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総理にされた男
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総理にされた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全186件 161~180 9/10ページ
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ドラマを見ているようで面白かったです。 肩の力を抜いて気楽な読書を楽しみたい時にはお薦めですよ(^-^)/ | ||||
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設定に無理が多すぎます。購入したことに後悔です。 | ||||
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現実にはまずあり得ないであろう荒唐無稽な設定も、小説のなかでは現実として楽しめました。こんなに見事に周りが騙されてくれるものかとも思いますけど。おかげで国民目線から政治の世界を垣間見、知ることができます。自分も主人公の立場に立って、どうすべきか考えることができます。賛否両論ありますが、私は一小説として楽しく読みました。 | ||||
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1つのストーリーとして良く、こんな熱い総理が居たらつい応援してしまいそうだと思った。 | ||||
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よく出来たエンタメ小説です。一気読みしました。 筋立ては荒唐無稽ですが、主人公が役者で物まねの練習を積んでいたという設定なので、導入に不自然さはありません。経済や政治に関する豆知識がちりばめられていますが、あくまでも背景に置かれています。これを下手な作者が書くと、お勉強の成果を読者に押し付けるような文章になりがちですが、本書はそうした臭さがありません。 俗物たる政治家が、実は心の中に青雲の理想を持っているという登場人物は、国民の願望を顕在化したものかもしれません。その意味では、一種のファンタジー小説でもあります。 文庫版解説や帯には「あなたがもし総理大臣になったら。そんなシミュレーション小説です」とありますが、そんな大層なものではありません。主人公は超人的な能力の持ち主であり、まわりの人間は御都合主義的に動いていき、具体的な政策は本書執筆当時のものです。しかし、本書はべつにお勉強小説ではないのです。 我が国の政治家が、本当にこんな人たちだったらいいなあ、と儚い夢を抱きながら楽しめるエンタメ小説。 お勧め。 | ||||
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人気のある現職総理が病に倒れた。官房長官は、この事態を糊塗し、政権を維持するため、総理のモノマネを得意とする売れない役者に総理の影武者を演じさせる・・・ 何とも荒唐無稽なストーリーであるが、実際に読んでみるとあまり違和感を感じさせない不思議さがある。 影武者となった慎策は、官房長官・樽見と親友の風間に支えられながら、薄氷を踏む思いで総理を演じるが、実際に政治の不条理な在り様に義憤を覚え、徐々に心情を変化させていく様は説得力のある描写になっている。 身内の与党議員や閣僚、野党、官僚・・・数々の政敵に対し、素人ならではの開き直りと度胸で難局に対処していく過程は痛快ですらある。 内閣総理大臣という我が国で第一の権力を持ち、そして同時に最も孤独な人間・・・もし、自分が総理になったらどうするか?そんなことを考えながらドキドキワクワクしながら読んだ。 | ||||
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作者の取材と想像力の賜物だと思いますが、なるほど、きっと官邸や閣議ではこんな風に物事が決まっていくんだろうな、と臨場感を持って最後まで飽きることなく一気読みさせていただきました。 自分で勉強もしないで厚かましいというか、おこがましいのですが、沖縄の米軍基地の話なども、テロと危機管理の章のように、日米間の色々な協定などの論点を織り交ぜてひとつの章で描いて欲しかったです。 | ||||
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総理が危篤状態になり、そっくりな売れない劇団員が代役に立てられるというお話です。 そんなコメディー設定にも関わらず、 日本が抱える政治、官僚、外交、軍事の問題を的確に描写しており、 小説としても面白さだけでなく、勉強にもなるかと思います。 それが良いか悪いかは読む人次第でしょうか。 | ||||
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いつも読んでいる中山七里とはちょっと切り口が違い、人死があるもののいつものようなトリッキーな殺人事件ではない。 主人公の周りにある死は病死だし、手の届かぬ場での死はテロによるもので事故とかアクシデントとかの類なのでいつもの陰惨さは希薄。 内容的にはドッペルゲンガー的存在の影武者モノだけど、最終的には影武者が本物になるオチなので珍しい物語ではないが、恐らく今の日本と言えば誰もが連想する安倍内閣(書かれたのは三、四年前にはなるが)をモデルにして書いてるんだろうなぁ……の部分には簡単に思い当たるが、政治・経済に疎い人間には難しくもあり、勉強にもなったように思う。 ただ、もしアナタが総理大臣になったらどうしますか?みたいな読者が主人公の目線で考えて悩むような作りではなく、我々庶民が抱く金や地位ばかり欲しがる使えないイメージの政界に、そりゃあ金も名誉も欲しいだろうが、ソレよりも政治に疎いが故に政界に何の野心も無い男が総理大臣という国の代表になってしまった?ならざるを得なくなってしまった場合、相対する議員・官僚・国民といった人やテロという国難にどう対処し、現行の憲法制度がある中で如何にしてそれぞれの難題に対峙するか?という意味のシミュレーションなんでしょう。 但し、さすがにミステリー作家だなと思うのは、◯◯殺人事件みたいな物語ではないが、キチンとミステリー小説としての体裁も整っている感じで非常に読んでいて楽しかったです。 自分を含めて政治の世界はそういう事かと何となくわかるレベルの人もいたり、ソコから興味を持つぐらいの人には当然、手の届かない世界の話だからあまり深く考えずに流してしまう人もいると思うけれど、中盤からラストにかけて主人公に突き付けられる課題や困難は逆に政治を知らない人間こそ真剣に考えなければならない課題なのかもしれません。 第四章 VS テロの章でテロが起きて設置される政府対策本部に招集されるメンバー……主人公がなりすましている総理大臣と官房長官を除いたメンツの名字を見てピンと来たのは、中山七里さんは『ゴジラ』大好きだなぁ…って事です。 内閣官房副長官の円谷敬三は特撮監督の円谷英二 内閣危機管理監の志村文隆は古生物学者 山根博士を演じた志村喬 警察庁長官の香山健吉は『ゴジラ』原作者の香山滋 法務大臣の平田緑郎は科学者 芹沢博士を演じた平田昭彦 外務大臣の芹澤孝彦は逆に平田昭彦が演じた芹沢博士の役名 防衛大臣の本多真樹夫は『ゴジラ』の監督・脚本の本多猪四郎 からそれぞれに名字だけ取ってますね(笑) また、興味深いのは、中山七里さんの小説は『さよならドビュッシー』や『連続殺人鬼カエル男』あたりのデビュー作付近の作品から後にシリーズとなる犬養隼人シリーズも、御子柴礼司シリーズも、法医学シリーズも、渡瀬警部シリーズも派生していて物語は違っても世界観は同じでどこかで繋がっている作品が多いですが、この『総理大臣にされた男』は独立した単独作品かと思いきや、前述の『さよならドビュッシー』等の類には属さない別の世界の作品、『月光のスティグマ』と同一の世界観の作品で意外な所が結び付いた感が嬉しかったです。 最近は小説と言えばやれ異世界だのなんだのと頭が膿んだみたいな作品ばかりだが、題材が悪いのではなく軒並みの作家のレベルが低過ぎるので中山七里さんの作品のように時間も忘れて一気読み出来てしまうぐらいの文章力があると嬉しいなぁ…… サルベージKK所長):宝田明 山根恵美子:河内桃子 芹沢大助(科学者):平田昭彦 山根恭平博士(古生物学者):志村 田辺博士:村上冬樹 萩原(毎朝新聞記者):堺左千夫 南海汽船社長:小川虎之助 山田政治(まさじ)[注 26]:山本廉 国会公聴会委員長:林幹 大山代議士:恩田清二郎 対策本部長:笈川武夫 稲田(大戸島村長):榊田敬二 山田新吉(政治の弟):鈴木豊明 爺様(大戸島の長老):高堂國典 小沢婦人代議士:菅井きん 大戸島の娘:川合玉江 ダンサー(国電/遊覧船の女):東静子 山田くに(新吉兄弟の母):馬野都留子 田辺博士の助手:岡部正 ダンサーの連れの男(国電/遊覧船の男):鴨田清 海上保安庁係官:今泉廉 テレビ塔のアナウンサー:橘正晃 GHK実況アナウンサー:帯一郎 大戸島島民:堤康久 大戸島島民:鈴川二郎 しきねのGHK実況アナウンサー:池谷三郎(TBS) 毎朝新聞デスク/ゴジラ:手塚勝巳 毎朝新聞記者/ゴジラ: | ||||
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ストーリーは爽快、文章も明快で読みやすく、政治経済に関する基本的な知識も学べる。 惜しむらくは、その政治経済の内容が一部明らかに誤っており、 作者の(あるいはこの内容を作者に書かせた誰か?)思想を 登場人物に述べさせるだけになっていること。 このような形で出すなら、もう少し調べてから出してほしい。 たとえば原発即時廃止は、それこそ前時代政権の負の遺産でしかないはず。 | ||||
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政治や経済や社会等現代の問題についていろいろな事を考えさせられました。 | ||||
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ストーリーはありきたりというか、あのザ・ニュースペーパーの総理の物まねしている人がいきなり本物の総理にさせられるような感じで(少しというか全然違うのだが(笑))目新しい物はないのだが、この本のすごい所は現在の日本の政治経済外交問題のすべてをわかりやすく説明してくれているところ。 読んでびっくりしたのだが、冷静に客観的に政治経済国際問題の過去からの経緯や現状の問題点、政治家や官僚の特徴、自衛隊と憲法9条の問題と不合理、市民運動ね反対デモの仕組み…など、今まで私が読んだどの本よりも、優しくてわかりやすく、それでいて正しく表現してくれている。 私の娘にも「公務員として、この程度はちゃんと理解しておいた方がいいから絶対に読むように」と勧めたくらいだ。 この中山七里という人は、私と同じ年である。これ読んで思ったのだが作家になるというのは、少し文章書くのがうまいとか、面白いネタがある程度のレベルでは全くダメで、文章は湯水のように湧いてきて、その面白いネタは山のように(それこそ本当に山のように)あって、なおかつそのテーマについて自分なりに勉強して理解し、わかりやすく読者に伝える能力がなければだめなのだ。(あくまで小説の場合で、ビジネス書などは少し毛色が異なるが) とにかくまずはこの本読んで日本の今の状態をしっかり理解して、今後の自分の政治的な方向性や考え方を決めて良いと言うくらい良い本です。ただ最初に触れたようにストーリーはありきたりで陳腐。特に女性との関係などは突っ込みどころいっぱい、国家というのは誰が動かしているのかよくわからないが、国のためには一人の人間をこの世からいなくする事や入れ替える事など何ともないという事もよくわかる。そうだ、ゴールデンスランパーの世界なわけだ。 | ||||
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この本でまず読むべきは、内閣人事局の件ではないでしょうか? こちらで書かれている通りのことが、今現在、起きていると思うのです。 いまこそ、沢山の方に読んでいただきたい本です。 | ||||
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面白かったが自衛隊が自衛力であるのは九条解釈上常識でその自衛力が軍事上の軍隊であることと全く矛盾しない(自衛力である限り)。大使館 だろうがテロ特別法で海外派兵しようが九条を保ったまま自衛隊は可能である。そして九条は国内政治でなく国際政治に、軍産複合体のうごめく欧米に輸出してこそ意義のあるものである。できれば主人公に軍産複合体と渡り合い九条の輸出をしてもらいたかった。徒手空拳の軍事力のない世界とは、テロで終わらせられるようなちっぽけなものじゃないぜ。その意味でスケールが小さいでも読後感がよく面白かった。 国際政治のタックスヘイブンなどに切り込めばもっと面白かった。国際政治が弱いので星四つ。 | ||||
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好きな作家になりました。一般人が総理に!。ありえないことですが、ドキドキ感もあり良かった。 | ||||
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実際にこんな人が総理やったら大変が起こるだろうけど、とても楽しく爽快に読めた 「矜持をもって死地に赴く」姿勢には、大変に「弱い」タチの自分には割と「ツボ」だった 面白かったです | ||||
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すでに指摘されているように着想そのものにはオリジナリティが無く、また全体があまりにも調子良く進みすぎていて全くドラマチックな感じがしない。主人公を支えるに不可欠な二人がいなくなった後もっとハラハラするような展開があるのかと思ったら、周囲は一転して味方となり主人公は更に格好良く、今風で言えばヒューマニズム的、ポピュリズム的傾向を強め、最後の場面に至ってはシンデレラ物語かと思うほどだ。もともとがリアリティの無い設定でありこれまでに類似のストーリィもあるのだから、もっと工夫が無ければ単なる二番煎じで面白くない。タイトル見た時から懸念はあったが、懸念通りの読後感であった。 | ||||
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中山さんの新境地の作品だと思います。 特に官僚出身の族議員とのバトルが面白かった。 ここで描かれている省益優先の官僚があながちフィクションとは思えない。 本当に、シロアリのように日本という家を、食いつぶしそうで怖い。 小川一水の「復活の地」に出てくるような官僚が居れば良いと、こういうのを読むたびに思う。 曰く 「民意のみに殉じ、臣民の奴隷たることを忘れず、なおかつ誇りを持って職務を遂行すること」 | ||||
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作者が着想を得たのはチャップリンの「独裁者」であるらしい。 それにしては他の中山作品に比して印象が軽い。 いや、批判しているわけではない。 充分に楽しめる。 政治的信条(作者のものかどうかは不明)にもことさら反感を抱かせるものでもない。 しかしチャップリンの「奇跡の6分間」を知っている人間としては主人公の演説はあまりにもつたない。 やたら政治学に詳しい友人が突如(という印象)で仲間に加わることなどご都合主義という感想も持った。 他の中山作品では感じなかったことである。 難しいかもしれないが続編が読みたい。 中山七里という作家には全く「毒」のない作品は似合わない。 | ||||
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総理のものまね芸を得意とする男が、総理が倒れたことにより替え玉として政権運営に携わることになる。国民目線の総理がいかに替え玉であることを気付かれずに切り抜けるのか。 好奇心と冒険心をもち、国民を幸せにしようという理念をもっていたはずの議員が、政界抗争に巻き込まれ、金と権力にまみれ、組織防衛と既得権益を守るためだけの政治家に成り下がってしまう。 替え玉総理の加納慎策には、そんな邪念や欲は一切なく、国民目線で政治をしていくところが新鮮だった。不適切発言の責任の取らせ方や、被災地の復興費に関する法案、野党との駆け引きなど、読んでいて爽快だった。 さすがに単なる役者がここまでできるかと思うところもあったが、そんな違和感よりも爽快さが勝った。 最後の慎策の演説は、「語るべきは思い、伝えるべきは願い」という考えが伝わってくるような、まさに一世一代のもので、理論ではなく感情優先の内容だったため心に響いたし、読後感もよかった。 | ||||
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