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鬼はもとより



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【この小説が収録されている参考書籍】
鬼はもとより (文芸書)

鬼はもとよりの評価: 4.53/5点 レビュー 32件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.53pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

中途半端な作品

本書のテーマは、 極貧に苦しむ小さな藩の財政を藩札発行により立て直すというもので、それに取り組む魅力的な人物を描かれている言いたいところだが、残念ながら何れも中途半端な作品である。

まず、主人公の考えた藩札の活用方法の有効性が理解できなかった。主人公の過去失敗を生かしえて考案した画期的な方法とあるが、 商品の代金として、それまで全く流通していない藩札を渡すと言われた領民が、それを喜んで受け取るとは到底考えられず、その初期段階をどう克服したのか疑問に感じた。

また、著者は主人公を含め魅力的な人物を描いていると思っているのかも知れないが、各々の人物の内面の描き方が不足しているため、共感や思い入れを持つには至らなかった。特に若いころからの付き合いのあった甚八は、要所要所で登場するが、彼が何故あのような行動をとったのかわからないし、最後の登場シーンに関しては単にあざとい演出としか思えなかった。
鬼はもとより (文芸書)Amazon書評・レビュー:鬼はもとより (文芸書)より
4198638500
No.1:
(3pt)

青山流人生指南

これは武家のお役目に対する心構え、その矜持、潔さ等々をじっくりと堪能すべき小説でしょう。藩札は作者の得意分野か何かじゃないの、勉強になるけど藩札が題材じゃなくてもOKって印象。こんなのを読むと今の政治家どもは云々って安直に言い出すやつが出現しそう。
鬼はもとより (文芸書)Amazon書評・レビュー:鬼はもとより (文芸書)より
4198638500

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