■スポンサードリンク
ブレイブ・ストーリー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 241~260 13/14ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本に対する批判的感想(?)の中で一番多いのが「ロールプレイングゲーム的舞台についていけない」「ストーリー展開やキャラが画一的」といったものだと思う。それはある意味本当だとも思うのだが、それでこの作品の魅力が損なわれることは絶対にないと思う。 現代社会や現実の中では描きづらかったものを、宮部さんはこのRPG要素の濃いお膳立てで、わかりやすいキャラクターを配して、その中に11歳の少年を冒険に出すことで見事に描いていると思うからだ。 結局、大人は子供が大きくなっただけの存在だから、悩みや苦しみ、そして喜びの根っこは一緒だと思う。自分の根っこがぐらつきそうなときに、ぜひ一読を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の前半は少し大人チックに話が重く、中半~後半にかけては読む人をワクワクさせる大冒険に旅立つという対象年齢を少ししぼれよ って突っ込みたくなる作品です(笑ありふれた話なんですが、そこは宮部みゆきさんの力で飽きさせず、なおかつキャラの個性が秀でてます。中~高生向きの作品にしたら丁度いいのかも・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんの著作は、学生時代から読んでいるので、かれこれ10年以上のお付き合いになります。社会派モノから、超能力が主人公のSFモノ、江戸時代ものまで、様々なジャンルを手広く手がけている宮部さんの作品の中でも、このブレイブストーリーは、特に異色と言ってよいと思います。著者が、テレビゲームが好きなのは知っていましたが、ただ単に趣味が講じてこのような作品を書いてみただけだろうと思ってしまい、宮部ファンの私も、今回はなかなか買う気になれずにいました。仕事の方がひと段落したので、時間をもてあましており、暇つぶしになればよいだろうと思って読み始めましたが、暇つぶしではなく、読むために時間を捻出しなければならないほどはまってしまいました。宮部さんは、模倣犯!などにも見られるように、悪役を書くのがすごく上手な作家のひとりであると思います。今回も、舞台は架空の世界でも、宮部さんの人間に対するとても鋭い洞察が込められており、ハラハラドキドキ読ませていただきました。会社帰りの電車の中で下巻を読み終わりそうになってしまいました。私は家に帰るのも億劫になるくらい早く続きが読みたくなり、駅前の喫茶店に駆け込み、むさぼるように読み続けました。読み終わったあと、主人公が強くたくましく成長する姿に、人目もはばからず涙してしまう自分がいました。宮部さんの著作は全て読ませていただいていますが、泣いてしまったのはこれが始めての経験です。宮部さん、素晴らしい作品をありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういう話は、もうちっとも驚かない。四半世紀前だったら斬新だったろうが、キャラクターやプロットも同様、いまさら…という感じ。上下刊を読み終え残ったのは作者への悲しみだけ。宮部みゆきは一体どうしたんだろう。どこへ行くんだ?今までの宮部作品が好きだからという理由で、本書を読むのはどうかと思う。対象年齢は11~13歳限定か? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実際にこんなこと起きないと分かっていても、どこか自分事のようでノンフィクションのよう!!星が4つなのは㊦の方がもっと興奮して、奥が深いからです。必見です!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゲームのストーリーを読んでいるような印象。ストーリー自体は陳腐でリアリティに欠けるが、宮部みゆきの筆力でぐいぐい読ませる。現実の話ともう少しリンクがあれば、リアリティも出たと思う。というかそもそもこの本を手に取る人は、そもそもリアリティなど求めていないのかもしれないが。読後感は悪くないがあっけない。現実に戻った後の後日談的要素も欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんの才能をいかんなく発揮した作品だと思います。きっと少年が好きなんでしょうね。11歳くらいの男のコのことがよく書けてます。いつのまにか亘の気持ちと自分の気持ちが一緒になって、理不尽なことに悲しんだり絶望したり、そのうち不思議な幻界での冒険にほんとに一緒に入っていける、すごい楽しい本です。絶対楽しい!私は幻界の登場人物が好きです。とくに水人族のキ.キーマとネ族のお嬢さんミーナ、本を読んでる間は私の友達みたいだった。あまりにも熱中しすぎて上下2冊を3日で読んでしまったので、3日でわかれてしまったのが残念なくらい。最後はいっぱい泣いてしまいました。でも読み終わっていい気持ちになれます。いい本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近所の建設が中断したビルの幽霊事件、不思議な女の子の声、不思議な転校生芦川、小学5年生の亘の身の回りに起こるちょっとした変化。ある夜亘はビルの中に出来た不思議な扉から幻界に紛れ込む、そこには芦川もいた。現世に戻った亘を待ちかまえていたのは両親の別居であった、母は悲しみ、憎しみの末ガス自殺を図る、芦川に助けられた亘は、現実の世界を元に戻すために幻界に旅立つ。実際の冒険が始まるのは300頁を越えてから、そこまでは子供向けの冒険小説ぽかったのでいつ放り出そうかなと思いながら読み続けた。しかし、全くもってゲームを進めていくような展開で冒険が始まると元々RPGは嫌いじゃない方なので、時には亘の優しさにまどろっこしくなりながらも一気に読み続けてしまった。一番いい形で迎えたラストは、冒険を続けた亘も、それを見守ってきた読者にも感動もので、宮部みゆきのうまさには感心させられる、良くも悪くもこんなに長いストーリーを破綻無く書き続けられるものだと感心した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゲームのRPGもしちめんどくさくて嫌いだし、ファンタジーなんて現実から逃げる人の物語だと思っていた。 でも、結局分厚い上下巻を読み終えて電車の中にも関わらず目を潤ませてしまった。この圧倒的な物語は何だろう。やっぱり・・・すごいファンタジーであった。人によってはただの「夢物語」かもしれない。でも、心にひっかっかる何かが、とても痛い何かを感じる人にとっては、すごく現実的な物語であると思う。ファンタジー嫌いの人でも是非読んでみてください。宮部みゆきの本を読むたびに「あー、やっぱり本てすごいな。」と思うから。ちょっと褒めすぎかな?(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻を読破しての感想はもちろん面白い。現実世界の話は興味深く引き込まれる、だがもうひとつの世界のイベントや登場人物ともに表層的なものであり、行動の納得性が著しく低く感じられた。特に登場人物のステレオタイプさには首を傾げたくなるものばかり。(人間が作った世界という設定だから、意図的にステレオタイプなのかと勘繰るほどに。。。)---この本は面白い。でも宮部みゆきの本にはそれ以上のものを期待してしまう人がいるのではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり上手い。ドリーム・バスターで現在の臍の緒をクソミソに言ったけれど、これの導入である「現在」はお見事。描かれている家族の肖像は出版社コメントの「親の離婚問題」などという単純な書き方で終らない。小学5年生の亘の視点で書かれているから、はじめは父親の一方的な離婚宣言に「かあさんとボクは捨てられるの?」と途方に暮れているだけ。しかし、父親の兄弟や祖母、父の女性からの電話(!)などの断片から亘の知らなかった家族の背景が浮かび上がりはじめると、これがなかなか。父親の単純な浮気が原因ではなく、両親が結婚するに至るところまで遡ることになる。早い話しが「あたし、子供できちゃったの」といわれて本命とさよならしたってヤツ。で再会したら、やっぱり好きだったから、元々騙されてた訳だし、と家を出る父親。曰く「人生は一度しかない」。対する母親の書かれ方がまたお見事。亘の視点から、それまで被害者だった彼女。父親が出ていったあとも「きっと帰ってくるから」と信じて待っている女。姑と揉めても、それでもなんとか一生懸命家庭を守ってきた「正しい母親」。ところが次第に母親が父親とその女の会社へ嫌がらせ電話をかけていたり、騙して結婚に漕ぎ着けたことが亘にも解かってくる。大鍋で妖しい薬を煮ている魔女は実は母親だった。この逆転劇はお見事です。ビジョンに入るとボテボテのR.P.G.仕様でちょっと引いてますが、取り敢えず好感触で上巻折り返し。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部流ジュブナイルといったらいいか、さすがストーリーテラー宮部みゆきだけあって大人でも充分読みごたえのある作品に仕上がっている。主人公の心情の細やかさや冒険とともに成長していく様も丁寧に描かれており、主人公が足を踏み入れることになる幻想世界(幻界)の描写や登場人物のユニークさも秀逸。宮部作品の中でも「夢にも思わない」や「今夜は眠れない」といった子供が主人公の作品が好きな人には是非おすすめである。上巻を読んだら下巻もいっきに読みすすめてしまうおもしろさ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ç§ã¯ãã¡ã³ã¿ã¸ã¼å°èª¬ã®ç' æ'ãã-ãã'ç¥ã£ãã®ã¯æè¿'ã§ãæµ·å¤-ã®å'訳æ¬ã ã£ãã®ã§ã©ãã-ã¦ãæ-¥æ¬äººã®æ¸ããã¢ãã«æ£ç'è¨ã£ã¦æµæ-ãããã¾ã-ããä»ã§ã¯ã"ã®æ¬ã'æã«ã-ãã®ãå¥è·¡ã«æãã¾ãï¼ç¬'ï¼ã¨ã¦ãç' æ'ãã-ã壮大ã§å¼ãè¾¼ã¾ããã¹ãã¼ãªã§ã-ãï¼ç¾ä»£äººã®ç"·ã®åã'主人å...¬ã«ã-ãã¨ã"ãã广çã§ãããã-ããã»ã©ææ...ç§»å...¥ã§ãã¾ã-ããå¹³å¡ã§ç¢ºããªæ-¥å¸¸ç"æ'»ã'ç"ãã¦ããå°'å¹'ãäºã«çªç¶è¨ªããæ®é...·ãªäºå®ãå·§ã¿ãªæ-ç« ã«äºã®ããåããªããå"ã-ããæãããã¦ãã¾ã å°å¦ç"ã§ã-ããªãå°ããªäºãã-ãå'½ã'æ¸ã'ãæ±ºæããç-ããããåã...ã¨ä¼ãã£ã¦ãã¦ç'"ç²ã«æåã-ã¾ã-ããå®ã¯ä¸å·»ãèªã¿ä¸ãªã"ã§ããããã£ã±ãç' æ'ãã-ãã§ãï¼ç¬'ï¼å¤§äººã§ãç¾ä»£ã®æåãã-ã£ããã¨ã-ã¦ããã®ã§ç¡çãªãå...¥ãè¾¼ããã¨æãã¾ããã¨ã!«ããç§ã®è¨è'ã§ã¯ç' æ'ãã-ãæ¬ã¨ã-ãè¨ãæ§ããªãã®ã§ãã¨ã«ããèªã"ã§ã¿ã¦ãã ããï¼ï¼ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に久しぶりにファンタジーを手にとりました。そこに宮部さんが有名な著者であるとか、そういった先入観なく(実際、有名な方だとは後から知りました・・)、一つの作品としてすごく良い本だと思いました。この物語にはファンタジーの要素がふんだんに盛り込まれているのはもちろんのこと、ゲーム等のRPGではあまり触れられない、逆に避けているような感覚もある、でも必ずある「人の生死」についても、軽く受け流さず重みを持って描かれています。また挿絵がないのも、読む人の想像力をかきたてられます。運命はどうやったら変えられるの?主人公ワタルの成長とともに読者も成長できるような、題名どおりの勇気の物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひさびさのミヤベの長編!楽しみにしていた。彼女がゲーム好きなのは知っていましたが、こうきたかぁ~!という感じでした。まるでゲームの原作を観ているような、それでいて、主人公と一緒に冒険しているような気になれる。いつも思うのですが、著者の小説にでてくる少年はみんなとても魅力的です。ワタルも然り。彼が現世で抱える悩み、そしてそれをなんとかすべく立ち向かう幻界。そして異種の仲間達。下巻が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブレイブというタイトルの通り、勇気ある少年の物語です。前半は、少しもたつくような感じがありますが、ワタルが異世界に足を踏み入れてからは、一気呵成に読めます。剣と魔法の冒険譚、少し懐かしいようなヒロイックファンタシー、RGPの衣を着た、少年の成長の物語です。棘蘭のカッツ、キ・キーマ、ミーナなどなど、登場人物がとても魅惑的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻のかなりボリュームのある作品だが、かなり細かく章立てがされており、読みやすく、あっという間に読んでしまった。亘と女神のの場面、仲間との別れの場面では思わず、涙してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて非常に読みやすかった。初めは厚い本なので1冊読むのに1週間くらいかかるかなと思っていたが、読み終わってみれば上下巻全て読み終わるのに費やした期間は、1週間ほどだった。(時の魔法に僕がかかってしまったような感じでした) 僕の世代には親しみやすいRPGストーリーで面白いが、表面的な面白さだけではなく、内面的にも考えられる。ただ、読み終わった後に、夏の暑い日が過ぎ去った後の夕刻のようにとても爽やかな気分に浸れました。 とても面白い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
常にいい作品を生み出しつづけ、非常に人気の高い宮部みゆき待望の長編!今、この現代。普通に起こりうる現実(両親の離婚)。それにショックを受ける普通の少年。また、さらに厳しい現実を見てきた転校生の少年。この二人が自分たちの運命を変えるために旅にでる。二人はそれぞれ別の道をたどりながら、それぞれのやり方で目的地を目指す。幸せをつかむために。大人があまり読む機会のないファンタジーを扱いながらも、大人を引かせない。ひきつけてやまない宮部の圧倒的な文章構成力が光るこの作品。読み始めたら一気に最後まで読んでしまうことでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻の半分が、現代現実の話。苦しいけど、よくある、父と母の離婚に遭遇した小学生。読者には父の思いも理解できるが、捨てられる側にはそれが解らないことも解る。この1章は、次章から始まる異世界に、ただの好奇心、冒険心から飛び込むより厚味のあるドラマが見られる。酷く傷ついた少年の姿はあまりにも脆くて、読み手に緊張感を強いる。 パラレルワールドとして描かれる異世界──幻界は、現世のヒトの想像力によって生まれ、そこに現世より訪れる「旅人」の精神に合わせて、それぞれの姿になる。最初から現実の物ではなく幻なんだという設定。ストーリー的には、アイテムを集め経験値を積み、レベルを上げながら目的地を目指す、ゲーム的な展開。にもかかわらず、現実感がある。 非現実的な設定と展開を取りながら、細心の心理描写、脇を固める登場人物の魅力、死を排除しない仮借の無さ。安易なヒロイズムに陥らず、一旦選んだ選択をも、そこに「逃げは無いか」と追求する人や状況。ライバルとして出てくる少年が、同じような状況から全く別の道を選ぶ鮮やかさ。 そしてなによりこれがゼロサムゲーム(一人しか勝てないゲーム)であること。 普通のゲーム小説と同じ設定で、至る結果の選択肢は少ないのに、凄く緊迫した話だったと思う。 生きて帰れたとしても、心を寄せた幻界の住民には二度と会えない。そればかりかその記憶さえもやがて失われるのかもしれない……この悲哀に満ちた設定にも関わらず、読んだ後、彼は旅をするべきだった。旅をすることこそが必要だったのだと納得できた。 また会おう──異口同音に繰り返されるキーワードに込められる、それぞれの気持ちの重さが伝わってくるように思えた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!