(短編集)
みんなの怪盗ルパン
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みんなの怪盗ルパンの総合評価:
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表紙を見て飛びつく。まさかの新作?と思いきや当代一流の作家人によるオマージュ作品集。文体や容姿の記述なども昔の南洋一郎氏のものにならい、違和感なく子供時代にワクワクしたルパンの世界にひきこまれる。特に最初の小林氏による作品は意表をつかれ、大いに楽しんだ。子供時代にルパンに夢中だった(今も愛する)皆さんすべてにおすすめ。 | ||||
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表紙を見て、衝動買いしました。 懐かしい。ルパン、昔よく読んだなあ。 この本はパスティーシュ短編集で、いろいろな作家の方々がそれぞれのルパン像を描いています。まさに「みんなの怪盗ルパン」です。シリーズ化して続けて欲しいです。いろんな作家の方々に依頼して欲しいなあ。 | ||||
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文字の大きさや、ルビがある程度入っていることを考えると、子どもも読めるようにはなっているが、おそらくはルパンに憧れた子ども時代を持った大人が主たるターゲットなのだろう。そうでないと、1作目の『最初の角逐』のちょっと禅問答のような会話は楽しめないだろうし、3作目の『ありし日の少年ルパン』は、ルパンにある程度親しんでないと知らない「女王の首飾り」が背景になっているからである。 で、「大人向け」を前提に考えると、5作目の『仏蘭西紳士』の謎は、あまりにも簡単すぎる。1作目は、上にも書いたように、禅問答のようでカタルシスがない。4作目は、ドレフュス事件が背景になっている。まあ、ゾラを知っていればドレフュス事件も知っているだろうけど、知らない人の方が多そうなので、そうすると少々面白さが分かり難いかもしれない。また、上にも書いたように、3作目も「女王の首飾り」を憶えていないと、どうだろうか。そういう意味では、2作目の『青い猫目石』が無難な仕上がりとも言える。ラストまで読むと、ヒロインの機知が鮮やかだ。 個人的には、4作目の方が好きだが、評者の好みの問題だ。 こうしてオマージュ小説を読んでみると、巧みな翻案で子どもたちを熱狂させた南洋一郎の筆力を改めて認識した。 | ||||
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怪盗ルパンは、いうまでもなくモーリス・ルブラン原作の小説で、ポプラ社から出ている二十面相シリーズと同様、 私たちが子どもの頃、愛読し、胸を熱くしたものです。 実は、私も小さい頃、ホームズよりもルパンのほうが好きで、このポプラ社のルパン・シリーズの殆どを読みました。 本書は、現代を代表する作家が、ルパンに挑んだオマージュ・アンソロジーです。 収録作品は以下の通りです。 1:最初の角逐(小林泰三) 2:青い猫目石(近藤史恵) 3:ありし日の少年ルパン(藤野恵美) 4:ルパンの正義(真山仁) 5:仏蘭西紳士(湊かなえ) 以下、ネタバレがありますから、未読の人は注意して下さい!!! 1:最初のルパン対ホームズの対決ともいえるものです。ホームズは宿敵、ジェームズ・モリアーティ教授とライヘンバッハの滝で対決し、 死亡したと思われていましたが・・・・・。 しかし、この設定は少し無理があるのではないでしょうか?ルパンは、1874年生まれ、「空き家の冒険」は、1891年ということになっていますから、 この対決も多分、1891年頃と思われます。ルパンは17歳ですし、公式にルパンの名前を名乗ったのは、1893年ということになっています。 お話としては面白いですが、もう少し研究してから書かれたほうが良かったのではないかな、と思います! 2:初恋の人と、ふとしたことで再会しましが、彼女には許嫁が・・・・。ルパンが粋なキューピッド役として活躍します。 3:ルパンがラウールだった頃の、少年時代の活躍を描いています。栴檀は双葉より芳し、と言いますが・・・・。 4:実在の事件、ドレフェス事件を題材にしています。、無実の罪で陥れられたドレフェスを救おうと活躍する20歳のルパンの活躍を描いています。 本作は、史実とルパンの活躍を時代考証を踏まえ、巧みに描き出しています。 5:危地に落ちた美女を助けるために、活躍するフランスのレニーヌ公爵!本作の舞台は、なんと日本です!! いずれの作品もよく考えられていて、面白いと思いました。私の推薦作は、5、2、4、かな?!! | ||||
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