(短編集)
悟浄出立
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中学生の頃、知からない漢字を調べることもせず夢中で読んだ西遊記。一番影の薄い沙悟浄が主人公の物語。史記の一文より虞美人を浮かび上がらせた編。 初めて司馬遷自身の影を見た話まで、若い頃の万城目氏とは違う老練な筆致の短編集。 お勧めです。 | ||||
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中島敦、芥川龍之介などの残した古典を異なる視点で書いています。我々が日夜持つ固定概念を疑うことで、新しい視点を持つことができます。 | ||||
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沙悟浄って河童? 三国志に趙雲ていたっけ? そういえば虞美人てどんな人? 荊軻、漢文の授業で出てきたような? 司馬遷、あの史記列伝を書いた人? なんとなく知っているようでよく知らない人たちの話。 | ||||
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中国古典を基にしているということだが、知っているのは「悟浄出立」の原典である「西遊記」のみ。 だが、原点を知らなくても、特に読むうえで支障はないと思う。 歴史に名を遺した有名人その人ではなく、その周辺にいた人々が主人公であるから、それら有名人たちを知らないと楽しめないかというと、そんなことはない。 読者の大半はおそらく(かくいう私も含めて)主人公たちと同じく凡人であり、5編で扱われているのは、自己嫌悪・郷愁・他者への嫉妬・異性や肉親への愛情といった、人が生きていく過程で抱える普遍的な感情であるからで、彼らの心情に自然と引き込まれるだろう。 氏の長編には、しばしば饒舌で冗漫な印象を受けるのだが、本作品集にはそんな傾向がなく、作者の想いが率直に語られているように感じた。 | ||||
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こんな洗練された短編小説はなかなかありません。 長編に慣れた読者は、 深く読みたいので、 短編集はどうしても、興味ある2つ3つでやめてしまう。歴史ものでは司馬氏ですら短編は無理だった。 しかしここまで興味深い題材、綺麗な描写で、 なんとも切ない心情をくすずられる… どの話も甲乙つけがたい、素晴らしい短編集でした… | ||||
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