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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 201~220 11/19ページ
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ボブ・ディランがロッカーに閉じ込められた神様ならば、伊坂幸太郎はミステリー界の神様だ といのは言いすぎだろうか。いや、実際その栄誉に遜色ないくらいの手腕であろう。個人的に始めて読んだ伊坂作品ということもあり、かなり思い入れのある一冊である。 本を読み勧めていくうちに「なるほど、ここでコレとアレがつながってくるわけか・・・」などと納得しながら、またその意外性、伏線の張り方のうまさに感心しながら、夢中になってページを捲った。 高校生の頃、この作品を読み終わってすぐに「これはすごい作家を見つけた」と思って、書店に走ったのはいい思い出。次に読んだラッシュライフで、更なる驚きに身を震わせたのもまた、今となっては懐かしい。 これほどすごい作品の後には、何を読んでも物足りない気さえする。ああ、もう一度こんな作品が読んでみたい。そろそろ誰か発表してくれないかしら・・・。 | ||||
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最初、映画で見たのですがよくって原作も読みました。 大抵の作品は映画の2時間程度という限られた時間の中で、どうしたって原作より映像が劣ってしまいがちです。 映画でよかったので是非原作をと思って手に取ったこの本は分厚い本でした。 でも、さっくり読めてやっぱり、映画に勝る素晴らしさでした。 本当にラストのどんでん返しが素晴らしくよくって、ただのミステリーではなく、ちゃんと社会性のテーマがあり、作者の言いたいことということもよくわかります。 それに華麗なる復讐という内容は読んでいて勧善懲悪でやっぱりすっきりします。 全てがハッピーエンドというわけではないので、すっきり?とは言い切れないのですが、そこもまたリアリティー。 普段の現実の日常を生きている私たちも時として、人間の優しさや、残酷さにぶち当たります。 物語りも残酷な人間と人の心を持った温かい人間とが描かれていて、必ずしも正義が勝つと言えない所が現実の厳しさですが、メッセージ性の強いとてもいい本でした。 | ||||
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この人の書く文章は、思ったことをただ書き連ねているようにしか思えず、 子供の作文のようだなと今まで感じていましたが、今回はちゃんとオチがあったので、少し驚きました。 映画になるってことは、そこそこ面白かったということですかね。 | ||||
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ストーリーが現在と過去をいったりきたりで展開されていきます。 わたしは、その切り替えが頭の中でなかなかできず、ストーリーを楽しめませんでした。 いつも、本を読むと、その中にはいりこんで、登場人物が勝手に想像で浮かんでくるのですが、 この本に関しては、登場人物のディテールがなぜか頭に最後まで浮かんできませんでした。 若い世代に人気の伊坂作品、40代のわたしには、ちょっとついていけません。 | ||||
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フィッシュストーリーを読んだ後、なんとなくこの本を読みました。 とても引き込まれる作品です。 大学生活を経験した読者なら、なんとなくあの曖昧な時間の過ごし方を共感しながら読めると思います。 ついでにいうと、仙台に住んだことがあれば、また趣深く読めます。 ラストは切ないです。 でも、私は満足しました。 トリックが明かされた後、是非もう一度読み返してください。 全く違った印象で読めます。 二度読み必須です! | ||||
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隣の隣。 牛のうしろに牛がいて、 そのまたうしろに牛がいて、 そのまたうしろに牛がいて、 そのまたうしろに牛がいて、 … さぁ、牛は何匹でしょうか? … 答えは2匹。 っていう堺すすむさんのネタを思い出した。 | ||||
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作品そのものはよかったのかもしれません。 が、やはり虐待のイメージが最期まで抜けず・・・読んでいてなんだか悲しくなりました。しかも、どうやって動物が死んでいたかがフツウに書かれていて、ちょっと信じられない気分になりさえもしました。伊坂さんの作品は、終末のフールしか読んだことありませんが、面白かったのでその延長で読みましたが・・・他の作品に期待します。 | ||||
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伊坂作品は『重力ピエロ』に続いて2作目。 『重力ピエロ』でも思ったが物語の内容は重い話のはずなのにどこか軽く感じる。 犯した罪に対して軽いノリで済ませてしまっている印象がある。 ブータンの宗教に対する考え方とボブディランが一部で神格化されてる辺りで説得力が無くは無いとは思うけども。 ただ構成は秀逸。 隣の隣の外国人がどういう状況か分かる場面まではグイグイ引き込まれた。 終盤をもっと締めてくれれば、さらに好きになれる作家さんなんだよなぁ。 | ||||
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本屋を襲って広辞苑を奪う,という現実ならば一生モノだが 小説の作り話としてはいささか迫力に欠けるイベントからストーリーが始まる. 現在と過去の出来事が交互に展開されるが, 序盤は地味なイベントが細々と羅列され少々退屈である. 中盤からは河崎の病気や,ペット殺しとの関わりで興味を引きつつ物語は最終的な破局を迎える. この結末自体は予想通りであってストーリー的にはなんら意外なものではない. 意外なのはその見せ方である. 伊坂氏をこの種の仕掛けで読者を驚かせる作家とは考えてもいなかったこともあるが この手の小説にありがちな窮屈ですっきりしない感覚がなかったため 私自身はこの仕掛にはまったく気づかず十分楽しめた. またブータンの風習や宗教的背景,河崎のキャラクター,引用のよくわからない格言めいた言い回しも 作品のアクセントになっていて,琴美や椎名が振り回される感じがよく表現されている. こういう雰囲気を自然に表現するのはけっこう難しいものである. ただ,このキャラ設定に少々が無理があるように思う. 全体的なストーリーは重苦しい内容であるにも関わらず 河崎や麗子といったデフォルメされたキャラが目立ちすぎている. 他の伊坂作品ではこういったキャラがシリアスな状況でもどこか余裕を感じさせる軽やかな空気感を演出してくれるが この作品ではサスペンスにスラップスティックを持ち込んだようなチグハグな印象を受けてしまう. 小説の構成で星5つ,雰囲気に3つで,間をとった4つにします. | ||||
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苦労もせず世間を知ったような気になって冷めてる若者の、青春グラフティー。読後、ほんのりお洒落気分が味わえます。それ以外は特に。働け!と言いたくなります。 | ||||
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2年前と現在の話が交互に書かれていて、それらが最後に衝撃的な真実に気付かせる.... 面白いけど、伊坂作品の中ではいまいち。 | ||||
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お話や構成に関しては非常に面白く引っ張っられて読めたと思う。 ただ、とにかく動物虐待が辛くてそればかりが印象に残って辛いです。 伊坂作品の特徴かもしれないな、と思うのは度を超えた暴力(精神的なものも含めて)と、構成の巧妙さ、はったりのうまさだと思うのですが、このお話は多分自分が愛猫家だからこそなんだけど、前述の要素が強すぎて、構成の巧妙さも負けてしまった。 ドンデン返しも素晴らしかったように思うけれども、正直言うと最後まで人より動物だけが酷い目にあったと言う印象。 爽快さはあまりなく、今まで読んだ伊坂作品の中では一番残念と言わざるを得ません。 が、自分が多分愛猫家であるがためにのマイナス点が多すぎるので、☆2です。 | ||||
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この作家が本当に評価されているのかと驚かされる内容でした。日本人にしか思えない外人という設定も馬鹿馬鹿しく、動機も冗談かと思えるほど。図書館を襲わないか?と持ち掛けられてついて行く人もいないでしょう。全体的に読むのが辛くなるほど内容は薄い。 | ||||
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相変わらず現実的なようで、現実とは離れたお話。 リアリティというか現実味に欠ける設定だが、それさえ気にならなければ素晴らしく引き込まれる。 なぞが怒涛のように押し寄せ、なぜだ?と考えているうちに話はあっと言う間に展開する。 過去と現在。2つの時間軸を交互に見せる。 この手法は作者の得意とするところでしょう。 そして完全に意表を付く、名前のトリック。 これはきちんとキャラが立っていないとできないトリックですね。 そして題名に込められた意味を知った時、衝撃を受けた。 アヒルと鴨。そういうことか。 ただ、この本は登場人物を好きになれないとまったく面白くない。 例によってみな魅力的だが、合わない人にはとことん合わないでしょう。 そうなると、読みどころが名前のトリックのところしかない。 動物虐待・性病・復讐など、テーマ性のあるキーワードがいくつか出てくるが、それをあまり活かさずに終わったのが少しさみしい。 これを読みやすいと感じるか、薄いと感じるか。 伊坂さんの作品の中でも好き嫌いが分かれそうな作品だと感じました。 この作品は文庫になっています。 アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) | ||||
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途中までは「??」と思いながら読み進めていた部分が、 最後に全部繋がって「そうだったのかー!」と 膝を打ちました。 非常に面白いです。構成力も筆力も、ある種、他の追随を許さないものがある。 ただ、他の方の感想を見ていると、 「重い」「後味があんまり……」というものが多いようです。 私個人の感想では★五つ以上のものだと思っているのですが、 小説は絶対ハッピーエンドじゃなくちゃ!みんな幸せがいい!という人には たしかに「おすすめ」はできないかな……と、4つにさせて頂きました。 わたしも基本はそうなんですけどね。 けど、作品の出来栄え的にはホントすごいんですよ。 私は、「魔王」よりは後味がいいのではないかと思ってるのですが、どうでしょう。 | ||||
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読む前から薄々感じていた、イヤな予感は的中した。 どうも好きになれないのは、特に若い作家に多い、 「半端な洒落た会話と、斜にかまえたような姿勢と言動」を 連発する登場人物のせいだ。 薄っぺらく、人間味が感じられない。 (そういう洒落た物語だから、それでいいのだ。 とも言われそうだが、物語は決して洒落たものではない。) ただし、物語の最大のトリックにはやられました。 これは面白そうだと期待して読んだが、 ストーリー(構成)には★4つ 登場人物(会話)には★2つ といったところ。 | ||||
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だいぶ良くなりました。 ただ、これだけネタがあるなら、あと2倍は膨らませて欲しい。 コピーの域を脱していないと感じます。 | ||||
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2年前に起きたペット連続殺害事件 その事件を現在と2年前の二つの視点から 描いたミステリー小説 2年前と今という2つの視点のかわるがわる によりテンポよくストーリーが進んでいく そして、最後に意外な真実が・・・ 一日でサクッと読める小説でした。 | ||||
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友人に勧められ、初めて読んだ伊坂幸太郎作品。 この作品は、「2年前」と「現在」の2つの時間軸によって描かれています。 そのうち過去が現在に追いついて、時間軸が交わり、一本に統一されるのかと思いきや、ずっと「2年前」と「現在」の時間軸は平行したまま物語は進んでいきます。 最後まで読まないと、過去と現在の繋がりが見えてこないので、先が気になり、一気に読んでしまいました。 「2年前」の物語の登場人物と、「現在」の物語の登場人物は、共通している人もいれば、いなくなってしまった人も・・・。 その、過去と現在の繋がり=「2年前」の物語の登場人物が「現在」の物語でどう存在しているか、ということが、この作品のミステリーの核となっている部分であり、オチというわけです。 過去と現在がどう繋がっているのか察知させない、先の見えない謎めいた描き方は、物語の構成に面白さを感じさせてくれました。 ただ、私はこの作品を読みながら、ずっと違和感を感じていました。 というのは、ミステリー要素や構成力は別として、登場人物に全く感情移入ができず、そういった意味で作品を楽しむことができなかったからです。 「2年前」と「現在」に登場する人物の、そのほとんどが、あまりキャラが確立されてはおらず、ただ台詞が並べられているだけのような、上っ面しか見えないようなもどかしさがありました。 唯一特徴的なキャラである「麗子さん」も、彼女の言動に逐一、無表情だとか、無感情だとかという一言が添えられていて、彼女の描き方がわざとらしすぎて、上滑りな印象を受けました。 どのキャラクターにも現実味が感じられず、感情移入できないために、引き込まれるような面白さが足りなかったように思います。 とはいえ、構成自体は十分楽しめると思いますので、ミステリー好きの方には良い作品かもしれません。 | ||||
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大どんでん返しーDVDより本がおすすめ!最後よかった('―`) | ||||
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