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ブレイブ・ストーリー
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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 141~160 8/14ページ
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ワタルの最後の決断、勇気の物語。ファンタジーの王道らしく、ラストはある程度想像できたし、爽やかな涙を流せたと思う。それとは対象的にミツルに対しては切なくて痛くて涙がボロボロだった。あまりにも重い運命を背負って一人突っ走るミツルから目が離せなかった。痛々しくて、いたたまれなかった。彼は最後には救われたと信じたい。読み終わって何週間たっても余韻が残る本は初めてでした。 | ||||
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ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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何かと理由をつけて、ワタルの事を色々助けてくれる姿がとても印象的でした。スーパーマンなんかになれなくても、彼のような人(?)になれればいいなと読んだ人は感じたんではないでしょうか? もしかしたら、未来のワタルの姿かもしれませんねw 自分の正義を貫く心強いキャラクター達、それがどうしても出来ないキャラクター達、正しい大人を演じようとするどこにでもいる大人達、すれ違う思い、様様な思いが交錯して楽しいストーリだと思います。 ☆3と中途半端な評価ですのでここからは悪態つけます。 ファンタジー編の説明やほったらかしにちかい複線や、少しキャラクターにつける関連性がどうしても薄い気がしました。現実世界編が、とてもよく描写されているだけにどうしても引っかかってしまいました。なので☆3つ。 「自分から変わらなくちゃ。」そうやって、大人になろうとみんなもがきながら成長していくんですね。ちょっと年齢高め向きかもしれませんが、おすすめできる本です。 | ||||
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異世界ファンタジーを期待して読み出しただけに、一向に異世界へ入る兆しのない中盤までは焦りました(笑) 現実と異世界の割合が7:3くらいに感じました。100%ファンタジーな作品を望むのであれば、上巻は抵抗を感じるかもしれません。 しかし 三谷家の家庭崩壊。最初はよくある普通の家庭だった(そのように見えた)だけに、歯車が軋み、一気に崩壊していく後半の展開は目が離せませんでした。 よくある普通の家庭の中の、普通の小学生だった主人公、三谷亘。彼が、大切なものを失い、悲劇に必死で抗い、その運命を変えようと幻界(ヴィジョン)へと旅立つ過程が、見事に描かれています。 主人公にとっての大きな「喪失」 ファンタジーで何よりも重要な要素を、丁寧に描ききった上巻に、私はとても好感が持てました。 喪失と決意の上巻。中巻も期待です。 | ||||
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映画を観てから原作を読んでしまった。どちらもおもしろく、満足した。結末が違ってもかまわないし、それぞれの世界がある。言葉の力と映像の力を満喫できる作品だった。 | ||||
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宮部みゆきの特徴して、なかなか段落を変えてくれないので、ページを開くと、 そこは、文字でぎっしりだったりする。 しかも、上・中・下3巻ということで、かなり量でした。 物語は、おおまか、2部にわかれていて、 1部(前置き)だけで、簡単な小説なら2冊分の量があるので、 TVCMで期待するような展開には、なかなか発展しないので、すこしもどかしい。 それにしても、構成はすばらしい。 そして、描写もすばらしい。 頭の中で、複雑なアクションシーンが、詳細に再現されます。 ここまで、文章で表現できる作家って、他にいるか?? ストーリも非常に俊逸。 市場にあふれロールプレイングゲームでも、 ここまで優れたものにお目にかかった記憶は、まず少ない。 殺伐とした中にあって、 生きることがどういうことか、命というのがどういうことなのかを、 小さな小学五年生の男の子が、冒険を通じて学んでいく。 この小説で、唯一の不満は、主人公が、小学5年生にもかかわらず、 頭が良すぎること。 あまりの、聡明さで、小学五年生の主人公の人物像を、描くことができない。 すぐれた行動描写を実現しているにもかかわらず、これは、宮部みゆきも盲点か? | ||||
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最近、本が読みたくて仕方なかったけれど、なかなか面白い本に出会えませんでした。 そんな時、宮部みゆき先生の『ブレイブ・ストーリー』が、 上・中・下巻として発売する事を知り、軽い気持ちで買ってみました。 そしたら、なんとなんと! 「面白い!」の言葉が、ページをめるく度についてきそうなほど、とてもとても最高な本です! 私の求めていた本は、こんな本だったのです。 日本の作家さんの本を読むのが苦手な私にとって、こんなに面白い本があるなんて、今まで知りませんでした。 最初は日常生活から始まるこの物語は、少しずつ幻界(ヴィジョン)の話になっていきます。 もう…そういうシーンが本当に大好きになり、ページをめるく手が止まりませんでした。 私は、ただでさえ本を読むのが遅いのです。 なのに、嫌いな文庫でぎゅうぎゅうずめの活字、それに500ページほどもある本! を、 本当にほんと〜っに読むのが遅い私が、たった1週間で読んでしまったのです! 今まで、こんなに早く読めた事があったでしょうか? しかも、早く読んで内容を忘れてしまった、なんて事はなく、細かいところまで、 まるでワタルと一緒に冒険をしたみたいな感じに覚えているのです。ずっと心に残っているのです。 それに、後々出て来る勇者の試練も、ワタルと一緒に考えさせられました。 こういう時、早く読んで内容を忘れてしまう人は、きっと謎解きが出来なかったでしょう。 私は、今まで出会った本の中で、この物語で初めて謎が解けました。 深い深い謎は、まだ中巻や下巻を読まないと解りませんが、試練の問題などは、 考えて考えて…そして…あ! っと解るのです。 解いた後は、心がすっとして、雨の日でも心が晴れ晴れしそうでした。 上巻では、今まで読んだ事のないような現実的な内容でした。 だけど、読めば読むほどストーリーの中にすいこまれていって、ドキドキワクワクの冒険になるのです! そんな不思議な冒険にめぐりあえて、今も胸が躍っています。 | ||||
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読んでいて物語の中に入り込めませんでした。話の内容はファンタジーなのに現実世界での出来事が凄惨過ぎるのが入り込めなかった理由の一つだと思います。特にミツル。あまり子供が読むべきではないと感じました。ドロドロしすぎです。最後のワタルと仲間との別れもさっぱりしすぎているような気がします。結局私はこの本をもう一度開く事は無いと思いました | ||||
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まどろっこしいな〜!こんなにいろいろ書かないと本題までもってけないのかな?どうしたいの?というのが感想でした。本題までも結構長いし、入ってからもピンとこない架空の世界が広がるし(私だけかも・・・)アクセントが足りない気がします。一応ファンタジーなのですかね。中と下も買ったのですが読みきる自信がないです。 | ||||
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一週間まえから、読み始めたら、止まらない!! 笑。 もしかして 俺は亘くんと似た性格だから、面白いと思っているかもしれないが、暇なときを本をよむ人なら、おすすめです。 | ||||
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この小説は、読者の見方によって大きく評価が変わる。大きく見方を分けると、三つになるだろう。ファンタジーとしてみるか、ゲーム感覚でみるか、あるいは少年の人生を描いたものとしてみるか。ファンタジーや、ゲーム感覚でこの小説を読むと、あまり面白くないものに見えるだろう。現世での少年の私生活に始まり、両親の泥沼とかした離婚話、母親の自殺未遂を経て少年は幻界へと旅立つ。ここまでに、およそ小説の四分の一かけている。ファンタジーやゲーム感覚で読む人にとっては、序盤が長すぎるし、話の内容があまりにもファンタジーに無縁な話だ。幻界に行っても、他のファンタジー小説やRPGゲームによくあるような話しかない。これでは、ファンタジーやゲーム感覚で読む人にとっては、長く面白くない小説としか言いようがない。しかし考えてほしい、宮部先生はこの小説で何を伝えたかったか?ただのファンタジーとして楽しむ小説だったろうか?少年が願いを抱いたとき、少年は自分のことしか考えていなかった。家族がもとに戻って、自分が幸せになればいいと。だが幻界を旅するにつれて、少年の考えは変わった。状況だけ変えても自分自身は何も変わらない。また不幸が訪れたとき、それを乗り越えられず悲しみにあえぐだけ。現世の時と何一つ変わらない。本当に変えなければならないのは、自分自身なのだと。現実を受け入れる事のできる自分を築くことが大事なのだと。宮部先生がこの小説で伝えたいことは、「現実から目をそらさず、受け入れること」だと私は思う。宮部先生は、この小説を多くの子供たちに読んでほしいのだという。この小説がファンタジー小説であるのは、子供たちが読みやすくするため、そしてなによりファンタジーでしか伝えられないからだと私は思うのだ。これからこの小説を読もうと思う方。決してファンタジーを楽しむだけの小説としては読まないでほしい。 | ||||
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国産作家の作品は滅多に読まないのだが、珍しく手に取ったのは、映画化されるということで子どもが興味を持っていたからだ。 国産の作家は一部の作家しか読まない上、宮部みゆきは初めて。読めるのか? と思いながら、まず、上中下巻の三巻を購入。幻界に入ってからのシーンをざっと読んで、子どもにこちらの四冊組を購入し、読ませてみますと、子曰く、面白いとのことでした。 確かに、現実世界での日常が細密に描写されているため、幻界に入るまではダレてしまうかもしれない。が、私はほとんど気にならなかったし、子どもも一巻、二巻は怒濤の如く読み進めてしまった。 幻界に入ってからの話はスピーディで、ドラマチック。 多少ご都合主義に思える部分はあるけれど、ファンタジーとは元来、こういうものではないでしょうか? 別居や離婚といった大人の事情は子どもには少し難しいようにも思いましたが、子ども自身、そんなに気にしてはいなかったようです。わからない言葉の意味は、前後の文章から感覚で掴んで読む・・・自分も子どもの頃にそんな読み方をしていたことを、ふと思い出しました。 大丈夫、大丈夫。 この本を読み終える頃には子どもも、ワタルと一緒に少しばかり成長しているはず。 惜しむらくは、もう少しフリガナがついていればよかったかなということ。 小学二年生が読むには少々肩が凝ったとの事で、★4つにしました。 | ||||
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原作では3冊でしたがスニーカー文庫では4冊になっています。 その1冊目、ワタルが幻界に行くまでの話し。 表紙が劇場版というところで手に取り、買いに走りましたが・・・ せめて一幕ごとにはあるかな、と思っていた挿絵は一切無し。始めに劇場版で登場した主要人物紹介があるのみでした。 しかし、逆にそのおかげで自分のイメージした世界・映像を崩すことなく読めました。 絵が無いので考えさせられるところも多いのですが、映画を見た方なら案外サラリと読めるのではないでしょうか。 キャラクターの姿、性格、あらすじがわかっているので映画を見た後の方が読みやすいと思います。 また3冊になっているものよりも厚さが薄いので持ち歩きも楽でした。 映画でキャラに見惚れた方(自分です)、通勤時に読みたい方はこちらを買うことをおすすめします。 | ||||
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女神との会話が面白い。人間は誰も神を抱え、最後は神に相談したいと思っている。 かの酒鬼薔薇聖斗がそうだった。酒鬼薔薇は実在したが、本書はファンタジー小説だ。主人公はともに少年だが、酒鬼薔薇は悪にずるずると踏み込み、鬼となる。 ワタルは人間の善の部分を信じて進む。望みを捨てても、受け入れてしまえば普通に生きて行け、最後の一線を越えることはない。 それが現実とファンタジーの違いかもしれないが、切ないが安心できるのは後者だ。ファンタジーにはやはり夢がある。 | ||||
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現世が舞台の第1部を読んでいる時は、この物語を単なるファンタジーとしてではなく子供を持つ親に読んで欲しい、子供はこんなにも心細いんだと思っていたけど、最後まで読んだ今はまた違った考えになりました。もちろんもう子供と言える年齢ではなくなりましたが、それでも主人公亘の心境・思考は読んでいてとても痛かったです。ですが全編読むことによってヒトの本来の姿とは何か、運命を変えるとはどういう事なのか、私もワタルと一緒に少しは理解できたような気がします。これは私が感じた事のほんの一部です。全部読めばきっと人それぞれいろんな事を感じると思います。ぜひ年齢・性別問わず読んで欲しい作品です。 | ||||
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女神との会話が面白い。人間は誰も神を抱え、最後は神に相談したいと思っている。 かの酒鬼薔薇聖斗がそうだった。酒鬼薔薇は実在したが、本書はファンタジー小説だ。主人公はともに少年だが、酒鬼薔薇は悪にずるずると踏み込み、鬼となる。 ワタルは人間の善の部分を信じて進む。望みを捨てても、受け入れてしまえば普通に生きて行け、最後の一線を越えることはない。 それが現実とファンタジーの違いかもしれないが、切ないが安心できるのは後者だ。ファンタジーにはやはり夢がある。 | ||||
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現世が舞台の第1部を読んでいる時は、この物語を単なるファンタジーとしてではなく子供を持つ親に読んで欲しい、子供はこんなにも心細いんだと思っていたけど、最後まで読んだ今はまた違った考えになりました。もちろんもう子供と言える年齢ではなくなりましたが、それでも主人公亘の心境・思考は読んでいてとても痛かったです。ですが全編読むことによってヒトの本来の姿とは何か、運命を変えるとはどういう事なのか、私もワタルと一緒に少しは理解できたような気がします。これは私が感じた事のほんの一部です。全部読めばきっと人それぞれいろんな事を感じると思います。ぜひ年齢・性別問わず読んで欲しい作品です。 | ||||
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宮部みゆきさんの描く一人の男の子の成長ストーリーです この上巻はひたすら主人公、ワタルの現状説明(と謎の世界、ヴィジョンの説明) 子供向けの印象の強い作品ではありますが、ワタルの家庭環境について 描いた部分に、宮部さん特有の甘くない描写が見られて ちょっと嬉しかったです でも、そもそもの話の本筋はというと・・・・・ 「RPGみたいな世界で冒険し、現実を生き抜く強さを得る一人の少年のストーリー」 というのがこの話の大まかな筋なのかな?と思ったんですけど 宮部さんの思い描くRPG感と、僕のそれとに大きな隔たりがあって 冒険の舞台である【ヴィジョン】に初めから最後まで 違和感感じまくりでした なんだか、読んでいて 母親にゲームの話をしているときのような 「そうじゃないんだよ、お母さん!!」 って感じのやきもき感でいっぱいになった作品でした | ||||
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もともと宮部さんのファンです。 ですが、この本は宮部さん初のファンタジーものということであまりに賛否両論分かれていたので手を出すことを渋っていました。今回映画を見て映画が面白かったので読んでみました。 ワタルと一緒に喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、など様々な感情を一緒に感じることができる話。それがこのブレイブストーリーです。 最初の方は現実世界に通じる描写が多く、読むのが辛い場面もあります。こんなに長く書く必要があったのかとおっしゃっている方もいます。ですが、私はこの長さが必要だったと思います。 読み終わったときには、ワタルと一緒にヴィジョンを旅したような気持ちになれるからです。 宮部さん独特のさわやかな読後感も健在でした。 皆さんもヴィジョンを旅してみませんか? | ||||
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