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たんぽぽのお酒
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たんぽぽのお酒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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1928年の夏休みに、アメリカの田舎町で起こったできごとを語る、詩のような物語。 物語は、ふたりの兄弟を中心に展開する。が、視点はしばしば縦横に変化し、町の住人たちに焦点を合わせるかと思えば、いずことも知れぬ空間から見下ろすように描かれたりもする。それでいて、語り手は常に「外」ではなく「内」に、それも耳の裏側あたりにいて、ささやくように語りかけてくる気がするのだ。まさに「SFの詩人」ブラッドベリの面目躍如。 輝かしい夏の物語は、しかし終始一貫して死と滅びの予感をはらんでいる。素晴らしい夏は、その栄光ゆえに、終わりの時を思わせずにはいられない。そして予感は的中する。いくつもの死と破滅と別れとが訪れ、そのたびに夏は深まっていく。やがて少年は、夏の終わ!りを経験し、永遠を知る。 挫折を知る人といまだ知らぬ人、また、死を思う人と気にも留めぬ人、いずれにも等しく薦めたい傑作である。 ところで、カバー装画と挿し絵は、悪い冗談としか思えない。旧版の装丁も決して上出来ではなかったが、現行のバージョンは悪夢のようだ。訳文も、かなりこなれが悪いことだし、どこか別の版元で新訳版を出してくれないものだろうか? | ||||
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この物語を紹介してくれたのは、女優の竹下景子さんでした。 もう20年以上前になります。 大学生になってから読んだこの本は、私にとってかけがえのないものになりました。 ダグラス・スポールディングは私に代わって色々な冒険を繰り広げてくれました。 彼は私が出来なかったことを代弁者として実行してくれました。 「ライ麦畑でつかまえて」と並んで、自分の中では大切な物語です。 この本も是非村上春樹さんに翻訳して欲しいと思います。 読めば必ず好きになります。 | ||||
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