジの、悲しくも強い友情。 すべてが絡み合ってできた『アヒルと鴨のコインロッカー』に、魅了されること間違いなしだ。 | ||||
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小説としては面白くないわけではないのだが、推理小説やミステリとして推薦されていたから読もう、と考えて読むと期待外れ。どこがミステリ? どこが推理小説? | ||||
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クライマックスのどんでん返しが良かったです。楽しめました。面白かったです。 | ||||
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