(短編集)
みんなの少年探偵団2
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表紙が面白そうななものを見て、すぐ買ってきました。これから読みます。 | ||||
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前作とは違い、残念ながら少年探偵団に対する愛があまり感じられない作品が多かった。平山夢明さんの「溶解人間」が唯一、オリジナルに近い雰囲気だったが、グロい。 現代の便利すぎるが窮屈過ぎる世の中に少年探偵団を当てはめるのは無理があるだろう。そもそも子供たちだけで事件捜査させるなんて許されないし。 時代遅れと言われようが、様式美だのコスプレだの馴れ合いだのと言われようが、やっぱり私は少年探偵団が好きです。 | ||||
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江戸川乱歩生誕120年を記念して出版された、「みんなの少年探偵団」の第2弾です!! 今回もいずれ劣らぬ作家5名が、乱歩にオマージュを捧げているわけですが、さすが第2弾ともなると、各自、色々工夫をこらされています。 収録作品は、下記のとおりです。 1:未来人F(有栖川有栖) 2:50年後の物語(歌野晶午) 3:闇からの予告状(大崎梢) 4:うつろな宝石(坂本司) 5:溶解人間(平山夢明) 以下、ネタバレがありますから、未読の人は、注意して下さい!!! 1:明智探偵に逮捕された二十面相が、難なく脱獄し、その後、23世紀からやってきたという未来人Fが、数々の予言、そして、犯罪予告をします。 乱歩の文体そっくりで、作風もよく似せています。単なるパスティーシュと思っていたら、最後はとんでもない結末が・・・・・。 2:これもかなり凝っています。昔、少年探偵団ごっこをして遊んでいた仲間が、旧友の死をきっかけに、過去の事件を振り返ります。 少年探偵団の七つ道具は、役に立たない・・・確かにそうですね!!・・・、とか、GPSとか、何かおかしいなと思って読み進んでいるうちに、 〈江戸川乱歩没後百年〉という言葉が出てきて、これで腑に落ちました!! 3:小雪の祖母が所有する、ロマノフ家の六つの宝玉を奪うという怪人二十面相からの予告があり、警察の力を借りて、警備を固めますが・・・。 事件を解決するのは、小林少年、明智探偵の第二、第三世代・・・・・。 4:大人になった小林少年は・・・もう少年ではないか!・・・、最近、年とった明知探偵に少し不信感を抱いていますが、 このことをズバリ二十面相に指摘され・・・・・。 5:いかにも平山さんらしい題材で、これもいかにも乱歩が書きそうなお話です。しかし、何か映画のストーリーと似ている気もします! 冒頭にも書きましたが、2弾目ともなると、皆さん色んな工夫をこらされ、苦労しているのがよく解ります。 しかし、皆さん・・・私もですが・・・、怪人二十面相・シリーズ好きなんですね!! | ||||
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一気読みしました。前作も良かったですが、さらにクォリーティがあがったような気がします! 以下なるべくネタバレしないように、さらりと感想を。 有栖川有栖「未来人エフ」 「これは、新たに発見された乱歩の未発表作品です」と聞いても信じてしまいそうな程、文体や時代の雰囲気を忠実に踏襲している、と思いきや、後半思いがけない展開に・・・ 乱歩への、溢れるばかりのリスペクトに思わずにんまりしてしまいました。 歌野晶午「五十年後の物語」 「二十世紀少年」を彷彿させる冒頭に高まる期待感と、しみじみと心に染み入るラストが印象的。 小林少年の後釜は、確かに探し出すのが難しそうです。 大崎梢「闇からの予告状」 現代に生きる中学二年の少女が主人公。「おじいさま」と「おばあさま」の馴れ初めと、おじいさまの過去の大恋愛の詳細が私も知りたい。繊細で浪漫を感じさせる作品で、何度も読み返したくなります。 坂木司「うつろう宝石」 原作の小林少年もかっこ可愛いけど、あれはファンタジーのキャラクターとしての格好良さ。でも、この作品に登場する小林君は、生身の若者としての魅力があります。元チンピラ隊員との関係も、舞台となる下町の描写もいい。 平山夢明「溶解人間」 どことなく、仮面ライダーとか戦隊ヒーロー物を思わせる作品。いつの時代も少年少女の血を沸かせる物語は一緒なのね。って言うか原点はやっぱり少年探偵団シリーズなのかも。 多少の好き嫌いはあるかもですが、とにかく珠玉の作品ばかりであることは間違いありません。どの作品も読後感が良く、にんまりしたり、すっきりしたり、しんみりしつつも、最後にはほんわかした気持ちになりました。 あさのあつこさんや、桜庭一樹さんでも読んでみたいな。 | ||||
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