■スポンサードリンク
ブレイブ・ストーリー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 161~180 9/14ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大著にもかかわらず、2週間ほどで読み終わりました。大変、読みやすく、情景描写なども、必要かつ十分で、キャラクターなど想像しながら楽しく読みました(映画や漫画になっているとは知らずに、読んだので、かえって楽しめました)。話はファンタジーですが、メッセージは随所に散りばめられており、人生はそのゴールより人生の旅を続けていくことが大切であることなどはユダヤ教に通ずるものがあり、自己犠牲や同胞への愛などはキリスト教的な部分も少しあるかなと読み進めていました。後半で、嫉妬などの自分の醜い部分があることも、自分の一部と認めることは困難であるが大切であるというメッセージなどは、既存の宗教を超えたもので、クリシュナムーテイの“自我の終焉”などを思わせる高い精神性の境地かと思われました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあ、正直「宮部みゆき」の書いたファンタジーと言うものがどういったものなのだろうか? という、興味本位で読んだのですが、この作品の何が面白いのだろうか? と思ってしまった。 展開は、なんのヒネリもないし、昔の初期のRPGをやっている感じでした。決められたルートをただ歩くだけのストーリー。 ひねりも、どんでん返しもなく、宮部みゆきの作品として見る限り、凡作ではないでしょうか? 厳しい評価かもしれませんが、ハリーポッターなどが受け入れられているのは、子ども向けでも、「あ、最後はこうなるんだ?」とか、「ええ、この人が?」という驚きなど、展開の楽しさがあります。 宮部さんの小説は、こういった楽しみがあるはずなのに、これにはまったくありません。ターゲットが子供であるなら、両親の離婚話うんぬんは、重すぎると思いますしね。 宮部さんファンとしても、ファンタジーファンとしても駄作とはいわないまでも凡作でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジョゾにのって訪れた凍てつく大地。そこで滅びようとしていたのは、巨大な自尊心と空虚な心を持ったかつての"旅人"のなれの果てだった。望みを捨ててしまっても、それを受け入れてしまえば、人間は普通に生きて行ける。しかし、それはとても悲しい。 滅びに瀕した"幻界"を救うために自分の望みを犠牲にするのか、それともその逆か。迷うことをやめてしまったものと、迷い続けて自分を失いかけたもの。それぞれの想いは北の帝国をも巻き込み、収束していく。 一体どんな結末になってしまうのかと心配したが、落ち着いた先はとても現実的で快い。一度過ぎ去ってしまった時間は巻き戻ることは無いのかもしれないが、新たに流れる時間を変えることはきっとできる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昨日の次は今日、今日の次は明日。いつまでも続くかに見える毎日は、ちょっとしたきっかけで、その軌跡からずれてしまう。平凡な小学五年生のワタルに訪れた、二つの出会いと一つの別れは、彼を"幻界"と呼ばれる世界へと導く。 出会う人、出会う人が自分をもてはやしてくれた時代はすでに去った。誰かに対して優越感を感じたり、逆に劣等感を感じたり、ほのかな恋心を抱いてみたり、自分だけの世界から社会の入口へと飛び込み始めた少年に突然訪れた両親の離婚…。この運命を変えられるという"幻界"への旅は、現実からの逃避に見えなくもない。 これが現実からの逃避に終わるのか、それとも何かを得て帰還するのか、あるいはただの夢なのか。"幻界"での旅がワタルに何をもたらすのか楽しみだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私、38歳で、某製鉄会社に勤務しています。そう、ワタルのお父さんと同じ歳、同じ職業なのです。たしかに、公私構わず自論を滔々と述べ、詰め将棋みたいに相手を追い込みがちなところなど、大変よく描けているようにおもわれました(これは余談)。 スニーカー文庫のほうが登場人物の口絵が付いていて、キ・キーマの話振りやカッツのちょっとこわいところなど、フィードバックしながら読むと自分もRPGの世界に紛れ込んだような気がしてきます。 同じ文庫を買うなら、少し割高になるけど、角川スニーカー文庫のほうがお勧めです(本文は、振りがな以外全く角川文庫本と同一とのこと)。 手にとってページを進めるにつれて、懐かしく、少年時代の自分や、のめり込むほど注力したRPGゲームの世界を思い起こしながら、通勤の苦痛も寝食も忘れて没入し、3日余りで読み終えました。 1980年代後半から1990年代にかけて、RPGゲームに嵌った経験のあるおじさん、お父さん。夏休みの季節なのですから、電車のすいた通勤途上や、自分を置き去りに家族が外出してしまった休日のお供に、ぜひ手にとって見てください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画となって、面白そうだなあ、と思って買ったのですが、幻界にいたるまでが長いですね。 私はよくファンタジー小説を読みますが、ほとんどが前置きもそこそこに、一気にファンタジーという感じなので、こちらもそのような感じかなあ、と思いました。 しかし、予想とは違い、ワタルが幻界に行く理由の土台をしっかり書いてありました。しっかり書くのはいいのですが、しっかり書きすぎ・・・?というのが正直な感想。 しかし、その両親の離婚話なども、泣けるシーンが多々あり、すらすらと読んでいけました。 ぶっ続けで読むことは少ないのですが、1巻を6時間ぶっ続けで読み終わりました。 飽きにくい人だったら子供でも大人でも面白いかと。実際義務教育終えていない私もかなり楽しめました。 ★4つなのはとりあえず前置きが長すぎた、というところから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部さんのファンのつもりなのですが、なぜかこの作品は読むのが苦痛な部分が多かったです。どうでもいい部分の描写がやたら饒舌なのがその理由かも。必要最低限の描写だけにしてキビキビと話を進めてくれた方がよかったのにと思いました。 幻界の設定がご都合主義のような気がしてリアリティに乏しく、キ・キーマやミーナといった幻界の登場人物にどうしても感情移入ができませんでした。 主人公のワタルには感情移入できるのですが、彼よりもミツルの方が魅力的に思えます。ミツルが早く出てこないか、読んでいてそればかりが気になりました。 それにしてもワタルもミツルも小5って……あり得ない。自分の子どもと比較してみても、彼らの使っている言葉は11歳の子どもの使う言葉じゃないだろとか、この洞察力はどう見たって高校生以上だろと感じることがしばしば。そういう点でも無理が目立ちました。 テーマはいいし文章はうまいのですが、ゲーム好きの作者の趣味の延長というか、同人誌みたいなノリで書かれたような気がしてしょうがないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰もが認める希代のストーリーテラー渾身のファンタジー。宮部みゆきほどの人が真剣に正統派ファンタジーを書くとこうも面白いのか、と感心した。ごく世間にありふれているファンタジー小説とは明らかに次元が違う。まず文章の読みやすさ。非常に丁寧である。その分長くなってしまっているが読んでいる最中は楽しくてしょうがないので長いのは大いに結構。そして全く軸のずれないテーマ。最後の女神との会話がこの大作の本質を見事に語っている。それが一貫されているのが非常に気持ちいい。読後感も言うことなし。年齢、性別を問わず多くの人に読んでほしいと思う。続編の執筆も予定されているそうだ。この世界観は一作だけではもったいないので、とても楽しみである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰もが認める希代のストーリーテラー渾身のファンタジー。宮部みゆきほどの人が真剣に正統派ファンタジーを書くとこうも面白いのか、と感心した。ごく世間にありふれているファンタジー小説とは明らかに次元が違う。まず文章の読みやすさ。非常に丁寧である。その分長くなってしまっているが読んでいる最中は楽しくてしょうがないので長いのは大いに結構。そして全く軸のずれないテーマ。最後の女神との会話がこの大作の本質を見事に語っている。それが一貫されているのが非常に気持ちいい。読後感も言うことなし。年齢、性別を問わず多くの人に読んでほしいと思う。続編の執筆も予定されているそうだ。この世界観は一作だけではもったいないので、とても楽しみである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者さんの本を読むのはこれが初めてです。 とても長い作品ですが、波に乗れば一気に読みきることの出来る作品だと思います。 描写が丁寧なので文が長くなっています。 でも、その分しっかりキャラクターの心理状況が伝わってきます。 終盤は、やはり泣いてしまいました。 主人公はとても良い判断をしたと思います。 長いですが、お勧めの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第一部をケイタイで読んだところ、なかなかおもしろく、続きが気になったので購入してみました。が。ケイタイではスラスラ読めたのですが、本になると少々読みにくいかんじが・・・本の厚みにビックリ。“普通のコドモが、ある日突然ヘンな生きものと出会って旅に出る” というようなお気楽ストーリーではなく、両親の離婚・不倫相手の出現など、かなりヘビィな内容です。 逃げ出してしまいたい。 だけど、自分の大切なものを守りたい。・・・だから、戦う。決して楽しさ全開で読める本ではないのですが、たまにはこんなファンタジーもいいかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者さんの本を読むのはこれが初めてです。 とても長い作品ですが、波に乗れば一気に読みきることの出来る作品だと思います。 描写が丁寧なので文が長くなっています。 でも、その分しっかりキャラクターの心理状況が伝わってきます。 終盤は、やはり泣いてしまいました。 主人公はとても良い判断をしたと思います。 長いですが、お勧めの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
社会派作家 宮部みゆきが描くファンタジーはどんな物語だろう? と大なる興味のもとに読み進めたのですが、正直、ぶっ飛びました。 なんと、そのまんま社会派ファンタジー(笑)。 今まで、だれも読んだことのないファンタジー-宮部式ファンタジー-が 長大な分量で展開されているのが本書です。 ファンタジーは「子供向けで読みやすく」、「夢のある展開が必要」など という世間一般の縛りにはまったくとらわれていません。 「小説は現実からの逃避ではなく、現実を見つめる力を読者に与えるもの」 というような、宮部さんらしい高邁な主張がファンタジーでも炸裂しています。 (ファンタジーという形式であるため、逆に強化されている) こんな風に世間や読者に迎合することなく、独自の主張を貫く姿勢は作家として立派でしょう。 昨今巷で大ヒットを飛ばす○カチュー(ピじゃないよ)のような -むしろこちらの方が子供向けファンタジー-小説の作家たちと 宮部さんが大きく違うのは、こういう一本筋の通った姿勢にあるのでしょう。 ただ、小説としての完成度はどうだと考えると、 子供にはかなりヘビーな展開、大人にはRPG的ストリーがつらいと、 「いったいどんな読者を想定しているの?」という編集者のような疑問が、 一読者の私ですらも浮かびます。 (この点、角川書店もブレイブ!なんでしょう) ファンタジー的なファンタジーを期待する読者には×かも知れないが、 小説好きな方には一読の価値あり、かと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化すると聞いて期待して読んだけど残念な内容でした。 特にファンタジーらしいファンタジーを望んでいる人にはオススメしません。 ストーリーは主人公の少年ワタルが、 離婚や父の別居など、悲しい現実世界を変えるため 「幻界(ビジョン)」と呼ばれる世界に旅立ち、 願いを叶えてくれる女神様に会うため運命の塔を目指す。というもの。 主人公ワタルの成長を描いた物語です。 さて、 個人的に評価できない点は下記3つ。 1.展開の遅さ ⇒ 主人公がファンタジーの世界に旅立つまでなんと350ページ(全体の25%)。しかも、父親が離婚して家を出て行った事実以外の意味をなさない。 2.驚きのない展開&ストーリー ⇒ 剣が出て、魔法が出て、竜が出て。世の中のファンタジーのイメージをそのまま書いただけの内容。ピンチになったら新しい必殺技が現れるご都合主義。 3.世界観が出来ていない ⇒ ファンタジーでもっとも大事な世界観の構築が出来ていない。伏線を張りすぎてご都合主義で解決した部分が多すぎた。 というわけで全1200ページを読み終えるのは、若干苦痛でした。 1200ページ読んで得た結論が「自分が変わらなければ世界が変わらない」なんて、ありふれたメッセージだけなんてちょっと辛すぎます。 もうちょっと世の中のライトノベルでも読んでファンタジーを勉強して欲しいと思いました。 ところどころの表現は文学作家らしい、気持ちよい部分もあるので。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を観てから読みました。ファンタジーというのには、長い現実世界の描写ばかりですが、 どうしてワタルが幻界(ヴィジョン)へ行く事になるのかと、彼の周りの人物の言動がとても 細かく描かれていて、映画であまりの急展開についていけなかった人にとっては納得のゆく内容 ではないかと思います。子供向けというにはあまりに人間くさい登場人物達のもどかしいほどの 現実と日常。リアルな人物像は、映画でのヒーローっぽいワタルよりも親しみが湧きました。 ただ、この一冊だけでは、ファンタジーではないので、続きも購入・読破する事をお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻は、ほぼ現実世界のお話です。家族の崩壊というのでしょうか、上手くいかない、みんな何となく空々しい、そういう雰囲気が家族の間で徐々に広がっていくのですが、大人は何とかそういうのを隠そうとするんですよね。かえってそんな中で主人公ワタルは徐々に息苦しさを感じて・・・ 最初から、ぱっと冒険にでることができる既存のファンタジーと違うのがこの上巻の部分です。正直長いかな?と思わないでもないんですが、ここがあるからあとが効いてくるんだと思います。また、映画では出てこない、おばあちゃんやおじさんも登場するので、ワタルとその家族の生活がよく分かります。そういう点でも、映画を楽しんだひとなら読んで損はないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビゲームを本にしたような作品です。 ストーリーはとても深い! 自分という存在について思わず考えさせられました。 そして仲間との深い絆。 ラストは涙があふれてきました。 上中下巻すぐ読み終わります。 それくらいハマります。 ゲーム以上に熱中しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」と言う言葉の中では収まりきらない、壮大なストーリーです。言葉を自在に操り、読者を物語の中へと引き込んでいく…。かなり長いですが、どこを削ってもこの物語は成立しません。 最後のワタルの決断は、美しくもあり、残酷でもあり、当たり前のことであるとも言えるし、超越しているとも言える。 そして、この決断を理解しながらも、私はやっぱり心のどこかでミツルの運命を変えてあげたかったと思ってしまう。それもまた、ワタルの旅を通じて理解した、人の心の在り様というものなのだろう。 ただ、唯一疑問が… もし、ワタルの方が最後の宝玉に早く王手をかけていたら、彼はそれをどのような方法で手に入れようとしたのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」と言う言葉の中では収まりきらない、壮大なストーリーです。言葉を自在に操り、読者を物語の中へと引き込んでいく…。かなり長いですが、どこを削ってもこの物語は成立しません。 最後のワタルの決断は、美しくもあり、残酷でもあり、当たり前のことであるとも言えるし、超越しているとも言える。 そして、この決断を理解しながらも、私はやっぱり心のどこかでミツルの運命を変えてあげたかったと思ってしまう。それもまた、ワタルの旅を通じて理解した、人の心の在り様というものなのだろう。 ただ、唯一疑問が… もし、ワタルの方が最後の宝玉に早く王手をかけていたら、彼はそれをどのような方法で手に入れようとしたのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の予告を見て読み始めたけど、最初の思ってたイメージと全然違った。上巻では、ほとんど現実の話で「まだ冒険には行かないのか」と思って読んでました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!