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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 361~373 19/19ページ
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この人の作品は、いつも不思議な登場人物がでてきて引き込まれる。いくつかの物語が最後に繋がるというパターンを分かっていてもハマってしまう。知っているからハマってしまうのか?今までの作品は、何となく先が読めてしまうことがあったけど、今回はびっくりしてしまいました。そうだったのねって感じ。爽快な終わり方を想像していたので、最後はちょっと寂しかったかな。でも、こんな不思議な人たちが自分の周りで実在していればイイなといつも思ってしまう。 | ||||
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2年前と、現在の世界が交差し不可解な先が解明されてゆく解明されてゆくことで、悲しみがひろがる大切な人に悲しみが襲うことで、揺さぶられる魂その悲しみが詰まっている小説読み応えはもちろんありますただ、読後、悲しい気持ちで一杯になるほど巧みな構成と分筆力です | ||||
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伊坂幸太郎の小説全般に言えることだけど、やっぱり展開の強引さ(特にキャラクターの行動に対する動機付けが明らかにこじつけ)と、会話の節々で無理に洒落たことを言わせようとしてる感がどうしても鼻につく、重力ピエロはとにかくひどかった。引用が多すぎてうざい。 アヒルと鴨のコインロッカーは、悪いところも良いところも薄まってる印象を受けました。それなりには楽しめるけど、可もなく不可もなくと言う感じ。仕掛けはおもしろいんだけど、やっぱり展開が強引すぎて、ラストに近づくにつれ興ざめしてくる感があった。まぁでも、伊坂ワールド(トリック)にはまってく感じが心地よい、と言う人にはこの作品も他の作品に劣らない仕掛けのおもしろさはあると思う。そういう人には、割とおすすめ出来るかな。でも、やっぱり自分的にはラッシュライフが伊坂幸太郎の良い持ち味が存分にでてて一番面白いと思う。とりあえず次回作に期待です。 | ||||
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昨年から話題になっている作家なので気になっていましたが、ミステリーのガイド本のインタビュー記事を読んでから、アヒル、ギャング、ピエロをいっきに読みました。 なかでも、一番のおもしろかったのがこのアヒルです。 2年という時間が、何を変えて、何を変えないのか。意外な展開と、アンハッピーだけれどハッピ-なエンディングに、久しぶりで心地よい思い浸れました。 今の日本人が求めているのは、こんな書き手かもしれません。 次の作品が待ち遠しくなりました。 | ||||
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過去と現在の話のシンクロ、ストーリー後半に用意されている「どんでん返し」そして「陽気なギャング~」との進行世界のシンクロなどなど、いつもいつも伊坂さんにはやられてしまいます。あっさりとしていて人生を斜めから見ているような作風は現代のニーズにベストマッチなんでしょう。この作品を一度読んだ皆さんに提案があります。お気づきの方々もいらっしゃることでしょうが「2年前」と「現在」それぞれの対になった章の文章の最後の2行ずつを比較して読んでみましょう。 | ||||
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それぞれの話の断片がどのように寄り集まり、収束するのか?伊坂幸太郎さんの作品の面白さに、パズルのピースがハマり、最後にひとつの話として収斂する妙味があります。本書は、現在と過去の話を交互に展開させ、それが徐々にシンクロして行くうちに、終盤でひとつの話として重なるというものでした。ひょいひょいと意表を衝く行動に出る登場人物たち。噛み合わない会話にくすりとさせられながら、終盤のある箇所でおっ! となりました。うーむ、そういうことでしたかと、しばし呆然。続いて、にやり(^^)鍵となるパズルのピースがかちりとハマったこの瞬間、心地よい驚きを感じていました。あとは……ソウデスネアジアの国ブータンの宗教観、日本と比べた人々の考え方の違いについて語られる件りも興味深かったです。作中で披露される蘊蓄話は、新鮮で面白いっ。不思議なセンスとウィットの利いた登場人物たちの会話とともに、伊坂ワールドならではの醍醐味かなと思っています。 | ||||
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その構成の巧みさ、登場人物達の人生の切なさ、展開のおもしろさ、驚愕のトリック、どれをとっても伊坂ワールドの集大成といっても申し分ない。現在と2年前の話が章立てされて交互に語られる。少しづつ接点が語られてその対比が作品全体の切なさへのキーとなっていく。この二つの話はどうつながっていくのか?常に先が気になる展開が続々登場するので全く飽きさせない。もちろん、伊坂作品のお遊びである他作品とのリンクも控えめだがあるのでお楽しみに。 | ||||
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現在と2年前の物語が交互に現れ、そしてエンディングに向かって合わされていく。伊坂幸太郎は物語作家として完成されつつあるのではないか。主人公の語り口も感情移入できるし、登場人物のすべてがうまく描かれている。また、物語の作り方も堂に入っている。エンディングについては多分、これしかないと言うものだった。非常によいものであった。今年はディランくるかもしれない。私はいろいろな場面でディランと遭遇している。星は4つです。もっともっと期待したいから。応援してます。 | ||||
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伊坂作品は初めて。本屋で立ち読みしたら、冒頭から本屋襲撃の誘いとはびっくり。思わず買ってしまった。伊坂さんは文章が洒脱だとよく評されてるけど、ちょっとくどい感じがした。でも嫌みではなくてすらすら読める。現在と過去を舞台に2つの話を並行して展開していって、最後に合体するところは鮮やか。他の作品も読んでみたい。 | ||||
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大学に通うために引っ越したアパートの隣人河崎に誘われ僕こと椎名は本屋を襲い広辞苑を奪うことになるという現在の話、ペットショップに勤める琴美はブータン人のドルジと公園に居た時ペット殺しの若者たちと遭遇し狙われる破目になる、次の日バッティングセンターで昔付き合っていた河崎に出会うという2年前の話。2つの時間を隔てた物語が交互に進んでいく仕組み、そして2つの物語はペットショップの店長麗子によって後半とんでもない繋がり方をする。前半はちょっと退屈なサスペンスを一切感じさせない話の進み具合に途中で投げようと思ったりしたがとんでもない、後半から一気に盛り上がる3Dサスペンス、すごい作品でした | ||||
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伊坂幸太郎の新作。変わらず素敵な作品だ。作者らしい登場人物逹が悪意ある出来事に巻き込まれ、それぞれの方法で乗り越えていく。単純な正義感でも善意でもないやり方で決着をつけていく内容は気持ちがよい。鳥葬を選択した彼の哀しさと決意と人の良さが心に染みる。章と章の間のギミックや、広げた伏線が気持ちよく收まっていくストーリーなど作者らしい仕組みが嬉しい。この世界に触れ再読すると初読では気が付かなかった深い視点から小説をさらに楽しめると言うのもこれまた嬉しい。ある作品の饒舌で洒脱な彼が一瞬に姿を見せるのもニヤリとさせられる。聴いた事ないけどボブ・ディランを聴いてみたくなる。いま頃どこかの駅で誰にも知られず鳴り続けているのだろうか?今年は『重力ピエロ』とこの作品の二冊を読めただけでも小説読みとしては幸せ。 | ||||
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今年大ブレイクの伊坂さんの新作!本作も期待を裏切らない「旨さ」。小説を読む喜びをたっぷりと味わいました。なんとも切ないけど、不思議と爽快な読後感の物語です。ボブ・デュランを聴きながら再読しましょ。 | ||||
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まず最初に思ったのは『伊坂氏最高傑作だ!』です。伊坂氏の本は独特な雰囲気を持つ作品が多いのですが、その中でもこれが一番伊坂氏の魅力が出た作品なのではないでしょうか?直木賞受賞候補にあがった「重力ピエロ」よりも私としてはこちらの方が断然オススメです。本の内容は現在と2年前の物語が巧みに交差しながら進みます。この関係あるようで関係ない各章を持っていくやり方は伊坂さんお好きですよね。後から後から話が少しずつ繋がっていき、やがて2つの物語が繋がるのですが・・・・。その交差した時は本当ビックリしました。そういう仕掛けがあったとは!!!この驚きを是非読んで味わって欲しいですね個性的なキャラクター達、そしてユーモアとお洒落さを含んだ会話。更に一つの事件に関わった人達の思い、切なさ、憤り。物悲しい筈なのに多分彼らはまた出会うんだろうと読者に思わせてくれる優しさ。もうこれは未読の方は読んでみてとしか言い様がないかもしれないです(笑)既に2005年度のこのミステリに入りそうな1冊。 | ||||
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