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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全380件 281~300 15/19ページ
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これを読んだら格好よく生きたくなった。 受け売りだけど必死でやればそれでいいはずだ。 「それはどうかしら」って無表情で誰かに言われそうだけど、聞こえないふりをして 「ソウデスネ」って答えておこう。 「滅茶苦茶だな。」って誰かに笑われたら、 「世の中は滅茶苦茶。」って答えてみようか。 やれやれ、自分が飛び入り参加した気になっている。 | ||||
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第25回吉川英治文学新人賞受賞作。 という肩書きがこの作品にはついていますが、そういう肩書きを抜きに十二分に面白く、そして切ない物語です。この伊坂さんという方の作品は最初に読んだ『オーデュボンに祈りを』『ラッシュライフ』『重力ピエロ』『陽気なギャングが地球をまわす』も含めて、すべての作品が当たりだったので期待して読みましたが、その予想を裏切らない内容でした。 作品は、北陸のとある大学に入学する為に引っ越してきた狂言まわしの「僕」と、その引っ越し先の同じアパートの隣の部屋に住んでいる河崎と名乗る背の高いちょっと異色の人物が本屋に本を強盗しにいく現在編と、琴美という女性と河崎、ダルジという琴美の恋人のブータン人とがとある事件に巻き込まれる二年前の過去編が交互に進行して行きます。 まるで違う二つの話が、現代と過去がどう繋がっているのだろうと読者に推理させながらすすんでいくのですが、これがまた上手いし、いくつものトリックが叙述の中に仕掛けられていてミステリ好きの人でもまいったと心地よくだまされると思います。のどかで平和に見える現在の裏の二年前の過去はどうだったのか、二年前の事件と現在編の間でいなくなった人物はどうなったのか、暗示の通りの結末だったのか。一気に読ませます。 彼の作品は、登場人物がとてもユニークなのが特徴ですが、今回も主人公はともかくとして、つかみどころのない二枚目で女たらしの河崎、行動力が抜群で動物好きの琴美、そしてブータンから留学してきているドルジ、そして幾人かの脇役たちが皆とても個性的でキャラクターが創り込まれています。彼らの台詞の一つ一つもよく考えられていて、二回目を読もうという気にさせてくれます。これは、ミステリ小説でありながら、トリックやミステリ部分だけでなく、キャラクターたちが非常に魅力的だからのことでしょう。 是非手にとって読んで欲しいなと思います。 | ||||
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現在と2年前が、別の登場人物の視点で描かれている。 相変わらず洒脱な文体とウィットに富んだ会話が軽快なリズムを刻む。 二つの物語が邂逅する瞬間にすべてが氷解する。 とびきりのミステリーともいえるし、青春小説ともいえる 伊坂独特の少し影がある感じの物語だ。 個人的には、「陽気なギャング・・・」の響野の妻(だよね?)祥子が脇役(直接は登場しないが。。。)として登場させるあたり、伊坂ワールドに取り込まれつつある自分を感じ取った。 | ||||
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現在と2年前とを描き進めながら、最後に一つのインパクトを持ってくるとゆう作風ですが 前半までは以外と退屈ささえ感じた。 とはいえ、終盤に向かいにつれ様々な疑問が 明かされていき、思いもよらない結末も用意されているので読んでみて損はないと思います。 全体的に今の世の中を写しているような感じがあり、所々にシビアな部分も含まれていますが、作者の訴えのようなものが密かに反映されているような気がした。 タイトルは可愛らしい感じですけど… | ||||
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大体この手の小説は、「徹底的な取材に基づく緻密な構成」もしくは「多少無理矢理な展開でも、それを忘れさせる『熱いテーマ』」が必要だと思うのですが、残念ながらどちらも感じることはできませんでした。中盤からグイグイと引き寄せる内容ではあったけれど、終局が近づくにつれ、「なんだかなぁ」と脱力感に襲われました。作者が何らかの制約の下で、急いで作り上げたような印象です。 | ||||
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タイトルに書くと恐い本って感じだが。。 物語の途中に出てくる動物の描写が気持ち悪いと思っただけで、 気持ちの悪い小説ではない。 少しずつああなるんではないかと思い、実際そうだったときに恐いと思っただけで、 恐い小説ではない。 面白かった。 それがこの本の感想です。 きっとこうなるんだろうとは思ったが、まさかああだったとは。 予想は当たっていたけど、期待はいい意味で裏切られた。 こんなところでどんでん返しが。 驚いた。 現在と過去の話が交互に進むのだが、 いろんなところで繋がりが見えてくる。 ただ私が残念なのは河崎だ。 まだ彼を見たかったけど。。 人は生まれ変われる。 爽やかな話だと思う。 | ||||
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映画も観てきましたよ。 ミステリーというよりはヒューマンドラマ?って感じ? 正義感みなぎる女の子、外国人留学生、女好きの男に、主人公の冴えない男子、ぶっきら棒な女。 「動物虐待」「エイズ」と重いキーワード、、、っと! ここまで書くと今回の伊坂作品非常にわかりやすいです。 正義感=動物虐待みたいになるのですが、今、自分であらすじ書いてない?って気がしますのでほどほどに。 でも 最後に「信仰」と「神様」!いつも伊坂作品には「あんた今、心臓がキュンとなったで。」 って誰かに言われてます。 この時期、汗だくでシャツが張り付いていても、 夕暮れの風に気持ち良さを感じてほしい。 たまには、これぐらい解りやすい本もあっていいかと。 | ||||
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タイトルにひかれて読みたいと思いました。登場人物/ストーリー展開/感情描写と飽きさせない力を持った作品で、すごい!と思いました。 反面「ああしてやろう、こうしてやろう」って、考えながら書いているであろう人の顔がチラつく作品です。きっと器用で頭がよすぎる人なんじゃないかなと思います。 | ||||
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書店を襲撃して「広辞苑」を盗むという突拍子もない筋書き。間違えて盗んだのが「広辞林」というギャグ。などなど全てが複線でひとつにまとまるやっぱり楽しめる伊坂作品でした。二年前と現在を交互に進行させていく構成もある大きなサプライズのためだけでなく効果的でした。「オーデュボン」に比べて、内容的にあまり後味のいい作品とは思わなかったので星4つにしました。 | ||||
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物語が進むにつれてだんだんわかっていく感じでどんどんページをめくっていける感じで読めました。井坂さんの小説はこれがはじめてですがこれを読んでいくと違う井坂作品も読みたくなりましたので違うのも買いました!現在と2年前を交互に読んでいく形のこの本。最初はわからなっかたのだけれど、次第に意味がわかってくると面白いものです。アヒルと鴨のコインロッカー?意味がわからなっかったけれども、次々とわかってきてこの作家の独創的な表現には感無量しました。2回目に読んでみると、「だからこうだったのか!!」と感じることが多々あるでしょうね。本屋を襲いにいってみるというへんてこりんな、ぽんぽこりんな、梢リンな、考えに思わず頷くでしょう。この発想からわかる通り、若い作家ですんで表現がおもしろいよ。 | ||||
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過去と現在の2つの話が見事につながって1つの物語になっていく様子はさすが伊坂幸太郎としか言わざる得ません。ラストは涙が止まりませんでした。あと河崎が格好良すぎる | ||||
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うーん・・・ 私にとって気になる点が多い作品でした。 一つ挙げると、伏線(まあ伏線とまでは言わないものの、この後のストーリー展開に絡んでくる重要なキーワード達)のある所がすぐ解りました。あ、この辺伏線っぽい、って。無理やり登場人物の話にねじ込んでいるので、ん?この会話なんか変・・・って所にはたいていキーワードが含まれていました。 でもまあ決して面白くないわけではありません。ミステリーとしても悪くないです。 しかしこれの映画化は無理があるのでは・・・?映画から小説に入るより小説から映画のほうが良さそうですね。 | ||||
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この作品が良いか悪いかと聞かれたら、判りませんとしか言いようがない。好きか嫌いかと聞かれれば、「嫌い!」と答えます。 ストーリーに問題はないのですが、登場人物の性格が嫌いです。 先ず、椎名は優柔不断で他人ばかり気にする。琴美は頭が良いようで考えずに行動する。 ピカレスク小説は何よりも、鋭利な頭脳と機知に富んだ会話が命だと思う。 一を聴いて十を知る。切れ味の良さが命です。 小説を読みながらイライラするなんて、アホらしいです。 一度、ロス・トーマスの「500万ドルの迷宮」とか 「8人目の小人」なんか読んでみてください。 敵役なんかでも皆頭が良いし、度胸もあり、会話も洒落ている。読んでいて思わずニヤリとするシーン満載ですよ。 | ||||
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「陽気な〜」シリーズ?と「グラスホッパー」を読み、この作品を読みました。 最初帯を見てまた同じようなストーリーかな?と思いましたが、今までのストーリーで ぐいぐい読ませるだけの感じではなく、結末を最初に与えておいてからのストーリーが 隙間を埋めていくように展開し、全体にただようせつない雰囲気を盛り上げます。 陽気な〜ももちろん好きですが、その展開の巧妙さをもちつつも深みのあるこの作品は これからの作者の作品をも期待させる良作だと思います。 ただ、祥子さんは‥‥‥。 | ||||
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一冊の広辞苑を奪うための書店強盗という突拍子もない始まりから、読み進め るうちにゆっくりと物語の全貌が見え始めてくる仕掛けに引き込まれます。 登場人物たちもそれぞれ魅力的。 洒落ていて軽快な文章でつづられる奇妙な日常の中から、二年前の事件が浮か び上がってくると同時に、びっくりするような事実も明かされます。 この作者の小説は、中盤からおもしろさが加速するような気がします。 | ||||
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申し訳ないですが、無理でした^^; 「陽気なギャング〜」の後に読んだこともあって。。。 どこのどの部分にも面白みも感じられませんでした^^; 「あ〜、なるほどそういうことダったのかぁ」的なトリック的(?)な部分にも驚きとは言えない・・・ 「あ〜、そうなの。。。」くらいの感想しか浮かびませんでしたし。。。 「オーデュポンの〜」もこの後に読みましたが・・・同様に無理でした^^; | ||||
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大学進学で地方都市にいって、同じアパートに住む隣人に誘われ、本屋に強盗に行く。 その、現在と過去が、語られ、最後に結びつく。 著者はモザイク模様が、好きらしい。 ちょっとだけ、からみあう。多分、その加減が。 現実っぽさが、薄い。だから、ぐいぐいと引き込まれて読んでしまうのかもしれない。 びっくりするくらい、あっという間に読み終えた。 読み終えた次の日、等々力渓谷に散歩に行くと、しっぽの先が曲がった猫が寄ってきて、びっくりした。 | ||||
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読み終えた時は「映像化できない作品だな」って感じていました。後にネットでチラッと目に入ったのですが、映画化されるのですね。余程トリッキーなことをしないと最初からネタばれ状態になるんじゃないでしょうか?途中まで丁寧に書き込まれている割には、後半興ざめした作品でした。 | ||||
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物語は現在と2年前が交互に繰り返され進んでいきます。 それぞれの語り手は椎名と琴美。 現在の場面の冒頭で 椎名は進学のために引っ越してきたアパートで初対面の河崎に書店を襲う計画を持ちかけられます。 2年前の冒頭では琴美とドルジがペット殺しの犯人と遭遇する所から始まります。 一見まったく関連性のない2件の事項ですが、読み進めていくうちに深い関連性があることがわかります。(もちろんここでは書きませんが・・・) 伊坂幸太郎の作品を初めて読みました。読みやすい文体で、内容もよく練られていて飽きも来ず一気に読み終えました。 また好きな作家が一人増えました。 | ||||
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陽気なギャングシリーズを読んで、伊坂さんのファンになり、この本を読んだが、陽気なギャングシリーズにあった、スカッとする感じが全くない。 途中で結末が予想できるのと、話が重苦しいので、先に読み進めるのを止めようかと思ったぐらい。がんばって読んでも、やっぱり結末が途中で読めるので、いやーな気分になった。 陽気なギャングシリーズが好きな方は、同じ疾走感を期待して読まれると、肩透かしを食らうのでご注意を! | ||||
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