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ブレイブ・ストーリー
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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 101~120 6/14ページ
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何が善で、何が悪なのか。それは誰にも分からない。 でも、彼らは、それぞれの意思を貫き、その意思を持ちながら突き進んだ。 結果として何が正しかったのか、何が間違っていたのか。 でもこの作品は、メッセージを残した。 人生なんて七転八起。良いこともあれば悪いこともある。 喜びと悲しみは、繰り返されるものなのだ。 そして亘は結果として、それを悟り、現実の世界を変えなかった。 しかし、代わりに亘は何かを手に入れた。 それは簡単に説明できるものではない。 とても複雑なもの。でも、とっても大切なもの。 そしてそれは一生消えることはない。 全てを完全にさせる必要は無い。 それを受け入れる勇気を、亘は手に入れた。 この作品は、きっと大きく私の人生を変化させてくれるはず。 何度この作品を読んでも、飽きません。 大切な事を教えてくれる素晴らしい良作だと思います。 | ||||
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ああ、これが宮部氏が世の中の少年少女に伝えたい言葉だったんだ。 それが、これを読み終えた感想でした。 宮部さんの小説には、いくつかの法則があるように感じます。 毎回ストーリーは異なるけれど、伝えたい事・キーワードは揺るいでいない。 今回の作品はそれらがダイレクトに響きました。 人は生きている限り、信じられないような困難に遭遇しています。 どうして自分が。何でこんな事が。 残念ながら私たちはゆったりとした時間や、 数多の人々と触れ合う新しい世界に居座る機会を得ることがなかなかありません。 そしてそれがきっかけで、多くの選択肢に気づかないまま 失敗をしてしまうことがあると思うんです。 少し世間に疲れている方へ。一日10分くらいでいいので、 喧騒から離れてこの本を開いて欲しいです。 ちょっとした旅行代わりに楽しんでみてください。 多少やんちゃなシーンもありますが、そこは年齢層が広い為、とご愛嬌。 出来れば、どんなストーリーかを知る前に、手にとって見てください。 (レビュー書いているのにこんな事言ってごめんなさい;;) 持ち運びが便利なので私はこちらを選びました。 | ||||
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主人公は小学五年生の十一歳です。そのわりには内容が複雑でした。 (十一歳のわりには、と言うのは失礼かも知れませんが…。) そんなに頭の回転がはやいのか…、と思うほど、冒険の最中、主人公が子供らしくないです。冷静な子供なのでしょうか(笑)…。 それと、どんどん本題から離れていってる気がします。何をするために何が必要、それを探してどこへ持って行き、何を手に入れてどうする…という感じです…。 私は読んでて気が遠くなりました…。 今、中を読んでいるのですが、複雑です。 上・中・下それぞれ少しずつ読んでも物語がわかりそうです(笑)。細かいので…。 ちなみに、上で冒険出発するのは最後から数えた方がはやいページからです。 一つ一つが細かすぎてピントがずれています… 細かく書いて読者を引き付けている、…とは思うのですが(人気な本ですから)…向かない人には向かないと思います。しかし、上は家庭的な雰囲気や会話もありまぁまぁ良かったです(…ということでとりあえず☆3つにしました)。 | ||||
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主人公は小学五年生の十一歳です。そのわりには内容が複雑でした。(十一歳のわりには、と言うのは失礼かも知れませんが…。)そんなに頭の回転がはやいのか…、と思うほど、冒険の最中、主人公が子供らしくないです。冷静な子供なのでしょうか(笑)…。それと、どんどん本題から離れていってる気がします。何をするために何が必要、それを探してどこへ持って行き、何を手に入れてどうする…という感じです…。私は読んでて気が遠くなりました…。今、中を読んでいるのですが、複雑です。上・中・下それぞれ少しずつ読んでも物語がわかりそうです(笑)。細かいので…。ちなみに、上で冒険出発するのは最後から数えた方がはやいページからです。一つ一つが細かすぎてピントがずれています…細かく書いて読者を引き付けている、…とは思うのですが(人気な本ですから)…向かない人には向かないと思います。しかし、上は家庭的な雰囲気や会話もありまぁまぁ良かったです(…ということでとりあえず☆3つにしました)。 | ||||
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映画観て面白かったのですが、最近やっと読む機会ができたので読んでみました。 映画は純粋にファンタジーといった感じ。 ではこちら小説はというと、ファンタジーというよりは、ファンタジーという舞台を利用した現代社会のさまざまな問題点を描いている気がします。 親の離婚問題、無理心中、自分勝手な大人の振る舞い。 そしてその現代を生きるワタルはとてもちゃんとその大人たちを見ていて、私が思っていた以上にずっといろいろなことを考えている子どもです。 ワタルが父や母に問いかける言葉はあまりにも飾り気がなく、真っ直ぐすぎて胸に突き刺さるようです。 なんて残酷なドラマなのだろうと思わざるを得ません。 「幻界」に行ってからも、ファンタジーという世界観をしっかりと表現しつつ、その中で起きている北の帝国との隔絶や宗教問題、種族差別など、現代社会の問題点をしっかりと描いていて、その上で子どもなりの回答を出していくワタルがとても格好いいです。 しかし子どもの感性には驚いてばかりですね。「どうして?」という疑問のキモチなど、久しく忘れていたと思います。 実は私、ファンタジーものは苦手で指輪物語など1巻目の半分くらいで投げたくらいですが、これは本当に面白いです。 ページがサクサク進みます。是非手に取ってみてください。 | ||||
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オウム真理教によるテロ事件や、旧ユーゴスラビアの内戦のショックを受けて書いたというこの小説は、「大人向けのファンタジー」小説です。読んでいてつらくなる展開です。父親が愛人を作って妻や息子のワタルを捨てる、ミツルの父が無理心中を図って妻と娘を斬殺し自殺する、といった悲惨な話が現実世界で。そして、ワタルが運命を変えるために渡った異世界「幻界」では、人種差別ならぬ種族差別が横行し、民族浄化ならぬ種族浄化が行われている、といった具合に、幼い子どもにはあまりにも過酷な現実が待ち受けています。その現実に対し、ワタルは歯を食いしばって全身で立ち向かっていきます。これは甘いファンタジーではありません。硬く苦いファンタジーです。 | ||||
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とにかくおもしろいです。 上巻で泣いちゃいました。 ゲームのRPG的世界を舞台にした冒険ファンタジー小説なのですが、 最初は現実世界での少年をじっくりと描いていて、異世界「幻界(ヴィジョン)」へといく理由がしっかりと語られます。泣けます。 ファンタジー小説が苦手な人でも、この巻で描かれる少年の現実のおかげで、すっと世界に入っていけると思います。 上巻以降は、大冒険が繰り広げられます。最後の盛り上がりの連続でまた泣いちゃいまいした。 両親の離婚の話が子供には重すぎるという意見もありますが、子供を馬鹿にしないでほしいです。 長いので、お休みの日などに、じっくりと、ワクワクしながら読んでほしい本です。 | ||||
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この本の中には悲しいまでの現実があり、そしてすばらしいまでの幻想がありました。 それらは全て子供たちの世界であり、かつて子供だった私たち大人が抱いていた世界ではないでしょうか?。 社会派作家が描いたSF作品。 21世紀初期に描かれた「指輪物語」として次世代、そしてまた次世代に受け継がれていく作品だと思います。 | ||||
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私は今のところ『ブレイブ・ストーリー〈上〉』しか手をつけていませんが、上巻を読むだけでも、映画から受けた印象よりもだいぶ違っていて驚きました。映画と原作はまるで別物だといいますがそれ然り、映画は随分とライトにいかにも『ファンタスティック』に描かれていたことに気がつきました。(とは言うものの、上巻の後半からは物語りも始動し始めファンタジーらしくなっていたので、中・下になるとまた印象が変るのかもしれませんが) 上巻では、主人公亘(ワタル)が親友のカッちゃんに幽霊ビルにおばけがでるという噂を聞かされるところから始まります。見えぬ少女の声、不思議な転校生、魔法使いのおじいさん、幽霊ビルで見た白く輝く扉――そして、両親の離婚話。次々と起こるできごとに亘は戸惑いながらも、やがて家族を取り戻すべく、ヴィジョン(幻界)の世界へと足を踏み入れる。 この上巻では、ファンタジーというよりは、人間関係というか、亘の背景を丁寧にじっくりと深く描かれています。 両親の離婚に戸惑い、突きつけられる現実に絶望する亘の姿には、さすがに私も涙腺を緩ませられました。 子供の読み物かと思いきや、ちょっと子供には重たいかもしれません。けれど主人公が子供で、読み手も子供だからこそ、見えてくる大事なものがあるのかもしれないと思いました。 上巻で物語を深く掘った分、中・下では更なる飛躍とファンタジーがあることを楽しみにしながら、中・下を買う日を楽しみにしようと思います^^ 年齢関係なく、子供や大人や老人に読んで欲しい一品です。 | ||||
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主人公は11歳の子供だからといって侮るなかれっ!さすが宮部さん!大人が読んでも充分に考えさせられる内容です。現在の家庭の在り方、人種差別、また世の中に対しての理不尽に対しての憤りなど・・・。色々自分を見つめ直した本でした。全部が見所なんですが特に、この中巻では最後の方のバクサン博士が亘に対して言った「あなたの心のなかにもこの幻界にある理不尽が存在するんだ。幻界の有り様はただそれを映しているだけなのだ」という言葉です。改めて「人間」という存在について気付かされ、また自分自身を見なおすきっかけになりました。亘もそうじゃないかと思います。個人的には映画より先に本を読んでほしいと思います。 | ||||
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主人公は11歳の子供だからといって侮るなかれっ!さすが宮部さん!大人が読んでも充分に考えさせられる内容です。現在の家庭の在り方、人種差別、また世の中に対しての理不尽に対しての憤りなど・・・。色々自分を見つめ直した本でした。全部が見所なんですが特に、この中巻では最後の方のバクサン博士が亘に対して言った「あなたの心のなかにもこの幻界にある理不尽が存在するんだ。幻界の有り様はただそれを映しているだけなのだ」という言葉です。改めて「人間」という存在について気付かされ、また自分自身を見なおすきっかけになりました。亘もそうじゃないかと思います。個人的には映画より先に本を読んでほしいと思います。 | ||||
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「幻界は旅人の心を映し出す」 女神と老神のこと、運命の塔はどこなのか、甘い声の正体は? トニ・ファンロンを助け出せるのか。 いろんな謎と真実が出てきて一気にページをめくってしまった。 ワタルは一体どんな答えを出すのだろう? 気になって、下も一気に読んでしまいそうだ。 | ||||
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何が正しくて何が間違っているのか。 それはきっと見る側の立場によっても変わる。 ミツルにとっての正義、ワタルにとっての正義。 ワタルは自分にとっての正義を見つけてそれを貫いた。 ミツルは最後の最後で迷ってしまったのかもしれない。 喜びと悲しみはどこに行ってもあるもので、繰り返すもの。 それに気づいて、運命を変えるために、変えるべきものは運命ではないことを悟り また、自分の内にある「負なるもの」を認め受け入れることで人は成長できる。 勇気と臆病は紙一重で、その違いは1歩が踏み出せるかどうかなのだと思う。 そんなことを考えさせられました。 読後感さわやかで、無駄のない本当におもしろい物語でした。 次は映画で、幻界の世界を映像で見てみたいと思います。 | ||||
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出だしは小学生のちょっとした街の探検(?)の話。 と思いきや、主人公の親が離婚!さらに転校生の家庭はもっとえらいことになってました。 こういう理由で旅を始めるのか。と納得ではあるけれど、 「運命を変える」 けっこう漠然とした目的。 何が起こるかわからないけど、とりあえず、頑張れワタル! | ||||
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最初に、映画の方を見て興味を持ったので原作の方も読んでみました。 上巻では、主にワタルが幻界(ヴィジョン)を訪れるまでの経緯が描かれていますが、そこまでが非情に重たいです。家族を捨て家から出て行ってしまう父、そのことにショックを受けワタルと共にガス自殺を図る母、平和な日常から一遍して家族が崩壊する様子がリアルに描かれています。 また、上中下を通して映画とは若干ストーリーに変更があったり、映画には登場しなかった人物などもいますので、一度映画を見た方でも楽しめると思う作品です。 | ||||
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北の大陸と南の大陸はあきらかに朝鮮半島を意識していると思います。 この物語はとてもリアリティーがあって最高です。 生きていくうえでとても大切なことが書かれています。 | ||||
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11才の男の子が立ち向かう現代の現実を、生きにくいであろうと中年の男からも容易に想像できる重い現実を、いかに乗り越えるか?がこの物語の主題です。そして、タイトルが、その答えです。 答えなんですが、そのありきたりな答えにいかに説得力を持たせ、言葉に出来ない想いを読者に与えるか。また、その答えを実行させうる力として、ただの答えじゃなく、解決への手がかかりとするか。この難問に宮部みゆきがファンタジーで挑みます。 いわゆる友情や正義、あるいは仲間の死等のいわゆる乗り越えなければならない試練を簡単に乗り越えさせず、1度ならず2度、3度、と立ち止まって考えさせる、その結果それぞれの立場における見方、正義対悪でなく、正義対正義の争い事の解決は無いという事を理解させる手法は、この年齢の特に男の子には必要な事だと思う。実際私達が子供だった頃にも感じていた事だったが、その頃はまだお子様向け小説にも、マンガにも、テレビにも、正義対正義の構図はそれほど現れてなかったと思う。 その正義対正義の構図をローティーンの子供に向けて教える事が私には重要だと思う。確実に世界は複雑になっているのだ。 だからこそ、ありきたりの正義、勝利、という気持ちの良さだけで立場を選ばせるのでなく、試行錯誤があっていいと思う。失敗さえも包み込めるものが子供には必要なのだと思う。 この物語に対する不満は『神』の扱いです。 神様という自身を超越し全能なる者を持ってくる事で解決できる問題は非常に大きく、また使い勝手が良い。この物語の受けてを考えるならばファンタジーで正解なのだと思うし、実際成功しているのだけれど、この物語を書いた宮部さんならば、もうひとつ、この神の問題をまた解決する物語を書かなければいけない時が来ると思う。 人はオトナになってゆく努力を日々繰り返す事に(オトナはある線を越えた人でなく、その状態を維持する事を続けられる努力を払える人だと私は思う)めげずに進める準備が整ったのだと私は理解しています。 神様から自身を引き受ける事ができるように。 | ||||
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11才の男の子が立ち向かう現代の現実を、生きにくいであろうと中年の男からも容易に想像できる重い現実を、いかに乗り越えるか?がこの物語の主題です。そして、タイトルが、その答えです。 答えなんですが、そのありきたりな答えにいかに説得力を持たせ、言葉に出来ない想いを読者に与えるか。また、その答えを実行させうる力として、ただの答えじゃなく、解決への手がかかりとするか。この難問に宮部みゆきがファンタジーで挑みます。 いわゆる友情や正義、あるいは仲間の死等のいわゆる乗り越えなければならない試練を簡単に乗り越えさせず、1度ならず2度、3度、と立ち止まって考えさせる、その結果それぞれの立場における見方、正義対悪でなく、正義対正義の争い事の解決は無いという事を理解させる手法は、この年齢の特に男の子には必要な事だと思う。実際私達が子供だった頃にも感じていた事だったが、その頃はまだお子様向け小説にも、マンガにも、テレビにも、正義対正義の構図はそれほど現れてなかったと思う。 その正義対正義の構図をローティーンの子供に向けて教える事が私には重要だと思う。確実に世界は複雑になっているのだ。 だからこそ、ありきたりの正義、勝利、という気持ちの良さだけで立場を選ばせるのでなく、試行錯誤があっていいと思う。失敗さえも包み込めるものが子供には必要なのだと思う。 この物語に対する不満は『神』の扱いです。 神様という自身を超越し全能なる者を持ってくる事で解決できる問題は非常に大きく、また使い勝手が良い。この物語の受けてを考えるならばファンタジーで正解なのだと思うし、実際成功しているのだけれど、この物語を書いた宮部さんならば、もうひとつ、この神の問題をまた解決する物語を書かなければいけない時が来ると思う。 人はオトナになってゆく努力を日々繰り返す事に(オトナはある線を越えた人でなく、その状態を維持する事を続けられる努力を払える人だと私は思う)めげずに進める準備が整ったのだと私は理解しています。 神様から自身を引き受ける事ができるように。 | ||||
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映画でウエンツくんが声優をしていたから気にはなっていましたが,実際映画を観ることもなく,同じ宮部みゆきさん作の「ステップファーザーステップ」を読んで面白かったから,この本にも手を伸ばしてみました. 冒頭,両親の離婚問題で始まるこのお話,「子供にはあんまりおおっぴらには薦められないかな〜」なんて思いながら読み進み,どうしても離婚したい自分を正当化するお父さんがわからなかったけど,あとでそれなりに納得できる理由が出てきて,でも十分離婚の正当な理由にはならないな〜など,既婚者として複雑. そうこうしているうちにウエンツくん演じる役どころの少年との関わりで主人公も旅に出ることになります. 旅に出るまでがとっても長く,ハリーポッターが学校に行くまでが長すぎるのと重なってしまいました.でもそれなりの理由があり,妙に自分の家庭と照らし合わせたりして,それなりに楽しみました. でもこの部分は子供が読んだら確かに退屈かも. 上(っていうか第一部)を読むには何日かかけましたが,下(っていうか第二部)は一日で一気に読みました.話は確かに長かった... いろいろな伏線がひかれてあって,様々な登場人物が絡み合っていて,でもわりと単純で,終わりはあっけなかったけど,人間何が大事なのか,それぞれの人達の考えていること,それらは全部間違いじゃなく,正解はなく,結局何が言いたいんだ!と言いたくなる一歩手前ぐらいで,ん〜,そうなんだよねーと思えました. どうやって終わるんだろう,どうやってこの主人公のイメージをこわさず終わるんだろうと思っていたけど,うまく終わっていて安心. 物語だから結末を描かないといけないから描いてあるけど,それは特に異議を唱えようと思うような結末ではないけど,読んだ人が自分なりの結末を勝手に作ってみたり,残っている部分を想像したりすることが楽しめそうに思いました. | ||||
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上・中・下とどれもおもしろく、読んだ後もいろいろと考えさせられる本でした。人が成長するために直面すること、そのときの苦悩、決断。このストーリーは人が現状から1歩前に進む時に何が必要なのかと問いかけられているように感じました。単なる冒険物語ではないところはさすが、の一言です。 ただ、上巻でミツルがなぜ幻界を訪れたのに比較的長い間現実世界に戻ることが出来たのかなど謎に包まれていて、個人的にはそのあたりももう少し説明して欲しかったです(こちらであれこれ想像することは容易なのですが、あえて言わせていただければ)。映画とはまた違った無いようですが、どちらも申し分ないと思います。 | ||||
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