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ブレイブ・ストーリー
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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 181~200 10/14ページ
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ストーリーはまだ現実の世界がほとんどですが、文章がすきです。 なんていうか亘の今考えていることとか気持ちとかが上手に書かれていて読んでいて面白いですよ。 2冊目からはストーリーも楽しみです。 | ||||
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宮部みゆきって作家はほんとに多面性のあるひとだなぁと思うと同時に、どこか一貫性のあるひとだなぁと思います。 このブレイブストーリーは「勇気」がテーマだってことは分かりすぎるくらいですが、テーマはひとつではないように思います。 主人公は小学生。当然「成長」ってことも含まれます。 上巻のほとんどは「幻界(ビジョン)」と呼ばれる異世界に行くことなく、現実世界のことが語られています。そこに巧さを感じます。同時にだからこそ深さが出てくるんでしょう。 ゲームっぽい世界が面白くて、ライトノベルとファンタジー小説の狭間のような作品が今までになかった感じでよかったです。 ボリュームもありますが、のってくればすぐに読めます。あまり色々と考えないでそこから流れてくることをそのまま受け入れることが出来ればいいと思います。 | ||||
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「ファンタジー」という響きが嫌いで、大好きな宮部さんの作品だというにも関わらず嫌遠していたのですが、もっと早くに(たとえば出版当時に)読めばよかったと思わせられました。私的には全然ファンタジーじゃないです。ファンタジー特有のご都合主義的な設定はないし、ただ冒険をするだけというには緻密すぎる主人公の心理描写。大人のための物語だと思います。ラストの亘の決断も、宮部さんらしいなあと思いました。人間の善の部分を信じて進めるこの物語は、大人が成長するとともに失いつつある大切なものを思い出させてくれる作品です。 | ||||
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物語のテーマがやや現実的すぎるためか、 ファンタジーになりきれないファンタジーという印象を受けました。 特に前半だけを読んでいると、ライトノベルのファンタジーにどっぷりとつかっている方は少し違和感を感じるかもしれません。 ライトノベルとは一味違う大人向けのファンタジーです。 個人的には宮部みゆきさんはミステリーのほうが好きだなぁ……。 | ||||
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宮部みゆきって作家はほんとに多面性のあるひとだなぁと思うと同時に、どこか一貫性のあるひとだなぁと思います。 このブレイブストーリーは「勇気」がテーマだってことは分かりすぎるくらいですが、テーマはひとつではないように思います。 主人公は小学生。当然「成長」ってことも含まれます。 上巻のほとんどは「幻界(ビジョン)」と呼ばれる異世界に行くことなく、現実世界のことが語られています。そこに巧さを感じます。同時にだからこそ深さが出てくるんでしょう。 ゲームっぽい世界が面白くて、ライトノベルとファンタジー小説の狭間のような作品が今までになかった感じでよかったです。 ボリュームもありますが、のってくればすぐに読めます。あまり色々と考えないでそこから流れてくることをそのまま受け入れることが出来ればいいと思います。 | ||||
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久々にぐっとくる作品でした。 社会的な現代作品を期待したり、純ファンタジー文学を期待してこの本を読んだ人はガッカリするのかも。 ファンタジーというには前半の幼い主人公に襲い来る現実はあまりに俗っぽく容赦なさ過ぎるし、ファンタジーに馴れていない人には後半の竜が出てきたり魔法使いの出てくるファンタジー世界は幼稚なおとぎ話のようで馴染めないだろうし。 でもこの2つが等価に描かれる部分にこそ価値がある作品だと思います。 最終目的地に行くまでの紆余曲折は長いですが、そのまどろっこしい体験のひとつひとつに大切な鍵がひそんでいる。 ファンタジーという「比喩」を通して現実の姿を浮き彫りにする、という点では、むしろファンタジー文学としては王道なのではないかという気さえします。 ファンタジーゲームや、最近の「主人公が大活躍してスッキリ」というだけのファンタジー文学に馴れてしまっている人にも違和感があるかもしれませんが。 読み終えたときに自分の心の持ち方も変わってくるようなお話は久しぶりです。 出てくる人達全員がひたむきで愛おしく切なくなるような読後感でした。 | ||||
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「ファンタジー」という響きが嫌いで、大好きな宮部さんの作品だというにも関わらず嫌遠していたのですが、もっと早くに(たとえば出版当時に)読めばよかったと思わせられました。私的には全然ファンタジーじゃないです。ファンタジー特有のご都合主義的な設定はないし、ただ冒険をするだけというには緻密すぎる主人公の心理描写。大人のための物語だと思います。ラストの亘の決断も、宮部さんらしいなあと思いました。人間の善の部分を信じて進めるこの物語は、大人が成長するとともに失いつつある大切なものを思い出させてくれる作品です。 | ||||
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本作ではワタルが現世から旅立った後の幻界での冒険が描かれています。 映画では詳しく描かれなかったワタルとその仲間との友情、 幻界の世界観、幻界と現世の関係が深く掘り下げてあり、 且つ、「ハルネラ」・南と北・種族間差別・真実の鏡など 映画には登場しなかった要素が書き込まれているため、 ワタルの行動の背景・理由が納得できました。 映画よりもシリアス度も高く、ファンタジー的な要素にアレルギーさえなければ、 大人が呼んでも十分に手応えのある作品だと思います。 個人的には本作を呼んだおかげで、映画では人の良い妖怪くらいにしか 印象の無かったキ・キーマがすごく好きになりました。いいやつだ〜。 | ||||
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ワタルの冒険の終幕と彼の決断をクライマックスとして、 これに至る過程がテンポ良く描かれています。 映画版と異なり「ハルネラ」「南と北」「カッツとロンメル」の要素が 物語に深みを加え(というか原作はこちらなのですが)、 かつ「ワタルにとって幻界とは何だったのか」を彼が考え抜くことで、 彼がどうしてあの決断を選び取ったかが読者に伝わるようになっています。 女神にワタルが願いを告げる場面では、彼が年齢のわりに饒舌すぎる印象も若干受けましたが、 彼のたどり着いた結論には年齢差を越えた説得力がありました。 エピローグも映画版と本作では若干異なっています。 読み終わって自分もちょっとだけ成長したような気がしました。 (確実に気のせいでしょうけど) 主人公が子供であり、かつファンタジー要素も濃いですが、 やはり大人向けの作品であると思います。 | ||||
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ワタルが女神様に何をお願いするか、何がそうさせたのか、時間をかけて理解してほしい。そしてワタルとしてだけではない亘の成長を感じてほしい。 現代を生きる子供達には、このような成長が必要なのかもしれない | ||||
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「宮部みゆき氏の著作」という入り口でなく、「映画を見てから原作へ」という経路で本作にたどり着きました。 映画で語ることの出来なかった数々の伏線(かなり重大なものもあります)や、 ワタルのおかれた状況と彼の心理描写、ワタルの周囲の人物像などが詳しく描かれているため、 説明不足であるが故にしばしばストーリー展開に唐突感を覚えた映画版に比べて、 一層深く感情移入できる作品になっています。 特にワタルに関しては、映画で感じる「素直でかわいい少年」という第一印象のみならず、 彼の内部で展開されていた苦悩・葛藤を知ることができ、一層親近感が湧きます。 上巻は「ワタルがなぜ旅立たねばならなかったか」について語ったパートです。 映画を見て、今ひとつ食い足りない印象を持った方にはぜひおすすめします。 | ||||
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子供向けでないという方がいますが、現代を生きる子供にこそ読んで欲しいです。内容に離婚や不倫などが含まれています。が、現実にはこの様なことに子供が巻き込まれています。このような内容の問題は大人の視点でしかなかなか語られません。現代の問題を、子供の視点でどう感じ、どう動き、どう解決するか、主人公を通して子供達に感じ欲しいです。 | ||||
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勇者が出てくるお話の中には、すごい冒険物語がくりひろげられるものはたくさんあります。 しかしどんなにすごい大冒険をしても、無意識に「勇者なんだからこれくらいできるだろうな」という冷めた目で見てしまい、それほど感動できません。 この物語はごくふつうの少年が主人公。 はじめは勇気がなく怖がってばかりのワタルが物語の中で成長しながら冒険するからこそ、心から応援する気持ちが生まれ、ひとつひとつの場面に感動できました。 読後感は、「ワタル、よく頑張ったね」と言ってあげたくなる感じです!本当におもしろかったです。 特に下巻に入ってからは一気に読めました。 原作があまりにもすばらしかったので、早々と映画も観に行きましたが、やはり映画は子ども向けに作られていると感じました。 原作にあった思想の深い部分や残酷な部分はすべてカットされ、シンプルな冒険物語になっていました。 また、ワタルの家族についてもまるで理解できずに物語が進んでしまっていました。 ワタルの父親がこんな人で、母親がこんな人でというのを知ったうえで、ワタルの家族に起こったことを本当に理解できるのではないでしょうか。 この物語を最大限に楽しみたいならやはり原作を読むべきです。 | ||||
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上中下の3冊構成です。 物語は現代の日本からスタートします。 主人公が、どんな家庭で育ち、親戚や友達はどんな人たちなのかを描くのに 上巻のほとんどを使っています。現代で起こる様々な出来事を通じて主人公 とその周囲の人達がどのような人たちなのかを、丁寧に描写しています。 この本がファンタジーであることを感じさせる要素が少し混じっていますが、 最初は勇者も、竜も魔法も出番がありません。 この部分が、少々長く退屈なようにも思えますが、勇者の旅に必然性を与え リアルなものにすることに役立っています。また、本書のテーマと著者の 主張を力あるものにするためも、とても役にたっています。 中、下巻では主人公が、現代の世界を離れて活躍する(現代がほとんど登場 しない)全くのファンタジーワールドです。 この冒険の部分が、ゲームのような非現実的な感じになっておらず、 もしかしたら実際にありそうな話だと思えるのも、上巻からのしっかりした ストーリー設定があればこそです。 退屈せずに読んでいきましょう。上巻の後半からは、がぜん面白くなります。 なお、内容は「子ども向け」ではありません。不倫や離婚などが全面にでて きます。こういうことが、何であるかわかる年齢、不倫を話題にしても問題 ない年齢でないとまずいかと思います。 | ||||
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勇者が出てくるお話の中には、すごい冒険物語がくりひろげられるものはたくさんあります。 しかしどんなにすごい大冒険をしても、無意識に「勇者なんだからこれくらいできるだろうな」という冷めた目で見てしまい、それほど感動できません。 この物語はごくふつうの少年が主人公。 はじめは勇気がなく怖がってばかりのワタルが物語の中で成長しながら冒険するからこそ、心から応援する気持ちが生まれ、ひとつひとつの場面に感動できました。 読後感は、「ワタル、よく頑張ったね」と言ってあげたくなる感じです!本当におもしろかったです。 特に下巻に入ってからは一気に読めました。 原作があまりにもすばらしかったので、早々と映画も観に行きましたが、やはり映画は子ども向けに作られていると感じました。 原作にあった思想の深い部分や残酷な部分はすべてカットされ、シンプルな冒険物語になっていました。 また、ワタルの家族についてもまるで理解できずに物語が進んでしまっていました。 ワタルの父親がこんな人で、母親がこんな人でというのを知ったうえで、ワタルの家族に起こったことを本当に理解できるのではないでしょうか。 この物語を最大限に楽しみたいならやはり原作を読むべきです。 | ||||
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とても厳しく、一方で優しい物語だと思います。こどもはもちろん、むしろ大人にとって、必要な物語なのかもしれません。自分の心だけが現実の人生と世界を作っているということが巧みに描かれています。なにをつかんで、なにを手放すか。どんな物語をつむぐかは、自分次第。そこまで腹をくくれたらまさに「ブレイブ」になれるでしょう。あっというまに全巻読んでしまいました。 | ||||
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全巻一気に読めるとは思います。非常に感情が揺さぶれるというか勇者の気持ちに馴れるという感じです。今までの宮部ファンとしてはちょっとひねりがないなというのが残念です。映画で原作の魅力が出せるか疑問です。 | ||||
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全巻一気に読めるとは思います。非常に感情が揺さぶれるというか勇者の気持ちに馴れるという感じです。今までの宮部ファンとしてはちょっとひねりがないなというのが残念です。映画で原作の魅力が出せるか疑問です。 | ||||
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幻界(異世界)に行くまでの過程がまどろっこしく、多少イラつくが、主人公ワタルが両親に振り回される様は読んでいるこちらもたまらなく、涙が出てしまった。 自分だったらどうするか?親しくなった人たちの幸せを守る為、自分の目的は諦めるのか。自分の目的を果たすためなら、二度と会う事のない者たちのことなど考えないほうがいいのか。どちらも正しいだろうし、否定はできない。最後はどちらが勝利するのか。それが気になって読破した。 ただ、自分がRPGをあまりやらないからなのか、景色を頭にイメージする作業に苦心し、途中読み飛ばした箇所も結構ある。説明的な台詞も多く、全部の文章を理解するのはおそらく骨が折れる作業だ。ご存じな方が多いだろうが、ファンタジーは、ミヒャエルエンデの「はてしない物語」、小野不由美の「十二国記」の方が読みやすいと思う | ||||
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上巻だけの読後感想です。 イメージとしては国民的RPGであるドラクエシリーズや ファイナルファンタジーなどよりも幻想水滸伝やICOの世界観に近いです。 主人公の現実世界で直面する壁や状況はファンタジーというより 夜10時くらいの枠のドラマのよう。(父親が不倫のすえ家出・・・そして家庭崩壊) 小さな子供が読んで理解できるのでしょうか??? ストーリー展開や構成のすばらしさ、スピード感は秀逸です。ぐいぐいひきこまれます。 ただ2部からのファンタジー世界はゲーム世代でないとやっぱり理解しにくいかも しれないです。 映画はおそらく2〜3時間。それにはたぶんおさまりきらないくらいの 詳細で精密な描写。児童文学とはいえないけれど 中編から本格スタートする幻界の冒険に期待はふくらみます。 主人公は11歳の少年。 これからどんなふうに成長していくかドキドキしながら見守りたいです。 | ||||
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