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犯罪の回送
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犯罪の回送の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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清張最後の作品で、死後に出版された。 北海道の市議たちが、陳情のため上京した。市長が行方不明になり、数日後郊外の森で死体が発見された。政治に私生活の絡んだ生臭い動機は、清張らしく深みがある。最後に駆け足で解決するところは、ちょっと物足りない。全盛期の代表作に比べるとやや見劣りするが、ファンには見逃せない作である。 郷原宏の解説が面白かった。いわゆる新本格を、「清張以前の古臭い探偵小説に過ぎない」とやっつける。 9割がたは同意したい。それなりに面白いのもあったが、基本的に後ろ向きの懐古趣味だからね。 大学ミステリ研のバブルデビュー組は、ほぼ全員消えてしまった。 清張が切り開いた社会派の要素を取り入れた作家だけが生き残っている。たとえば、有栖川有栖がそうだ。 | ||||
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